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快適な睡眠・Q&A





■ 寝具の種類と選び方 ■


掛け布団
詰めもの素材別の特徴
敷き布団
綿



綿

綿





保 温 性
吸透湿性・放湿性
かさ高性
クッション性
ドレープ性
快適支持性
持ち運び易さ(軽さ)
耐 久 性
手入れの容易さ
価格の手頃さ


☆掛け布団☆
種類
羽毛、羊毛、木綿、合繊など
基本性能
睡眠に適切な温度を保つ「保温性・吸湿性・放湿性」、
体を圧迫しない軽さを生む「かさだか性」、
体にフィットしてやさしく包む込む「ドレープ性」
選び方
素材や加工(側生地・縫製、キルティング)の特徴などを
チェックし、品質の優れたものを選びましょう。
☆敷き布団☆
種類
羊毛、木綿、合繊、マットレスなど
基本性能
睡眠に適切な湿度を保つ「吸透湿性・放湿性」、
体をやさしく支える「クッション性」「弾力性」、
よい寝姿勢を保つ「快適支持性」、
汚れた布団を洗える「ウォッシャブル」
選び方
素材の他に側生地や縫製、デザインなどを考慮し、
特に体を支えるためのどんな特殊構造になっているのかをチェックしましょう。
☆まくら☆
種類
枕の素材は中身によって様々ですが代表的なものとして、
そば・フェザー・ひのきなどの天然素材、またパイプ・ポリエステルなどの人工素材です。
その他にも、低反発ウレタンや石や炭を中材した枕もあります。
基本性能
汗を吸収し、なおかつ中に閉じ込めないための「吸湿・発散性」、
頭の熱を取って冷ましてくれる「通気性・放熱性」、
頭の位置を安定させ、寝心地をよくする「弾力性」
選び方
中の素材選びも重要なポイントですが、高さ、硬さ、大きさなど自分に合ったものを探しましょう。
一般的には、高さが6~10cm、中央が窪みやすいものが使いやすいといわれています。
☆シーツ☆
種類
綿100%の織生地ものや、肌触りのよいタオルシーツ、
シワになりにくい綿とポリエステル混紡、夏用の麻素材、
冬のボアシーツにアクリルやウール使用のものなど
基本性能
抗菌、防臭、防虫などの「清潔性」、
吸収性だけでなく洗濯しても乾きやすい「速乾性」、
洗濯しても縮まない「形態安定加工・スーパーソフト加工」
選び方
素材だけでなく、最近はデザインも豊富になってきました。
洋服と同じようにシーツを代えるものも気分転換になるでしょう。
また気を付けなければならないのがサイズ。
布団の大きさにあったものを探しましょう。



■ 布団のメンテナンスQ&A ■

上手に布団を干すコツを教えて?
布団を干すと、汗などの湿気を逃がしてふんわりと暖かな感触が楽しめます。
また、太陽の熱、紫外線による殺菌効果もあります。
こまめに干した方がいいのですが、あまり長時間干さないで効率よく干してください。
その1
干す時間帯ですが、朝は夜露が蒸発するので湿気も多く、
干しても布団は水分をすってしまいます。
夕方も、日が落ちると急速に湿気は多くなります。
ですから、効率のよい時間帯というと、
午前10時から午後2時頃の日光が一番強い時が適当です。
その2
直射日光による変色を防ぐには、カバーを掛けたままの状態で干します。
特に羽毛布団は風通しのよい日陰に干してください。
その3
雨天の翌日は、晴天でも地上から蒸発した水蒸気が多いので避けましょう。
その4
黒色系統の布をかけて干すと直射日光を早く吸収し、
高温になるので乾きやすくなります。
また、高温になるためダニ退治にも効果的です。
素材別の正しい干し方を知ることは大切なことです。
素材別

干し方
綿布団
表裏2~3時間・日干し
合繊布団
表裏2~3時間・日干し、または日陰干し
羊毛布団
表裏1~2時間・日陰干し。日干しの場合はカバーで覆う
羽毛布団
羽根布団 表裏2~3時間・日陰干し。日干しの場合はカバーで覆う
●重要●
布団を干す時は生地が日焼けしないように必ずシーツやカバーで覆うこと
布団を取り込む時の注意点ってある?
布団を干す時を思い浮かべてください。
パンパンと布団叩きで叩いている姿を思い浮かべる方が多いと思います。
力任せに布団を叩くと、表の生地はもちろん中綿も傷めてしまいます。
布団叩きの目的は、表面のホコリを取ることです。ブラシで軽く、ホコリを払う程度で十分です。
また、掃除機の布団用ノズルが各メーカーから売られています。
これを利用するのもよいでしょう。
取り込んだ布団は、夏は畳んでしばらく置いてください。
干した後の余分な熱を冷ましてから押入に入れます。
逆に冬は、押入に直行させれば、ポカポカ感触の布団で眠れます。
干す場所は、湿気の影響を受けないように地面から離れた高い場所を選び、
必ず両面を干すようにしてください。片面だけでは、"片手落ち"です。
日光で干す以外に布団を干す方法ってないの?
布団乾燥機
布団乾燥機は、袋状のシートを掛け布団と敷き布団の間にはさみ、
温風を送り込んで布団を乾燥させるものです。
日光に干せない時は大いに利用しましょう。
乾燥の熱は長時間布団にこもっています。
冬はポカポカでいいのですが、夏は温風で十分乾燥させた後、
冷風を送り熱を取ってからしまうとよいでしょう。
エアコンや
扇風機
布団干し用のスタンドなどに布団を掛け、エアコンを除湿にしたり、
扇風機を回すと、意外に湿気を逃がし乾燥させることができます。
寝具の上手なしまい方を教えて?
押入にしまう時は、寝具を傷めたり、湿気を持たせないよう注意が必要です。
押入は年間を通して湿度が高く、特に7~8月には80%以上にもなりますので防湿対策も考えてください。
まず起き後、ゆっくり朝食を食べる間くらいは放置して、体温と汗を発散させてからしまいましょう。
押入の下段は湿気が溜まりやすいのでスノコなどを敷いて空気の通りなどを作るとよいでしょう。
しまい方の基本は、重いものは下に、軽いものは上にということです。
二段に分かれている押入の場合は、マットレス・敷き布団は下段に、掛け布団・タオルケット・毛布・枕は上段にしまいましょう。
一緒にしまう時は、使った順に掛け布団からそのままいきがちですが、
そうすると、マットレス・敷き布団の重みや湿気で、掛け布団のふっくらした風合いが損なわれてしまいます。
必ず敷き布団を下にしましょう。
客用布団など、長時間しまう時はよく乾燥させ布団の間に防虫剤や除湿剤を入れ、布団袋に入れて外部からのホコリや虫から守ってください。
また、時々出して乾燥させたり、防虫剤の交換をしてください。
布団袋がビニール性のものであれば、古いシーツや風呂敷などで包んだ方が通気性があるのでよいでしょう。
布団ってクリーニングは必要なの?
布団は、日常こまめに手入れしていればそれほど汚れるものではありませんが、
長い間使用するうちに汗などで少しずつ汚れていきます。
中綿の素材が綿わた、混綿わたなどは、打ち直しの方が中綿を傷めず清潔に長く使っていただけます。
化学繊維綿、羊毛、羽毛などは、お布団の丸洗いが可能です。
専用の設備による独特の水洗いでダニ、カビ、ホコリ、湿気などを徹底的に洗い落とすことができます。
汗等の臭いもなくなり、さっぱり清潔に、ふっくらと仕上がります。
また、毛布などもドライクリーニングのような臭いなども着かず綺麗に仕上がりますので、一度ご利用ください。
料金は、中綿により、綿わた、合繊わた、羊毛、羽毛など、それぞれ中綿の素材などによって異なっています。
詳しくは こちら をご覧ください。
綿わたの打ち直しはどんな時に必要?
綿わたの打ち直しの時期は、日光に干しても膨らまなくなったり、ひんやりした感じになってきた時です。
こうなってくると中綿がへたっている証拠。
この綿を打綿機に掛け、新しい綿わたを足して(足しわた)新しく作り替える(この時側生地も新しいものに換えます)と新品のお布団のようになります。
新しい綿で作った布団の初めての打ち直しは4~5年後、
打ち直し綿で作った布団は普通2~3年ごとが目安です。
あまりに古くなった綿は、打ち直しても復元力に欠けます。
このような場合は、座布団などに仕立てると無駄になりません。
質のいい綿の布団は新しい安い布団よりいい布団に仕上がりますので、是非ご利用ください。
詳しくは こちら をご覧ください。
押し入れ収納に使う圧縮パックを使う時の注意点はある?
最近ではどの家庭でも物が満ち溢れ、それをしまう押し入れのスペースが無いのが現状です。
特に、布団類はスペースを多くとって手を焼いている方も多いでしょう。
そこで、この問題を解決するのに布団圧縮パックが登場しています。
この圧縮パックで特に注意すべき点は、
① 中綿の種類を考えて、十分乾燥してから行う。
② 特殊ビニール袋の気密なものを選ぶ。
③ 圧縮する時は、荷重を充分かけて完全に中の空気を抜く。
④ 取り出した後、充分日に干し回復してから使用する。
⑤ 折りじわが発生することもあり得るので、最初からそれを承知しておく。
圧縮パックは全ての寝具類に利用出来るものではありません。
中綿がポリエステル100%のものなら十分可能ですが、アクリル・羊毛の毛布については、
生折れ・しわ等で若干の検討の余地があるというデータも出ています。
綿わたの場合、パックする前に充分乾燥させ取り出した後に繰り返し干せば回復します。
羽毛布団は圧縮収縮効率が良いのでパックするとカサの節約にもなります。
回復性の点では、生地に若干しわ等が残りますが使用中に次第にとれるものと思われます。
羊毛布団は羊毛自体の持つスケールとクリンプという特性から回復に劣るのでパックはお勧めしません。
以上の事柄をよく踏まえて、ご利用されることをお勧めいたします。
羽毛布団の素晴らしい性能を活かすためには・・・
(お答えする部分に引用文献があります)
その1
羽毛布団の素晴らしい性能を活かすためには・・・
直接、体の上に羽毛布団を掛けて使用すればその性能がよく感じられることでしょう。
それでも寒い場合はその上に毛布や軽い布団を重ねると羽毛がいっそう体をすっぽり包み、充分な暖かさが得られます。
その2
羽毛布団用カバーは上質なものを・・・
豪華な側生地の色・柄を生かす羽毛布団専用の上質で柔らかい素材のカバーを用いることが必要です。
何故なら、羽毛布団の持つソフトな風合いを損なわずに体を覆うことが必要だからです。
カバーを使用すれば、側生地の傷みや汚れも防げます。
その2
羽毛布団用カバーは上質なものを・・・
豪華な側生地の色・柄を生かす羽毛布団専用の上質で柔らかい素材のカバーを用いることが必要です。
何故なら、羽毛布団の持つソフトな風合いを損なわずに体を覆うことが必要だからです。
カバーを使用すれば、側生地の傷みや汚れも防げます。
その3
お休み前に布団を軽く叩いてみてください。
羽毛は移動することによって多くの空気を含み、固まることもなく常にふんわりとしています。
ですから、羽毛がキルティング間を移動して一部分なくなっても、ちぎれたり、全くなくなったわけではありませんので羽毛布団を軽くほぐすように叩き、中の羽毛を平均にして使用しますと一層快適な寝心地が生まれます。
その4
日常のお手入れの方法
湿気をなるべく放散させるため、お天気の良い日には風通しの良い場所に干してください。
また、押入にしまう時や盛夏時使用しない場合は、
湿気の少ないところに収納し、上に重いものを乗せないようにしてください。
市販の防虫剤などをはさんで収納するとより効果的です。
その5
汚れが酷くなった時は・・・
当店にご相談ください。羽毛専用の クリーニング をいたします。
羽毛布団用カバーを使用すれば汚れ方も随分違ってきます。
その6
もし、縫い目がほつれたり穴が空いたら・・・
当店へご連絡ください。
針の穴程度のものからでも小さな羽毛は飛び出しますので、丁寧にお直しいたします。
羽毛布団の特徴は?
羽毛布団は他の布団の特徴を総合的に備えた理想の布団であるといわれています。
安らかで充分な睡眠を約束する羽毛布団についてその特徴を挙げるとこのようになります。
暖かい
水鳥の羽毛は細い羽根を持っており、これが絡み合って実にたくさんの空気室を作っています。
これらの空気室が外気を遮断し内側の暖かい空気を逃がさない働きをするため、
つまり断熱効果と保温効果が非常に優れているため暖かいのです。
軽い
鳥の羽根は軽いとはよくいわれてることですが、だから羽毛布団が軽いということでもありません。
羽毛の軽さに加えそのかさ高と保温性の高さが軽い理由です。
たくさんのわたを詰めた布団と同様の暖かさが得られます。
羽毛布団は大変軽く身体全体をリラックスでき、心臓を圧迫することもないので、
疲労の回復は元より健康にもよい布団であるといえます。
むくれ感が
無く快適
人間は一晩にコップ一杯くらいの汗をかくといわれています。
羽毛はこのような湿気を短時間の内にどんどん吸い取り、布団の外へ放出します。
これは水鳥の羽毛だけが持つ機能で木綿綿や合繊綿にはない大きな特長です。
熱帯夜など高温で多湿の場合はともかく、ほぼ全シーズンにわたる使用が可能です。
盛夏時クーラーを使用する場合は年中手放せない布団になることでしょう
身体に
馴染む
羽毛は絡み合うことなく一つ一つが独立しており、
またわずかな圧力にも敏感に反応してソフトに沈みます。
そのため身体によく馴染み、寝姿にフィットして身体を柔らかく包み込みます。
ですから、肩口に隙間ができることもなく冷え込む夜でも熟眠できます。
医療効果との
関連
羽毛布団を使うと神経痛やリューマチ、肩こりなどに効くのでしょうか?
既に述べてきたように羽毛布団は、布団として理想的な機能と特長を持っています。
そのため羽毛布団を使用しますと夜中にトイレに立ったり目を覚ますことなく、
グッスリと眠ることができます。
その結果既往症状の表れがなくなり健康にも繋がるもので、間接的に効果があるといえます。



■ 睡眠に関するQ&A ■


あなたはご自分に合っている寝具をお使いですか?

1位
寝たのに寝た気がしない
2位
首が痛い
3位
肩が凝る
4位
手足が冷える
5位
寝相が悪い
6位
イビキをかく
7位
眠れない
8位
ヨダレ
9位
一人で寂しい
10位
金縛り
(ためしてガッテンより)


睡眠とは
人間は平均的に人生の約3分の1を寝て過ごしているといわれています。
例えば90歳まで生きたとすると、30年間は眠っていたということになります。
その睡眠中に体内では様々な働きが行われ、健康を管理しているそうです。
睡眠は、元気で健康的に生きるための大事なビタミンなのです。
仕組み
睡眠はレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)で構成されているそうです。
約70分のノンレム睡眠の後、約20分のレム睡眠があって、
その1セット(約90分)が平均的な睡眠(約8時間)の間に4~5回繰り返されるといわれています。
体温
人が眠っている間体温は最初に上昇し徐々に下がっていくそうです。
この時の体温は起きている時と比べて約1度ほど低くなって、
それはエネルギーロスを防ぎながら脳に休息を与えるためだといわれています。
睡眠中は約コップ1杯の汗をかくそうです。
これは脳への休息とエネルギーの浪費を防ぐという働きによるものといわれ、
その汗のほとんどは布団に吸収されるそうです。
寝返り
人間は、睡眠中に約20回以上もの寝返りをうっているそうです。
寝返りはレム睡眠の前後に起こるといわれ、
その働きは筋肉の疲れをほぐし睡眠中の一定姿勢で起こる血行不良を直すことだそうです。
夢はレム睡眠の時の現象だと言われています。
人はレム睡眠の回数だけ、つまり1日に4~5回夢を見ていることになるのです。
それは時間にすると約2時間で、1回の夢を見る時間は
平均的に約10~30分ぐらいといわれています。

それだけに寝具は体力・環境・年齢に合ったものが必要です。

例えば、

Q.代謝率の高い子供と低い老人とでは、使用する寝具は同じでもよいのでしょうか?
Q.木造2階建ての北向き1階で使う寝具と、マンションの南向き6階で使う寝具は同じでよいのでしょうか?
Q.寒がりと暑がりの人では同じ寝具でも仕方がないのでしょうか?マットレスは本当に必要でしょうか?
Q.身長180cm体重100kgの人でも普通のシングルサイズでよいのでしょうか?
Q.腰痛の人には本当に硬い敷き布団やベッドはよいのでしょうか?
Q.アトピ-や過敏生肌の方はポリエステルわたの方が本当によいのでしょうか?

答えは全て NO です。


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