マザーボードというのは右の写真のような格好をしています。
(拡大するには写真をクリック!!)
いかにも機械って感じですが、自分が手を加えなくてはいけない部分はその中でもほんの一部だけなんでご安心ください。
単純に言ってしまえば、買ってきたパーツを決まった場所に順番に差し込んでいくだけであっというまに(?)パソコンが完成してしまうんです。だから、基本的には”はんだごて”とかを使う必要もないんで、中学の時に習った「技術・家庭科」の工作よりもよっぽど簡単というわけです。
とりあえず、順番に説明していきますと
@ CPUソケット
CPUを挿入する部分
A DIMM or SIMM
メモリを挿入する場所。ただし、基本的には同時に2タイプのメモリを使うことは出来ないみたいです。(SIMMが白い方、DIMMが黒い方)
B IDEコネクター
ハードディスクやCD−ROMをつなげたケーブルをつなげる場所です。ふたつならんでいますが、片方がPrimary、もう一方がSecondaryと呼ばれており、最初はPrimaryの方からつなげるのが普通だと思います。片方のコネクターに2個までのIDE機器をつなげられるので、合計4つまでつなげられるというわけです。
C FDDコネクター
FDDのケーブルをつなげる場所です。ここにも2個の機器をつなげられるので、同時に2ドライブ使用可能と言うことです。(2ドライブのパソコンも最近ではあまり見かけなくなりましたけど・・・)
D PCIバス
ビデオカードやSCSIカードなどを主につなげる場所です。基本的にはあとに述べるISAバスと同じようなもので、こちらの方が速いと考えてもらえばいいと思います。
E ISAバス
こちらにはサウンドカードなどをつなげます。スピード命じゃないような機器をつなげることが多いです。今後はだんだんこのバスはなくなっていく方向にあるようです。
まあおおざっぱな説明ですが、だいたいこの辺さえ押さえておけば多分だいじょうぶでしょう。
それでは、早速組立を開始しましょう。
3.CPUを挿入する
左の写真のようにCPUソケットにCPUを挿入します。ここで気をつけなくてはいけないのは、差し込む向きぐらいです。一応正確な方向でないとはまらないようになっていると思うのでだいじょうぶでしょう。軽く押し込んだら、右側に見えるレバーを下におろして固定して終了です。
CPUを挿入したら、次にその上にCPU FANを取り付けます。これがないとCPUは熱を持って暴走する可能性があるので、必ず取り付けましょう。(特にクロックアップする人はね)
その際に、シリコングリスというクリーム上のものをCPUとCPU FANの間に塗っておくと熱の伝導率が上昇するということなので、僕もやってみました。余裕があったらやってみてはいかがでしょうか?
CPU FANをCPUの上に取り付けたら、あとはFANについているケーブルをマザーボード上にある電源に接続します。
最後に、CPUに供給する電圧とCPUのクロックスピードを決定するjumperを設定します。詳しい設定のしかたは各マザーボードの説明書を見てください。
ちなみに、ここでの設定をちょっと変えることでクロックアップという裏技的なことができます。例えば、本来今回使っているCPUはベースクロック66MHz×3.5倍=233MHzで動作するようになっていますが、jumper設定を変更することで、ベースクロックを83MHzに設定することができるので、83×3=250MHzで動作させることもできます。
たいてい本来のスピードよりも1割り増しぐらいのスピードでなら動作することが多いようです。
ただし、これは保証外のこととなりますので各自の責任のもとに行ってください。
(小心者の私はまだやってませんが・・・)