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1.計画概要
最貧国ラオスでは国民の半数が小学校を卒業できません。要因はいろいろありますが、小学校の絶対数は大幅に不足しています。村には電気の無いところも多く、校舎があっても村人手作りの小屋であったりします。 ラオス教育省仕様の教室は、ヨーロッパ的発想の安普請建築で、四角い箱に窓を開けたような教室は電気も無い熱帯の気候風土にそぐわないものです。
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計画の基本方針 |
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1. |
教室は、ラオスの気候・環境に配慮し、将来を担う子供達が気持ち良く学べる空間であること。 |
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2. |
ラオスの建築事情に配慮し、現地の材料を出来るだけ使用することで、適正な工事費と建設資金の地元還元を目指すこと。ただ、現地の材料でも、一般に使われているレンガは製造のために森の木を切って焼くので使わない。 |
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3. |
耐久性があり補修可能で永く使用できること。また村人が建設補修に参加できること。 |
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村人手造りのラオスの小学校(机 ・椅子も竹) |
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ラオス教育省標準仕様の校舎 |
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