2012年02月29日(水曜日)

 (21:25)「日本は大丈夫かな」と思うような試合でした。これから最終予選という段階なのに。全部見ていたわけではないが、「これ」といった前半のチャンスは点を決められず、後半はあまりチャンスがなかった。揉み合っているだけで。

 ウズベキスタンは主力選手の「6人が抜けている」とアナウンサーが言っていたのに、一人一人の選手はウズベキスタンの方が目立った。日本はヨーロッパ組が多かったのに、あまり輝いている選手を見いだせなかった。3次予選は2位通過で変わらないが、連敗は良くない。

 それにしても北海道では楽しめた雪も、今日はえらい迷惑。電気通信大学でロケ(知能ロボット)だったのですが、新幹線が遅れ、中央線が遅れ、そして京王線も遅れた。まあよく時間すれすれにたどり着けたと思います。

 とにかく雪が凄かった。調布の駅でタクシーに乗ろうとしたら長蛇の列。仕方なく歩いたのですが、500メートル以上の雪中行軍は大変でした。私だけでなく、関東の人は雪には慣れていない。もう一度くらい大雪がありそうですね。3月は東京は結構雪が降る。要注意。

 木曜日の地球アステクは、東京工業大学のバイオ研究基盤支援総合センターから「驚異の視力!ロボット・アイ」をお送りします。自動車の衝突を未然に防ぐ技術などを取り上げます。


2012年02月28日(火曜日)

 (23:25)大阪のタクシー運転手が嘆くこと、嘆くこと。「私は隠れた税収入引き上げ措置ではないかと思っているんですよ....」と。

 ちょっと前から気づいたことですが、ここ大阪でも東京でも、何せ街の道路の各ポイントに立っている警察官の数が多い。「ここにも」「あそこにも」という感じ。今日もそうなので、その時乗っていた運転手さんに「どう思う?」と聞いたのです。

 そしたらその運転手さんがとうとうとしゃべり出した。「去年の震災後しばらくたってからですね。私は隠れた税収入引き上げ措置ではないかと思っているんですよ。とにかく、ちょっとした角で、一人でもやっていますから」と。

 やっているのは取り締まりです。彼によると「信号無視」と「車線変更違反」が多い。信号無視は、黄色→赤と信号が変わった過程で車が交差点などに進入してきた場合が主で、「車線変更違反」は右折専用レーンに入ってしまって「しまった」と思って、左の車線に車線を変えるときなど。

 勿論これらは違反なんですよ。しかしそのタクシーの運転手は、「右折専用レーンであることは、道路上の表示がかすれていたり、標識が木で隠れていて見えないことがあるじゃないですか。それでも容赦ないですからね。しかも議論をさせない.....」と。

 捕まったことがあるんでしょうね。例えば車線変更違反は、大部分のケースに置いて2点、罰金6000円だと思う。売り上げが落ちている運転手さんには、これはきつい。しかも、「本当にそこら中でやってますから」と運転手さん。

 道路沿いに立つ警察官の方々が増えているのは、私も気づいていました。去年の3.11での全国の警察からの東北への派遣が終わって、東北に行っていた警察官の方々が帰ってきた頃から始まったように思う。今は年度末で確かに多い。

 違反は違反なんだからしょうがないな、と思う一方で「ちょっと摘発姿勢が厳しいかな、頻度も高すぎるな」と思うこともある。運転手さんはそこを嘆くのです。道路の安全を守るためにやっているのなら良い。しかしその運転手さんは、「去年に比べて、今年は交通罰金からの税収は確実に2割は増えていると思います」とも言っていた。明らかに税収を上げるための措置だと。

 それに関連すると、私は車もそうだけれども、自転車の交通違反を確実に取り締まって欲しい。東京でも大阪でも、「信号の完全無視」は当たり前になっている。道路を走ったり、歩道を走ったり自由自在。道路の逆走も驚かなくなったほど多い。

 罰金が取れるところばかりでなく、こうした道路全般での危険行為すべてが取り締まり対象になれば、「納得度」は高まると思う。


2012年02月27日(月曜日)

 (02:25)このサイトに埋まっていたので、G20声明の全文を読んでみましたが、なんとも面白くない声明ですね。まあ事前に各紙の記事も同趣旨の内容でしたから、「直前調整」なんてとんでもないということで、事前に摺り合わされていたのでしょう。会議の前から。そういう意味では、驚きはゼロ。

 読むに値するパラグラフは「2」と「4」でしょうか。「2」はG20として今の世界経済をどう考えているのかについて、「だいぶ手当も済んで良くなったが、まだリスクがある」と総括している。「4」は以下の文章です。

4. G20 members have been actively engaged in taking the steps needed to safeguard the global financial system and to avoid adverse scenarios. At Cannes, our Leaders asked us to review the adequacy of IMF resources. This review is particularly important against the backdrop of continued downside risks. Euro area countries will reassess the strength of their support facilities in March. This will provide an essential input in our ongoing consideration to mobilize resources to the IMF.
   3月に欧州が自らの「support facilities」を強化するだろう。それがIMFのリソーシズを動員するかどうかの検討を前に進めることになる....と。欧州の「自助努力」を強調。

 これは、EUがギリシャに対して取ったのとほぼ同じスタンスだ。「もっと自分達で何とかするように」と努力を促しながら、「そうなった場合には支援する」というスタンスである。

 具体的にG20は「まず欧州が自前の安全網を拡充する」よう求め、それが実施されればG20が4月の次回会合に向け「国際通貨基金(IMF)の融資枠の拡大を検討する」ことで一致した。これは、EUがギリシャに対して要求した仕方によく似ている。

 世界から見れば今の欧州は「欧州から見たギリシャ」に等しいということだろう。残念だがそうだ。アメリカがガイトナーはこの前から、「欧州の危機対応は遅い」と不満たらたらに述べているが、これに対してドイツのメルケルは「事態は直ぐには好転しない」と言っている。

 アメリカはある意味ケツをまくっていると思う。「勝手にせい」と。危機の初期にはガイトナーはよく欧州に行っていたが、最近とんと行かない。「お手上げ」と考えているのだろう。自国の経済は徐々に良くなってきているし、ギリシャがEUから離脱するならそれでも良い、と考えているのかも知れない。今からのコストを考えればそうだ。

 世界的に株が上がり、確かにリスク意識は低下してきた。良いことだが、地盤はまだまだ軟らかい。それは忘れてはならないと思う。


2012年02月26日(日曜日)

 (02:25)そりゃそうなんだけど、実際に出来ると感動しますね。

 何の話かというと、スマホやiphone とテレビとの接続です。土曜日の京都の講演会場がビッグカメラ京都店の前で、準備も済んでまだ開始まで25分くらいあったので、欲しいと思っていた各種のケーブルを買いに行ったのです。買ったのは....

  1. iphone とテレビをHDMIケーブル経由で接続するためのコネクター
  2. 富士通のスマホ(arrows)とテレビを直接コネクトするためのライン
  3. air のデスクトップをプロジェクター経由でスクリーンに映し出すためのVGAアダプター
 このうち、上の二つは実際にやって成功しました。iphoneコネクターは、HDMIケーブルの一方をテレビのHDMI端子の一つ(普通二つある)に繋ぎ、一方を買ってきたアダプターのHDMIサイド(もう一つある)に入れ、普段は充電に使っているiphoneのポートに差し込む。私が旭山動物園で撮った「ペンギンさんのお散歩」をiphone から出してテレビに映してみた。これが実に綺麗です。音もテレビから。ナイス。

ビッグの京都で買った各種ケーブル、アダプター  次にarrows の動画をテレビに出してみようと思った。これはケーブルの一方がテレビの端子に直接刺さるようになっているのでそうして、一方をarrows の充電ポートの横になるHDMIポートに入れた。最初テレビに映像が出なかったが、これはスマホサイドの設定が「HDMIをONにする」になっていなかったのが原因。

 再生したのは、麻生の馬場ちゃんがフェースブックで送ってくれたこのユースト。このユースト自体が面白かったが、大画面のテレビに出てくると余計迫力がある。ただし、iphoneの動画が凄く綺麗だったのに比べれば、ユーストの映像は荒い。しかし見られない程ではない。

 一つ思ったのは、私がiphone などで撮影した動画は今はフェースブックの動画として結構皆さんに見てもらっているのですが、iphone の動画をそのままPCのデスクトップで再生できれば、それをそのままプロジェクターに流せる.....と考えたのです。

 しかしこれは結構難しそう。iphone サイドが「PCと接続しました」というメッセージを出さない。テレビの時には出る。でもこれが出来たら、フェースブックの圧縮した動画ではなく、生の動画がプロジェクター経由で出せる。ナイスでしょう。

 マック(air)のデスクトップがプロジェクター経由で大きなスクリーンに出せない問題は、私がプレゼンにマックを使わない一つの大きな理由でしたが(主催者側がマックを嫌がるのはいつもですが)、「そんな事が出来ない筈がない」とずっと思っていて、今日聞いてみたのです。

 そしたら、「出来ますよ」と販売員。主催者が嫌がることは別にして、「出来たら面白い」と思って、アダプターを買ってみました。これはいつ発売になったマックかによって微妙に違うらしい。私のは一世代前のair ですから、それにあったアダプターを買った。

 しかし実際には試してありません。air を家に忘れてきてしまったため。都内で講演がある時に、両方(air とwindows machine)持って行って試してみようと思っています。今までマックのプロジェクターとの相性はソフトウエア依存だと思っていたので、出来たら面白そう。

 そんなこんなでちょっと面白かった一日でした。うーん、何かに活用してやろ。


2012年02月25日(土曜日)

 (12:25)恐るべし「受験生パワー」。京都を皮切りに、向こう数日間は関西での仕事が多いので久しぶりに京都に泊まろうとしたら、どこも「全館満室です」と。で、「なんで...」と一つに聞いたら(学会でもあるのかと思った)、「受験日と重なっておりまして.....」と。ははは。

 今時の受験生はホテルに泊まるんですね。かつ、結構有名な。驚きました。受験とはとんと遠い世界に生きていたら、「世の中そんなことになっているんだ」と。京都はいつでも風情のある街ですが、今は特に「これ」というものがないので、楽勝と思ったら全く違った。

 でも「受験」と聞くと、「やっと春か」と思う。金曜日などどえらく暖かかった。来週は半ばからもう3月ですから、少し暖かくなってもらわないと。そういえば、今週は「一体わいの鼻はどうなっているんだ」と思って、お医者さんに血液を採ってもらってアレルギー関係を調べてもらった。

 杉花粉に少し(1.5)反応していますが、「数値が高くないので、飛散量が少ない年は本来は何も出ないはず。十分コントロール可能です」との結論。良かった。そう聞くだけで体調が良くなる。その”コントロール”に必要な薬も処方してもらったので、「兆し」が出たら対処します。

 金曜日に銀座のアップル・ショップに寄ったら、どえらい人。4階の相談コーナーも模様替えしていて、相談相手に乗ってくれる人が実に多くなったし、入るところで「何に関する相談か」を入力すると、それがその階の相談担当者のうちの「詳しい人」に伝わり、その人が担当してくれる、という仕組みらしい。

 「仕組みがいいな」と思いました。私の相談はクラウド対象itunes ダウンロード曲が他の端末(air でダウンしたものをipad2 で受けるのような)で再生すると「途中で止まる」という相談でしたが、対処法を簡単に教えてくれた。ナイス。


2012年02月24日(金曜日)

 (09:25)まだ終わっていませんが、「今週もいろいろ新しいこと、驚くことががあったな」と思う金曜日です。

 ロケ終わりのメンバー7人と私のインド人の友人が経営を始めたインド料理屋「池袋 サフラン」を再訪(私にとっての)したら、これからメニューになるタンドリーの柔焼きなどが、またまた美味しくなっていた。嬉しい驚き(サラダも良かった)でしたし、昨日行ったキッチン5 には、10数年行っているのに「今まで全く食べたことのない料理」があった。これもナイス。店も不断の努力が必要だと。

 直近での一番のワクワクは、itunes のクラウドを実際にやってみれたことでした。itunes を最新バージョンにアップグレード(10.5.3)し、加えてiphone の「設定」の「store」の「自動的ダウンロード」の「ミュージック」(初めての時は、暫く待つと出てきます)を「ON」にすればもう出来ます。

定期整備中のしんかいの上に乗って、内部の中を見せてもらいました  思い出して始めたのが昨日のロケ開始の直前だったのですが、air のitunes で「何かないかな」と探したら、「tokyo marathon songs」とか言うのがあって、「これはタイムリー」と思って、安かったしダウンロードしたのです。

 air でのダウンロードが終わった頃にiphoneを見たら、もうiphone でクラウド経由の曲のダウンロードが始まっていた。「ナイス」です。やはり全部のダウンロードが終わるには時間がかかりますが、「これはええな、初めてだな」と思ってやっていました。この会社は何かと「ワクワク」を与えてくれる。便利です。

 ロケも水木の二日で2本あって一本の「産業ロボット」に関しては既に書きましたが、木曜日の横須賀に行った昨日は海洋研究開発機構の「しんかい6500」や、水が沸騰しなくなる超臨界水の状態におけるバイオエタノール生産の可能性、それにセルロースを分解する微生物の存在などが面白かった。

 日本は排他的経済水域を含めると、世界で6番目の大きさを持つ大国です。領土は少ないが、領海や排他的経済水域は実に大きい。その海は、宇宙より近くにあるのに、深海を中心に殆ど分からないことだらけです。

 しかしメタンハンドレードを含めて、「日本はそこに大きな可能性を持っている」と思いました。海を大事にしないと。そしてそこの可能性に注目しないと。「超臨界水」と言う領域に関しては今まで知らなかったので、新しい驚きでした。3月の半ばに放送されます。ご期待下さい。

 そうそう、もう一つ驚いたのはJR北海道でチケットを予約しようと思ってJR東で登録が済んでいる各種手続きで買おうとしたら、「対象範囲外」だったこと。つまり、北海道でJRのチケットはネットで買うためには、JR北海道のネットサイトで入らなければならない、ということ。これは不便でした。


2012年02月22日(水曜日)

 (20:25)朝から産業ロボットの取材で大宮の安川電機 関東ロボットセンタにお邪魔していましたが、今まで何回も取材したサービスロボットや人型ロボットとは違ってある意味で確実に仕事が出来る「力強いロボット」。その仕事ぶりは見事でした。

 日本のロボットは、長い間「世界一」と言われながら、福島第一原発の事故で少なくとも当初は役に立たず、「箱庭ロボット」などと揶揄されて、私も「期待を裏切られた」と思っていた。正直言ってまだその印象はある。

 しかし、約30年以上前から自動車産業に入り込み、そして今は医薬、食品、医療の分野に用途が広がっている産業用ロボットは、海外での人件費が上昇する中では大きな成長チャンスがある部門と思いました。何よりも確実に仕事を進めてくれる。

 実にいろいろな事が、そして重量のある対象を処理できることに感心しました。あれはまさに制御系のソフトウエア、モーターを中心に置いた機械工学、そして精密工学などのメカトロニクスの集大成です。

 正直言ってエンタテイメント系のロボットに比べれば地味です。造っている方にもそういう気持ちがあるらしい。しかしもっと自信をもって欲しいなと思いました。明日は海洋研究開発機構に伺います。


2012年02月21日(火曜日)

 (20:25)円高はマスコミが騒ぐので「ファンファーレを伴って進行」するが、円安は普通はあまり注目されずに静かに進む。しかし今週はちょっと様相が違うかも知れない。

 というのは、今週は「注目されるレベル」が目の前にあるからで、それは「80円という節目」。今見たらドル・円相場は79円の75銭前後。ちょっと勢いを付ければ80円は到達できる距離である。

 原発が54機中52機止まった中で、日本が確実に増やしている輸入品は液化天然ガスです。火力発電所を稼動させるための燃料。この輸入が急増している。全国の電力会社が競って買っているからだ。

 日本の貿易収支構造は、欧州の景気悪化を受けてアジア諸国の欧州向け輸出が落ち込み、そのアジアに向けて各種製造機器を出している日本の輸出が落ち込む、という構図。輸出が落ち、その一方で液化天然ガスの輸入が増えて、やや構造的に赤字になってきている。

 今の欧州での厳しい財政事情から言えば、アジアの欧州向けの輸出は大きくは伸びそうもないから、日本のアジア向け輸出もなかなか伸びないだろう。そして、日本の原発が勢いよく運転を再開するという構図は政治的に見通せないから、燃料の輸入は高水準を続けると言うことになる。

 と見れば、日本の財政事情の悪さを相まって、投資収益での真っ黒の流入超を考えても、日本の通貨である円がもう一段の安値追いをすると考えることは可能だ。ドルの脆弱性、ユーロの弱さがあるとしてもだ。

 まあでも、80円を目前としてドル・円がなかなかレベル抜け出来ないのは、やはり根強い円買い圧力があることが伺われる。今週はレベル抜けとして週初に注目したのはユーロ・円の105円、これはギリシャ問題の”一見の進展”で簡単に達成された。

 「レベル抜け」と言えば、今週、来週は日経平均の「1万円抜け」も視野に入ってきている。8000円台の低迷が長かった分だけ、動き出したら日本の株もさすがに動き出す可能性がある。

 それにしても、日本の証券会社が青息吐息の状態で、株はよく動き出したものだ。出来高も増えてきている。今日は久しぶりに株関係の会合に出たが、会場は一杯だった。私がしたのは株関係の話ではないが。

 ま、今までのマーケットは見る気がしなかった。少しは動きが出てきて、多少は興味が持てる。相変わらず投資が難しい時代だが、選択肢が増えることは良い事だと思う。


2012年02月20日(月曜日)

 (16:25)「そりゃ、年間300万人来ていた時は大変でしたよ」と運転手さん。今は、「有名だが、それほど人が押し寄せるほどでもない。まあ冬ですし」(同)というのが当たっている。

入り口はジミーな感じです。中は広々  伊丹行きの飛行機が夕方だったので、午前10時半の開園にあわせて、旭川の中心から30分弱というので、行ってみました。2分前に着いたのですが、旭山動物園の前にはちょっとした列。聞いていると、どうやら三分の一の人の言語は中国語に聞こえる。

 「台湾からの直行便があるんですよ」という旭川の人の言葉を思い出した。雪のない台湾の人々は、ことさら雪と戯れるのが好きで、加えて有名なこの動物園に来るのだとか。

 もう廃園寸前だったそうです。市営で「ほれ見ろ」というスタイルだったらしい。トイレも「ぽっちゃん」(地元の運転手)だったそうです。しかしそこから園長や職員が頑張った。そもそも小さいから、施設には限界がある。HPの「旭山のしせつ」の所を見ただけでは分からないが、実は大きな施設は6つくらいしかない。

 思い出すままに言うと、「ペンギン」「アザラシ」「ホッキョクグマ・ヒグマ」「もうじゅう(ひょうが多い)」「オオカミ・エゾシカ」など。特に冬は少なくなる。「規模で言えば、札幌の丸山動物園の方がはるかに大きいですよ」と運転手さん。

 しかし暫く回るだけで、この動物園が他と違うのは分かる。従業員やボランティアの人が愛想が良い。聞けば何でも返答してくれる。施設も考えられている。ループ、螺旋のようになっていて、下、中間、上と色々な角度から動物を見れるようになっている。普通の動物園は「通過方式」であるのに対して、「考えておるな」と思う。

 小さいながらレストランもあるし、トイレもウォシュレットで気持ち良かった。園全体が平坦ではなく、坂になっているのも良い。冬のウリは「ペンギンのお散歩」で、10時半から行ったので11時からのが見れた。「夏はない」と言うので、まあばっちり見ました。ははは、かわいかったですよ。フェースブックに動画をアップしておきました。

朝だからか、シロクマは活発に動いていました  他の動物はあちこちで見ているので、ホッキョクグマとオオカミが面白かったな。えらく熊は動いていた。夏はオラウータンとかまた別の動物が見れるらしい。

 面白かったのは値段ですね。「旭川市民じゃない」と申告したら、「800円」だという。しかしその左上を見たら、「年間パスポート1000円」とある。「ありゃ」ってなものです。

 3月にもまた来るかも知れない、と思い出して「年間パスポート」を買いました。ほんの少しサポートの気持ちもあって。旭川にとっては、域外からお客を引ける重要な施設ですから、是非大切に育てて欲しいと。

 確かに工夫はしている。でも疑問に思ったのは、「どうして爆発したのか」です。あれほど。5〜6年前ですか。地元の人に聞くと、「テレビじゃないですか」と。日頃テレビの力が落ちたと思っている私としては、「へえ」てなものです。

 まあ食べ物屋とかは今でもそうらしいので、そりゃそうだと言えるかも知れない。もっとも、熱は冷める。冷めたときにどうするか。旭山動物園は、冬は冬でウリを作って努力している様子は伺えた。

 まあ、いろいろ勉強になる帯広・旭川出張でした。旭川からスーパーカムイで新千歳に出て(今その途中で、今岩見沢を通過)、新千歳から伊丹に空で移動する予定。大阪は随分と暖かく感じるハズ。


2012年02月20日(月曜日)

 (08:25)まだ一日ちょっとしか居ませんが、恐らく今年のように寒い、そして雪も多い旭川において冬の一番の欲求不満は、その辺を走ることなどもってのほかだけでなく、街歩きも出来ないということだと思います。

 なにせ、道は「圧雪アイスバーン」か、新雪を踏みしめ「ウサギ泣き」の音を聞きながらの慎重歩行しかない。日曜日の夜に「花月」という友人紹介の店で食事を終えて外に出たら、地元の人が空中に浮かぶようにすっころんでいるのを見ました。

 「地元とか関係ないです。足を置いた場所が悪いと誰でも滑ります」とタクシー運転手。わたしはまだ滑ってないのですが、一回くらいは良いかな、と。「圧雪アイスバーン」は本当に危険です。特に夕方から夜にかけては。

 欲求不満がたまったので、「そうだホテルにはジムがあるだろう」と思って聞いたら、「ない」と。対応措置はホテルの部屋の浴槽に湯を張って、ちょろちょろ熱い湯を出しながら半身浴をちょっと長めにするしかない。

 地元の人は、「スキー」だとか「スケート」をして冬も体を動かしているんでしょうね。羨ましい。しかしホテルの上階から旭川の街を朝に夕に見ていて、「うーん、結局雪に覆われた街というのは時間差がないんだ」と思う。いつでも白く見える。明るい。夜も道からしてアイスバーンですから、道路の明かりを明るく反射する。街全体が白く、明るい。いつでも。

 北海道で天気予報を見ていると、「道北」とか「道央」とかの単語が出てくる。「道東」もあるし、「道南」もあるのかな。しかし「道西」がない。え、「道央ってどこ」と見ると、札幌だというのです。私は「どこが」と思う。

 地図を見れば明らかに「道央」は広大な土地を占める富良野で、札幌は北海道の西に位置する。開拓の歴史があるのでしょう。人口密度は西に傾いている。人口密度が高いところが「中央」という事だった。で、今のように子供に説明できない呼び方(道央、道東、道北、道南)になっているという事でしょう。

 南から見ると北海道は「えいのような形をした一体感のある島」と見えるのですが、小樽や函館の顔は北や東を向いているのではなく、南を向いているのだそうだ。北海道でも最初の方に開拓された土地でプライドが高く......という解説があった。

 札幌もある程度南に顔を向けていると思うが、何せ道庁所在地ですから嫌でも北海道全体を考える。そういう意味では北海道の中心です。北海道にはまた3月末に来る計画もあって、まだ雪があるでしょうがそれはそれで楽しみです。「冬の北海道」はずっと楽しみにしていましたが、いいですね。

 夕方には関西に移動する予定で、その前にどのくら外にいられるかは別にして周辺を探索しようかな、と思っています。しかし今の外気温はマイナス11度。どこに行くにも、長くはとどまれない。


2012年02月19日(日曜日)

 (02:25)午後4時前に帯広を出て、3時間半ちょっとの時間をかけて旭川にプロジェクト関連の8人ほどで車移動し(ジャンボタクシーなど)、皆で夜の食事を終わって一眠りしたところです。

雪が道にも張り付いて、圧雪アイスバーンに 旭川  帯広→旭川間は最初列車移動を予定していた。札幌に出て、その後旭川に向かうルート。ところが、この事故が木曜日に起きて、帯広と札幌の間の列車がすべて運休になった。JR北海道はたるんでいる。最近事故が多い。

 しかし走らない鉄道とはけんかできないので、主催者判断でジャンボタクシー移動となったもの。私としては、「それもよし」です。帯広から基本的には北西に山岳地帯を抜けて旭川に向かうルートは、雪道で運転する人には大変だと思われたが、夕方は夕焼けが綺麗だったし、あれほどの雪原を車移動したのは初めてだし、面白かった。

 ジモチーの人々は皆、「今年は雪が多い」という。そうなんでしょう。私たちが移動している瞬間にも、日本の日本海側の広い部分では大雪が続いていた。分かったのは、帯広と比べて旭川は雪も多いし、寒さでも半端なく一段と寒いということです。

 車移動の最中に道路沿いで観た温度表示では、私の記憶では「マイナス18」があったと思ったが、他の車で移動した人達は、「マイナス19度」の表示を見た、と言っていた。今この文章を書いている時点での、旭川の外気温は「マイナス19度」とコンピューターが教えてくれている。

 移動の途中の休憩の時とか、到着時とか、その後の食事会の時に外に出ましたが、それはそれは寒い。食事をした後の体がポカポカしている段階でも、外に出て1分くらいで体が冷える。「これは凄まじい寒さだ」と思いました。いや、「気持ち良く」。これは多分、私が過去に経験したことのない寒さです。長野県の諏訪もニューヨークも寒かったが、これほどではなかった。旭川は寒い。

 知らない土地に来ると、知らない言葉が増える。「圧雪」という雪がアイスバーン状に道路上に圧力を受けてこびりつく状態は初めて観ました。分かりやすい言葉は「圧雪アイスバーン」です。観ると、舗装の上に数センチ雪が圧力(車や人間の移動で)を受けて固まっている。

 「かすべ」も初めて知った言葉でした。一応の説明はここにあるのですが、私たちが食べたのは鰭の付け根の部分。こりこりしていて粕漬けのようにしたものを頂きましたが、美味しかった。

 旭川で総勢8人で行った店は、暮四季(くらしき)という、地元で「安くてうまい」という評判の店だそうでしたが、本当にいろいろあって美味しかった。

 まあでも、全日本鍋物研究会のメンバーとしては、やはり鍋でしょう。メニューを見せてもらって、「今までに食べたことがない鍋」を二つ頼んだ。8人なので、多ければ3種類の鍋を食べられるのですが、ガスホースの口が二つしかないというので、二つにした。「浜鍋」と「きんき鍋」。前者は寄せ鍋の味噌仕立て、後者は文字通り「きんき」をフィーチャーした鍋。

 フェースブックにアップしたら、「きんき鍋」の写真にレスポンス(コメント)してきた人が14人ほど、一方「浜鍋」に反応してきた人が6人。(具の、鍋の)売れ行きも実際にそんな感じで、確かにきんき鍋は美味しかった。きんきの油がきらきらと鍋の中に出ている。見た目にも赤基調で綺麗。

 しかし「味噌仕立ての寄せ鍋」の「浜鍋」も美味しかったですよ。体が本当に温まって。日曜日の夜は、友人に紹介してもらった別の店に行く予定。

きらきら光る油が出て、美味しかった。鍋の中には芋も  それにしても、雪の北海道を4時間弱移動しながらずっと考えていたのは、江戸の最後の時期から明治にかけてここを開墾した人達は大変だったろうな、ということです。雪は11月の終わりから積もり初め、「5月の連休にタイヤを交換する」(運転手さん)ということなので、この地方は半年弱は雪に閉ざされる。

 開墾の間は、多分冬が地獄のようだったに違いない。原野を切り開き、農地を作り、道を作った。冬には暖かい家を建て、そして人口を増やしていった。昔北海道を開拓した人達は「冬をどう過ごし、何をしていたのだろうか」と思った。

 帯広の空港に到着してからずっと目に付くのは白樺の木です。多分どこにもあるので、もともと自生していたのでしょう。無論、帯広空港の入り口(出口)のように、並木として人が意図的に植えたところもある。降り積もった雪の上にニョッキと出ている白い白樺の木がまた綺麗なのです。

 「リゾートマンションを買い上げる中国の人々」「その周りで活発な経済活動を展開するオーストラリアの連中」など、いろいろな話を車の中で聞きました。面白かった。そう言えば、羽田からのフライトでもちょっとなまった英語の人々がいました。まあ、悪さをするのでなければ歓迎すべきでしょう。

 車で移動しながら、「これだけ整備されたら北海道開発庁とか呼ばれていた行政機構や予算はいらないじゃない」と思いました。土建業の代わりの産業をいかに育てるのか。北海道に呼ばれる度に「私たちの課題です」と地元の人々から聞いていた言葉ですが、「これだけ食材が豊かなら、一杯考えられるのに」と思いました。

 北海道は非常に豊かな大地だと思う。まあこれだけ「くそ寒い」時に札幌以外に来たのは初めてなので、もうちょっと観てやろうかな、と思ってます。その中には、むろん動物園も含まれる。

 あそうそう、今年はさすがに寒いのか、ドアを開けて客待ちしている旭川のタクシーは、私が見た限りでは見当たらなかった。


2012年02月18日(土曜日)

 (11:25)今日の帯広は穏やかです。風が出たら平野だけに酷いだろうと思うけど、今日は日差しもある。風がない。恐れていた北海道の気象条件も今日は優しい。飛行も順調でした。良かった。

綺麗な駅前です。十勝・帯広  それにしても良い天気。北海道のあの南東の綺麗な海岸線が上からくっきり見れて、海の青と、そして雪を頂いた白い大地のコントラストが鮮明で、つい写真を撮るのを忘れた。また空港(十勝帯広)から市内に向かう道がいい。白樺の木がにょきっと出た雪原が素晴らしい。

 これから会場に向かいますが、かなり大勢の方がいらっしているらしい。楽しみです。ところで、この一両日で一番驚いたのは豆腐を都内でリヤカーで売っていた「野口屋」を経営する「ターベルモーノ」が倒産したことでした。実は昨日サイトに渡ったらリンクが切れていて「おかしいな」と思ったのです。

 夜もう一度調べたら、「倒産」と出ていた。そりゃリンクも切れますよね。商売の形を元祖帰りさせたものとして、時々紹介していたのに残念。までも、「客を待っていれば商売ができた時代は終わった」という私の持論に変わりはありませんが。


2012年02月17日(金曜日)

 (17:25)ははは、「ぎょえ2発」という感じです。

 今居るのは群馬県の高崎から車で40分ほどの富岡ですが、なんと長野新幹線の中で「ありゃ、キャッシュを全く持っていない」と気がついた。東京駅までの移動がタクシーで、そのタクシーにはお財布機能がついていたので、なにげに新幹線の中まで来てしまった。

長野県のスワと縁が深い富岡製糸工場跡  新幹線のチケットは頂いていたので、新幹線に乗って「何か買おう」と思うまで、キャッシュを持っていないことに気がつかなかった。まあでも、帰りも送ってもらって、そのまま東京駅からスイカか何かで移動すれば、キャッシュレスでも移動はできる、ということ。それにしても、危ない。

 もう一つの「ぎょえ」は、北海道からのメール。

 お世話になっております。

 JRの昨夜の事故の為、札幌〜帯広間のJRが運休となっております。
復旧の目処がたっていないとのことで、
明日、イベント終了後、ジャンボタクシーでの移動(帯広⇒旭川)を手配しております。

 明日来られてからご相談させてください。

 うーん、相談されても私にはどうしようも。ジャンボタクシーね。雪道(?)をジャンボで移動。ははは。まあなんとかなるでしょう。行ってから考えます。


2012年02月16日(木曜日)

 (14:25)私が書いた文章や、今日出演予定の番組を紹介します。

 まず金融そもそも講座は今回は、「ウォール街に伝わる“格言”に学ぶ」です。昔から伝わる知恵には学ぶべきものが多い。やっと日本の株式市場も動きを見せています、それをどう見るか。それがポイントです。

 次に、東京FM TimeLineです。午後6時45分から東京FMで。日本もSNSを使った選挙運動が許されるかどうか、許されたとして政局を左右するほどの影響力を持つか、です。

 韓国の憲法裁判所は昨年12月末、フェイスブックやツイッターなどインターネットのSNSの選挙応援を規制するのは違憲との判断を下しました。これにより、韓国ではSNSを使った選挙運動や候補者の応援が自由にできることとなった。

 つまり、候補者や支援者らがウェブサイトやブログ、SNSで支援を訴えたり、別の候補を批判したりできるということです。今年の総選挙や大統領選で既にSNSが活用できるようになる見込み。さて、日本はどうする。

 夜10時からのBSジャパンは地球アステクです。今回は、二酸化炭素からプラスチックを作る最新テクノロジーを徹底取材しました。この分野で世界の注目を集める野崎京子教授は、女性科学者の最高峰「猿橋賞」など数々の賞を受賞する化学者で、東大工学部初の女性教授。

 野崎教授が編み出した技術のポイントは、地球温暖化の元凶とされている二酸化炭素を世界初の触媒技術で実用可能なプラスチックに変えてしまう事。実は、二酸化炭素からプラスチックを作る技術自体は40年以上前から発見されていたが、熱に弱く製品化するまでに至らなかった。

 野崎教授は、その熱に弱いという欠点を独自の触媒技術で改善。製品化可能なプラスチック原料を作る事に成功したのだと言う。今までになかった触媒研究の現在に迫ります。


2012年02月15日(水曜日)

 (14:25)あらら、株式市場は一足先に「春の気配」かな。日経平均で今現在200円以上上げている。

 正直、日本の株式市場の”動き”を観るのは久しぶり。狭いレンジでの小動きが多くて、「これってマーケットと言えるの」と思っていたが、やっと動き出した様子。切っ掛けは日銀の追加金融緩和かもしれないが、長い間日本の株が関心薄の中で低迷していたことも背景かも知れない。

雨の中、大阪城では早咲きの梅が  それにしても、日銀の「追加金融緩和」はなんとも情けない。それまで一貫して拒否してきたのに、『「中長期的な物価安定の目途」について』という文章を発表して、『「中長期的な物 価安定の目途」について、日本銀行は、消費者物価の前年比上昇率で2%以下の プラスの領域にあると判断しており、当面は1%を目途とすることとした』と発表した。

 今まで拒否してきたことを突然やった背景が気に入らない。「アメリカのFRBもやったので」とは日銀は言っていないが、流れからはそう見える。デフレのヒストリーはずっと日本の方が長いのだから、いまここでやるんなら「なぜいままでやらなかったのか」の理由を知りたいものだ。

 ヨーロッパの危機があるから、という解説も聞こえる。しかしヨーロッパの情勢が混迷しているのは去年の秋からで、別に今に始まったことではない。日本の金融当局の判断としてもっと速くできたはずだ。

 政治もそうだが、なんでも「決断出来ない状態」は良くない。遅すぎたが、市場が動き出したのは歓迎できる。円相場も動き出している。いつまで続くか分からないが、良い方向への変化だと思う。


2012年02月14日(火曜日)

 (22:25)いよいよ迫ってきたので、私としてはちょっと恐ろしい出張のスケジュール立てをしていました。この寒い時期での帯広、旭川出張です。

 実は私は北海道は何回となく訪れていますが、要するに春から秋の季節の範囲で、それも主に新千歳から札幌、そしてその周辺。帯広にも、旭川にも行ったことがない。

 ははは、だから楽しみですよ。この寒い時期の北海道は。寒いのは比較的慣れているので良い。しかし「もしかしたら飛行機が飛ばないかも知れない....」といった事態には無防備です。どうしようもない。

 前日に行けばよいのですが、前日は前日で夜まで外せない用事がある。よって、土曜日の朝一に帯広に飛ぶのですが、まずこれが不安。空港の設備は整っていると思いますが、さてどうなるか。天気の神様、よろしゅう....。

 旭川も楽しみだな。列車の所要時間を見ると、札幌と旭川はそれほど離れていない。なぜ今まで行かなかったのだろう。まあ「呼ばれなかったから」という情けない消極的な理由ですが、行ったことのない日本の都市の中では、旭川は一番に行きたい都市でした。時間があったら、冬の動物園も見たいと。うーん、ちょっと北海道行きに備えて、体重を増やそうかな。

 ところで、今日会ったセルゲイ君は元気そうでした。サンクトの話などで盛り上がったのですが、どうも私とはロシアの女性に対する見方が違う。まあ私は数日間滞在して、外見しか見ていませんから。私は女性を含めてサンクトは洒落た街だと思った。

 しかし彼は、「うーん」と女性について私の意見には賛成しない。そこが面白かったな。ロシアの政治情勢も面白いが、こういう話の方が良い。「子供を産まない」「我が儘」「いい加減」などと発言が続いた。ははは。ま彼とはまた機会を作って飯会をする予定。


2012年02月13日(月曜日)

 (22:25)懐かしい、というか久しぶりの人との出会いが多い。土曜日にチャタルジー夫妻と会えたと思ったら、今週はロシアのセルゲイと火曜日に「メシでも....」ということになった。

 「日本に帰ってきましたから、来週はどうですか」とフェースブックを通じて彼からメッセージがあったのが先週の金曜日。うーん、直ぐに夜を空けたのだが、彼は昼をご希望と。徳島の奥さんが恐いのかな.....。

 彼にはサンクトで本当に御世話になってしまったな。今思い出しても、良い街でした。大統領選挙を控えてロシアの情勢などをこちらからは聞きたい気持ち。

 そう言えば、今日の昼間は用事があって表参道に行ったので、かねて一回入ってみたいと思っていた琥珀のお店に入ってみました。クレヨンハウスの隣。というのは、サンクトで比較的リーゾナブルな琥珀のブレスレットを買ったのですが、これがなかなか良い。

 「琥珀」は、木の樹脂(ヤニ、松ヤニが多いと聞きました)が地中に埋没し、長い年月により固化した宝石。wikiなどによれば、「琥」の文字は中国において虎が死後に石になったものだと信じられていたことに由来する、という。

 「日本ではどの位の値段が付いているのか」に興味があった。お土産で買ったので、「それほどでもないだろう」と思ったら、その通りでした。非常にリーゾナブル。かつ、この「琥珀サロン」という名前のお店は、大部分の商品についてはかなりセールを実施していた。

 琥珀はあまりないんですよね、日本には。何点か置いている店はある。しかし、琥珀の専門店は少ない。私は何となく好きなんですよ。あのワインの色にも似た、時間の経過の中で色が濃くなるところが。

 店の人も言ってました。「時間が経つと色が変わる」と。ワインと同じ?


2012年02月11日(土曜日)

 (22:25)私がインドに行ったとき(例えば2005年)にはほぼ必ず帯同してくれていたニューデリーのチャタルジー・ジャイヤンタ君が池袋でインド料理屋の経営を始めたことを思い出して、ちょっと様子見に行ってきました。夕方に。

久しぶりにご夫妻と 散策の途中で思いついたので、そのような格好になっています  もともとあったサフランというレストランの経営を昨年12月初めに前の経営者から引き継いだもの。今度このHPを含めて内装から何から変えていく予定らしいのですが、既に使う食材を一気にグレードアップしたらしい。実はこの一週間くらい個人的に「美味しいタンドリ」を食べたかったので作ってもらいましたが、とっても希望にかなうものでした。

 ジューシーだったな。チキンだけではなく、ラムも良かった。カレー(野菜とお肉)やナンもいただきました。ナンは北インドのやつで、インド南部で見られるコメのナンではない。しかしこれも焼きたてで良かった。バター付きが日本では人気らしいのですが、私はプレーンです。私はあのちょっと辛い、薄く赤くなったタマネギが好きです。

 新しいレストランの名前は、「サフラン池袋」としたようです。店内も結構大きい。内装も変えるそうですが、日本人の奥様である久美さんも店に来ていらっして、二人で「池袋はいろいろな人が店に来てくれるんで、楽しいです」と。

 今回は私は様子見に一人で行きましたが、今度は何人かで行こうと思っています。店の住所は、

170-0013
東京都豊島区東池袋1-28-1
タクトT.Oビル201
電話番号:03-5952-5676
 サンシャインから池袋駅に向かう途中にあり、池袋駅までは歩いて7分です。お昼は満席で余裕がないそうですが、夜は対応が可能とか。彼はマルチですよ。ニューデリーでは旅行会社もやっているし、検索などのコンピューター関連も強い。ま、携帯は古くてぼろぼろだったが.....。


2012年02月10日(金曜日)

 (17:25)昨日、東京工業大学すずかけ台キャンパスで新しい嗜好の車両安全装置(ロボット)などを取材した後です。すずかけ台(東急田園都市線?)で電車に乗ったら、釣り広告に「ドコモ ドライブ ネット」を見つけた。

 一瞬「iphoneにはmapがあるし、他のケイタイツールにもナビ相当の機能のあるアプリはあるな」と思ったのですが、どこかに「無料」とか書いてあったので、「じゃちょっと使ってみるか」とダウンロードを開始したのです。

 私が魅力だと思ったのは、「地図の書き換え」が頻繁(自動 ?)に行われること。車のナビのマップの書き換えは、私の場合は今までディーラーに行ってやっていた。ほっておくと新しい道が出来て、車が何もない畑の上を走ったり、海の中を通ったりするので。「ナビ地図の自動更新も出来ないのか」とずっと思っていた。「自動車業界は頭が硬いな」と。

 ドコモが始めたのを見て、「あーあ、ケイタイ業界が始めたのか.....」と。三茶当たりまでですかね。ちょっとダウンロードには時間がかかった。地図は1/15から始まったので、ちょっと時間がかかった。ナビはGPSなので、ビルの中だとか地下の電車の中では使えない。

 その後移動する用事があったので、タクシーの中で使ってみたのです。その機能たるや、運転手さんの左前にある大きなやつと変わらない。いや、地図が自動更新される分だけ優れもの、と言える。

 まだ「home」の設定とか、目的地をセットして音声を出してみるとか言うことはやっていない。しかし、自転車でも使えるし、歩きながらでも使える。今までもmap を使ってやってはいましたが、選択肢が増えたと言うことです。

 昨日か一昨日の日経の記事によると、タクシー呼びのAPPもあるそうで、知っていれば便利なことが増えました。


2012年02月09日(木曜日)

 (07:25)昨日の昼頃「今日の取材は非常に面白い」と書いた後もロケが続いたのですが、その中で「うーん、ユビキタスとクラウドが結合すれば、非常に面白い」と思いました。

 それは先生から、クローゼットの中味や新たに入れるものを写真(ドアに埋め込んでありました)に撮り、それをクラウドに投げてデータベースを作り、それをアウター、インナー、そしてパンツ系に分けて表示(これもドアにスクリーン埋め込み)できるようにして、組み合わせ(靴下と靴などの追加も)を選べるシステムを見たことなどが切っ掛け。

 実は番組Pから「ユビキタスをやる」と台本を送ってもらったときに、「今頃ユビキタスかよ」と一瞬思ったのです。長く語られながら、爆発はしていないという技術。実は進んでいるが、それが静かだった(実際にユキビタスはcalm technology というらしい)。スマホもユビキタス・ツールと言えばそうです。

 ユビキタスは従来のコンピューターシステムでも、お金を使えば個々のシステムの中で出来る。しかし、個人の家に入れ込むにはやはりお金が掛かった。が、コンピューター関連の機器のコストが劇的に安くなり(メーカーさんが可哀想に見えるほどに)、かつwifi lan などのネット環境が整備され、かつデータ処理がクラウドなどで安く、大量に出来るようになれば、ユビキタスが「静かに爆発」する環境は整ったと言える。

 この中で一番重要なのは、クラウドの進展です。大きなデータベースが安く、比較的安全(個人情報を預けるのに抵抗がある人はいるでしょうが)に簡単にどこからでも(手の中からでも、家や家具の中に埋め込まれたコンピューターやその目などなど)アクセスできる環境は、いろいろなことを可能にする、と考えたのです。

 我々の取材に応じてくれた塚田浩二先生ともこの話をしたのですが、同じ意見をお持ちのようで、二人で「日本の家電業界が目指す一つの方向ではないか」という話になった。

 人々に喜びと利便性を与える。家電業界の一つのテーマでしょう。無論医療機器に進むのも良い。しかし、メーカーが持っている技術は、よりユビキタスに向いていると思うのですが。

 今日は東京工業大学の「バイオ研究基盤支援総合センター」に伺います。一つの対象は車。の安全。ちょっと興味があるな。


2012年02月08日(水曜日)

 (12:25)「セカンド・オピニオン」って重要だな、と思いました。

 実は昨日お医者さんから頂いた薬をあえて書いたのは、それを見て誰か何か言ってくるのかなと思ったのですが、早速地球アステクのプロデューサーである林君(めっちゃ薬に詳しい)が、「伊藤さん、読みましたが、あれには喉の炎症止めの薬が入っていませんよ」「トランサミン」を飲まないと.....」と。

 今日はお茶の水大学で同番組のロケ中(ユビキタス)なのですが、何と彼はその飲み薬を持っていた。「つい最近、かかりつけのお医者さんに行ったので」で、と。四錠もらいました。

 ま、お医者さんにはお医者さんの考え方があるだろうし、使う薬にも傾向があっておかしくない。私がお医者さんに処方してもらった薬も、それはそれで良いのでしょう。しかし他の選択肢もある。

 どちらが私に効くかは、ちょっと時間をかけて試してみるつもりです。喉の炎症ぐらいですから選択の結果はそれほど違うわけではない。しかし命に関わる病気における選択は非常に重要だと思う。

 ところで、今日の取材は非常に面白い。こういう都内の一戸建て「OchaHouse」で行われているのですが、これが実際の生活に取り入れられれば面白いだろうな、というアイデアが結構ある。取材途中ですが、実は私は一つの大きな願望がある。ユビキタス関連で。それは

  「(検知器に向かって)二回大きくまばたきするだけでベッドルームの天井のライトを消してくれる機能」

 を持つ機器です。先生は「機能的には簡単です」と。しかしまだ売り出されていないような。

 ところで明日の地球アステクは、「いざ!天体観測の聖地へ」です。と言えば国立天文台。その三鷹キャンパスに潜入。国立天文台では天体観測の他に最新鋭の望遠鏡の研究も進めていて、それは2012年度の完成に向けて、現在進められているのがアルマ望遠鏡プロジェクト。

 南米チリの約5千メートルの高原に66台の電波望遠鏡を並べ、それを組み合わせることで一つの巨大な望遠鏡を作りだすと言う。最先端の望遠鏡が追う宇宙の過去と未来について迫りたいと思います。

 また、国立天文台の先端技術センターにも潜入。ここでは、なんと自ら望遠鏡の部品等を作っているという。先端技術が集結した国立天文台が解き明かす宇宙の謎を徹底レポートします。お楽しみに。


2012年02月07日(火曜日)

 (20:25)それにしても、お医者さんというのは一度行くと一杯薬をくれるものですね。滅多に行かないので、久しぶりに行くとビックリする。

 先週末から喉が痛い状況になって、それは多分水曜日に本当に久しぶりに煙草を吸う人達もいる雀荘で麻雀をしたからだと思うのですが、「大丈夫だろう」と思っていたら、週末神戸で講演があったのですが、なんと講演中にちょっと咳が出た。

 そりゃいくらなんでもまずい。咳を皆さんお届けするわけにはいかないので、ちょっとマイクを外した。20秒くらいですが、とっても長く感じました。「こりゃいかん」です。その後は回復。

 しかし月曜日に行ったのです。お医者さんに。まずインフルがどうか調べてくれて、「ではありません」「しかし喉に炎症が」と言って、なんと4種類もの薬をくれた。

シプロフロキサシン
フラベリック
ムコダイン
コカール
 加えて「アズノールうがい液」です。上から、「感染症を治療」「咳を鎮める」「粘膜を正常にし痰や粘性鼻汁を出しやすく」「熱を下げたり痛みを和らげる」とある。

 そう言われてみると、全部必要な気がするし、薬を飲んだせいか実際に火曜日の二つの番組はなんとか「鼻声でしたね」と言われる程度。番組中に問題はなかった。しかし声のトーンは落とさざるを得なかった。

 聞くと、放送局でも一番インフルエンザに罹患しないセクションは、そして喉を痛めるケースが少ないセクションはアナウンス部だそうだ。それは「日頃注意しているから」だそうだ。確かにアナウンサーは毎日の仕事なので「風邪で出られません」とは言えない。

 ということは、日頃気をつければ喉を痛めたり、インフルエンザにかからないで済むケースも多いということでしょう。私はその点ぬかりがあった。まあでも、たまには麻雀もしたい。でもこれからは気をつけねば。

 滅多に薬を飲まない人間なので「飲めば効く」ということでしょうか。大分良くなった。ま、今回はあと3日分ほどありますが、珍しく最後まで飲み続けようかな、と。


2012年02月06日(月曜日)

 (20:25)大阪に早めに移動してきて、もしかしたらとBS1をつけたら、今朝前半しか見れなかったスーパーボールをやっているではないですか。それも私が心を残して去ったあたりからの。ははは。

 今日は短めに切り上げて、このスポーツ・イベントを見ます。それにしてもちょっと体が重い。ちょいぎしがし。医者に行ったら、「インフルじゃないですよ....」と。「喉が炎症を....」と。明日はちょっと声がおかしいかも知れない。すみません。

 昨日の600段の影響はあまり無いと思う。


2012年02月05日(日曜日)

 (23:25)日曜日は「家にいても体がなまる」と思って、風もなかったことから「よし東京タワーに上ってやれ」と思ってチャレンジしました。階段で上がるのです。

上がったら係員がいて、これをもらいました。ははは。  全部で600段。最初どえらい数字だと思ったが、登り始めたら直ぐ「ここがゴジラの頭」とか色々書いてあって、300になり、500になりで案外素早く到達した。そりゃまあ大変だし、明日になればちょっと足が痛いかもしれないが、それはそれでいいでしょう。

 上りと下りの階段が別々になっていて、登りの階段にはほとんど人がいないのに、下りの階段で下りてくる人はいっぱいいる。つまり展望台までエレベーターで上がり、そこで景色を見た後階段で下りてくる人が多い、ということでしょう。その逆をやりました。

 それにしても人が多かった。東京スカイツリーも開業を控えているし、「高いところブーム」なんでしょうね。従業員の方に聞いたら、東京スカイツリーが開業したあとも東京タワーはずっと残るそうです。

 観光に活路を見いだすと言うことでしょう。ただし、水族館とか蝋人形館とかがありますが、ちょっと古くなった印象。「どう生き残るのか」は大きな課題でしょう。


2012年02月04日(土曜日)

 (23:25)「年収1ドル」と聞いて、「そういえばずっと前にクライスラーの当時の最高経営責任者だったアイアコッカがやったことがあるな」と思いました。

 たまたま見たNHKニュースが、「世界最大の交流サイトであるフェースブックは、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者の年収を来年から1ドル、日本円で76円にすると発表しました」と伝えていたので。

 どうなんでしょう。1ドルだったらどうせだったら0(ゼロ)にしたらと思うのですが、どうやらゼロでは会社法上許容できないのかもしれない。「経営者は少額でも対価をもらうべきだ」という考え方は出来る。

 もっとも、ザッカーバーグ氏はフェースブックの株式の28%を保有していて、同社の上場後の価値を1000億ドルと仮定すると、ザッカーバーグの持ち分の評価額は280億ドル(日本円で2兆1000億円)となる。もう十分という額ですが、「もともと会社を作ることを狙った仕事ではない」「Build Social Value」という考え方に合致していると彼が判断したのでしょう。

 ザッカーバーグの「年収1ドル宣言」とは別に関係ないのですが、「アメリカには他の国にない面白い強さがある」と思う。フェースブックが上場しても、せいぜい数千人の雇用を生み出しているだけの存在。アメリカ経済へのインパクトは少ない、という人もいる。

 アップルにせよ、グーグルにせよ、今注目を浴びているアメリカの新興企業は皆ある程度そうで、それは自動車メーカーや鉄鋼メーカーに比べれば、生み出している雇用という意味では微々たる存在だ。

 しかしこうした企業が次々に生まれてくるが故のアメリカの強さだと思う。雇用を大きく生み出すような企業が急成長するのは、なかなか難しい。ソフトウエアの会社だから成長も早い、早く投資家の世界から評価を受けることが出来る、と考えることが可能だ。

 たまたまだが、アメリカの雇用統計は1月分が24万3000人(非農業部門就業者数の増加)と予想を大きく上回った。過去の統計も上向き改訂。政府は雇用を増やしていないので、民間で生まれていると考えられる。これは良いことだ。

 日本経済の再活性化に必要なのがなによりも「活力」だということになると、やはり次々と大型IPOが出てくるアメリカに見習う点があるということだろう。もう長く言われていることだが。


2012年02月03日(金曜日)

 (01:25)備忘の為に、フェースブックがIPOに関連してSECに提出した書類への付属文書として添付した「ザッカーバーグからの手紙」の全文を残しておきます。

 「Focus on Impact」「Move Fast」「Be Bold」「Be Open」「Build Social Value」の5つの「コア・バリュー」が興味深いし、「The Hacker Way」という単語も 初めて知りました。勉強不足ですね。

 こういう会社が次々と出てくるのが、アメリカの強みだと思う。気になった単語は「rewire」かな。「人と人との関係を配線し直す」ね。文章としては「we hope to rewire the way people spread and consume information.We think the world's information infrastructure should resemble the social graph -- a network built from the bottom up or peer-to-peer, rather than the monolithic, top-down structure that has existed to date.」なんか。

 むろん「a network built from the bottom up or peer-to-peer」はいいし、チュニジアでもエジプトでもそれが権力の転覆に繋がったのだけれど、 rather than以下が、つまり「 the monolithic, top-down structure that has existed to date.」が国家組織だったりするので、人間の社会はそういうものがないと収まらないとも考えられる。そことの折り合いをどうつけるのか、など。

 ちょっと長いですが、すがすがしい文章だと思う。興味ある方はお読み下さい。赤は私が勝手に入れました。ちょっと興味をもったところ。

LETTER FROM MARK ZUCKERBERG

Facebook was not originally created to be a company. It was built to accomplish a social mission ― to make the world more open and connected. We think it's important that everyone who invests in Facebook understands what this mission means to us, how we make decisions and why we do the things we do. I will try to outline our approach in this letter.

At Facebook, we're inspired by technologies that have revolutionized how people spread and consume information. We often talk about inventions like the printing press and the television ― by simply making communication more efficient, they led to a complete transformation of many important parts of society. They gave more people a voice. They encouraged progress. They changed the way society was organized. They brought us closer together.

Today, our society has reached another tipping point. We live at a moment when the majority of people in the world have access to the internet or mobile phones -- the raw tools necessary to start sharing what they're thinking, feeling and doing with whomever they want. Facebook aspires to build the services that give people the power to share and help them once again transform many of our core institutions and industries.

There is a huge need and a huge opportunity to get everyone in the world connected, to give everyone a voice and to help transform society for the future. The scale of the technology and infrastructure that must be built is unprecedented, and we believe this is the most important problem we can focus on.

We hope to strengthen how people relate to each other.

Even if our mission sounds big, it starts small ― with the relationship between two people.

Personal relationships are the fundamental unit of our society. Relationships are how we discover new ideas, understand our world and ultimately derive long-term happiness.

At Facebook, we build tools to help people connect with the people they want and share what they want, and by doing this we are extending people's capacity to build and maintain relationships.

People sharing more -- even if just with their close friends or families -- creates a more open culture and leads to a better understanding of the lives and perspectives of others. We believe that this creates a greater number of stronger relationships between people, and that it helps people get exposed to a greater number of diverse perspectives.

By helping people form these connections, we hope to rewire the way people spread and consume information.We think the world's information infrastructure should resemble the social graph -- a network built from the bottom up or peer-to-peer, rather than the monolithic, top-down structure that has existed to date. We also believe that giving people control over what they share is a fundamental principle of this rewiring.

We have already helped more than 800 million people map out more than 100 billion connections so far, and our goal is to help this rewiring accelerate. We hope to improve how people connect to businesses and the economy. We think a more open and connected world will help create a stronger economy with more authentic businesses that build better products and services. As people share more, they have access to more opinions from the people they trust about the products and services they use. This makes it easier to discover the best products and improve the quality and efficiency of their lives.

One result of making it easier to find better products is that businesses will be rewarded for building better products -- ones that are personalized and designed around people. We have found that products that are "social by design" tend to be more engaging than their traditional counterparts, and we look forward to seeing more of the world's products move in this direction.

Our developer platform has already enabled hundreds of thousands of businesses to build higher-quality and more social products. We have seen disruptive new approaches in industries like games, music and news, and we expect to see similar disruption in more industries by new approaches that are social by design.

In addition to building better products, a more open world will also encourage businesses to engage with their customers directly and authentically. More than four million businesses have Pages on Facebook that they use to have a dialogue with their customers. We expect this trend to grow as well. We hope to change how people relate to their governments and social institutions.

We believe building tools to help people share can bring a more honest and transparent dialogue around government that could lead to more direct empowerment of people, more accountability for officials and better solutions to some of the biggest problems of our time.

By giving people the power to share, we are starting to see people make their voices heard on a different scale from what has historically been possible. These voices will increase in number and volume. They cannot be ignored. Over time, we expect governments will become more responsive to issues and concerns raised directly by all their people rather than through intermediaries controlled by a select few.

Through this process, we believe that leaders will emerge across all countries who are pro-internet and fight for the rights of their people, including the right to share what they want and the right to access all information that people want to share with them.

Finally, as more of the economy moves towards higher-quality products that are personalized, we also expect to see the emergence of new services that are social by design to address the large worldwide problems we face in job creation, education and health care. We look forward to doing what we can to help this progress.

Our Mission and Our Business

As I said above, Facebook was not originally founded to be a company. We've always cared primarily about our social mission, the services we're building and the people who use them. This is a different approach for a public company to take, so I want to explain why I think it works.

I started off by writing the first version of Facebook myself because it was something I wanted to exist. Since then, most of the ideas and code that have gone into Facebook have come from the great people we've attracted to our team. Most great people care primarily about building and being a part of great things, but they also want to make money. Through the process of building a team ― and also building a developer community, advertising market and investor base ― I've developed a deep appreciation for how building a strong company with a strong economic engine and strong growth can be the best way to align many people to solve important problems.

Simply put: we don't build services to make money; we make money to build better services.

And we think this is a good way to build something. These days I think more and more people want to use services from companies that believe in something beyond simply maximizing profits.

By focusing on our mission and building great services, we believe we will create the most value for our shareholders and partners over the long term ― and this in turn will enable us to keep attracting the best people and building more great services. We don't wake up in the morning with the primary goal of making money, but we understand that the best way to achieve our mission is to build a strong and valuable company.

This is how we think about our IPO as well. We're going public for our employees and our investors. We made a commitment to them when we gave them equity that we'd work hard to make it worth a lot and make it liquid, and this IPO is fulfilling our commitment. As we become a public company, we're making a similar commitment to our new investors and we will work just as hard to fulfill it.

The Hacker Way

As part of building a strong company, we work hard at making Facebook the best place for great people to have a big impact on the world and learn from other great people. We have cultivated a unique culture and management approach that we call the Hacker Way.

The word "hacker" has an unfairly negative connotation from being portrayed in the media as people who break into computers. In reality, hacking just means building something quickly or testing the boundaries of what can be done. Like most things, it can be used for good or bad, but the vast majority of hackers I've met tend to be idealistic people who want to have a positive impact on the world.

The Hacker Way is an approach to building that involves continuous improvement and iteration. Hackers believe that something can always be better, and that nothing is ever complete. They just have to go fix it -- often in the face of people who say it's impossible or are content with the status quo. Hackers try to build the best services over the long term by quickly releasing and learning from smaller iterations rather than trying to get everything right all at once. To support this, we have built a testing framework that at any given time can try out thousands of versions of Facebook. We have the words "Done is better than perfect" painted on our walls to remind ourselves to always keep shipping.

Hacking is also an inherently hands-on and active discipline. Instead of debating for days whether a new idea is possible or what the best way to build something is, hackers would rather just prototype something and see what works. There's a hacker mantra that you'll hear a lot around Facebook offices: "Code wins arguments."

Hacker culture is also extremely open and meritocratic. Hackers believe that the best idea and implementation should always win -- not the person who is best at lobbying for an idea or the person who manages the most people. To encourage this approach, every few months we have a hackathon, where everyone builds prototypes for new ideas they have. At the end, the whole team gets together and looks at everything that has been built. Many of our most successful products came out of hackathons, including Timeline, chat, video, our mobile development framework and some of our most important infrastructure like the HipHop compiler.

To make sure all our engineers share this approach, we require all new engineers -- even managers whose primary job will not be to write code ― to go through a program called Bootcamp where they learn our codebase, our tools and our approach. There are a lot of folks in the industry who manage engineers and don't want to code themselves, but the type of hands-on people we're looking for are willing and able to go through Bootcamp.

The examples above all relate to engineering, but we have distilled these principles into five core values for how we run Facebook:

Focus on Impact

If we want to have the biggest impact, the best way to do this is to make sure we always focus on solving the most important problems. It sounds simple, but we think most companies do this poorly and waste a lot of time. We expect everyone at Facebook to be good at finding the biggest problems to work on.

Move Fast

Moving fast enables us to build more things and learn faster. However, as most companies grow, they slow down too much because they're more afraid of making mistakes than they are of losing opportunities by moving too slowly. We have a saying: "Move fast and break things." The idea is that if you never break anything, you're probably not moving fast enough.

Be Bold

Building great things means taking risks. This can be scary and prevents most companies from doing the bold things they should. However, in a world that's changing so quickly, you're guaranteed to fail if you don't take any risks. We have another saying: "The riskiest thing is to take no risks." We encourage everyone to make bold decisions, even if that means being wrong some of the time.

Be Open

We believe that a more open world is a better world because people with more information can make better decisions and have a greater impact. That goes for running our company as well. We work hard to make sure everyone at Facebook has access to as much information as possible about every part of the company so they can make the best decisions and have the greatest impact.

Build Social Value

Once again, Facebook exists to make the world more open and connected, and not just to build a company. We expect everyone at Facebook to focus every day on how to build real value for the world in everything they do.

Thanks for taking the time to read this letter. We believe that we have an opportunity to have an important impact on the world and build a lasting company in the process. I look forward to building something great together.


2012年02月02日(木曜日)

 (11:25)
「あれ、東京マラソンっていつ?」と思って調べたら、今月26日でした。

 というのは、皇居周りを走るランナーの数が明らかに増えているのです。1月の初めに比べると、二倍くらいでしょうか。参加する人の足慣らし? 参加しない人も来年を考えて走り始めた?

 寒いっすよ。しかし、何か暖かい。それは冬至を過ぎて例え朝でも日差しが強くなってきたからです。夜明けも少しずつだが早くなっていて、東京の場合は以前は6時45分くらいでなければ明るくならなかったが、今は15分ほど速い。

 道はどこでもあるのに、なぜ「皇居周り」か。「あんな空気の悪いところを」と私も思っていました。しかし、回ってみるといくつか理由がある。

 実際的な理由は、まず「信号がない」ということでしょうか。歩き、走る人間にとってです。皇居周りと言ってもインナー、アウターいろいろある。私にとってアウターは、反時計変わりでは竹橋で右に折れて九段下に出て、千鳥ヶ淵を走ってのコースですが、ここでは代官町通りの所に一つだけ信号がある。しかしそれだけ。

 インナーでは全く信号がない。一般の道ではそうはいかない。信号だらけです。その度にペースチェンジしなければならない。これはつらい。だから、「信号のない場所」がポイントで、そこら中に公園とかあるのでそれでも良いのですが.....しかし違う。

 それは「気の集まり」かもしれないと思う。皇居は東京の精神的中心にあって、過去、現在を問わずいろいろな人の「気」が集まっている。これは重要なポイントです。

 日韓共催ワールドカップの時に、確か日本はトルコとの戦いを宮城スタジアムで行った。私も行ったが、畑の中にポツンと球場があった。その当時の代表監督のトリシェが「あんな球場でやるからだ」と言っていたが、それは本当だ。

 球場には「点」としての気の集合があり、観客の大部分は日本を応援した。しかし、球場の周りにあったのは、大根や菜っ葉だ。「気」が面ではなかった。国立だったら違った、と思う。

 「目」がある、「気」がある、というのは走っている人間にとっては重要です。マラソンの優勝者のインタビューを聞いていると、「沿道の声援に推されて....」「声援が凄かった」と必ず言う。それは本当だと思う。人間は他人の「目」や「気」で走る動物です。その点で皇居周りは優れ場所です。

 ところで今日一走りしたあと計量したら「71.65」だった。72が目標だったので達成。ナイス。ピークは78.5だったので、結構来た。冬での減量と絞りは価値がある、と思ってみたり。ははは。ここで当面軟着陸です。


2012年02月01日(水曜日)

 (11:25)
私: 「おばちゃん、この写真撮っていい......」
おばちゃん:「あかん、これは持ち出し禁止やから......」

 前回通りかかったときに、「今度は入ってみよう」と思った「差入屋」さんに、「おはようごいます」と入ってみたのです。散歩のついでに。朝8時前だというのに、おばちゃん一人と女性のお客さん一人がいらっした。

この双葉屋さんに入ってみました  私が気になったのは、物品ばかりでなく差入れ屋さんに「大阪拘置所」に入るための書類一式が揃っていたことです。銀行で手続きをするための台のようなものまで置いてある。「ああ、そうなんだ。差入れ屋さんで一切の書類が作成できるようになっているんだ」と思って、ちょっと写真が撮れるか聞いてみた。やはりNGでした。

私 :東京にも差入れ屋さんはあるみたいですよ....
おばちゃん:「そうや。昔は全国にあったんだ....、どんどん減って、最近は大阪と東京にしかあらへん」

 なるほど。並んでいるものを見たら、毛布、お菓子、そした漫画中心の雑誌。どうやらその女性のお客さんとは親しいらしく、「前回はこれやったから」といった会話をしている。私も何か買うものはないか、と思って見たが残念、なかった。

 再び差入れ屋さんと大阪拘置所の前を通ったのは、「大川」が実は大きくないことを確かめに行ったからです。淀川まで歩いたり走ったりして。着いてみて「やはり」と思った。淀川の方が大川より遙かに大きい。ははは、地図を見れば分かることですが。

この先が大川  淀川から大川が別れる起点が、毛馬こうもんです。最初「えらい名前やな」と思ったが、調べたら「なるほど」。「毛馬閘門」だった。毛馬は地名です。

 余談だが、大阪には実に面白い地名がある。「立売堀」とか「杭全」とか。歩いていると、次々にぶつかる。そんな地名を集めたものとしてはこのサイトが面白い。

 そう言えば、「いたちぼり」の語源はアンカーのヤマちゃんから以前教えてもらったな。伊達藩が掘った(?)らしい。しかし大阪の人は「伊達」を「だて」とは長く読まなかった。「いだて」→「いたち」になった。そこから読み方が決まり.....と。そこまでだった。なぜそれが「立売」と表記されたのかについては、このサイトにあった。

 大阪の歴史は東京より遙かに長い。調べれば一杯面白いことがありそうだ。大川に関連して、面白い橋が存在することを発見した。車が通れない、もっぱら自転車と人のための橋が結構あるのだ。

 今朝通った飛翔橋(ええ名前や)もそうで、そうした車御免の橋は、私が知っている範囲で少なくとももう一つ天満橋の直ぐ近くにもある。なんていう橋だったか。しかし本当にそこも車は通れない。

 尾道の寺が繁盛を謳歌した商人の寄付で出来ているのと同じように、大阪の橋はかなりの程度商人の自腹で出来ていたらしい。ナイス。飛翔橋もそうだろうか。

 「それにしても」と考えた。太閤秀吉がタイムマシンで現代を見に来たら、「俺が作った橋がほとんどないな」と寂しがるのではないか、と。



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