上海ジサクジエンの旅、その3「上海二日目」
Last update 2003/02/05

朝の散歩

ホテルでたっぷりのご飯を食べて、町に繰り出します。
まずは、上海雑伎団のチケットを入手しにいきます。
オプショナルツアーなら、200元(3000円)を支払えばいいのですが。
自分で手続きを踏めば、80元(1200円)ですむからです。
地下鉄での移動です。昨日のリベンジ。小銭があるからね〜。

静安公園

清安寺の公園。
ご多分に漏れず、やたらに掃き清められて、きれいです。芝生なんぞ、落ち葉すらない…。
過剰にきれいです。
その中で、公園を散策し、ペンチに腰掛け会話を楽しんでいる市民の姿はほほえましいです。
もちろん、太極拳(たぶん)で健康を培っている方もおられたりします。中華圏の定番です。

さくっと、チケットを購入。

無事に、チケットゲット。
二階の一番前。なかなか良い席。

チケットカウンターにて

無事にチケットが手に入ったので、次の目的地へ向かいます。
豫園です。
いや、そのまえにちょっと寄った場所があったけど。
ほんとに寄っただけだから、特に記述しないと。

南翔饅頭店

お昼ご飯は、点心です。
スリークラスの点心料理屋。
エコノミー、ビジネス、ファーストと別れています。
それぞれ、食べる場所とメニューが異なり、その上、従業員の制服まで違います。
今回は、ビジネスクラス。
予算面では、ファーストクラスに行っても全然大丈夫だったんですが…。

うまー!

上海蟹の季節。
南翔饅頭店でも、メニューは蟹一色。
上海蟹の小籠包、
一蒸籠6個で20元(600円)。
上海蟹の蟹みその揚げ団子、
1個6元(90円)。
上海蟹の蟹みそ白玉巻き、
1個6元(90円)。
上海蟹のスープ、
1椀5元(75円)。
美味しいです。
あっさりとした青島ビール(8元120円)がまたあうんですね。

美味しい点心を堪能しました。
ファーストクラスに大変未練がありますが…。
昼日中にビール飲んでたらふく食べてしまっては仕方ない。

奥に見えるのが、ファーストクラス。
いったい、どんなものが食べられるのでしょうか。
スタッフの制服は黒一色でおしゃれ〜。

アレがファーストクラス

豫園(ゆえん)

恥ずかしながら、上海一ともいえる観光スポットを、知りませんでした。
単なる、縁日、門前市のたぐいかと思っていたのです。
ですから、豫園に入る前に、友人に。
「なにここ?」
と、がっくしさせるようなことを聞いてしまいました。
お恥ずかしい限りです。

まあ、それはおいておいて、まずは門前市を楽しみましょう。
いかにも〜という、にぎわいです。
ここで、ようやく、ぼられるとか、押し売りとか、アジアらしい、いや私が知っている中国っぽいところがありました。
やっぱ、こういうところがないとね。
あまりに、お行儀が良すぎですから。

姉ちゃん。

おみやげ屋で、印鑑を作ってみたりしました。
いかにも、おみやげもの〜という感じです。
が、押し売りじゃないお店だったので、それなりに楽しく買い物ができました。
印鑑も高級品は違うようだなあ(写真の右下参照)。

しかし、人が多い!
観光客…同じ中国の観光客だと思いますが…大変多いのです。
その密集度は、上海のメインストーリーを超えています。
うかうかしていたら、スリとかにやられそうですな。

スターバックスがあったりします。
世界中どこにでもあるな。
南極にもできそうな勢いです。

スターバックス

豫園に、入ります。
役人が故郷を懐かしむ父親のため…「孝」という大義名分を利用して19年間もかけて作った豪勢な別荘。
20000平米という、広さです。
役人がねえ…これだけの富を集めるのにどれほどの人が泣いたのでしょうかねえ。
が、やはり中はきれいでかつ見所はあります。

豫園

こんな感じ。
いかにもチャイナって感じのところです。

キャー、ステキ〜
 ∧_∧ 
 (   )】パシャ、パシャ
 /  /┘
ノ ̄ゝ 

上海でも有名な観光地。実に国際色豊かです。
また、日本人観光客も大勢います。
こそーっと、ついてまわれば、解説を漏れ聞くことができたりします。
ありがたいことですね。
ふと、私と同じデジカメ…DimageXを持っているメリケンさんをみつけて、思わずサムアップ。
こちらの意図が判ったのでしょう、カメラを指してグッド!と返してくれました。
ちょっとした国際交流ですね。


国際交流もうひとつ。
私が写真を撮っているのを見て、
お前は、すげーおもしろいことをしているな!
是非、私にも写真を撮らせてくれ。

と、オファー。 そのときの様子です。
後ほど、e-mailでのやりとりから、上海でビジネススクールをされているドイツの方だそうです。

ドイツ人〜。

上海外灘(バンド)

豫園を堪能した後は、バンドとよばれる旧市街へ。
これもまた観光スポットです。

未来都市上海

手前は旧市街、しかし対岸はこんな感じ。
未来都市〜です。
これも、上海。
左端の手塚治虫がデザインしたみたいな塔が、東方明珠。テレビ塔です。東京タワーみたいなモノですね。

延々と川縁を歩きます。
ところどころに、記念写真を撮る屋台があったりします。
また、現地の方もカメラを構えています〜。
(みたこともないようなメーカーのカメラ)
確かに、絶景だ。


で、東方明珠。
よくよく見ると、近くにこんなモノが。
赤く塗っているよ…苦笑。

赤く塗られた台湾

旧市街を見ると、おおよそほとんどの建物に中華の旗が、ばったばったとはためく。
建物の由来はどうあれ、今は中国のモノじゃ〜という主張でしょうかね。
あらら。

政治的な堅い話から、ちょっと軽い話を。
この日は、上海のスーパーマーケットに寄りました。
普通の人はどんなモノを買っているのかな〜という興味で。
いろいろなドリンク類を見ていると、キーウィネクターなるモノを発見。
これは、日本では見たこと無いな〜と興味津々。
しかし、ガラス製の器と巨大…1リットル…の分量に購入を断念しました。
ただ、中国にはキーウィネクターなるモノがあるのだということは、強く印象に残りました。
と、前振り。
バンドを歩いていると、休憩したくなり、お店に飛び込みす。
とにかく座って休みたかったのです。
複合テナントだったお店にはジューススタンドがありました。
物色してみると、ディスプレイの最上段に「黄瓜汁」なるものがある。
これこそ、キーウィネクター! 期待して頼んだわけです。

黄瓜汁

こんなのが出てきました。
無臭です。
香りはしません。
…口に入れるまでは。

しかし、 お店の人がやたらに聞き返します。
これなのか?
これでいいのか?
ついには、スタンドからスタッフが出てきて、指指し確認です。
どうして、そんなに念入りなの?
疑問は、ジュースを口に入れたときに解消しました。

キーウィじゃないよ、きゅうりだ…。

そう、キュウリ汁だったのでした。
青臭さがたまらない、飲むサラダ。青汁の方が、美味しいかも…。

この日、上海雑伎団の公演と、足裏マッサージとイベントがあったのですが、割愛です。

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