マクロウイルスについて(Macro Virus for Computer Virus)


マクロウイルスも他のコンピュータウイルスと同様自分自身を他のプログラムにコピーしたり、ファイルを削除したり、おかしなメッセージを表示したりしますが、今までのウイルスと比べていくつかの違いがあります。

  • 今までのウイルスでは実行プログラムやブートセクターに感染し、C言語やアセンブラー言語で書かれています。このため、そのままでは実行できないため、いわゆる「ソースプログラム」をコンパイルとか、アッセンブルを行って実行プログラムに変換する必要がありました。このため、ウイルスが発見されてもソースプログラムを見ることはできませんでした。しかし、マクロウイルスでは、マクロ言語(のソースプログラム)で書かれていますので、ウイルスを発見した人はソースプログラムを見る事ができます。

  • このため、悪意のある人がマクロウイルスを見つけ、マクロ言語を理解できる程度のレベルを持っていれば、簡単に新しいウイルスを作成したり、既存のマクロウイルスを変更したりする事ができます。

  • 拡張子がEXEやCOM等の実行ファイルに感染する今までのウイルスでは、感染した(実行)ファイルが起動しないとウイルスが起動しません。また、ブートセクター感染ウイルスの場合には、感染しているハードディスクでコンピュータを起動したり、感染フロッピーを挿入した状態でコンピュータを起動しないとウイルスが動くことはありません。

  • しかし、マクロウイルスでは感染しているファイルを対応するソフト(ワープロソフトや表計算ソフト等)で読んだり、編集したりするとウイルスは活動します。

  • マクロウイルスでは、対応ソフトが動作する環境であれば、DOS環境、Windows3.1環境、Windows95環境、WindowsNT環境、Macintosh環境、UNIX環境等、どの様な環境でも動作する可能性があります。

  • 但し、英語版の環境と、日本語版等の環境が必ずしも同一でないため、英語版のマクロウイルスが日本語版では動作しないケースもありますが、発見されているマクロウイルスの中には、英語版でも、日本語版でもいずれの環境でも動作するものもあります。


発見されているマクロウイルス(Reported Macro Virus)

 

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