2013年08月30日(金曜日)

 (20:07)私もそう思ったのですが、タクシーの運転手さんも「あ!!!」と思ったそうです。

 所要で通りかかった清水谷公園とホテル・ニューオータニの間の道。結構暗いんですよ。夜は。そこにある横断歩道。二人とも最初気がつかなかった。ところが、何か黒いものが横断してきた。よく見ると女性。

 細身の、かつ全身が良く焼けている。そして黒のワンピース。バッグも黒だった。夜のとばりがしっかりおりて、辺りは暗い中での黒装束、黒い肌での横断。ほんと見えないですよ。彼女が既に道の真ん中に近づいてから運転手さんも気付いた。

 当の女性はそうは思っていなかったし、そう感じてもいなかったのかも知れないが、ほんとに危ない。「彼女のアタイア」について二人で「危ないですよね....」と盛り上がってしまった。

 私でさえ、「夜歩く」と分かっているときは特に下(パンツ)は白に近いものをはく。でないと危ない。サラリーマンの人はシャツが白なので、分かる。しかし色黒の(よく焼けた)女性は本当に分からない。

 運転手さんはその後「運転手さんから見た危ない人達、自転車」について暫く話してくれていました。「そうだな、立場が違うと全く世の中別に見えるんだ」と私もごくたまに運転しますから同意。

 女性の方々は何か夜は明るいものを持って下さいね。


2013年08月29日(木曜日)

 (13:07)これは備忘のためもあって書いておくのですが、我が家の最新のベースステーションである「AirMac Extreme」がこのところ「黄色の点滅」を繰り返すようになった。リブートする(電源を抜いて原始的に)と直るのですが、直ぐにまた「黄色の点滅」に。

 ちょっと気になっていたので、今日調べたら「AirMacユーティリティ」を入れて調べろと出てきたのでダウンロード。「Finder→アプリケーション→ユーティリティ」のフォルダに進んで同ユーティリティを起動して見たら、赤い印が。

 何だろうと思って見たら、「ファームウエアに更新があります」と。あこれか、と思って更新を始めて暫くしたら更新が始まり、そのうちベースステーションのランプが点滅から綺麗な常時点灯の緑に転換。

 「良かった」ってな感じです。AirMac Extremeベースステーションが黄色(橙色)の点滅を始めて気になっている方、多分接続に問題はないと思いますが、ファースウエアを最新に代えると、ランプが綺麗な緑になります。ご参考まで。

 このベースステーションが良いのは、なんと言っても「速い」ことでしょうか。


2013年08月29日(木曜日)

 (08:07)「右よーし、左よーし」と車を運転するときは自分で確認作業をしているんですと.....声を出して、まるでバスの運転手さんみたいに。

 誰の話って、ジャイアンツの村田選手です。なんで読んだのか、確かスポーツ紙だったと思う。何故。だって、今の彼の野球は凄すぎるじゃないですか。

 もともと守備は安定感があった。スローイングも良い。しかし今は非常に予想外な事に(失礼!)、そした横浜にいた時ともまた違って、「打撃が絶好調」。で、「野球に運を使い果たして、ほかで、例えば運転などで良くないことが起きるのでは」(村田)と思って、慎重を期しているというのです。

 ははは、笑えるな。までも冗談ではなく、「これは今までのチャンスに打てなかった村田か」と思うほどの働き。今週初めからはまだ3割を打っている阿部に代わっての4番打者。しかも、「これぞ」という働き。7月は打率4割超で月間MVP。8月はそれを上回っているが、既に月間17本もHRを打っているバレちゃんがいるから、どうだろうか。

 月間MVPを取るかどうかに関係なく、「選手には調子ってあるんだな」と本当に村田を見て思った。ジャイアンツでは今坂本が良くない。長野も去年までの彼ではない。二人とも今は3割を割っている。

 その二人の不調を補ってあまりあるのが村田の好調です。昨日も阪神が実は8本ヒットを打っているのに3点。巨人のヒット数は実は7本で少ない。しかし5点取っている。その差は、「チャンスで打っている村田の存在」です。一昨日昨日と二日連続して初回にツーラン。これは効いている。だって阪神は2試合で取った点数が3点ですから。

 阪神はなぜここぞという肝心な時に勝てないのか。まだ9勝9敗なので、今年はよく頑張っている方ですが、9月を迎えるこの時期に連敗して7ゲーム差は痛いでしょう。この点に関して村田が面白いことを言っている。

 「阪神がうちに当ててくるピッチャーは、大体決まっているので、研究できるんですよ」と。そうなんですよ。「榎田、能見、スタン......」。「横浜時代より遥かに多く彼等に当たる。研究しますよ....」と村田。多分昨日の宿敵・榎田からのHRもその成果 ? 藤波を出せば面白いのに。

 私が「へえ」と思ったのは、この3連戦初戦の内海が「今年はドーム阪神戦初先発」とテレビが言っていたこと。確か甲子園では何回か見た気がする。「でもそんなに当てていないんだ、阪神戦には」と思った。対して毎度球場関係なく巨人戦に出てくる榎田や能見。

 シーズンの序盤はいいかもしれない。見慣れていないから。序盤にいいから、「能見や榎田はジャイアンツに通用する」と思う。しかし、毎3連戦に出していたら、そりゃ目が慣れる。榎田という選手はあまり記憶にないが、能見はその繰り返しのような気がする。何年も。そういえば今日は能見が先発するらしい。

 圧倒的に虎ファンが多い(と思われている)関西の新聞には「戦力は同じ」という評論家の見方が紹介されている。確かに防御率などを見ると、むしろ阪神の方が良い。しかし得点力は全く違う。HRの数が阪神はほぼ半分です。だから打力の差は確実にある、というのが私の見方です。

 たまにしか見ないが、阪神の選手は大和にしろ、俊介にしろ、あと名前を知りませんが、あ、鳥谷もそうかな、細身小柄が多い(今の野球選手としては)。4〜5人いる。いい選手も多いんだろうけど、「HRが打てる」という感じがしない。

 うろ覚えだが、代打の切り札といわれる桧山も昨日ちらっと見たらホームランはゼロだった。これじゃ怖くない。西岡は気持ちを出すいい選手だと思うが(見ていて楽しい)、HRバッターではない。巨人で細身小柄はまっちゃんとあと一人くらいか。

 だからといって、バレちゃんやブラちゃんのような外国人選手を連れてきても阪神が強くなるとは必ずしも思わない。だから難しいのだが、投手のローテーションを含めて「選手回し」は明らかに巨人が上です。

 バカバカとホームランがあまりにも出る試合は好きではないので、阪神の試合運びには好きな面もある。しかし、今のままではちょっと力の差が大きくてセリーグが面白くない。せっかく出てきた福留も、「あれ」という感じで引っ込んで、どこかを痛めたとか。ジーターも出てきて直ぐまたリタイアになったが、そうならないことを。

 だって福留は、阪神で数少ないHRバッターですから。ま今日の能見に頑張ってもらうしか、とも思うが、巨人の打者達は今年だけでもう能見に何回当たっているんでしょうかね......本当に良くないと彼も苦しい。もう十分見られているので。それは可哀想だな。


2013年08月28日(水曜日)

 (11:07)おや、本当だ。夕べは見れたような気がしたのですが、ニューヨーク・タイムズのHPに不具合(アタック)とあったので。

Google Chrome では www.nytimes.com が見つかりませんでした

もう一度読み込んでください

 それにしても、オバマ大統領も苦しい。「シリアに対するアメリカの攻撃」が報じられた瞬間からニューヨークの株は落ち始めて、昨日はダウが170ドル安。大きい。シリアだけではなく、あまりにもアメリカの経済指標が強弱入り交じり、というのもマーケットを混乱させている。

 「化学兵器使用はレッドラインを越える」とずっと言っていたのに、アメリカによればアサド政権はそれを一般人、特に子供たちに対して使った。アメリカ、オバマの論理によれば明らかに「シリアのアサド政権は、レッドラインを越えた」ということになる。

 それを見逃すことは、アメリカとオバマにとっての権威失墜になる。だからアサド政権に対して何かしなくてはいけない。しかし全面介入が出来ないことは明らかです。世界でも歴史的に一番ややこしい地域。近くにはイスラエルがあり、さらにイスラエルに対して一貫して中東で一番厳しい姿勢のイランがいて、シリアには権益を持っている。

 ではどこで止めるか。「ちょっと攻撃して終わり」では、権威を示しただけで終わってしまう。何も解決しない。ではアサド政権を追い詰めるところまでやるのか。それはロシアも中国も良い顔はしないでしょう。内戦に入ったら、イラクの二の舞になる。

 NBCは「木曜日にも爆撃開始」と伝えていた。日本時間の明日だ。今のところ化学兵器工場を狙うらしいが、へたに攻撃すると化学兵器が飛散して、悲惨なことになる危険性もある。難しい。

 それにしても、「強い」と思われていたアメリカ経済にも、「どっちやねん」と言えるような指標が増えた。日経のサイトの表現を借りるなら、

  1. 7月の米新築一戸建て住宅販売が前月比年率換算で13%減。約3年ぶりの減少率で住宅ローン金利の上昇が逆風

  2. 7月の耐久財受注が前月比7.3%減↓ 昨年8月以来の減少率で、航空機大手ボーイングの7月の受注は90機と6月の287機から激減

  3. 8月の消費者信頼感指数(カンファレンスボード調べ)の現況指数が5カ月ぶりに悪化。クリスマスに次ぐかき入れ時となる新学期商戦に不安材料
 という指標など。強い数字もいくつかあるので、「本当にアメリカ経済はどっちを向いているのだろう」ということになる。「どっちをむいているの」という同じ問いだと、習近平の「左翼路線」、李克強の「市場経済」を対比した日経の記事も面白かった。

 不安感大となれば、今日の東京市場のように円高、株安、債券高、金高になる。多分シリアは寸止めで終わるのでしょう。しかしそれ以上に秋マーケットは毎年のことだが疑心暗鬼は強い。


2013年08月27日(火曜日)

 (15:07)いや、私は温かい気持ちで見守ってはいるんですよ。でもね、ちょっと「拍子抜け」でしょうか。

 何かというと、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した新型ロケット「イプシロン」です。昨日から相当特番まで組まれて開発者は「絶対成功」とか言っていたので。

 かつちょっと気になるのは、「JAXAが事前に、かつ主体的に中止した」というよりは、YOMIURIの記事を引用すると、『日本の新型ロケットの打ち上げは2001年の「H2A」以来、12年ぶりだった。打ち上げは午後1時45分の予定だったが、時刻になってもエンジンが噴射しなかった』となんか頼りない記述。

 なので、『JAXAはその直後、現地で「作業中断」のアナウンスを流した。打ち上げがいつになるかは不明だ』とこれまた頼りない文章が続く。「絶対成功間違いない」とは随分印象が違う。ローズ君が怠けていたのでしょうか。

 思い出すのはMRJです。私にとってある意味「期待の星」ですが、まあ先延ばしが続いている。「これでロケットもかよ」と思ってしまう。当然ですが、あらゆる条件が揃わないと成功しない難しい分野です。航空機もロケットも。

 世界各国でも成功と失敗が繰り返されている。だからこそ、「絶対成功」とか言われるのですっごく期待してしまったのです。ま、素早く原因が特定され、あまりMRJのように何回も先送りされずに「打ち上げ成功」となるのを期待します。


2013年08月26日(月曜日)

 (18:07)9月からどうするんでしょうね。実際には....。看板を立てる ? 加えて人を立てる ?(そりゃないな)

 というのは、9月から皇居ランで新ルールが実施されるのです。「新ルール」と言っても、既に大部分の人が実際にやっている、ほんの少しのふとどき者(特に自転車)がルールに反する事をしている程度ですが、「9か条のルール(というよりマナー)」が決まったのです。

 多分これは、日中とか夕方とか、または週末(たまにマラソン大会している連中がいる)にいろいろあったので、決まったのでしょう。私のように朝以外には行かない人間にはあまりピンとこないし、「大体守られているけどな」というもの。朝は人が少ないですから。

桔梗門から虎ノ門ヒルズをのぞむ  ただし、「周回は反時計回り」と決められてしまうと、ちょっと反発したい気持ちも起きる。それはまず景色が全く違うし、またプランも違ってくるのです。私も9割方反時計回りです。しかしたとえば出足で桜田門から半蔵門のだらだら上がりをやりたい時は、時計回りにする。

 「景色が違う」というのは、結構大きい。写真を見ていただきたいのですが、これは桔梗門から祝田橋まで時計回りに歩いたときのこと(といっても今朝)です。内堀通りの真っ正面に「虎ノ門ヒルズ」があって、それがイイノビルやプレスセンターと兄弟のように並んでいる。

 実際には虎ノ門ヒルズはイイノビルからさらに200メートル以上奥まっているのですが、背丈の違いがむしろ視点位置の関係で揃って見える。なかなか良い景色でした。私が今まで見た中で、虎ノ門ヒルズがもっとも綺麗に見えた。このビルももうすぐ完成です。後はテラスかな。

 実はこれは皇居反時計回りだと絶対見れない景色です。まあだからそのときは歩けばいいんですが、朝なんて実際に皇居周りを使っている人は少ないのだから、「自由にさせて欲しい」という気持ちもある。

 代官町通りのイギリス大使館に向かう左側の道は皇居周りで一番細くなっているので、あそこは「一列」というのは賛成できるな。丸の内、大手町サイドの皇居周りは十分に広い。

 まそれは臨機応変。9月になったら改めて考えますが、今朝は23〜24度で爽快でした。「秋晴れ....」ってな感じ。あそうそう、フェースブックにはアップしたのですが、週末の雨がちの朝に半蔵門から桜田門に向かっていたら、二羽の白鷺(多分)が優雅に舞っていました。

 「いい絵だ」と思って動画を撮ってユーチューブにアップしておきましたので、このサイトでご覧下さい。見た瞬間に、「東京のど真ん中で白鷺が戯れている。なかなかええ景色や」と思いました。たっぷり餌もあるのでしょう。フェースブックのお友達は、「日比谷公園などにも....」と教えてくれました。ナイス。


2013年08月25日(日曜日)

 (09:07)だいぶ涼しくなった朝の空気の中で歩を進めながら、「やはりあの会社が一番存在感が大きかったのは約20年前だったんだな」と思ってました。「あの会社」とはバルマーの後任探しを始めると発表したマイクロソフトです。

 Windows95は、私も夜中を過ぎて新宿のヨドバシまで買いに行きましたからね。熱気があったし、使った最初の印象は強烈だった。GUI(誰が開発したかは別にして)をうまく使って、「今までとは違う」と実感できた。一時私が持っているPCはすべてWindows マシンだった。

 その時代から20年。今では私の周りにあるWindows マシンは使い古したラップトップが2台ほど。一台には「8」を入れたが、作業画面に到達する前に余計なプロセスが増えただけで何らメリット、面白みがない。「こりゃダメだ」と思っていたら、すぐに改訂したそうですが、「もうええやろ」とそれに取り組む気も起きない。

 マイクロソフトが依然として存在感があるのは、「ビジネス周り」です。オフィス、より具体的にはワードとエクセル、それにパワポはビジネスの世界では言ってみればデファクト・スタンダードでちょっと外せない。データの作成・授受にです。私もワードだけは頻繁に使う。

 しかしそれ以外はOSを含めて全く存在感のない会社です。「バルマー在任中に売り上げが2倍に、利益が3倍になった」と言われても、「それはインフラとなったことに伴う利益か」と思ってしまう。何かわくわくする製品を発表したわけではない。

 スティーブ・バルマーという人も、ビル・ゲーツに輪をかけて「ビジネスの人」、特に「アメリカの中西部の」という感じだった。お父様がフォードの工場長か何かだったと聞いて、「その印象が残っている」と思いました。いつもワイシャツがトレードマークだった。

 そのバルマーが唱えたのが、「devices and servicesを中核に置いた戦略的転換」。タブレットやスマホの時代への転換が遅いと批判されて打ち出した新戦略だが、Xbox を使わない私にはマイクロソフトがデバイスの会社というイメージはない。

 ゲーツとバルマーが出会ったのが1973年というから、今から40年前。ハーバードで。バルマーは数学と経済が専門だったという。その二人がずっとマイクロソフトを動かしてきて、「さて次を探す」という段階。なかなか難航するでしょうね。

 ビジネスでのデファクト・スタンダードは長持ちすると思うのでその地位は揺るがないとしても、その他ではこの会社の存在感は薄れるばかりだ。OSにしても、「もう余計なことはしないで欲しい」という段階だが、オフィスの各製品も一応のレベルに達していて、「もう何もしないで」という印象がしないでもない。もっとも新しいものが出ても入れないで済ます。その中で収益を上げるには、なかなか工夫が要る。

 PCが入力装置以上の意味合いを持たなくなった中で(私にとってもはそうです)、今でもPCから抜け出られないマイクロソフトの舵取りは、新しい人にとってもなかなか難しくなりそうだ。


2013年08月24日(土曜日)

 (23:07)地味だが今後影響が及びそうなニュースは、東京新聞の「中国、コメ輸入量世界一へ 国際価格への影響拡大」でしょうか。

 中国の食糧事情が「厳しい」というのは中国スペシャルで柯隆さんが指摘していたのですが、「その指摘が具体的になってきた」と思いました。

 この記事には詳しくは触れられていないのですが、今年の中国は穀物が不作で、既に小麦でも世界一の小麦輸入国になっている。加えてのコメでの「輸入量世界一」。つまりコメと小麦で世界でもっとも輸入をしている国、輸入に依存している国ということになる。

 これは国家にとっては脆弱性です。中国で「新たな食糧危機の恐れ」が出てきた、とも言える。飢餓で大量の人が死ぬとかの出来事はまだないでしょうが、とにかく国土が荒れて、かつ天候不順、そして水不足で中国の食糧生産が危機にあることは確か。

 中国から聞こえてくる食糧生産に関するニュースは、ここ数年「不作」「早魃」など不調を伝えるものばかり。中国はそこで世界的に農地を買いあさっているのですが、その問題を含めて今後の中国の食糧事情には注目しています。


2013年08月24日(土曜日)

 (01:07)最終的に何があったのか知りませんよ。しかし『代表「出ていってくれ」みんな・柿沢氏が離党届』というニュースを金曜日に見て最初に思ったのは、「ああ、始まったのか。この政党も終わったな.....」というものでした。

 このニュースはこう続く。『みんなの党の柿沢未途衆院議員は23日、党本部に離党届を提出した。柿沢氏は同日、自身のツイッターに「渡辺代表から『党から出ていってくれ』との言葉を頂き、先ほど離党届を提出した」と書き込んだ。柿沢氏は江田憲司前幹事長の側近。』

 私はどちらの味方をしているのでもないのです。しかし今まで一緒に、結党以来戦ってきた仲間を「出て行ってくれ」の一言で追い出すのは、いかにも非民主的で、政党を私物化している人の行動としか思えない。

 金曜日の夜になって柿沢議員の離党の記者会見の中味も出てきていますが、酷い内容です。これに対する渡辺代表や幹事長の反論もない。言ってみれば一種の「恐怖政治」「独裁政治」に等しい。

 日本語名「みんなの党」、英語名「Your Party」に相応しい行動が一般化していない政党としか思えない事態です。こうやってもしかしたら日本にとっての貴重な野党勢力になったかもしれない党が、一つ一つと存在感を低下せせることは、悲しい限りです。


2013年08月22日(木曜日)

 (18:07)朝からほとんど野球で過ごしました。「何打席かかかって苦労するのかな」と勝手に思ったら、それはイチローの流儀ではなかった。彼の美意識が命ずるままに、こちらが思いを巡らす暇もなく、第一打席でパチンと三遊間に。お見事。だってナックルのディッキーの癖球をですからね

 その後びっくりしたのは、チーム全員がぞろぞろ、そしてのろのろ出てきて、一塁塁上のイチローを一人一人ハーフハグしながら祝福したこと。ま握手の人もいましたが、なかなか見られない光景。日本では花束くらですが、ちょっとしゃれていると思いました。

 彼が凄いのは、年齢です。以下の通りですが、圧倒的に若い。ピート・ローズは知ってますよ。1970年代にアメリカに居ましたから。日本でもカップ麺のコマーシャルなどに出ていた。しかし引退後は悲惨でした。薬物とか。

 タイ・カップはさすがに見ていない。ネットを見たら、彼にも多少の疑惑があるそうですが、イチローにはそういうことは全くなさそう。日頃の努力と才能が今の彼を造っている。すばらしい。

選手      安打数 4000本安打達成日 達成年齢 達成時の在籍チーム
ピート・ローズ 4256  1984年4月13日   42   シンシナティ・レッズ
タイ・カッブ  4191  1927年7月18日   40   フィラデルフィア・アスレチックス
イチロー    4000  2013年8月21日   39   ニューヨーク・ヤンキース
 高校野球も今年の夏全体を通して言えることは、「接戦が多かった」「だから面白かった」ということ。決勝も4−3でした。高橋君は疲れていたが、最後まで投げ抜いたのが良かった。延岡はちょっと横瀬を代えるのが速かったのかな、と個人的な印象。ナイスな夏でした。

 ところで、今日の午後三菱航空機から以下のリリースが送られてきました。以前MRJを取材したことがあるので送られてきたのだと思います。本当は記者会見に出たかったのですが、放送があって出られなかった。「MRJの開発スケジュールについて」と題して、要するにMRJの試験飛行と納入をまたまた先送りするという残念な発表。応援団(勝手に)団長としてはとっても残念です。

2013年8月22日東京発:
 三菱航空機は、MRJの初飛行予定を2015年第2四半期に、初号機納入予定を2017年第2四半期に改定いたします。(改定前は、初飛行が2013年度第3四半期、初号機納入が2015年度の半ばから後半でした。)

 当社では、高い安全性と性能を備えた航空機の開発を確実に推進することを最優先に、時間をかけて設計・開発段階から安全性を担保していくプロセスの構築と装備品仕様の詰めに注力してまいりました。

 この結果、装備品の製造開始・納入時期に遅れが生じましたが、今般、装備品のパートナー各社と安全性を担保していくプロセスおよび納入時期について合意し、新しいスケジュールを確定いたしました。

 また、試験機の製造については機体の組立段階へ進んでおり、地上試験、飛行試験、カスタマー・サポートおよび早期量産体制構築の準備も進めております。

 今後、お客様の競争力と収益力の向上に貢献できる安全性と性能を備えた 機体の実現に向け、引き続き、全力で開発に邁進してまいります。


2013年08月21日(水曜日)

 (09:07)親はあまりトラブルはなかったと思うのですが、子供(mini)の方はいろいろ問題が起きますね。ipadminiのことです。

 私はiphone は完成度が高い製品だと思うし、トラブルはあまり起きない。しかしipadminiは

  1. 使用しているうちに、イヤホンジャック経由での音の送出ができなくなって、イヤホンを差しても本体から音声が出る
  2. SIMを差してるのに、「SIMなし」と表示が出ることがある(写真)
 などがある。前者も後者もリブート(一端電源を落としてまた立ち上げる)することでいままでは解決していて、今も前者がそうですが、後者は昨日から「それでもダメ」という状況になった。

差しているのに「SIMなし」と出る  前者については、わざわざ銀座のアップルショップまで行って調べて貰ったことがある。それは発売当初で、店の人も訳が分からず新しいのと交換してくれた。しかし次に行ったら「ルブートで解決することもあります」と。面倒だが今はこれをしている。つまりソフトウエアベース、OSベースの欠陥です。

 しかし後者については、今はいかんともしがたくなったので、今日時間がある時に銀座か近くのKDDI のショップに行って見て貰うつもりです。

 ところで昨日だったかな、アメリカのテレビを何気に観ていたらアナウンサーが、「ゴールドのiphoneが発売されるようだ。中国の人は金が好きなので.....。iphoneもアクセサリーになったのか.....」といった話をしていた。本当かどうか知りませんよ。確か9月10日に次のバージョンが出るらしい。

 「ゴールドのiphone」ね。通常版 ? それとも廉価版。ははは、発表されてみないと分からないのですが、多分私はそれは買わないな。


2013年08月20日(火曜日)

 (12:07)午前中は伊丹から山形空港まで移動したのですが、久しぶりによく晴れていたので、空の上から日本の国土がよく見えました。これほどよく見えたのは半年ぶりでしょうか。

2013年08月20日に空から見た富士山  飛行機進行方向の右側の窓サイドにいたので、今どこを通過しているのかも鮮明。淀川の毛馬の水門、その先に見える大阪城も非常に鮮明だった。大阪の改めての印象は、「緑が少ない」です。

 それにしても、東京周辺、特に千葉もそうですが、関西周辺も実にゴルフ場が多い。「ようこれだけ造ったものだ」と思う。1970年代、80年代に次々と造ったのでしょう。今はそのかなりの部分が経営危機。やはり造りすぎです。

 上から見ながら思ったのは、将来食糧危機が起きたら食料生産の為に使うぐらいしか役割がないな、という点。農薬や各種の薬を使っているので、転換には時間がかかるし費用もかかる。しかし整地後はそのくらいしか用途がないでしょう。

 富士山を進行方向右側に見て松本の上空を通過して一路山形に向かったのですが、天候が良かったのは富士山(写真)が見えていた時まで。その後は霧と雲で何も見えなくなった。

 山形は今年3回目、6月以来です。毎年山形には冬と6月に来る。6月はサクランボ狩りなど。冬は「雪の温泉」です。雪と氷柱に囲まれた温泉は最高ですね。

 到着したら曇りで太陽はなし。これが安心するんですよ。かつ温度は28度くらいですかね。最高です。今回は講演です。今日も株価も安い。世界の経済の先行きも不透明な時期ですから、その辺にも触れる予定。


2013年08月19日(月曜日)

 (18:07)こんなに面白い高校野球は久しぶりだな。今日なんか最初の3試合は全部一点差で決着。しかも、花巻東5−4鳴門、山形日大4ー3明徳義塾、前橋育英3ー2常総学院と、綺麗に前の数字の小さい方を踏襲して一点差の勝利。第四試合は2−1で決着か、とも思った。

 一塁線の打球が一塁ベースに当たってそれが逆転の切っ掛けになったり、投手が足をつって急遽2年生が出てきて最後のバッターをゆるい2塁ゴロに打ち取って「終わった」と思ったらそれがエラーになって(常総だった)、そこから逆転になったり。

 もう試合としては最高の、つまり予想が付かないという点で面白すぎる展開でした。第四試合(延岡ー富山第一)は大阪への移動に入ったのでテレビは見ていませんが、ネットで見ると3−4で富山第一がリード(午後6時過ぎ)。

 このまま富山第一が勝つと、何といわゆる「西の高校」が一つも準決勝に進出しないという珍事。全国の高校野球の力は接近したと言うことですが、過去にこんなことはあったのかな。

 大阪の高校生や西の高校生が東北や北海道に行っていることは知っていますよ。しかしそれはダルビッシュやマー君を生む土壌にもなっているわけで、それほど非難することはないと思う。彼らは一生をかけて選択をしている訳なので。

 それにしても、今日出てきたピッチャーのうち「1」が皆疲れているのが気になったな。岸君も庄司君も誰も彼も疲れていた。やはりピッチャー一人はきつい。前橋育英は結局は「1」を休ませて後で使ったから勝ったようなもの。明日はみんなお休み。これは公平で良い。

 あさっての試合がまた楽しみです。


2013年08月19日(月曜日)

 (05:57)日曜日の午後でしたかね、海外のメディアが速報で「薄熙来の裁判が22日の木曜日から始まると中国の公的報道機関が発表した」と伝えた。日本のメディアにはあまり取り上げられていないのですが、そのときちょうど読んでいたのが、ウォール・ストリート・ジャーナルのこの記事でした。

 「China's Leader Embraces Mao as He Tightens Grip on Country」と題したこの記事は、今中国で政治闘争含みで行われている論争「憲法が党の上に立つ存在なのか、それとも党が憲法を凌駕する存在なのか」について、「習近平はどこに立っているのか」とう問題(多くの人を困惑させてきた)に関して、一つの非常に重要なアイデアを提示してくれている。

 この問題は今後の中国を考える上で非常に重要ですが、習近平は今まで「どちらの立場に立つかまだ分からない」とも言われていた。しかしこの記事は、習近平が明らかに「左傾化」、つまり毛沢東の考え方に自分を近づけている、と論じている。

 それは「憲法やそれに基づく法の支配よりも党(というより一人の権力者)が優先する」という考え方で、彼の最近の行動を見ていると、毛沢東が1940年代に行った「整風運動」(英語では Rectification Movement)を彷彿とさせると断じている。

 この運動は毛沢東が党内の反対派を粛正し、自らの党内権力を確立するための運動だったと一般的には考えられていて、その過程で多くの人が犠牲になったと言われる。実際に最近の中国では、そうとも思われても仕方がない逮捕などが続いている。

 この記事が興味深いのは来週裁判にかけられる薄熙来と、彼を裁判にかける側の習近平(現在の最高権力者)が実は、「毛沢東を崇拝する」という意味では、非常に似通った政治家であると見ている点。胡錦濤の政権の最後に行われた薄熙来の逮捕劇は中国で「政治改革」の機運を高めた。それは「党は憲法に縛られるべきだ」という考え方を背景に進められる筈だった。。

 しかし最近の習近平の左傾化は、中国の改革派の人々を痛く失望させているようだ。この新聞記事には

The Chinese president's Maoist leanings have dismayed many advocates of political reform, who hoped that Mr. Bo's downfall signaled a repudiation of his autocratic leadership style and might lead to a strengthening of the rule of law and other limits on party power.

But Mr. Xi's recent record has delighted and emboldened many former Bo supporters who advocate stronger, centralized leadership as the solution to the country's problems.

 と書いている。裁判にかけられる側とかける側が実は考え方も、そして育ちも同じような過程を辿っているというこの不思議。という以上に、この記事のように中国が今後10年政治改革に熱心になりようがないとしたら、今の中国が抱える問題は一段と深刻になるし、日本に中国がさらにとってもやっかいな存在になるということだ。
Mr. Xi's attitude toward political reform is a critical issue in China today because the country may be entering a prolonged period of slower economic growth and mounting public discontent over environmental problems, patchy public services and widespread corruption.

The new Chinese leadership has sent clear signals that it plans to unveil a package of economic reforms this year to stimulate domestic consumption as an alternative growth engine to the investment and exports that have powered the economy for the past 30 years.

On the political front, however, Mr. Xi has shown no sign of considering even limited liberalization, party insiders say. "Xi is really starting to show his true colors," said one childhood friend who recalls Mr. Xi spending hours reading books on Marxist and Maoist theory as a teenager. "I think this is just the beginning."

 最後の1パラグラフが重要です。これは今後の中国を考える上で、非常に重要な示唆となる。私には次のこの文章も興味深かった。
That friend and others who have known Messrs. Xi and Bo for many years said they had been deeply affected by the experience of their fathers, both revolutionary heroes who were jailed by Mao in the 1960s and rehabilitated after his death.

Yet rather than losing faith in one-party rule, both Mr. Xi and Mr. Bo had worked harder than many contemporaries to prove their allegiance to Mao as young men, and had been left with a heightened sense of how to get ahead in Chinese politics.

"Their thinking is quite similar: They have the same Maoist education, the same red family background, and the same experiences growing up," said Zhang Lifan, a historian whose father was a senior official. "When they face a problem, they revert quickly to Maoist thinking."

 「整風運動」ね。しかし今の中国の民衆は当時のそれではない。習近平が取ろうとしているのかも知れない路線は、権利を主張し始め、自由を欲し、共産党への失望を強めている民衆といつか大きな衝突に発展する可能性があると思う。


2013年08月17日(土曜日)

 (06:57)自分が質問をぶつけた立場で全部一回聞いているのですが、でも改めて今柯隆さんの中国スペシャルを聞いています。実に興味深い。中国の統計の実体に関する驚くべき数字も登場します。お盆休みを明日で終える人は、ビジネスライフ再開に向けて是非チェックしてください。中国に関心ある人は無論のこと。

 Roundup World Now は itunes storeのポッドキャストのビジネス部門で毎回最低トップ3に入っていますから、そちらから入っていただいても結構です。もっともほとんどのケースで一位です。嬉しい限りです。itunes storeでは、過去の回も聞けます。

 他の番組に関しても、最近の調査でTimeline(木曜日)が20代の若者によく聞かれており、森本毅郎スタンバイ(金曜日)は他局を圧倒して実に幅広い層の人から聞かれていることが分かっています。音声メディアはテレビとはまた違った色合いがあって、やっている方も楽しい。是非多くの方に聞いていただければと思います。

 他の番組を含めて、私の今のレギュラー体制はこのようになっていますが、最近はこれに加えて、毎月6回ほどの原稿執筆が増えてきました。多様な読者を相手にするもので、本来が物書きである私にはナイスです。

 いずれも長く続いているものです。たとえばMan@bowそもそも講座日経ネットのトップ右側に私の顔ともどもリンクが入っているケースが多いのでそこから入っていただいても結構ですが、URLに直接アクセスしていただいても良いと思います。

 今回の中国スペシャルは是非ごより多くの方に聞いていただけたらと思って紹介しました。紹介し終えたところで「おや、昨日の週末のニューヨーク市場はどうだったのか」と思って今チェックしたら、ダウはまた30ドルほどの下げですか。

 昨日の材料(QE3の縮小着手9月説)も残っているのでしょうが、全般的に言えばニューヨーク市場は今 over-bought なんでしょうね。だから9月早々のレーバーデーまでは、薄商いだし調整が続くとも考えられる。

 しかし、さっき読んだォール・ストリート・ジャーナル・ジャーナルの記述によれば、「Year-to-date, the Dow is up 15% and the S&P 500 has gained 16%. The Dow has fallen 3.7% since its Aug. 2 record close.」ということで、8月2日の高値からはダウは3.7%の下げのみ。「下げ局面」とも呼べないような小幅な調整です。


2013年08月16日(金曜日)

 (10:57)ニューヨークの株価は二日間にわたって大幅に下落。ダウの2日間の下げ幅は340ドル近く。ちょっと大きな下げ幅です。しかしこの下げがあっても、今年これまでのニューヨークの株価の上げはまだ非常に大きい。

 今ちょっと調べたら年初のダウ工業株30種平均の水準は1万3275ドル前後だった。木曜日引け段階でダウは依然として1万5100ドル台にある。SPで見ても年初来の上げ幅は依然として2割弱に達している。

 その意味ではこの二日間の下げも、それほどアラーミングではない。夏の薄商いの中で利益確定の売りが出ているとも受け止められる。しかし材料とされた統計などをチェックすると、今のアメリカ経済に起きている微妙な変化が見て取れる。

 それは、7月の雇用統計ではやや弱く出ていた雇用に関する米経済の動向は、雇用に関する限り実は非常に強く、かつインフレ率も予想された以上にFRBのターゲットに接近しているという状況だ。この二つは、FRBの重要な判断材料だ。

 毎週木曜日発表の新規失業保険申請件数は、リーマン・ショック以来の低水準(32万)だった。もっともこれも「統計の揺らぎ」の域を出ない範囲のものかも知れず、暫く状況の推移を見なければ分からない。

 しかし日々の統計を中止せざるを得ないマーケットでは、QE3に基づく債券購入ペースの縮小着手に対する期待(懸念)が改めて高まっだ。これが株価下げの大きな要因。「またか」とか「デジャブだな」という印象もする。何回繰り返せば気が済むのか。

 むしろ私が注目したのは、7月の消費者物価上昇率がFRBが目的としている年率2%の水準に達したことです。これも量的緩和縮小の理由立てとなる。しかし一番上がっているのはガソリンとなっていて、基調的な物価上昇の気配が漂っているかと言えば、そうでもない。あと米経済の柱(7割)の小売りは、アメリカでは明らかに低調になってきている。

 FOMCの今後のスケジュールを見ると、9月と12月の両方のFOMCでバーナンキの記者会見が予定されている。ともに17〜18日です。対して10月(23〜24日)のFOMCは記者会見が予定されていない。「大きな政策変更は記者会見付きの時」という常識から考えると、縮小着手は9月か12月となるとみられる。

 経済指標が良い状態が続くと、「12月を待てない」ということになるかも知れない。しかし昨日出た一連の経済統計でも、雇用に関する統計は強かったが、ニューヨーク連銀やフィラデルフィア連銀の景況指数は良くなかった。ウォールマートの決算も良くない。判断は難しい。

 来年の早々に辞めるだろうバーナンキは、自分が始めた量的金融緩和の解消に着手してから退任したいだろう。しかしそれを確実にする統計は、まだアメリカからは出てきていない。


2013年08月15日(木曜日)

 (09:57)「そうだろうな」と思ったのは、日経の3面にあった「ラストランナー返上 外国人客、北海道を潤す」でした。先日私が実際に数日いて持った印象が、そのまま記事になっている。数字が裏付けたと言うことでしょう。

 そうなんですよね、北海道はずっとラストランナーと言われていた。開発庁があるくらいで、依然として国の開発資金を睨んだ開発と、あとは農業が中心の地域だったのですが、私は明らかに「観光」が大きな北海道発展のパワーになると思う。

 実は日本人も北海道をあまり知らない、と私は思っています。私も含めて。夏と冬では全く顔が違う。旭川の冬に行ったことがありますが、道がアイスバーンになっていますからね。今は緑豊かです。

 そういう意味では、日本人にとっても外国人にとっても「観光」が北海道にとっての大きな産業の柱になれば、と思っています。実は最近北海道式のジンギスカン料理の東京も店に行ったのですが、おいしかった。

 ところで今日も皇居周りを一周したのですが、いつもよりずっと警察車両が多いのに気がつきました。いつもの何十倍くらいで、警戒線を示すパイロンが敷き詰められて、靖国通りなどは両側の一車線が通行不能になっていました。

 やや「喧噪」と言うに等しかったですね。「静かに終戦の日が迎えられるようになればいいな」と思いましたが、千鳥ヶ淵の戦没者墓苑の方は静かに式典の準備が進んでいました。こちらは「静寂」。すぐ近くなのに対照的でした。


2013年08月13日(火曜日)

 (11:57)この夏は本当にどこに行っても海外からの観光客が多いなと思う。昨晩からの大阪もそうでしたが、「ちょっと円安になるだけで、これだけ外国人観光客が押し寄せるのか」と思いました。今私が座っている新幹線座席の前も多分アメリカ人ご夫妻です。

 今朝の大阪のホテルのフロントもそうでしたが、中でも特に中国語を話す観光客が多い。先日行った北海道もそうでした。どこに行っても、どこに泊まっても中国語が頻度高く聞こえてくる。私には、本土、台湾、香港の中国語の差は分かりません。もしかしたら、シンガポールかも知れない。しかし中国語が実によく聞こえる。「メイヨー」とか。

 日本の今年上半期の海外からのお客さんの数は496万人とかになって、「外国人観光客年間1000万人」の目標達成が見通せるところにあるようですが、「その実現可能性は高いのではないか」と思いました。今年上半期の統計は、「中国本土からの旅客の大幅減少」の中で実現しているそうですが、私の見るところ個人客では中国本土からもここに来て観光客が着実に増えている気がする。

 中国人の南の生活圏の人々、具体的には台湾や香港、それに上海など中国南部の人達にとっては、日本、特に北海道というのは夏も冬も魅力的なんだろうな、と思いました。北海道は夏は圧倒的な緑や綺麗な湖があり、冬は雪がある。そこら中に温泉もある。迎える北海道は、日本人客にとっても多様性を深めていると思う。ましてや南の人々にとっては。

 北海道には「鶴雅グループ」という「星野」とはまたちょっと違った旅館・ホテルチェーンが出来ているのですが、そこにも品の良さそうな中国のお客さんが若干。確か支笏湖の近くでしたが、「クマ牧場」というのがあるのです。そこのダッグレースなど、中国の人々(こちらは一般の方々)が大勢喜々としてレースを楽しんでいた。それにしても、昔は中国人に太めの人はいなかったのに、「今は増えたな....」と感じました。

 一時はマナーが悪い、言葉がうるさいとさんざんだった中国からの観光客でしたが、団体が減って個人、家族客が増えてきたことから、見ていると一時よりはマナーがよくなったし、言葉もうるさくなくなったと思う。特に家族連れは。

 フランス・パリのハイファッションブランド「ザディグ・エ・ヴォルテール」ホテルが「中国人お断り」との方針を打ち出したとの情報が流れたこともありました。ま、今でもあまり歓迎しない向きも多い。一部中国人のマナーの悪さは中国政府要人も認めるところとなっている。

 パリのホテルの件は、中国国内で反発の声が挙がったことで同ブランドの創始者が謝罪コメントを発表して幕引きとなっているが、私の見るところ同じ中国の人でも台湾や香港からのお客さんは生活水準も日本人とそれほど違うわけではないので、行動パターンは似てきている。かなり静かです。特に家族連れは。

 ただし着ているもので「日本人ではない」と直ぐに分かる。どうしてでしょうね。同じTシャツを来ていても直ぐに分かる。素材か仕上げか、それともデザインか。それとも身のこなし ? 不思議です。


2013年08月12日(月曜日)

 (20:57)日経ヴェリタス収録中に、東京では一部地域で停電が発生したそうな。実はそれが一番怖かったのですが、今のところ新幹線は大丈夫。順調に大阪に向けて順調に走っています。

 その新幹線の中で見た記事では、次期iPhoneの発表は9月10日? 米メディアが報道が面白かったのと、それとの関連でiphoneが使うかもしれない通信帯域の問題に関する同じく日経の記事が興味深かった。やっぱり微妙なんですね。

 次のiphoneを動かす ios7については、先日業界関係者の方と会ったときにプロトタイプを見せてもらって、まあその画面の綺麗なこと。今のiphone の画面も陽の光の下で見ると、普通のスマホ(ほとんど見れない)に比べ実に綺麗に見えることに驚く。なぜあれほど違うのか。

 iso7の画面はさらに明るくて一段と綺麗なのです。平面的な印象がする。と同時に、「うーん、これがウリか。あとはバッテリーの持ち時間。そのくらいだったら、特に魅力はないな」という気持ちも。いえ、何も事前に知っているわけではないですよ。しかし、PCがそうであるように、スマホも徐々に「性能の当面の限界」が近づいているような気がする。

 そうでなく、画期的な機能がついていれば良いのですが。これ以上カメラの画素数は増やして欲しくないし(ネットで使えない)。それよりも、iwatchがいいな。それだと興味がわく。

 ま、ただの愛好家の独り言ですが。


2013年08月12日(月曜日)

 (10:57)今朝方発表された今年4〜6月期のGDP統計は、実質GDP伸び率が2.6%とマーケット予想を1%ほど下回ったことから「これを失望」した向きが多く、この結果今朝の日経平均は弱く始まったが、その後は保合圏まで戻している。

 予想は下回ったものの、それほど失望する統計でもない。リンク先の統計表を見ると従来から問題だった民間企業設備は実質では僅かなマイナスだが、名目ではプラスになっていて、この統計は二次、確報でともにプラスになる可能性がある。最近の機械受注などの動きを見ると。

 かつ内需外需ともかなり大きなプラスで、消費は直近では鈍っているのが気にかかるが、まだまだしっかりとしていると言える。ま、今年の夏は異常ですから、それが今後の統計にどう出てくるかが気になるところですが。

 「消費税引き上げ先送り論」がこのGDP統計を見て出ているようですが、ちょっと気が早い気がする。それほど悪い数字ではない。事前の予想(3.6%のプラス)通りの数字が出たら「消費税引き上げに”確報”が打たれる」と思っていたら、「そうはならなかった」ということだけでしょう。

 今朝の甘利経済財政担当大臣の「堅調な成長。(安倍政権の)経済政策の効果が着実に出ている」という談話は手前味噌の面があるが、国際公約の重みから言って安倍政権の方向性は「引き上げ」に傾いている、と私は見ます。

 その場合重要なのは、経済を引っ張っているのは民間であるにしても、政府や日銀からメッセージが出続けることが必要で、今の言ってみれば「手放し状態」「俺たちは十分なことをしたから暫く黙る」方式は良くない、ということだ。夏枯れのマーケットということもあるが、今の市場のダルさがそれを物語る。

 実際の所、マーケットでは「新たに日本の株を買う」という誘引がかなり弱くなっている印象がする。安倍政権には規制緩和、新産業の育成、企業の国際競争力環境の整備などの政策が引き続き必要だし、日銀も政策効果を見続ける必要がある。

 悪くはなかったが、「政策の手抜きは今後許されない」ということを意味するというのが、4〜6月のGDP統計の中味」と言えるだろう。


2013年08月11日(日曜日)

 (06:57)

猛暑降る お堀にトンボ ムイ和む
 ははは、できが悪い、ホントに悪いことは分かっているのですよ。なのでちょっと遊んでみました。「猛暑降る」は最初に浮かんだフレーズです。高い、そして暑くて厚い高気圧から熱波が押し寄せてくる、降ってくる様を表現したかった。これは気に入っているかな。今日真面目に走っていた人の顔は皆赤かった。日本人もガイジンも。

 「お堀にトンボ」は客観的事実で、「猛暑」という夏を表現する言葉の後に置くことで「秋」を連想して貰おうと思った。実際に警視庁前や国会議事堂前の皇居端には今朝はトンボが一杯飛んでいた。色は赤ではなく、まだ茶色だった。

 「ムイ和む」は最後まで悩んだフレーズです。最初「やや和む」を思いついた。しかし「やや」じゃ面白くも何ともない。実は今朝スペイン系の非常にお尻の大きい女性が私の前を走っておられて、「いよ、ムイ大きい」と思ったことから、「そうだ、ここにもムイを使おう」と思ったのです。遊んだ感じになる。二語だということも理由です。

 でもここ(レベルは低いが)に到達する前に、誰でもそうでしょうが5句ぐらいは作っている。最初から変わらなかったのは「猛暑降る」です。あとはかなり変えた。しかしそれはあまりにも途中経過としてもできが悪い。ので紹介はしません。

 でもこのくそ暑い中走っていると(半分歩いていました)、こんなことでも考えていないとボーとしますから。目的を失ってしまう。歩いているときと同じで、結構考えることが出来る。なので、思いつく度に音声入力で送っていました。

 ところで「出ました」ではなく、正確には「でます」です。およよ、の「高円寺サイダー」。私が先日取り上げたサイダーブームもここまで来つつありますか。

 出たら絶対買いに行こうと思っています。8月の中旬、つまり高円寺で「阿波踊り」が開催される直前。その後も売られるのかどうかは知りませんが、やはりね。飲まないと。楽しみだな。


2013年08月09日(金曜日)

 (19:57)ニューヨークから嬉しい贈り物を頂きました。松井の引退式があったヤンキー・スタジアムでの試合に行かれたサンビスタさんから。

 送って頂いたのは、その引退式(2013年7月28日)に行かれたファンだけがゲットできた「非売品の限定バブルヘッド松井人形」。しっかしとMVPトロフィーを抱いています。本当に嬉しいです。大事にします。

限定バブルヘッド松井人形  お手紙が添えられていて、「ラジオ日経のポッドキャスト、Roundup World Nowを毎週楽しみに10年ほど聴き続けております。日本や世界の政治、経済、社会、金融界の情報等をまとめて下さる番組は、ジョギングの最中や移動の車やサブウェイの中等で繰り返し聴き参考にさせて頂いております」とのこと。

 さらに「人形を入手致しましたので、大の松井ファンでいらっしゃる伊藤さんにプレゼントさせて頂きたく.......。2007年には伊藤さんの著書『ITとカースト インド成長の秘密と苦悩』に応募させて頂き幸運にも当選、伊藤さん直筆サイン入りの本を頂戴致しました」とのこと。

 こういうのを「放送のしがいがある」というのでしょうね。そこまでしっかり聞いて頂けるというのは、やっている人間には何よりの励ましになります。おまけに好きなものを頂きました。

 日本では「長嶋、松井さんの切手発売へ…国民栄誉賞記念」との計画もあるようですが、もう私はニューヨークからのサンビスタさんからの贈り物で十分です。ありがとうございました。


2013年08月08日(木曜日)

 (16:57)「大阪・梅田の浸水、30センチ→2メートル 関空は最大3メートル 府の独自被害予測拡大」という記事を読んでいたら、携帯が一斉に鳴り始めました。電話していたのですが、相手も「地震でしょうか」と。

 それにしても、例のビービーという警報を聞いたのは久しぶり。どこかと思ったら「 奈良」が震源とか。まだ全然揺れませんが、読んでいた記事が記事だけに「起きたら深刻やな」と思いました。

 今NHKは気象庁の発表として、「警報を出したが、揺れはなし.....」と。なんだという感じですが、ま久しぶりに聞いただけに「これが本物である危険性はあるな」と思いました。

 「2メートル」って、凄いですよ。人間の背丈を超える。かつ水は動くわけだから、ものすごい圧力が出てくると思う。梅田の下は地下街ですから、これはえらいことです。時間があるのが救いかな。「想定外」と言いたくないから、という松井さんの発言はそれなりきでいいと思う。


2013年08月08日(木曜日)

 (01:37)やっぱりより強く働いたのは「求心力」ではなく、「遠心力」でしたか。またまたの野党のゴタゴタにちょっとウンザリですね。その主張以前に。

 解任された江田前幹事長の幹事長時代の最後(ほぼ)の発言の中では、「年額17億円に上る政党助成金が投入されている公党として、ガバナンス(統治)のルール作りをしていく。わが党は税金の使い道を厳しく問いただしている政党です。その支出決裁手続きが不備だったので明確化する。立法事務費の使途もそうです。」と述べているところが気になっていました。渡辺さんはこれをどう読むのだろう、と。

 党の内部の話は外からは伺い知れない。しかしこの江田さんの主張を素直に読むと、「いまの公党である”みんな”にはガバナンスがない」「支出決済手続きも不備」なので、「私は幹事長としてそれをやりたい」と言っているように受け取れる。

 だから渡辺さんは、「いよいよ自分に対するチャレンジする気か」と思ったのでしょうね。で幹事長更迭。これは”みんな”が渡辺個人商店からの脱皮を拒否したとも取れる。それにしても、「みんな」に17億円もの政党助成金が支払われているとは知りませんでした。

 渡辺代表は江田幹事長解任に関わる記者会見(二人の厳しい顔が印象的)の中で、「いつの間にか私との方向性の距離感が出てきてしまった」と述べて、野党共闘などの”路線対立”の方を強調。政党内の内部要因は触れていない。

 いろいろな見方が出来ると思う。しかし私には、路線問題というよりは本当の対立点は党の内部での指導権争い、具体的には江田さんが渡辺さんにチャレンジしたことが原因ではないのかな、という印象がする。人事にしろ、経費の使い方にしろ。

 それにしても、「党の中にたまったエネルギーの使い古しのカス、エントロピーを一掃したい」という渡辺代表の言葉は激烈ですね。「カス」ですか。今まで一緒に党を運営していた人を。

 さらに思わずエントロピーを調べちゃいましたよ。要するに、「またブラックコーヒーに戻りたい」ということでしょう。ということは、江田さんはミルク ? 当面残るそうですが、両方の存在、それを支持する勢力には強い遠心力が働いている、と考えるのが自然です。ということは党分裂 ?

 「排除の論理」がちっちゃな野党の方に強いのは、日本の政治にとって不幸なことだと思う。巨大な与党が生まれた今、健全な野党勢力の存在は必要です。だからおもしろがってばかりはいられない。野党を横につなぐパワーの出現に期待したい人間としては、今の展開は「将来はプラスに働くかも知れない」という気もする。再編パワーになりうるので。しかし当面我々の目に見えるのは、「遠心力」のみです。それがザンネン。


2013年08月07日(水曜日)

 (08:37)おやおや、今頃記事になったのですか、という感じですね。「水分補給、私は炭酸水派   糖分ゼロ、そのままゴクゴク」。私は完全にこれです。

 家にはアマゾンから定期的に届けられる炭酸水(サンペレが多い)がかなりあり、定宿の東京以外のホテルには頼んで炭酸水を置いてもらっている。ないと非常に寂しくなります。どうしても炭酸系が飲みたいときには、どのホテルにもあるコーラ系を飲む、という形。

面白かった金魚サイダー  普通の水より喉ごしが爽やかになるんですよね。むろん綺麗なお水も飲みますが、大体摂取する水分の三分の一は炭酸系です。もう体がそうなっているので、しょうがない。私の周りにも「炭酸水中毒」はいっぱいいますよ。いろいろうるさい。サンペレ派、ペリエ派、熊さんマーク派。コンビニに売っている単純な「炭酸水」も良い。

 最近は実は、それに加えてサイダー好きに拍車がかかっているのです。実は今全国各地で「ご当地サイダー」を売っている。たとえば私がよく行く富士山麓には、富士山サイダーがある。これを買うのはなかなか難しい。中央高速のパーキングエリアには売っていない。高速を降りて富士山麓のホテルや旅館の売店でよく売っている。うまい。

 その他にもサイダーは全国で続々と売り出されている。先日室町コレドに金魚を見に行ったら、「金魚サイダー」が売っていました。まあこれはそこそこ。だから結局炭酸系が好きと言うことになる。

 サイダー売り場にずらっと並んだ各地サイダーの中には、「指宿サイダー」なんてのもあったな。と思って「全国のサイダー」でネット検索したら、こんなサイトも。面白い。


2013年08月07日(水曜日)

 (00:37)ところで、どなたかご存じでしたら教えてください。アップルのデバイスにはメモ、株価、天気の三機能が揃っているものがあります。iphoneがその典型ですが、このうち「株価」が使い勝手が非常に良いのです。常にカレントですし。

 しかしこのページにも書いてあるとおり、「 (iPadには株価、天気機能は搭載されていません。Appストアでお好みの株価、天気アプリをダウンロードしてください。) 」と注釈があって、私の理解ではipad と同様にipadminiにもiphoneにある「株価」の機能がない。使いたい人は「お好みの株価、天気アプリをダウンロードして」というスタンス。

 しかし私はいつも、ipadminiにもiphone にある「株価」の機能が欲しいと思っているのです。メチャ便利だからです。特に講演の時などに、カレントにマーケットの動きを表示することが可能だからです。

 基本的に縦長のiphoneは、プロジェクターで映し出すと、そのまま縦長。しかしipadminiだと横長になって、これが会場の設定にフィットする。だからipadminiが講演には便利なのですが、そこには「株価」がない。だから欲しいわけです。

 つまり本来ない「株価」の機能を、iphoneからipadminiに移すやり方をどなたか知らないか、と思っているのです。これが出来ると、メチャ便利になる。今までは々故に、ipadmini とiphone を時々切り替えていた。
 それにしても”機能”って、分かったようで分かっていないケースが多いですね。今日このページをまじまじと見ながら、「これは気づいていない」というのに遭遇。それは以下の部分です。iphoneの「株価」です。

 本体を横向きにすると、価格変動グラフが画面いっぱいに表示されます。 この画面で、1本指で画面を長押し&スライドすると、そのときの株価情報が詳細に表示されます。 2本指で画面を長押し&スライドすると、その期間の株価の変動情報が詳細に表示されます。 左右にフリックすると、別の銘柄のグラフを見ることができます。
 ちょっといじってみて、「これは使える」と。むろん「画面の向きのロック」を解除しなければダメです。


2013年08月06日(火曜日)

 (00:37)それにしても、名古屋の中心部が冠水 し、東海道新幹線が一時運転中止って& lt;FONT COLOR=#FF0033>「どれだけの 雨」と思いますよね。毎週2回は東海道新幹線で移動している身として は、「雨 の中で新幹線が止まったらやはり嫌だな」と思う。

 降った雨が凄かったようです。「名古屋市港区では同日深夜に1時間あたり 110ミリの猛烈な雨を観測し、名古屋市内では一部の道路でひざ下まで 冠水 した。」とニュースにある。

 新幹線にはまだ影響は少なかったと思われる。頻繁に運行している時間帯では なかったので。昼間だったら大変だった。東海道新幹線の下りが、「午 後11 時10分すぎから6日午前0時ごろまで三河安城ー名古屋間で運転を見合わせ た」と書いてある。

 でもちょっと不思議ですね。「じゃその時間、上り路線 はどうなっていたの」と思うのですが、そういうことはあるんで しょう ね。時の傾斜とか。新幹線だけでなく、東海道線と中央線、高山線の一部でも運 転の見合わせがあったとか。

 日々のニュースを見ても直近でアフガニスタンで洪水とか、世界各地で大雨が 観測されている。インドでも中国でも、ヨーロッパでも。まちょっと世 界全体 で気候異常が起きていると言うことです。

 地球の変動とは喧嘩は出来ない。我々そこを借りて生きているサイドが対応し なければならないんでしょうね。個人で何が出来るかは必ずしも詳らか ではな いのですが。


2013年08月04日(日曜日)

 (22:37)ネットを読んでいて「ありうるな」と思いながら、「これをされたらまずいでしょう」と思ったのは、『プリウスがハッキングされ急加速!米ハッカー祭典で実演』という記事です。記事の冒頭は以下の通りです。

 車載システムがハッキングされ、運転中にハンドルやブレーキが利かなくなるーー。こんな事態が現実味を帯びてきた。米ラスベガスで開催中のハッカーの祭典「デフコン」で、トヨタ自動車のプリウスなどを例に専門家が手法を披露。IT化が進む車のセキュリティー強化に向け、注意を呼びかけた。

 米国防高等研究計画局(DARPA)の助成を受けた米ツイッター社の研究者チャーリー・ミラー氏らが、プリウスと米フォードのエスケープを例に発表した。ミラー氏らは車載ソフトの解析で接続に成功。運転手の意思に反して急加速やブレーキを利かせたり、ハンドルを動かしたりしたほか、エンジンを切り、残り少なかった燃料計を満タンとして表示させる様子などを映像とともに披露した。

 考えてみれば、可能ですよね。既に今の車は鉄の塊と言うよりは、はるかにコンピューターの塊になっている。そしたら、その車のコンピューターに侵入して、それを支配したら、上記のようなことが可能であることは理解できる。自分で出来なくても、です。

 もしそうすると、何かよほどの狙いがあって、しかもしっぽを捕まれないという確信が持てれば、その力を発揮したくなる悪しき人も出てくるかも知れない、というわけです。とっさのことなので、最終的に運転者がどう対応出来るかは分からないし、その前に大ごとになる危険性がある。

 日頃自分のコンピューターがいつも接続しておいたりしたら外部からコントロールされるかも知れない、というのはリモートながら現実的な心配ですが、車でもそういう事態が生じうるというのは、やや身構える話ですね。


2013年08月03日(土曜日)

 (08:37)

 北海道の南西に位置する静かな港町 小樽

 いつもかもめが鳴いている街 小樽

 人口がピーク時は21万人だった街 小樽市

小樽で見た朝焼け  今は12万の人が住む街 小樽

 横浜にも神戸にもあまり見ない運河がある街 小樽

 鰊屋敷が移築され、今も偉容を誇る 小樽

 夜の「寿司屋通り」が今でも圧巻の 小樽

 でも、人通りは少ない 小樽

 市役所の役人のかなりの部分が札幌から通ってくる 小樽

移築されて残る鰊屋敷  21万の人口の時に役所の人員などの大枠が決まった 小樽

 だから、今でも札幌より税金が高いそうな 小樽

 そして平地が少ないので地価もかなり高いそうな 小樽

 でも九州の長崎出身ながら住み着いた板さんがいる 小樽

港で朝から働く小樽の人々  港に行けば、若者を含めて朝5時前から大勢の人々が働いている 小樽

 「小樽」ナンバーがあると思ったのに、来てみたら全部「札幌ナンバー」だった 小樽

 夜になるといか釣り漁船の灯りが煌々と見える 小樽

 生シャコや生タラバが寿司ネタとして美味しい 小樽

 ぶどうえびやぼたんえびが美味しい 小樽

 さんまが出てきた 小樽

 朝陽が綺麗な 小樽

 来たくてやっとこれた小樽


2013年08月02日(金曜日)

 (11:37)ちらちらとBSを見ていたら、ダルビッシュが凄い投球をしている。7回で14個の自己最多の奪三振。実は6回までで14個取ったので、「彼にとっての記録」かと思ったら、7回は三振がなく終了、球数(111球)の関係でそのまま降板。

 でも彼は10勝目。奇遇ですが、岩隈も黒田も今10勝の地点にある。つまり日本人MLB先発投手は全員が10勝で足並みを揃えた。先日11勝目をトライした黒田も岩隈もナイスな投球だったが、勝ち星には恵まれなかった。

 8月に入るとMLBも日本のプロ野球も見えてくる。MLBではヤンキースはソリアーノという懐かしい選手をまた迎えましたが、ちょっと上と離されすぎていて、今年はポスト・シーズンは無理かな、という印象。

 ジーターが戻ってきて、最初の打席でHRを打ったが、その後はあまり打率は上がってこない。故障中のロドリゲスに関しては、「球界永久追放」の話まである。タシエラも再度の故障入りで、今季はメドがたたず。ちょっと無理でしょう。ザンネンですが。

 今勢いがあるのはダルビッシュがいるレンジャーズです。何せ「3試合連続サヨナラホームラン勝ち」をやってのけ、今日も勝った。2日からのアスレチックス(首位)との4ゲーム差をどのくらい縮められるのか、がポイント。去年はやられましたから、今年はやり返さないと。

 日本ではセリーグは決まっちゃいましたね。阪神は肝心な時に勝てない。また勝つときは威勢がいいが、負けるときに0封が多くて、ちょっと頼りない。対してジャイアンツはとにかく選手層が厚い。今日からの3連戦でかなり見えてくる。

 でもスポーツだから、「予想外」があった方が楽しいのですが.....。


2013年08月01日(木曜日)

 (12:37)皇居周りには「(水分の)自動販売機がないな」と思っていたら、今日結構揃っている場所を見つけました。回っていると夏は朝でも「何か欲しい」と思うことがあるのですが、今まではお濠の中には見つけることはできなかった。

 見つけたのは、二重橋の前。楠木正成公像の後ろ。内堀通りと日比谷通りに挟まれた緑の多い場所です。普段は車も入ってこない場所で、今は東京駅から行くと「地質調査」と称してボーリング中ですから、目立つ。

 そこを日比谷公園の方向に入っていくと、楠公レストハウスという建物がある。私は今日初めて気がついた。普段こんなところには入ってきませんから。レストハウスには十分な椅子席が用意されていて、普段は食事も出しているようです。

 その建物の向かって右側の奥に、自動販売機が5台くらい並んでいたのです。「へえ、こんなところにあるんだ」と思いました。今までは「やはり皇居周りには自動販売機などは置かないんだ」と思っていたので、「あるのが珍しい」と思ったら、ちゃんと理由付けがしてありました。

 カメラを持っていなかったので記憶ですが、一台の自動販売機に「緊急時給水○○○」と書いてあった。○○○は「センター」だったか「ベンダー」だったか忘れましたが、要するに「設置の理由」が敢えて記されていた

 緊急時に備えて....であくまで例外的な設置ですよと言っているように見えた。ま、見つかったので「喉が渇いた」というときには寄ってみようかな、と思います。このレストランも行ったことがないので、たまには面白いかも。


2013年08月01日(木曜日)

 (03:37)さっと読んで、「あ、ここは変わった」と気が付くことがいくつかあり、政策(月間850億ドルの債券購入と超低金利継続方針)は変えなかったものの、FRBとして「景気と低インフレの先行きに若干懸念を強めている」と思える内容で、読んでいて面白かった。

 何が面白いかというと、FOMCの最新の声明です。景気認識の第一パラグラフから微妙な表現の変化がある。前回はアメリカの景気について「has been expanding at a moderate pace」としていたが、今回は「economic activity expanded at a modest pace during the first half of the year」と進行形を外し、かつmoderate を modestに微妙に格下げした。この二つの単語には、微妙だが大きな勢いの差がある。後者が弱い。

 これはFRBが今後の米景気に不安を持っていることを示しているし、景気への懸念材料として前回は「財政の緊縮」だけだった。しかし今回は、前回はなかった「住宅ローン金利の上昇」にも触れた(mortgage rates have risen somewhat and fiscal policy is restraining economic growth)。懸念材料が増えたというわけだ。

 もっと興味深いのは、第二パラグラフのインフレに関する表現だ。前回の表現は「 The Committee also anticipates that inflation over the medium term likely will run at or below its 2 percent objective.」と淡泊だったが、今回は

「The Committee recognizes that inflation persistently below its 2 percent objective could pose risks to economic performance, but it anticipates that inflation will move back toward its objective over the medium term.」
 と「recognize」という単語を使って、「2%の目標をずっと下回っている低インフレは、アメリカ経済にとってのリスクになりうることを認識していますよ」と表現してみせた。これは「低インフレは問題」と従来から見なしていたFOMCの一部委員の意見に、バーナンキも賛同したことを意味する。FRBが再び「デフレの脅威」への懸念を若干再燃(あとの文章がありますから"若干")させている、ということだ。これは妥当だろう。

 金融政策に関わる具体的措置などに関する第三パラと第四パラの表現は、前回と全く同じです。パラグラフの形状まで一緒。つまりやることは同じだし、今後も「柔軟にやるんだ」と決意表明している。

 面白いのは、一番大きなブロックとしての第五パラグラフです。このブロックで最初に使う動詞を前回と変えることによって、FOMCの「緩和継続への意志」を示した。具体的には前回「To support continued progress toward maximum employment and price stability, the Committee expects that a highly accommodative stance of monetary policy will remain appropriate for a considerable time after the asset purchase program ends and the economic recovery strengthens.」と「expects」を使っていたが、今回は

「To support continued progress toward maximum employment and price stability, the Committee today reaffirmed its view that a highly accommodative stance of monetary policy will remain appropriate for a considerable time after the asset purchase program ends and the economic recovery strengthens.」
 と「today reaffirmed」と表現を変えた。「expects」(予想する)と「today reaffirmed(今日再確認した)」では意味が全く違う。前者はどこか他人事に聞こえるが、後者は「(私たちが責任を持って)今日再確認した」というイメージだ。つまりマーケットに「量的緩和解除もちょっと先だよね....」と言っているに等しい。

 むろんこれは今後の労働市場、インフレ状況次第である。今までのマーケットは、「失業率さえ7%に接近すれば月間850億ドルの債券購入額の減額がある」と見ていたが、それをさらにインフレ率とのからみで考える必要があるよ.....とFOMCは述べているように思う。ということは、QE3の縮小は先送りになる可能性が高い、ということだ。アメリカのインフレ率が急上昇する可能性はないからだ。

 このFOMC声明を受けてニューヨークの株式市場では株が前日比すれすれプラスだった状態から、日本時間の午前4時過ぎ現在で50〜60ドルの上げ(ダウ工業株)になっているのと、98円台の前半だったドル・円が97円台の後半になっているのは理解できる。米超金融緩和スタンスの継続がインプリケーションされたのだから。

 もっとも、引値は知りません。あと1時間もありますから。ま、今週末に発表になる雇用統計も、緩和解除に関する絶対的なファクターではなく、「二つ(雇用とインフレ)ある要素の内の一つ」という認識が必要だ、ということでしょう。FOMC声明の全文は以下の通りです。

Release Date: July 31, 2013

For immediate release

Information received since the Federal Open Market Committee met in June suggests that economic activity expanded at a modest pace during the first half of the year. Labor market conditions have shown further improvement in recent months, on balance, but the unemployment rate remains elevated. Household spending and business fixed investment advanced, and the housing sector has been strengthening, but mortgage rates have risen somewhat and fiscal policy is restraining economic growth. Partly reflecting transitory influences, inflation has been running below the Committee's longer-run objective, but longer-term inflation expectations have remained stable.

Consistent with its statutory mandate, the Committee seeks to foster maximum employment and price stability. The Committee expects that, with appropriate policy accommodation, economic growth will pick up from its recent pace and the unemployment rate will gradually decline toward levels the Committee judges consistent with its dual mandate. The Committee sees the downside risks to the outlook for the economy and the labor market as having diminished since the fall. The Committee recognizes that inflation persistently below its 2 percent objective could pose risks to economic performance, but it anticipates that inflation will move back toward its objective over the medium term.

To support a stronger economic recovery and to help ensure that inflation, over time, is at the rate most consistent with its dual mandate, the Committee decided to continue purchasing additional agency mortgage-backed securities at a pace of $40 billion per month and longer-term Treasury securities at a pace of $45 billion per month. The Committee is maintaining its existing policy of reinvesting principal payments from its holdings of agency debt and agency mortgage-backed securities in agency mortgage-backed securities and of rolling over maturing Treasury securities at auction. Taken together, these actions should maintain downward pressure on longer-term interest rates, support mortgage markets, and help to make broader financial conditions more accommodative.

The Committee will closely monitor incoming information on economic and financial developments in coming months. The Committee will continue its purchases of Treasury and agency mortgage-backed securities, and employ its other policy tools as appropriate, until the outlook for the labor market has improved substantially in a context of price stability. The Committee is prepared to increase or reduce the pace of its purchases to maintain appropriate policy accommodation as the outlook for the labor market or inflation changes. In determining the size, pace, and composition of its asset purchases, the Committee will continue to take appropriate account of the likely efficacy and costs of such purchases as well as the extent of progress toward its economic objectives.

To support continued progress toward maximum employment and price stability, the Committee today reaffirmed its view that a highly accommodative stance of monetary policy will remain appropriate for a considerable time after the asset purchase program ends and the economic recovery strengthens. In particular, the Committee decided to keep the target range for the federal funds rate at 0 to 1/4 percent and currently anticipates that this exceptionally low range for the federal funds rate will be appropriate at least as long as the unemployment rate remains above 6-1/2 percent, inflation between one and two years ahead is projected to be no more than a half percentage point above the Committee's 2 percent longer-run goal, and longer-term inflation expectations continue to be well anchored. In determining how long to maintain a highly accommodative stance of monetary policy, the Committee will also consider other information, including additional measures of labor market conditions, indicators of inflation pressures and inflation expectations, and readings on financial developments. When the Committee decides to begin to remove policy accommodation, it will take a balanced approach consistent with its longer-run goals of maximum employment and inflation of 2 percent.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman; William C. Dudley, Vice Chairman; James Bullard; Elizabeth A. Duke; Charles L. Evans; Jerome H. Powell; Sarah Bloom Raskin; Eric S. Rosengren; Jeremy C. Stein; Daniel K. Tarullo; and Janet L. Yellen. Voting against the action was Esther L. George, who was concerned that the continued high level of monetary accommodation increased the risks of future economic and financial imbalances and, over time, could cause an increase in long-term inflation expectations.



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