上海ジサクジエンの旅、その4「上海三日目」
Last update 2003/02/05

上海博物館

またもやホテルでたっぷりのご飯を食べてお出かけです。
余談ですが、朝食はビュッフェスタイルなのですが、オムレツだけはリクエストに応えてその場で調理してくれます。
そのため、行列ができたりするのですが。
これが、意外に面白い。
行列の前に並んでいる、米国の精神科の先生。
えらく、ちまちまと、リクエストです。アレを入れろ、今のタイミングでコレをいれろと。
大変美味しそうです。私の番になったとき、一言。「セーム、ワン」。
美味しかったです。

閑話休題。
上海博物館です。
…書家"王羲之"の書が展示されているとかで、とんでもない行列です。
巨大な博物館をぐるりと囲むぴくりとも動かない人垣に畏れをなして退散です。
予定が狂いました。

上海博物館の大行列

もう、みっちり。
博物館になんでこんなに人が集まるのでしょうか。
上海、侮り難し!
上海万博の動員数が、大阪万博の記録を抜くという観測も無理からぬです。

さて、どこにいこうかな〜と、考えながらぶらぶら。
公園の中では、定番の太極拳(たぶん)。

撮影中に、人垣ができたそうです。
撮っている私には判らないけど。

えい!えい!

私のたっての希望で上海科学技術館へ向かうことに。
先行者を産んだ、中国の科学技術を体感しようと言う意図です。

上海科学技術館

地下鉄に乗って、はるばる、今回一番の遠出です。
で、現地。
いきなり、巨大な建物が…。
そして、建物にもちょっとした仕掛けがあります。

上海科学技術館

左の写真。
下に坂があるかのように見えますが、目の錯覚です。
錯視をねらった設計になっています。
実際に見ると、くらくらしますよ。
無駄に、巨大。

中身は、少年科学文化会館って感じですね。
入場するのに、ボディチェックがあったりするから、とっても期待していたんですが。
巨大な中身に、そぐわないコンテンツ。 今、現在の中国を象徴しています。
いつまでも、このままではないでしょうが。
ここ。マイナーなところか、中身がないからか、日本からの観光客は少なかったです。
先行者をおいておけば、日本からの観光客は相当数集まると思うのだけど。

王宝和酒家

上海蟹の専門店。ガイドには必ず載っている、王宝和酒家。
やはり、ここには足を運ばねばならないか。
話のタネに。

大変ゴージャスな雰囲気です。
でも、スタッフはぞんざい。
一世代前の中国的なサービスを堪能です。
味もたいしたこと無いし、二度行くことはないと。
話のタネにはなりました。

王宝和酒家

話のタネ以上ではありませんでしたねえ。
蟹料理に期待していたのですが。
いまいちでした。ひとつの皿で味にムラがあるのです。
蟹の味が、濃い部分があったり、味がしなかったり。
すごく極端。
料理はアレでした。
そこで、周りを見ると、他のお客さんには、蟹しか頼んでいない人がいたりして。

蟹!

蟹はでかい。
一杯50元(750円)。
今回は、雄だけを注文しました。
蒸し上げられた蟹を堪能。

ぱらぱらと雨が降る中、王宝和酒家を出ます。
ここから、鉄道マニアは上海駅へと別行動です。
私はもう一人の友人とおみやげを物色へ。
お茶屋へ向かいます。

高いお茶…100元(1500円)を頼むと、茶芸が楽しめます。
馬さんが、私たちについてお茶を点ててくれます。
一生懸命、お茶の話をしてくれるのだから、楽しいですね。

馬さん、18歳。

 

お茶のテキスト

そして、話のネタ本はこちら。
お茶についてのうんちくが、中国語、日本語、英語で書かれています。
馬さんの、教科書ですね。

調子に乗って、お茶をおみやげに幾ばくか買ってかえりました。
1時間。お茶だけで過ごす時間は贅沢でした。

上海の夜景

今回の旅の、目的です。
上海の夜景を堪能するのです。

まずは、金茂大厦に登って、東方明珠をねらいます。東京の夜景と違って、町中に真っ黒な箇所があるのが、上海の夜景かも。
(東京の場合は、皇居とか公園なんですけどね)

東方明珠

金茂大厦は、吹き抜けもすごかったです。
なかなか、素敵なところですが…ホテルと考えると不便そうですな。
1時間あまり夜景の撮影を堪能した後は、場所を変えます。
今度は東方明珠からの撮影です。

金茂大厦

金茂大厦です。
上の真っ黒な部分は、ホテルです。
って、ライトアップされているから見えるのですが。
実際は…ですな。
ま、日曜の夜だからかもしれませんけど。

東方明珠での撮影は、多少の困難がありました。
前のページでも判りますが、窓に赤いフィルムが貼ってあるのです。
そのため、景色が、変!
これは、参ったな〜と思うところです。
ただ、最下層の展望台では、外に出られます。
これは、気持ちいい〜。

夜景を堪能した後は、粥天粥地へ。
お粥の専門店です。
値段は…忘れたけど、高いモンじゃありません。
メニューは日本語が…手書きでファックスのコピーが用意されています。
どうやら、日本にファックスして翻訳してもらったモノなのでしょう。
非常に読みにくいです。
が、無いよりは全然ましです。

お粥。上から右回りに、海鮮、肉の粥、カボチャ、素。

そんなこんなで、上海での三日目の夜が終わりました。
いや、終わっていないな。
この後、マッサージに行ってきました。
足裏マッサージです。
が、値段の安さから全身マッサージへ変更。
90分で120元(1800円)です。
これは、実に安い。

マッサージ屋の看板(ホテルの外壁なんですね)

全身+足裏(120分)で、168元(2500円)。
左のメニューにはないのですが、
全身マッサージ(90分)で、120元(1800円)。
ってのがあったりします。
がっちり、90分以上のマッサージでした。
(120分と勘違いしているかな?って思ったくらいでした)

一日、うろうろ。
充実した一日でした。
特に、お茶とマッサージとリラクゼーションです。
上海を堪能した〜という気がします。

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