1.パワーアップに至るまでのいきさつ

 うちで長年愛用されていたK6マシーンですが、233MHzでめちゃめちゃストレスを感じていたとかってわけではないんです。ただ、当時一番コストパフォーマンスがよいといわれていたceleron 300Aがもうすぐ市場から消えるという噂を聞いて、なんとなく換えてみよっかなって思ってたのがすべてのはじまりなんですねえ。  

これが噂のceleron 300A(SEPP版)
cerelon1a.JPG (6435 バイト)

cerelon2a.JPG (8514 バイト)
ポイントは98421447ってとこ。

 で、なぜそんなにceleron 300Aってのが人気になっていたかというと、こいつ実は羊の皮をかぶった狼というか、実はすごいんです。というのも、標準仕様では300MHzで動くっちゅうことなんだけど、ベースクロックをあげてやると450MHz、ものによっては500MHz overで動いてしまうんです
!!というわけで、コストパフォーマンスも高く人気も高かったわけなんですね。で、それを買うときのポイントってのが外箱についている数字。普通8桁書いてあるんですが、その数字が重要なことを意味してるんです。

最初の2桁:製造場所 98・・・マレー 08・・・コスタリカ

3・4桁:製造された週数 今回のだと42週ってこと

最後の4桁:これは製造過程での番号らしい

 っていうわけで、このことを知ってる人が見るとすごく意味あるんです。つまり、その製造された週と場所によっては耐性が高い(要するに高いクロックでも動く)とか、全然だめってことがある程度予想つくわけです。そんな情報はcerelon worldっていうページからゲットしてました。そしたら「マレーの42週はいいぞ」って話を前々から聞いていたんで、何気なく立ち寄った大須のツクモでこいつを発見した瞬間、意識を失ったかのごとく無意識のうちに買っていたのでした。

しかーし、これを買ってしまったからには同時にマザーも換えなくてはならず、結局は貧乏人にとっては結構高い買い物になっちゃったんですね。

こいつも人気者のBH6bh6a.jpg (6013 バイト)  で、一緒に買ったマザーボードはAbit社製のBH-6。このマザーボードも大人気商品でした。CPUにかかる電圧をマザーボード上のジャンパピンをいじらずに、BIOS画面上で変更できるってのが最大の売りです。
 どういうことかというと、通常はCPUのクロックと電圧ってのは規定されているんですが、今回のようにオーバークロックで使おうとした場合、たいていの場合は規定の電圧では起動しません。そこで、通常よりも少し高い電圧(うちの場合は規定2.0V→2.1V)にしてやると、あら不思議って感じですんなり動くようになることがあるんです。でも、またその電圧を高くしすぎるとCPU自体を破壊してしまう可能性もあり、一つの賭けって感じなんですね。
 そんな感じでCPUクロックと電圧がちょうどバランスのいいとこを探る際に他の機種にはないこの機能が便利というわけで、人気が集中してたのです。自分もやはりオーバークロック目的ですから、やはりこのマザーははずせずに同時購入しました。

2.組み立て

今まで使っていたAX5Tと新規購入したBH6の比較写真です。BH6の方がずいぶんコンパクトに見えませんか?でもほとんど機能は一緒だから、時代の流れってものですかね? ax5t_vs_bh6a.jpg (17093 バイト)
souchakua.JPG (13455 バイト)
すべてを装着して作業完了。だがしかし・・・
セレロンをまずガチッと装着したあと、今までAX5Tの方に刺さっていたボード類をBH6にすべて移し替え、コネクタとかも全部つないで装着完了。今までに一度やったことがあったので、結構すんなりいきました。さてさて、それでは新しいスピードの世界を期待してスイッチオン。
 ・・・あれっ、うんともすんともいわないぞ。もう一度すべてを確認してスイッチオン。
 ・・・やっぱり動かない。えっ、これ不良品か?

3.待ち受けるさらなる痛い出費

 何やってもダメだったんで、おかしいってことでツクモにすべてのパーツを持っていって見てもらいました。そしたら、どうも今まで使っていたメモリがこのマザーでは相性が悪いらしいとのこと。おーい、ってことはメモリも新しいの買えってことかい?
 というわけで、結局さらにメモリまで新規購入するハメに。くやしかったからクロック耐性が高いと噂のHYUNDAIチップを積んだメモリを思い切って128MB買ってしまいました。お金無いのに・・・。

 

そして、現在のパーツ構成は

     
     

     

    最初

    現在(1999年5月現在)

    CPU AMD K6-233MHz intel celeron 300A(463MHzにて稼働中)
    FAN cooler master celeron 付属のもの
    MOTHER BOAD A-open AX5T rev3.1 Abit BH-6(日本語版)
    RAM SDRAM 64MB*1 SDRAM 128MB*1 (HYUNDAI chip)
    VIDEO CARD Matrox Millenium II

    HDD Quatum Fireball ST4.3A 前の + IBM DTTA 371010
    CD-ROM TOSHIBA XM6102-B

    FDD MITSUMI 2-mode

    Sound Card SoundBlaster 64 Gold

    SCSI Card Adaptec AH-2940U

    LAN CARD

    -

    Acer Fast100Mbps Ethernet
    KEYBOAD SEIJIN製 日本語109keyboad

    MOUSE Microsoft IntelliMouse

    CASE TQ-700 ATX

    OS Windows95 OSR2.1

    Windows 98

    となりました。

     で、結局どれぐらい早くなったかといいますと・・・。うーん、あんまり違いが分かんないかも。普通にワードとか使ってる分にはほとんど体感的な違いは感じないような。でも、エミュレータ系のゲームで使ってみると、だいぶ動きがスムーズになりました。とにかく、重いものに関してはパワーアップした効果がてきめんに表れているとは感じますね。まあ、ひじょーに高い買い物になっちゃったけど、今の環境に満足しているんでよしとしときましょう。


 もとのページに戻る