2014年06月30日(月曜日)

 (21:48)ようわかりませんな。「STAP論文 ネイチャーが撤回 週内にも」と「小保方氏がSTAP検証に参加 懲戒委の審査 一時停止」というニュースが二つとも30日の午後に流れてきた。

 じゃ例えば、ネイチャー誌が「論文が不備である」とか「論文の結論が間違っている」ことを理由にSTAP論文撤回の文書を掲載した後に、「検証の結果、やっぱりSTAP細胞は存在した。ややはり画期的な万能細胞の製作法だ」ということが判明したらどうなるのか。

 科学の世界のことはあまりよく分からないのですが、やはり今回の事件は全体的に「手順を含めておかしい」と思う。そもそもあれだけ賑々しく理研全体が沸き立つような感じで発表したのに、この混乱。

 仮に撤回した後に「やっぱりあった」ということになったら(判明は数ヶ月後らしいのですが)、また論文発表と言うことになるんでしょうね。今度は間違いのない映像と手順を示して。そうなる可能性があるのかどうかは知りませんが、ここは「200回以上作った」と言っている小保方さんがどのようにその存在を示せるのかでしょう。

 小保方さんが検証に参加の記事はここに、ネイチャーの論文撤回の記事はここにあります。

 ま、この問題は全体的に見れば「終わり」に近づいている印象がする。どんなエンディングになるかはまだ分かりませんが。日本の科学界にとって大きな教訓を残したことは確かだと言える。


2014年06月30日(月曜日)

 (02:48)ははは、今オランダが後半43分にメキシコに追いついたところですが、ワールドカップがらみでは面白い、というか「そこまで」というニュースが続いていますね。以下は読売の記事。

 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会決勝トーナメント1回戦でコロンビアがウルグアイに勝って8強入りを決めた28日、コロンビアの首都ボゴタでは勝利を祝って発砲された銃弾が25歳の女性に当たり死亡させる事件が起きた。

 コロンビア当局はW杯試合中に酒の販売を禁止するなどの安全対策を取っているが、1次リーグ初戦の14日にギリシャに勝った際にも、騒ぎで9人が死亡した。

 ということは「対ギリシャ戦だけでコロンビアでは9人が死亡」ということ? じゃ一体今後コロンビアが勝ち続けたら何人死ぬんだという感じ。多分それでもコロンビアの国内は歓喜一色なんでしょうね。

 ブラジルとチリの戦いでのPK戦を見ていて心臓発作でなくなった方の話も伝えられている。ブラジルの開催反対派の動きも沈静化してきたようで、世界中が大騒ぎという感じです。

 あらら、今オランダにPKが与えられて(ロッベンがゴールポスト横で倒された)成功、結局オランダが2−1でメキシコを破った。オチョアが最後の最後に2点取られた。これは大逆転ですね。ということは、私はメキシコ国内が心配なんですが。

 オランダは最後の最後にファンペルシーを下げての大逆転。うーん、勝つチームは入れ替えた選手が何らかのチェンジをもたらしている。日本にはそれがなかったな......と。もう遅いが。


2014年06月28日(土曜日)

 (23:05)実に9年間という長い間、「Round Up World Now!」で私の相方を務めていただいていた岸田さんが、27日の放送を最後に”ご卒業”ということになりました。とっても残念です。

 この放送は1998年10月開始ですので、今年が16年目ということになりますが、岸田さんにはその半分以上を担当して頂いたことになります。岸田さんはアナウンサーではなく、いわゆる記者さんです。だから、本当に忙しい中、私の番組も担当して頂いた。

 今でも朝早く出社されて午前中の株式関係の番組を担当されている。だから大変なところがあったわけです。しかし私にとっては株式などに関しては私よりも遙かに詳しい面があって、教えられることもあった。

 番組は来月から新しい方を迎えて、まだまだ続きます。最近思うのは街を歩いてもどこでも、「聞いてますよ」と言われることが多いと言うこと。有り難うございます。岸田さんには、これまでの経験を踏まえてまた新しい領域で仕事を拡大して頂ければと思います。


2014年06月27日(金曜日)

 (11:05)「ロシア 権力闘争の闇」(草思社 江頭寛著)を読み進んでいますが、我々にはなかなかロシアの内実が分からないだけに、面白い本です。誰が、どういう理由でこの大きな国を動かしているのか。かなり頭が整理される。

 この本を読むと、「今は成功者のように国民の支持も高いプーチンだが、今までかなり失敗を重ねているんだ」ということが分かる。特にウクライナ情勢が今に立ち至ったのは、彼の過去の対ウクライナ政策の失敗によるところが大きそうだ。

 それにしても、このロシアという国のワーキングは「これでいいのか」と思うほど歪んでいる。我々はしばしば安倍政権を「お友達内閣」と批判するが、ロシアのプーチン政権はそれどころではない。完璧なサンクトペテルブルク閥で、露骨な利権、権力闘争の渦の中にあることが分かる。

 それとの関連で、昨日のフィナンシャル・タイムズの二つの記事が面白かった。一つは第二セクションの最後の方にある「Putin stocks stage remarkable turnround」というそれ。ウクライナ危機の当初、欧米が制裁を掲げた頃にロシアの株が大きく下げたことはよく知られている。

 その後はどうか。プーチンがウクライナの大統領選挙を認めるような発言をし、そこで選ばれたポロシェンコとノルマンディーの式典で会話を交わし、そしてロシア上院にウクライナへの介入権限の取り消しを求めるという流れの中で、ロシアの株はほぼ「危機前の水準」に戻っている。

 プーチンはその辺をきっちりと読んでいるのでしょう。今はロシアでも政治家が経済をめちゃめちゃにしたら、やはり国民が支持しない。それはプーチンでも同じで、ウクライナ危機の前のプーチン人気が低かったことを思い起こせば十分だ。日本の専門家の中には、プーチンの政策の「経済的制約」を見誤った人が多かった。

 しかし、「最後まで彼は油断できないよ」と改めて警告しているのが、同日のFTの社説「How to counter Putin in Ukraine」だ。「彼はずっと国内でも海外でも、敵の弱点を付くのがうまった」とFT。そりゃそうだ。だから権謀渦巻くロシアで二回も大統領職をやり、今も続けている。

 FTはこういう。「The west must harbour no illusions that this crisis is past its peak. (中略) The risk today is that many in the west, especially in the EU, believe Mr Putin is about to back down. This is an unwise assumption.」と。幻想はむろんいらないし、ロシアには西側の常識的で、必ずしも賢くない”前提”は危険だろう。それもそうだと思う。


2014年06月26日(木曜日)

 (22:05)ここの文章を書き始めたらちょうど ニュースが入ってきました。ウルグアイのスアレス選手に対して「9試合の国際マッチへの出場禁止」との判断が下った そうな。FIFAの独立委員会が。ということは、今回のワールドカップ・ブラジ ル大会の残りの試合にはスアレスは出られない、ということ。

 スアレスはこれとは別に、「サッカーに関連したあらゆる活動からの4ヶ月間 の自粛」を求められた。試合(国際マッチ)には無論9試合出られない し、 4ヶ月間はサッカーに関連したあらゆる行儀に出られない、ということだと思 う。

 それにしても、ウルグアイは厳しくなりましたね。いやタレントは一杯います よ。フォルランだってこれまではほぼ遊んでいる。しかしやはりウルグ アイの 点取り屋はスアレスですから。

 それにしても、「バイト bite」「噛みつき」なんて行為は久しぶりに見まし た。見ていて後ろからのカメラはあまりよく捕らえていませんでしたが、横から のカメラでは鮮明で、もう隠しようもない。あのイタリア選手の肩に残った歯 形もある。

 それにしても、スアレスはワールドカップで勝ち続ければ英雄になっていたか もしれないのに、これでウルグアイが負けたら「あの愚かな行為が原因」と言 われる。そんなことは分かっていてもやってしまったということでしょうか。 ファンとしては彼のプレーを見られなくなるのは残念ですが、これはそういう 問題ではない。

 今他のニュースを見ていて、「へえ」と思ったのは「首都圏中央連絡自動車道 (圏央道)の高尾山-相模原愛川インターチェンジ(IC)間約 14.8キロ メートルが28日開通する。東名高速と中央道、関越道が都心を迂回うかいす る形で結ばれるため、都心の渋滞緩和や、沿線周辺の観光 客増などが期待され ている。」という読売の記事。

 それは良いことなのですが、圏央道を八王子JCTと日の出の間で使う私として は、「ありゃ、圏央道が混むようになるのか」というのが第一印象。とりあえ ずはどの程度の車が都心迂回で回ってくるのか分かりませんが。

 しかしそれにしても、今までの東京の道路はめちゃくちゃでしたよね。一旦何 でも都心に集めて、それでまた外に出していくという構造だった。線路 もそう ですが、これじゃ都心が混むばっかり。言ってみれば「バイパスがやっとでき た」といったところ。

 車の流れがどの程度変わるのか、楽しみ。でも東京周りの三高速(東名、中 央、関越)が首都高とは別に繋がるのは結構大き い。


2014年06月26日(木曜日)

 (04:05)「夜に浮かぶ城」のようなものを撮影するにはどんなカメラが..........という私の質問に、多くの方から「これが良いのでは」という提案を頂きました。これから一つ一つ検討させていただいて、どれが私にあっているのかを決めたいと思います。ありがとうございました。

 スマホは何でも出来て便利ですが、その分一つ一つの機能には限界がある。一定ラインを越える機能、例えばカメラ機能などについては、一定レベル以上を望むとすれば別個のマシンが必要なんでしょう。ただしマシンの二重持ちの負担を圧倒的に上回る機能や需要合致が必要です。

 ワールドカップの日本は残念というか、悲惨でしたね。でもそのせいか、例えば昨日の夜の赤坂のような場所では、普段以上に「飲み会」「残念会」が多かったように思う。私も夜赤坂で会合があって、それが終わったあと歩きながら、「昔の赤坂だ」と思いました。いつもは静かなのに。

 ブラジルの日本チームは、どう考えてもAlegria(アレグリア)が足りなかった。この言葉はポルトガル語で「喜び、楽しさ、楽しみ」という意味だそうです。ブラジルの新しい10番のネイマールが父から教わって、今でも何かと思い出す言葉だそうです。

 我々も期待したし、選手も期待を煽った面がある。高まってしまったのはある意味、あまり健康ではない緊張関係です。世界のクラブでそこそこ活躍する日本の選手の数も増えていただけに、「前回より上を」と期待した。しかしそれはどのワールドカップ出場国もそうなので、むろんのこと一筋縄ではない。

 イングランド、スペイン、イタリアなどなども一次リーグで姿を消す。厳しいというか、普通に入れ替えが激しい世界のサッカー地図。5大会連続出場という方が、結構な成果とも言えるが、それは逆に「アジアからは5大会連続でも結構出られる」という現実の裏返しかも知れない。

 既に何回も書いていますが、日本、オーストラリア、イラン、そして韓国はまだ一勝もしておらず、今朝もイランがボスニア・ヘルツェゴビナに負けた(1−3)。16強に行けないばかりか、韓国の成績次第で「アジアの4チームは全てグループ最下位」の危険性がある。

 これをどう考えるのか。今後4年間にやるべき事は、むろん日本としても大きいが、アジア全体の問題として考えないと、「あの地域は......」ということになる。それも日本が強くなればかなり解決するのですが。

 日本の女子は既にワールドカップを制覇している。でも男子がその域に達するにはそうとう時間がかかりそう。現状から見て。しかし、「ワールドカップ優勝の誉れを持つ国は世界でも少ない」というふうに考えれば、「日本も捨てたもんじゃない」とも思う。


2014年06月24日(火曜日)

 (14:05)いいよ! いいよ! と思いました。朝からのニュースとしてはもっともナイスな。

 そのニュースとは、「飲料大手のサントリーホールディングス(HD)は24日、コンビニ大手ローソンの新浪剛史会長(55)を10月1日付で社長に招くことを明らかにした。会長兼社長の佐治信忠氏(68)は代表権のある会長になる。創業家出身者以外がトップに就くのは初めて」と。日経。

 「あの肥後橋(渡辺橋 ?)近くのサントリーが、同族経営脱出か」と思ったし、「日本にもやっと経営のプロが出てくる土壌が作られたのか」とも思った。やはりコンビニと酒造メーカーでは違うのに、伝統ある会社のトップに新浪さんは選ばれた。

 新浪さんの「ローソン後」については、以前からいろいろ見方があった。しかしもっとも面白い道を選んだと思う。サントリーがこれから本格的に国際化に入っていく入り口に居るので。

 日本の社長は部下に一生懸命神輿を担いでもらっている人が多い。経営者(一部)の無能こそ、日本の会社が抱える一番の問題だとずっと思っていたので、「神輿なしの経営者」は真剣な筈だし、自らのノウハウも発揮するでしょう。

 サントリーの今の路線が成功するかどうかは、そりゃ分かりませんよ。しかし同社のトライは、他の日本の企業がぐずぐずしているところが多い中では、「注目に値する試み」だと思う。

 新浪さんには以前テレビ番組でご一緒したくらいですが、是非踏ん張って欲しいと思う。


2014年06月24日(火曜日)

 (14:05)ところでどなたか良いアイデアは ? それは夕べの大阪城のような「夜に浮かぶ城」のようなものを撮影するには、どのカメラが良いのか、です。

 実は夕べは大阪の夜は晴れていた。空気も雨模様の間のようで、とっても綺麗。で、城まで走ったり、歩いたりして行ったのです。予想通りとっても大阪城が綺麗だったのです。私のような運動人間が他にもちらほら絶えない中。

夜の城を綺麗に取れる方法は ?  であまりにも城が綺麗だったので、「夜空に浮かび上がる大阪城」ってなテーマで写真が撮れたら良いなと思って撮ったのです。「多分だめだろうな」と思いながら撮ったのですが、案の定最悪。それが右の写真です。

 繊細さも、城の持つ威風堂々の感じも、そして白地の城にうっすらと走っている線もすべて消えている。出来の悪いウィップクリームたっぷりのケーキのような仕上がり。iPhoneで夜の写真を撮るとろくな事にならない、モノにならないのはよく知っています。月を撮ってもダメ。

 「じゃ、何が良いの」というのが私の疑問。うーん、あの重い一眼レフを持つ気はしないんですよね。でも、夕べの大阪城のような綺麗な景色は残しておきたい。本当に綺麗だったんですよ。

 どなたか知りませんね。夜に浮かび上がる城が綺麗に映るカメラ ?


2014年06月24日(火曜日)

 (13:55)一瞬見た時には「やはり大阪には何でもあるな!」と思いました。真っピンクのタクシー。写真の通りで、新大阪の駅で。私が乗ったタクシーの直ぐ後で駅寄せした。

新大阪の駅で私のタクシーの直ぐ後ろに駅寄せしたピンク・タクシー  それをフェースブックに載せたら、「私は乗ったことがあります」という方が出てきた。しかし基本的にはミナミを中心に営業しているらしく、真っブルーもあるそうな。気になってちょっと調べたら、「ピンク・タクシー」は結構全国にあることが分かった。

 例えば岡山の両備タクシーさんのそれは記事になっているし、東京のピンククラウンのタクシーの銀座での走行模様は動画にもなっている。まだ私は一度も乗ったことがありませんが。「乗れるとラッキーなことがある」という都市伝説もあるらしい。

 ところで、「(大阪には)何でもある」のちょっと違ったパターンを昨日大阪の夜の街を歩いていて発見しました。それは「自転車の無灯火」。夜の大阪の街は基本的には今までタクシーで移動していたので気がつかなかった。

 私の目撃範囲は特殊的に大阪北区の一角の話ですよ。でも私は広がりがあると思う。夜9時過ぎです。歩いていて、「大阪の自転車の約6割は無灯火で走行している」ということに気がついた。いや本当なんですよ。

 かつ、不思議に思ってよくよく駐輪している自転車を見てみると、大阪の自転車の2〜3割にはそもそも明かりを灯す装置が付いていない。つまり「無灯火前提仕様」になっている。そりゃ問題でしょう。売る側も義務を知っているはずなのに、装置付きでは売っていないということか。

 ということは、大阪では光を放つ装置を付けていても、3割強の走行自転車は「あえて無灯火を選んで走っている」ということになる。考えられる理由としては

  1. 灯火状態にすると、一部の自転車はペダルが重くなる
  2. 付けても盗まれるので、つけない
  3. 街は明るいから、つける必要がない。お金の無駄
  4. 皆がそうしていて、つけているのはかっこ悪いから
 どれなんでしょうね。別に理由があるのかも。私の記憶では東京では「無灯火」は常に警官の誰何の対象になります。警官に呼び止められる。特に交番の前を通りかかったときとか、駅前など。駅前には通常交番がありますから。

 実は昨日興味があったので、街を巡回しているパトカーが来たので手を上げて止まってもらって、「どうして大阪ではこんなに自転車の夜間無灯火走行が多いのですか....」と聞いてみたのです。

 いろいろ言ってました。「そもそもマナーが悪いので.....」とか。そりゃそうなんですが、「注意はされないのですか...」と言ったら、「機会があれば時にはしているんですが....」との答え。でも力ない返事でした。

 ははは、大阪の街は大好きなんですが、時に「ありゃりゃ」ということに出くわす。でもやっぱし歩行者としては「危ない!」と思うことがあるんですよ。暗闇から自転車....的な。あれで事故など誘発されなければいいんですが............。


2014年06月24日(火曜日)

 (01:55)ははは、やってるやってる。グループ最終戦とあって、同時進行方式。今日は「B」と「A」のグループ最終戦。「B」が進行中で、オランダ×チリが「0−0」、オーストラリア×スペインが「0−1」。前半終了時点で。

 オランダ×チリがフジ系(大阪では関西テレビ)で、オーストラリア×スペインがテレ朝系(ABCテレビ)で切り替えながら。スペインの1点はビジャのそれらしい。スペインは今大会初めてPK以外で点を取った。午前五時からはカメルーン×ブラジル(NHK)、クロアチア×メキシコがフジテレビ系で、この二試合も面白そうですが、私にとっては言って見れば仕事中です。

 だけど、やっぱりワールドカップは面白いですよ。特に終了間際の劇的なシュートが。歓喜と絶望が二つのチームの間を行ったり来たりする。もっとも「歓喜」のない終了間際のシュートもある事が昨日分かった。ポルトガルのそれ。入れて引き分けでしたから、そりゃクリスチアーノに笑顔はない。

 ポルトガルは言ってみれば日本と同じ立場。「自力優勝」するには是非アメリカに勝っておきかかった。それがやっとタイに追いついただけ。今進行中の対スペインではオーストラリアには勝って欲しいけど、この二つのチームは既に敗退が決まっている。

 この勝敗表で見ると、「どのチームがノックアウトに進出するのか、ベスト16に残るか」という点で既に決着が付いているのは「B」しかない。あとは皆最終戦決着。その2試合ずつが同時進行。ワールドカップは試合進行という意味で、本当によく考えられている。

 もし日本がコロンビアに勝って、他の条件も揃ってグループ2位通過すると、Dグループで1位で通過する可能性の高いコスタリカ(得失点差も優位)が決勝リーグ第1戦の相手になる。ははは、先日も書きました日本はこのコスタリカに6月4日だったかな、強化試合で3−1で勝っている。行け日本.....。

 午前3時前に両試合とも終わって、オランダ×チリが「2−0」、オーストラリア×スペインが「0−3」。スペインはやっと勝ったが、そりゃ選手に笑顔はない。グループ「A」はブラジルの首位通過の可能性が高いので、これで「チリーブラジル」の南米対決の可能性が高い。これも面白い試合になりそう。


2014年06月23日(月曜日)

 (05:55)それにしても、アジアが弱い。次は枠削減かな。今終わったアルジェリアと韓国の対戦など、「韓国に勝利の目があるかも」と思っていたのですが、起きられずに見始めたら前半でもうアルジェリアに3点入っている。その後、つまり後半に韓国は2点入れたが、アルジェリアも1点加えて結局「アルジェリア4−2韓国」で終了。

 確か私の記憶では、日本を含めたアジア勢(日本、韓国、イラン、オーストラリア)は一勝もしていない。これはちょっと酷いでしょう。体力、それともテクニック。それとも監督の戦略ミス ?

 国力とか、人口とか、国民一人当たりのGDPとか、何かサッカーの結果に関係しているのだろうか、と考えてみる。多分それはない。それは「死のD組」のこれまでの展開が端的に示していると思う。

 同組は「イングランド、イタリア、ウルグアイ、コスタリカ」の構成。コスタリカ以外は過去においてワールドカップでの優勝経験がある。「勝ち点供給国かも」と目されたのがコスタリカだ。

 人口480万人、国土の広さは四国と九州を合わせた程度。国民一人当たりGDPは日本の約四分の一の1万ドルちょっと。FIFAランキングは28位(2014年6月5日現在 以下同)。6月初めの日本との強化試合では1−3で日本に負けている。

 しかし本番になったら、そのコスタリカがまずウルグアイ(7位)を撃破し、次にイタリア(9位)を破った。世界を驚かす進撃だ。この四カ国の中でもっとも豊かで、世界で通じるプレミア・リーグを抱えるイングランド(10位)が真っ先に2敗で1次リーグ敗退した。

 残る枠は一つで、それをイタリアとウルグアイが24日の直接対決で奪い合う。最新のFIFAランキングを上からずらっと見ていて気がつくのは、国の大きさ(人口)は全くランキングに関係ないということだ。

 才能ある人間が人口に対して一定数出てくると考えることは全く出来ない。中国は103位、インドに至っては154位だ。豊かさも関係ない。ランキングの上位に顔を出す南米の国々は揃って世界の国の中では豊かな部類には入らない。

 もともとサッカーは貴族社会であるイギリスで「下のクラスの人々のスポーツ」として発展したと言われる。ボール一つあればどこででも始められる。小さな街角でも空き地でも。実際に世界中の多くの子供達はそうしてサッカーを覚える。うまくなるならないに、豊かさ、国の大きさは無縁だと言える。簡単にできるのだから。

 しかしサッカーは富に直結している。世界主要国にはリーグがあり、そこには大きなお金が流れ込む。開催国ブラジルのファベーラ(同国でスラムや貧民街を指す言葉)の若者達は皆セレソン(同国サッカー代表)を目指すという。名声と富が目に見えるからだ。

 勝ち抜いた才能(努力も入る)ある若者だけが、自国、または欧州、南米、日本などなどのサッカー・リーグで活躍する。ワールドカップは世界最大の選手達の品評会の場だ。だとしたら、無名の国の選手ほど頑張る。

 国の大きさ、豊かさが関係ないとしたら、ゲームを勝ち抜く最後の要因は何だろうか、と思う。見ていて思うのは、才能やテクニックはある程度当然の前提として、結局は選手一人一人の“試合その時”の「勝ちたいという気持ち」「闘争心」と、それを束ねる監督の戦略だと思う。アジアはそれが足りないのかも知れない。

 初戦(対コートジボワール)に負け、次戦(対ギリシャ)を引き分けで終わった日本。選手達が口々に言っていた「世界に日本のサッカーを示す」は全く出来ていない。「勝つ」という気持ちが少なかったのではないか。

 勝てないサッカーは誰からも認めて貰えない。まず「勝つ」ことだ。一次リーグ突破の可能性は僅かしか残っていない。コロンビア(既に2勝)戦での勝利が絶対的条件だ。勝てるだろうか。

 日本の選手達が「“勝つのだ”という闘争心」を二倍くらいにすれば、やっとチャンスが出てくると思う。


2014年06月21日(土曜日)

 (10:55)今の世界の二大地政学的リスクに動きが出てきましたね。解決に向かっているとは全く思いませんよ。しかし「動き」は見える

 ウクライナではポロシェンコ新大統領が、「東部での停戦」を発表した。一方的な印象がするもので、東部の親ロシア派は「拒否」の姿勢。しかし、今までのような内戦状態からは少し事態が動く可能性がある。

 一方イラクではシーア派の最高指導者シスタニ師が名指しを避けながら、「新しい政府の必要性」に言及した。これは明らかにマリキ政権に対する「退陣要求」に見える。ということは、「イラクのシーア派指導者とアメリカとの連携」という興味深いラインが出来たことになる。

 アメリカもオバマ政権内から、「マリキ退陣論」が噴出していることはよく知られている。アメリカ撤退の折に、「”国民”政府を作って欲しい。シーア派に偏った政権はダメだ」とマリキに言い残したのに、「それを無視した」というのがアメリカの見方。

 その結果ISISがイラクのスンニ派地域に勢力を伸ばす切っ掛けを与え、それ故に今イラクは国家崩壊の危機にあるとの見方だ。実際にイラクは北のクルド、中部のスンニ、南のシーアと三つに分裂している状態。

 じゃ、誰が次のイラクの政権を担うのかと言う問題は、未解決だ。シスタニ師は「national government」と言っている。それはスンニ派への配慮、クルドへの配慮を忘れない多数派シーア派指導者の政府」ということでしょうが、そんな人物がいて、それでうまく政府を動かせるのか、それは誰にも分からない。

 だから世界の二大地政学的リスクに「動き」はあったが、「解決にはほど遠い」というのが当たっている。


2014年06月21日(土曜日)

 (08:55)あらら、静かに、小幅に上がっているので、このウォール・ストリート・ジャーナルの記事を読むまでニューヨークの株価のいくつかの指標が史上最高値を更新したって気がつきませんでした。

 U.S. stocks rose Friday, as continued optimism around central-bank accommodation pushed the Dow industrials and the S&P 500 to record closes.

  The Dow Jones Industrial Average rose 25.62 points, or 0.2%, to 16947.08, topping its previous record of 16945.92 hit on June 10.The S&P 500 index added 3.39 points, or 0.2%, to 1962.87, a record close.

 当然ながら、NASDAQは最近ちょっとした調整をしましたから、出遅れている。しかしそれほど低い水準にあるわけではない。音もなく静かに上がるという最近のニューヨーク市場の特徴が金曜日にも出たと言うことでしょう。

 特に材料があったわけではない。動きも小幅ですし。「The U.S. economy has shown slow-but-steady improvement that bulls say will help corporate profits grind higher. Returns on bonds look muted, with interest rates still at historically low levels.」とWSJ。

 静かなる上げ。それに関して、今週月曜日に以下のような記述を自分のマーケット・レポートに書いたことを思い出した。「今年に入って S&Pが新高値で引けたのは19回あり、ダウ工業株30種平均は10回新値を更新して水準としては17000ドルに初めて接近した。この株価上昇の期間中、マーケットは静かであり、大きな価格変動は希であった。例えば S&P 500は4月16日以来、1日で1%以上の上げ、または下げを記録していない」。

 昨日のダウの上げ幅は+25.62で0.15%の上げ(引値は16947.08ドル)、S&P 500は+3.39で0.17%高、引けは1962.87。ついでに書くとNasdaqは引けが4368.04で+8.71、0.20%高。またまた静かに新値を更新した。

 なぜそうなるのかに関しては、既にあちこちに書いているので再び書きません。何よりも数字が明らかです。「Friday marked the 45th straight day the S&P 500 closed up or down less than 1%, the longest stretch since 1995.」とある。

 問題はこうした「理想的な状態」がいつまで続くかでしょうね。イエレンも先頃記者に聞かれていたが、「ボラも下がっている、相場は波乱もなく静かに上がっている。市場には慢心が起きませんか.....」と。

 そりゃあるでしょう。しかし今はそんな懸念が横に追いやられるほど投資家は全般にに強気と言える。正しいかどうかは分かりませんが。


2014年06月19日(木曜日)

 (18:55)今朝、というか夜中のオーストラリア対オランダの壮絶な試合を見ていて思ったのです。最後は「気持ち」だ、と。とにかく、明日の朝の午前7時からの日本の対ギリシャ戦。とにかく「日本の選手も全力で戦った」と言える試合をして欲しい、と。

 負けましたよ。アジアの一角であるオーストラリアは。オランダに。2−3で。しかしそれはそれは見ていてオーストラリア選手の頑張りがはっきり分かる試合だった。走り回り、球を取りに行き、シュートを試み、そして2点を入れた。

 オランダはやはり実力があるから、それを一点上回る3点を入れた。で、オーストラリアの一次リーグ突破の条件はほぼ消えた。一勝もしていないので。勝ち点は依然としてゼロ。

 しかし私と同じように眠い目を擦りながらあの試合を見たオーストラリアの人達は納得したのではないかと思う。「あそこまで戦って、それでも負けたなら仕方がない」と。初戦の日本は、そもそも総体的に体が動いていなかった。闘志も感じられなかった。

 あの雨の中仕方がない部分もあったと思う。しかしあの試合では、本田以外からは「気」が感じられなかったのだ。もうそれしか言わない。とにかく全力を出して欲しい。まだアジアのチームは一つも勝ってない。イランと韓国が引き分けただけだ。

 そしてそれが出来ると思うが、出来たら勝って欲しい。ただただ奮闘を祈りたい。


2014年06月19日(木曜日)

 (03:55)うまく組み合わさっているんですよ。オーストラリア対オランダ(3−2でオランダの勝ち)の試合が終わったら、ちょうどFOMCの以下の声明発表(午前3時)があり、イエレンの記者会見が終わったぐらいにスペインとチリの戦いが始まる。ははは。

 今中継されているイエレン議長の記者会見の冒頭発言の最後はなかなか面白い。FRBは量的金融緩和が終わった後の金利の正常化(FF金利の引き上げなど)に関して、

 「慎重に計画を立てている」
 「国民の皆さんに説明する」
 「その上で正常な方向に戻す」

 などと。何も具体的な事は言っていないのですが、FF金利を上げ始めたときの衝撃をどうやって緩和すれば良いのかを真剣に考えている兆候が伺える。だってもしかしたら、債券相場が急落して、長期金利が急上昇するかも知れない。綿密に計画を立てないといけない。その中で、「債券売却に関わる規制」(簡単には売れないような)などの考え方も出てきている。「年末までに考えて、国民に説明する」と。

 それ以外は「non-event」かな。故に、米長期金利(指標10年債)は午前4時前で2.605%と昨日より低い。故に、102円台の前半だったドル・円相場は再び102円挟みになっている。株は上げたり下げたりの中で、今は小幅高。

 「何も新味がない」というのはマーケットにとっては良いことです。この文章を書きながら聞いている記者会見で、記者が「マーケットのボラも下がってきていて、リスク意識が低下しているとも思えるが」と聞いたのは良かったと思う。彼女は、「それは心配している。慢心もあるし」と。

 しかしその後もニューヨークの株は上昇基調。引けはどうなるか知りません。それよりもあとで調べようと思ったのはアマゾンの「Fire Phone」かな。ウォール・ストリート・ジャーナルには「Amazon.com unveiled the "Fire Phone" smartphone, expected to feature a display designed to respond to users' eye movements.」と。目の動きをフォロー、反応すると。

 amazon.comで見ると、価格レンジは「199.00 〜649.00」とある。形状はiPhoneとサムソンの真ん中くらい。アプリを見ると、見慣れたものが多いが、アップルのような「下部の固定」がないように見える。それにしても、「火の電話」とは面白いネーミングですね。

Release Date: June 18, 2014

For immediate release

Information received since the Federal Open Market Committee met in April indicates that growth in economic activity has rebounded in recent months. Labor market indicators generally showed further improvement. The unemployment rate, though lower, remains elevated. Household spending appears to be rising moderately and business fixed investment resumed its advance, while the recovery in the housing sector remained slow. Fiscal policy is restraining economic growth, although the extent of restraint is diminishing. Inflation has been running below the Committee's longer-run objective, but longer-term inflation expectations have remained stable.

Consistent with its statutory mandate, the Committee seeks to foster maximum employment and price stability. The Committee expects that, with appropriate policy accommodation, economic activity will expand at a moderate pace and labor market conditions will continue to improve gradually, moving toward those the Committee judges consistent with its dual mandate. The Committee sees the risks to the outlook for the economy and the labor market as nearly balanced. The Committee recognizes that inflation persistently below its 2 percent objective could pose risks to economic performance, and it is monitoring inflation developments carefully for evidence that inflation will move back toward its objective over the medium term.

The Committee currently judges that there is sufficient underlying strength in the broader economy to support ongoing improvement in labor market conditions. In light of the cumulative progress toward maximum employment and the improvement in the outlook for labor market conditions since the inception of the current asset purchase program, the Committee decided to make a further measured reduction in the pace of its asset purchases. Beginning in July, the Committee will add to its holdings of agency mortgage-backed securities at a pace of $15 billion per month rather than $20 billion per month, and will add to its holdings of longer-term Treasury securities at a pace of $20 billion per month rather than $25 billion per month. The Committee is maintaining its existing policy of reinvesting principal payments from its holdings of agency debt and agency mortgage-backed securities in agency mortgage-backed securities and of rolling over maturing Treasury securities at auction. The Committee's sizable and still-increasing holdings of longer-term securities should maintain downward pressure on longer-term interest rates, support mortgage markets, and help to make broader financial conditions more accommodative, which in turn should promote a stronger economic recovery and help to ensure that inflation, over time, is at the rate most consistent with the Committee's dual mandate.

The Committee will closely monitor incoming information on economic and financial developments in coming months and will continue its purchases of Treasury and agency mortgage-backed securities, and employ its other policy tools as appropriate, until the outlook for the labor market has improved substantially in a context of price stability. If incoming information broadly supports the Committee's expectation of ongoing improvement in labor market conditions and inflation moving back toward its longer-run objective, the Committee will likely reduce the pace of asset purchases in further measured steps at future meetings. However, asset purchases are not on a preset course, and the Committee's decisions about their pace will remain contingent on the Committee's outlook for the labor market and inflation as well as its assessment of the likely efficacy and costs of such purchases.

To support continued progress toward maximum employment and price stability, the Committee today reaffirmed its view that a highly accommodative stance of monetary policy remains appropriate. In determining how long to maintain the current 0 to 1/4 percent target range for the federal funds rate, the Committee will assess progress--both realized and expected--toward its objectives of maximum employment and 2 percent inflation. This assessment will take into account a wide range of information, including measures of labor market conditions, indicators of inflation pressures and inflation expectations, and readings on financial developments. The Committee continues to anticipate, based on its assessment of these factors, that it likely will be appropriate to maintain the current target range for the federal funds rate for a considerable time after the asset purchase program ends, especially if projected inflation continues to run below the Committee's 2 percent longer-run goal, and provided that longer-term inflation expectations remain well anchored.

When the Committee decides to begin to remove policy accommodation, it will take a balanced approach consistent with its longer-run goals of maximum employment and inflation of 2 percent. The Committee currently anticipates that, even after employment and inflation are near mandate-consistent levels, economic conditions may, for some time, warrant keeping the target federal funds rate below levels the Committee views as normal in the longer run.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Janet L. Yellen, Chair; William C. Dudley, Vice Chairman; Lael Brainard; Stanley Fischer; Richard W. Fisher; Narayana Kocherlakota; Loretta J. Mester; Charles I. Plosser; Jerome H. Powell; and Daniel K. Tarullo.


2014年06月18日(水曜日)

 (19:15)昨日のオリックスの西投手のように、シーズン初めから本当に良い成績を残している投手でも、一試合6点とか取られて崩れることがある。西は昨日まで一試合2点以上取られたことがなかったのに、昨日は6点も取られた。そういうことはあるでしょう。

 しかしマー君は違う。NYタイムズのこの記事を読みながら思いました。だって14回連続QS(クオリティ・スタート)で、自責点上で負けたのは1試合のみ。彼自身が積み重ねた勝利の数はMLB随一の11勝。彼が先発した14試合のうち、ヤンキースは負けたのは2回だけで、あと12回は勝っている。

 彼が作った12の勝ち星の貯金に対して、ヤンキースの今シーズンこれまでの貯金は「3」。マー君の貯金を食いつぶしながらヤンキースは5割を越える成績をやっと残せている、と言える。ジラルディが「我がチームの成功のほとんどは彼に帰せる」と言っているのは間違っていない。

 チームメートの信頼も抜群だ。当たり前でしょう。彼がマウンドに立っているのを試合開始の前に見れば、「ああ、今日は勝てるな」と思えるわけだから、当然です。こんな良い先発投手はいない。なのに、「自分をヤンキースのエースだと思うか?」と記者に聞かれると、「そうは思わない」と答える謙虚なマー君。

 これだけマー君がアウトスタンディングに勝ち続けると、「ではなぜ他の投手に出来ないのか」という疑問に繋がるのだと思う。上体だけで投げているケースが多いアメリカや中南米の投手に比べて、日本の投手は体全体を使って投げるので自然とコントロールが良くなる、という見方もある。だとしたら、他の投手がマー君のレベルに達するには時間がかかる。

 そういえば、ダルも岩隈もそして黒田もコントロールは総じて良い。黒田以外は防御率は非常に良い。アメリカカン・リーグで防御率競争をしているのはマー君とダルだ。マー君のそれは今日の6回1失点で1.99と2を割った。

 今の状態で行くと、マー君は間違いなく(怪我をしない限り)オールスターに出場する。恐らく先発投手で。そのころから全米が一段と注目する投手に彼はなる。いったいいつまでQSを続けられるのか、と。アメリカの記録は16だったかな。

 マー君は見ていて楽しい。多分英語は得意ではないはずだが、なにかチームにとけ込んでいるように見える。多分キャラクターなんでしょう。マッキャンとは会話もしている。「マー君神の子、不思議な子」と言ったのは野村さんだが、本当にそうかも知れない。

 しかし多分マー君もQSが途切れる時が来る。その時までいったい何勝しているのか、そしてそれからまたどうキャリアを積み上げるのか。とっても楽しみ。


2014年06月17日(火曜日)

 (22:15)考えようによっては、イラクは宗派・民族などを要因として三つに分裂したようなものです。北からクルドの地域、その下にスンニ派の地域、そしてさらにその下にシーア派の地域。

 戦後存在した「国民国家」としてのイラクは実質的に存在しない状況になってきていて、この三つが入り乱れながら勢力争いを演じているように見える。むろん動き始めた直後なので、その境目は極めて曖昧で、それゆえに数多くの悲惨が生じている。

 その曖昧な混沌の中で、スンニ派過激派としてのISISは「シーア派1700人を処刑」と発表すれば、イラクの今のバグダッドの政府は「過激派170人を殺害」と発表する。その間にクルド人勢力は北部の都市で地歩を固める、という動き。

 今日公開された写真は衝撃的です。本物かどうか検証が済んではいないとのことですが、状況から考えて実際にあったことのように思える。「戦争犯罪」との見方も強い。対してアメリカは無人機による爆撃を検討。

 しかし今のマリキ政権をアメリカが支援しても、イラクが抱える問題の解決に役立つとは思えないし、無人機で家族を殺されたり、誤爆を受けたイラク人(?)、というより攻撃された側はアメリカへの憎しみを増すことになる。

 やっかいなのは、ISISのような武装集団は「国境」という概念を持たないこと。タリバンもそうですが、自由に国境を移動してターゲットを攻撃する。もともと国境などなかった地域なので(ベドウィンの世界)、人為的に地図上に線を引いただけの中東では国境は「地図上だけの線」となる。

 ISISは伝えられるところではシリアの東部とイラクを結ぶ地域を根城にしているという。無論スンニ派の中でも動きはいろいろあるが、ISISはシリアでも反体制派であり、イラクでも反体制派。ではどのような勢力がISISを支えているのかと言うことになるが、スペインのテレビを見ていたら、同国でのISIS支援派が数人捕まったと報じていた。先進国からも資金が動いている可能性が高い。

 同じイスラム教の範疇なのに、スンニ派とシーア派の対立は根深い。それがイラクでは軍事紛争の様相で、これは世界的な影響を持ちうる。石油価格も脚気反応的に上がっている。ウクライナでも国境が溶融しているし、今の世界は「騒音を伴う変質」が続いている。


2014年06月16日(月曜日)

 (06:15)ワールドカップでブラジルにいる日本の選手達には是非、彼等が言うところの「自分達のサッカー」をもう一度して試して欲しいですよね、そう思う。だって昨日の試合は足さえも動いていなかったじゃないですか。あれじゃ終われないでしょう。

 敗戦はやはりショックですね。押され気味の中でも本田が先制したので、「これで選手の動きが良くなるのか」と期待して見ていたのですが、ボールは取りに行かないし、ひくしで全員が体調悪いのかなと思うほど躍動感がなかった。

 と思っていたら後半にコートジボアールのドログバが出てきたら一気に試合が動いて立て続けに2点取られて、その後もここ数試合で見られた反発力もなし。なによりも日本はシュートを殆ど打てていない。香川ゼロ、岡崎ゼロでしたっけ。

 えっと、次の試合は日本時間の金曜日ですか。一週間あるわけですから、何か出来るように思う。ギリシャは0−3で負けている。次の試合は「自分達のサッカー」をして、勝って貰わないと。

 その間も他の国の試合は続く。毎試合、何かしら楽しみです。今のところ一番記憶に残ったシュートは、オランダのファンベルシーのあのヘッドでの同点シュート(対スペイン)かな。

 キーパー(カシージャス)が出てきたのを見逃さなかった。普通の選手ならそれでもトラップして足元に落とし、それからと考えるじゃないですか。それを一気にループシュートのようなヘッドでのシュート。たったパス2本で一点とった。彼の地面への落ち方も綺麗でした。蝶が舞い降りるようで。これからも凄いシュートが生まれそう。

 パスサッカーもいいが、今年のワールドカップはスペインが大敗したことでも示されるとおり、再び「縦の重要性」が認識される大会になりそう。むろんバランスですが、バスを回しているだけではダメと。ウルグアイも負けた。いろいろある。

 繰り返しますが、日本にはギリシャ、コロンビアに勝って是非イタリアと再度対戦して、コンフェデのリベンジで世界を驚かせて欲しい。日本の選手達もそれを望んでいるでしょう。もうかたくなる必要もないのだし。応援してまっせ。日本選手の精悍な顔が見たい。


2014年06月14日(土曜日)

 (09:15)優勝候補の一角であるスペイン。でも厳しくなりましたね。なんとなんとオランダに1−5で負けた。ずっと見ていましたが、「らしさ」が見られたのは最初の方だけ。あとはなすすべがなかったという印象。

 チリが3−1でオーストラリアに勝ったので、スペインは得失点差を考えるとチリに勝つことが絶対的なB組の一次リーグ突破の条件になった。今までのワールドカップ4試合はなんだかんだ言って見てしまいましたが、一番驚いたのはスペインの不調かな。PKで最初に一点もらったのに。むろん最後は分からないのですが、今の状況ではオランダ、チリの一次リーグ突破の可能性が相対的に高い。

 スペインがどう出てくるかでしょうね。何か変えてくるのか。とにかくチリとオーストラリアに勝てば良いが、チリはなかなか難しそう。前回はイタリアが一次リーグで敗退しましたが、個人的にはスペインは二次リーグに是非残っていて欲しい。今のところ引き分けがないのが特徴かな。

 ところで、あまり興味はないのですが、備忘の為にお隣の国の情勢に少し触れておきます。書いておくとあとで検索が楽なので。まず「朴槿恵大統領、閣僚7人を交代へ 側近で固める」という記事。サンケイかな。女性を入れたり、イメチェンに忙しい感じ。しかし韓国版「お友達内閣」の様相があるらしい。

 しかし内閣の閣僚をどう入れ替えても、実は必要なのは「官僚の入れ替え」ではないでしょうか。こんな見出しもある。「韓国、就航不能船を賄賂で認可 沈没事故、当局が癒着」と。記事は以下のように続く。共同電です。

 「韓国の旅客船セウォル号沈没事故で、同船は船体が大き過ぎて就航基準を満たしていなかったのに、運航会社清海鎮海運側から賄賂を受け取った監督官庁の幹部らが運航認可を出していたことが13日、検察の調べで分かった。 捜査幹部はセウォル号が「就航できないはずの船だった」と述べた。」

 よって「韓国海運当局の運航管理が業者との癒着で機能せず、3百人以上の犠牲者を出した大惨事を生む要因になったことが一層鮮明になってきた。検察は同日、仁川海洋港湾庁元幹部で現在木浦海洋安全審判院のトップを務めるパク・ソンギュ被告(59)ら2人を収賄罪などで起訴するなどした。」と続く。

 だから容易じゃないですよ。この韓国の根強い風土、文化を変えるのは。もっとも「7閣僚を入れ替えた」と言っても、肝心の首相候補はころころ変わっている。今の候補である文昌克(ムンチャングク)氏も「日本による植民地支配と南北分断は、神の意思だ」と言ったそうで、そりゃ今の韓国では大問題になる。

 金曜日は韓国の「2割企業」であるサムスン・エレクトリックの株価が一日で3.27%も下がったし、なかなか大変です。


2014年06月13日(金曜日)

 (23:15)「さて、今日のMLBはどうだったかな」と記録を見ていたら、今のMLBでマー君と10勝で最多勝に並ぶトロント・ブルージェイのマーク・バーリーが、ボルチモア・オリールズ戦で負け投手になっている。10勝3敗。バーリーはこれで直近2先発で2連敗となって、10勝で足踏み状態。防御率は2.28。マー君は確か2.02。

 ということは、次の先発はマー君の方が早いので(何もなければ)、その登板でマー君が勝てば、もう間違いなく「その時点でのMLBを代表する投手」ということになる。オールスター確定でしょう。

 もっとも、そのまま彼がシーズンを通して最多勝を取れるかは不明。なにせ記録を見るとバーリーも非常に良い投手で、やはり四死球が非常に少ない。防御率も良い。ということは今後も二人の最多勝争いは続く、ということでしょう。

 ついでに書くと、アリーグの東地区でぶっちぎりで首位を走っていたトロントは3連敗。その間にヤンキースは3連勝なので、手が届くところに来た。なにせマー君だけで9つの貯金があるのに、今のヤンキースは貯金が三つしかない。この球団はマー君の貯金の六つを使ってしまっている。

 「我がチームの勝ち星の三分の一はマー君がもたらしてくれている」というジラルディ監督の言葉はほぼ真実なので、日本のどこかの球団と同じように「おんぶにだっこ」の球団がアメリカにもある、ということです。ははは。


2014年06月12日(木曜日)

 (21:15)凄いショックだな。先日も麻雀を一緒にしたばかりなのに。以前はゴルフもよくしました。永谷さん、急すぎですよ。

 とっても優しい人でした。いつもにこにこしていて。誘うのはいつも私でしたが、麻雀の誘いを断ったことのない方でした。時に森本さんと、時に千葉ちゃんと。最近は回数は減りましたが、以前はよく夜遅くまでやりました。

 お酒も好きでしたが、本も一杯書いた。全部手書きで。日々の原稿も手書きで、急ぐ時は電話での送稿。やったことがないので分かりませんが、多分スポーツライターの仕事は時間との勝負だと思う。

 だから、新聞社としてもデジタルで原稿が欲しかったはずだ。しかし彼は一貫してアナログを通した。大部分のスポーツの書き手がデジタル移行したのに、彼だけは最後まで。それが通った。力があったのだと思う。私などはそれを驚異の気持ちを持って見ていた。正反対の人間なので。

 病気であることは知っていました。急性白血病と聞いていた。しかしこんなに急に悪化するとは。今朝の午前中になくなったそうです。寂しいな。ほんとうに。今は顔が浮かんでくる。

 ゆっくりお休み下さい。スポーツライターを通した永谷脩さんに、合掌。


2014年06月12日(木曜日)

 (13:15)なるほど、ポール・マッカートニーは来週(18日)で72なのか。その前後で開始予定していた6月のアメリカ・ツアーも10月に先延ばし。日本、韓国に続いての延期。

 でも本人は少しずつ回復の兆しは掴んでいるようで、「feeling great」と言いながら、「医者の助言もあり、アメリカ・ツアーを延期します」と。米ツアーはテキサス州のLubbockで6月14日から始まる予定だったという。

 彼は「"I'm feeling great but taking my doc's advice to take it easy for just a few more days"」と述べている。「take it easy」とはナイス。早く全快して欲しいものです。72になってももし日本に来てくれたら、また聞きに行こう。彼の歌は全体的に楽しくて良い。

 それはそうと、イラク情勢はあれよあれよという間にISIS(Islamic State of Iraq and al -Sham)の攻勢が強まって「マリキ政権崩壊の危機」だと。北部からテロリスト集団は攻勢を強めていて、モスル、チクリートと主要都市をコントロール。今はバグダッドからそれほど遠くない地点にまで来ているという。

 よってアメリカはまた無人機でのテロリスト攻撃を再開すると。しかし何よりも驚くのは、アメリカ軍があれほど「十分に訓練した」と議会に説明しているイラクの正規軍がまるでテロリスト集団に追いまくられるように崩壊・撤退を繰り返していること。

 「バグダッド周辺にはより強い軍隊がいる」とマリキ首相は言っているが、はたして信じられるのか。トルコが安保理の緊急会合を要請したそうですが、国境を接している国だけに心配でしょう。トルコは総領事館も襲われているし、人質もいる。

 テロリスト集団の台頭は、ロシアにとってもアメリカにとっても懸念材料の筈で、ナイジェリアでもそうですが、「なぜ彼等が伸びてくるのか」はそれぞれの国、世界の国々が考えなければならない問題だと思う。

 一つ言えるのは、政府の政策が偏っている、おかしい、強権的、利益誘導的などでしょう。そこを直さないといくらテロ撲滅の努力をしてもなくならない。それはイラクでもナイジェリアでも中国でも同じだと思う。


2014年06月11日(水曜日)

 (16:15)ははは、11時が正式オープンだったらしいのですが、その約1時間前にビルの中に入って一応全部見てしまいました。見れるところは。2012年の9月に取材しているので、「ああ、こうなったのか」と興味深かった。虎ノ門ヒルズです。

開場30分前の虎ノ門ヒルズ 内側から  午後の行動予定の都合もあったし、新しいビルの駐車場を見るのも面白いと思って、あえて車で行ったのです。虎ノ門ヒルズに。溜池から特許庁前を通過して2号線に入り、ビルの手前で左折したらビルの前はもう取材陣や取材車が一杯。10時過ぎだったですかね。少し行くと駐車場の入り口が右に見えた。

 窓を開けて係の人に「もう入ってもいいんですか」と聞いたら、「どうぞ、どうぞ」ということで。あの段階では、入ってくる車は少なかったんでしょうね。係の人が嬉しそうだった。「一般車」のセトル場所は地下三階でした。私の車が最初だったような。ちょっと狭い。ふーん「15分200円か。高いな」とか思いながら。

 誰に聞いたか忘れましたが、1階(エレベーターホール)に出て「正式オープンは何時ですか」と聞いたら、その時初めて11時だと聞いた。ありゃ、車庫から入ってきたので1時間も前にオープン前の虎ノ門ヒルズに入ってしまった。で、庭を見たり、最後の準備をしている飲食店を覗いたり。

 取材したときに「完成予想図」を見せてもらっているので、「ああ、ここはやっぱりこうなったのか」とか「へえ、これは予想外」とかいろいろ分かって面白かった。庭があの手のビルとしては広いのが良い。

 開店20分くらい前の飲食店の方々は力が入っていましたよ。店長らしい人が大勢の従業員に向かって、「少しがたがたしましたが、いよいよ今日から開店です。お客様に不愉快がないよう、元気に声を出しながら.....」とか訓示(?)している。ははは。面白かった。そりゃ気合いが入りますよね。それは各店でそれぞれやっているのです。

目の前の少し先に期に隠れているが「MOのビルが見える」  ビル内の表示を見ると、「ショップ&レストラン」とあるが、実は「ショップ」はあまりない。だから駐車場代(3000円で一時間ok、5000円で2時間)を使おうとするとかなり難しい。だって、食べても昼飯。あの近くのサラリーマン相手の想定だから、お昼ご飯だとせいぜい1300円です。

 11時前から客を入れ始めているある和食屋さんに実際に入ったのです。おなかも空いていたし。どんなもんやと思って。まあまあの昼飯メニュー。「ここで使って駐車場代をただに.....(ははは)」と思ったが、私が選んだのは1300円の黒豚カツ。

 うーん足りない。レジに駐車券を持って行ったら、やっぱし「3000円からです」と。そりゃないでしょう。お昼にショップもない施設の一カ所で3000円使うのは至難。「じゃ、レシートちょうだい。次の店で....」と言ってレシートは頂きました。

 しかし11時15分頃店を出て4階の通路に出たら、もう凄い人。正式オープンで一杯お客さんが入ってきていた。「まあ今回はいいや」と思って、そのまま地下3階に。思ったのは、「買い物をする場所じゃない」ということです。しかしちょこっとコーヒーを飲むくらいには良いと思う。

 綺麗だし、ビルの仕掛けもなかなか良い。つまりビル全体に傾斜があるのが特徴です。ゆったりもしている。あまり日本にないタイプのビルだと思いました。まだ上のホテルには行っていません。また機会があったら。


2014年06月11日(水曜日)

 (08:15)ヨーロッパではドイツの、そしてアメリカではニューヨークの株式市場を見ていて、「keep running.....but slowly」という表現がぴったりだと思いました。

 ドイツのそれ(DAX)は史上初めて10000の大台に乗った後も、ゆっくりと上昇している。ニューヨークの株価もそうです。ザラ場で下がっていても(ダウ工業株30種平均)、引けには上がり、17000ドルに接近するというのをこのところ続けている。

 なぜ株価が静かに上がるのかについては、今週の初めにこの文章を書いておきましたが、要するに「お金の行き場としては株式市場と債券市場しかなく、どちらが高値警戒感、先行き懸念があるかといえば債券市場」という事情でしょう。

 商品は扱いにくい。ファンドのいくつかはそもそも市場から撤退した。食糧なんかは扱いにくいでしょう。規制も多い。エネルギーでは革命が進行中。あとまともに tradableなものはそれほどない。買えて、売りたいときに売れるというのが投資対象として重要で、当然その対象は限られる。

 これとの関連で思い出した記事は、BBCのそれです。「The amount of private wealth held by households globally surged more than 14% to $152 trillion (£90tn) last year, boosted mainly by rising stock markets.」というもの。

 この「trillion」は「兆」と考えていいんでしょうが、要するに「株式を持っている人の資産が増えている」ということで、それは今年も続いているということになる。全体的認識は「世界経済の回復が軌道に乗っている」との見方。ただし世界的に金利は依然として低いままです。


2014年06月09日(月曜日)

 (15:15)日本を訪れる外国人の数がめちゃ増えてますよ、というのはこうした文章でお伝えしてきたのですが、それとの関連で今日は財務省から「旅行収支44年ぶり黒字 4月、訪日外国人が急増」という記事の元になる数字が発表された。

記事と全く関係ないのですが、番組から送られてきたので記念に。ははは  それにしても「44年ぶりの黒字」って凄くないですか。これを伝えている日経の記事は「4月の国際収支速報によると、旅行収支は177億円の黒字となった。大阪で日本万国博覧会が開かれ訪日客が増えた1970年7月以来の黒字だ。13年4月は224億円の赤字だった。」と。大阪の万博以来ですか。

 さらに同紙は「観光庁は、訪日外国人の消費額が今年1〜3月に4298億円と前年同期に比べ48.5%増え過去最高になったと推計する。」とも伝えている。だとしたら、日本に来る観光客が一番集まりそうな銀座の4丁目の三越の売上高が、4月も5月も前年同月を上回ったのは頷ける。消費税の引き上げもなんのその。

 同店の今年春の業績好調の最大の要因の一つは、外国人客の消費。同店の4月の売り上げは1.1%の増、5月のそれは4.5%増(ともに対前年同月比 同社発表)だが、確か記憶では「免税売り上げが前年同月の2倍になり、同店の売り上げ全体の1割が免税売り上げになった」ということだと思った。他の日本の全デパート店舗は、確かマイナスだった。消費税引き上げのアフターショック。

 日経の記事には「みずほ総合研究所によると、年1000万人の訪日客は名目国内総生産(GDP)を年1.8兆円押し上げる。投資や雇用面で地域経済を下支えする効果が大きい。」との文章もあるが、私のラフな計算では、今年の来日外国人客は1200万人を越える。とすると、GDP押し上げ効果は2兆円以上。結構でかいファクターです。

 今日は大阪に向かうのに東京駅を通ってきましたが、外国人が一杯でした。5月の外国人訪日客は5月の20日ごろの発表。


2014年06月09日(月曜日)

 (08:15)朝から笑ったな。大笑い。あのボールボーイは実は野球を全く知らないのでは..........。

 デーゲームで行われた日曜日の大リーグの試合はどうだったのかと思って、MLBのサイトでビデオを見ていたのです。まとめて。そしたら、突然「ballboy's blunder(失敗)」というタイトルのビデオがあって、試合は青木のいるカンザスシティ・ロイヤルズとニューヨーク・ヤンキース。

 要するにこうです。ヤンキースの打者が一塁線に強いゴロを打った。一塁線を抜く。フェアで、審判ははっきとフェアの姿勢を取った。手を伸ばしてインフィールドを指した。だから、野手以外はボールに触ってはいけないのですが、ボールボーイがあまりにも自分の前に来たからか、そのボールをグラブで拾い上げてしまった。

 さらに笑えるのは、そのボールをスタンドの観客に献上してしまった。これにビックリしたのはロイヤルズの右翼手です。あの丸い顔は青木でしょう。もうびっくり。あれはどういう処理になるんでしょうね。

 さらに笑えるのは、次にヤンキースの打者が一塁線にファウルを打った。それはボールボーイは拾わないといけない。しかし彼は手を出さない。放送席の、多分解説者が「he want to make sure ......」と笑いながら。そのボールを拾ったのは青木でした。

 つまり全体的に見ると、「彼は野球を知らない」と理解できる。ほんとに笑えました。この試合で気の毒だったのは黒田です。確かにヒットで2点は取られた。しかし明らかにクオリティ・スタートです。しかし味方が取った点は「1」。で負け投手。4勝4敗となってしまった。もっともチームもこれで「31勝31敗」です。

 結局マー君頼みのヤンキース。黒田にはもっと勝って欲しいな。


2014年06月08日(日曜日)

 (22:15)そろそろサッカー番組が氾濫してきて、「そこまでやるか」という気もしてきましたが、その中では日曜日のNHKが午後9時からやったミラクルボディは面白かったな。

 スペインサッカーの秘密に迫っていて、ともに170センチの小柄なシャビとイニエスタがなぜスペインを強くしたのかに科学的に迫っていた。スペインサッカーは、この二人が織りなす協奏曲のようなものだ、と。

 「ティキタカ」と呼ばれるパスサッカーがなぜ成功するのかは、シャビの空間認識能力の高さがまずは秘訣なんだそうです。彼は確かに右、左を常に顔を振って見ているのが分かる。それは敵味方を問わず、全てのプレーヤーの動きを頭に入れているのだというのです。

 司令塔としてのシャビ。呼応するサッカーの天才創造プレーヤーがイニエスタだと、この番組。体型を見てもこの二人はよく似ている。70キロに届かない。日本人選手としても小柄だ。しかしこの二人がチームをコントロールする、という。

 シャビの能力が繰り返しの訓練と積み重なった経験が支えているというところが面白いと思いました。その結果は、

 「僕にはピッチの上の全てが見えている」
 「サッカーでは肉体よりも脳のスピードの方が重要なんだ」

 というシャビの自信に溢れる言葉になる。しかしそれにしても、よくこれだけの取材にスペインが協力したものだと思う。一つサッカーを見る目が変わりました。ナイス。


2014年06月07日(土曜日)

 (15:45)「ちょっとちょっと、いつまで通行止めのつもり」っていう感じですよ。金曜日の夕方に東京から移動したときも凄かった。都内から神奈川県にかけて。雨が。「50キロ制限」でしたが、移動は出来た。諏訪に。

 しかし7日は朝から中央高速は上りが「大月から八王子」で通行止め。これは長い。開通次第移動しますが、ずっと「まち」の状態。今回の雨はそれほど強いんだ。ニュースを見たら「6月一ヶ月分がこの一両日に降った」と。そりゃなかなか通行止め解除は出来ない。今は解除待ちです。

 だからとっても暇。だからユーチューブで見ると、今日はスポーツがめちゃ面白かったですね。午前中は親戚の法事で見れなかったのですが、日本が2点のビハインドをはねのけて終わってみれば4対3で勝利。どういう経過だったのか分からなかった。

 いつもこういうときに助かるのはユーチューブです。フランス語のあまり綺麗じゃない画面で、でも肝心な場面だけは見せてくれる。7分強に編集してある。岡崎の血染めはなかったが、香川のドリブルがハンドをゲットしたシーン、それを本田が決めたPKの場面。香川の見事なシュート、本田の飛び込み、そして最後の大久保のトラップからシュートへの素晴らしい動き。

 やるじゃないですか。「今日は負けかな」と思えたのに、それを押しのけてくれた。ナイス。しかし前半に「0−2」は本番では許されないでしょう。このところずっと先取点を取られている。本番では滑り出しを相手は狙ってくるでしょう。あとは守り。あかんな。何が悪いんでしょうね。

 ダルちゃんに関しては、「早々に4点取られた」と知っていたので、「今日はだめか」と思っていたら、午後見たら勝ち投手に。粘っている内に、味方が点を取った。やっとテキサスは水面に顔を出した。しかし彼の防御率は悪化したのかな ? と見たら2.36に。前回の試合終了時が2.08だったから、そりゃ悪くなる。しかしダルとして勝って3連勝は良い。

 日本のプロ野球はと見たら、なんとなんと広島が本拠地で16点も取られている。珍しいな。今年はピッチャーが良かったのに。ありゃりゃ、初回に7点取られている。もう「開き待ち」で暇なので、そうした情報ばっかし探してます。ははは。

 それにしても広島は交流戦に弱い。通常の戦いに戻っての悪影響が心配ですね。今年は最後まで広島が頑張ることがリーグを盛り上げる力だと思っているので。


2014年06月06日(金曜日)

 (00:45)そうですか、やっぱり踏み切りましたか。銀行が余剰資金をECBに預けると、「余計な事をしてくれた。中銀に預けるんじゃなくて他に貸し出せ」と罰金として0.1%の金利を取られるという「マイナス金利」

 世界の中央銀行は四つが大きい。FRB、ECB、日銀、そしてイングランド銀行。その四大中銀の中で「マイナス金利」に踏み出したのはECBが最初です。日米英は大規模な量的緩和をツールとしている。自国国債などの大量購入です。

 しかしECBの場合、それがなかなか難しい。だって、「じゃ、どの国の国債を買うのか」という議論になる。ちっちゃな国の国債を買えば、その国の国債は暴騰する。いろいろ問題が多いわけです。流通量もそれぞれ違う。

 日米の中銀がしていることがなかなか出来ない。で、「マイナス金利」がツールになったと考えられる。ECBは政策金利も0.1%下げて0.15%とした。この下げ幅は予想よりやや小さい。あと二回ほど引き下げる余地を作ったと見られる。

 しかしECBが世界の中銀で初めていわゆる「マイナス金利」を実施したことは重要だ。今後がどうなるかは実はあまり図式が描けない。だって銀行だって相当考えますよ。「0.1%の金利を取られるのなら、どこにでもいいから貸せ」とは必ずしもならない。

 「あんなところに貸すんなら、0.1%の金利を取られても中銀に預かってもらっていた方が安全」と考えるかも知れないし、「やっぱし債券買おう」と言うかも知れない。または株でも買うか、という行動を取って、実は実体経済に資金が流れないかも知れない。 そこには恐らく「仕掛け」が必要です。

 ECBに地理的に近いイングランド銀行は同日、「すべての金利を据え置く」と発表した。一部には利上げ観測もあったが、さすがに控えた。ECBの利下げが確実だったから、ポンドがユーロに対して大幅に上げてもいけない。しかし、景況感の差は大きい。

 ECBはこの二つの金利操作に加えて、「中小企業にお金が回るように総額4000億ユーロの融資ファシリティー」を設けることも発表した。しかし彼の記者会見での発言を含めてもっとも重要な事は

  1. 今回の決定は全会一致(ドイツもという意味)で、ECBの意思は「統一されていて強い」と強調したこと
  2. さらに必要ならもっとやる。その中には今回見送った量的金融緩和も含まれると強調したこと
 ということだろう。両方とも自分の口から言っている。後者については関連するウォール・ストリート・ジャーナルの記事は「ECB President Mario Draghi said he and his colleagues were prepared to take further unconventional measures should that combination of rate cuts and cheap funding for banks prove inadequate. "We think it is a significant package," he said at a news conference. "Are we finished? The answer is no. If need be, within our mandate, we aren't finished here."」となっている。

 ユーロ相場に関しては、どうやらあまり発言はなかったようだ。「通貨安を誘導している」との批判を避けたかったのかも知れない。しかしその意図は明確だ。ユーロ高は欧州にとってはECBが一番嫌がるデフレ圧力となる。

 当初の反応としては、世界の多くの株式市場で株価が上昇。ニューヨークは今現在ではダウで100ドル高前後。そりゃそうだ、「アメリカが締めても、ヨーロッパが超緩和。世界に流動性は潤沢に付与され続ける」。

 ユーロは対ドルでも対円でもあがり下げていない。しかし長い目で見れば徐々にユーロ安になる可能性がある。しかしこの金融緩和措置では、域内の不均衡は一層深まる。強いドイツは益々恩恵を被る。欧州は難しいんですよ。


2014年06月04日(水曜日)

 (08:45)朝の回遊をしながら、「俺だったらこういうことをして欲しいな、出来たらいいな」ということが、いくつも頭に浮かんできました。アップルの直近の発表は忙しくてまだよく見ていないが、健康管理やホームのハブにiPhoneやiPad をするということはそういうことでしょう。

  1. このクソ暑い夏の始まり。家に着く5分前にスマホに「全冷房稼働」と話しかけると、家の冷房システムがとりあえず全稼働する仕掛け(だって今は家に家族がいないときは、帰って最初の5分くらいが一番暑いし、汗かくじゃないですか。事前に家の冷房システムを動かしたい)

  2. 夜寝るとき。本などを読んだまま寝入りたいときに、「消灯」と声をかければベッドサイドのそれも、天井のそれもスーと消灯する仕掛け(ベッドサイドはいいとして、天井のライトは入り口近くの壁まで歩かないといけないケースが多いじゃないですか)

  3. 夏は家に熱気やそれに伴うちょっとした臭いがこもることが多いので、家に着く5分前に「全消臭」と語りかければ、部屋の臭いを一掃し、空気を清涼にしてくれるシステム

  4. 家を出るときに「俺って今日忘れ物ない」と聞けば、「あ、部屋の鍵忘れてますよ」と教えてくれるシステム

  5. 「今日はジャズが聞きたい気分。久しぶりのやつ」と言えば、例えば1年前に聞いたマイルス・デービスの「Someday my prince will come」をクラウドから引っ張ってきて奏でてくれるシステム。「村上春樹のほら、二つの月の最初の....」と言えば、ヤナーチェクを演奏してくれたりすればベター(ははは)

  6. ほぼ二日に一度は乗るタニタの比較的高性能な体重計(体調管理計)と連動して、「体脂肪率」「筋肉量」「基礎代謝」「体内脂肪レベル」などなどを瞬時に解析して、「今日も調子いいよ」とか言ってくれるシステム(だっていつもは面倒だから体重しか見ない)

 考え始めたら山ほど出てきますね。女性はもっと別の希望があると思う。今のテクノロジーで全てできる事です。それを実現した家が「スマートホーム」というらしいが、そうなるでしょう。当然必要になるのは異業種の連携です。

 だって一例を出しましたが、アップルとタニタが情報を交換しないといけない。住宅くメーカーが作った家のシステムにiPhoneが入り込めないと、照明器具やその他家電は動かせない。

 まあそういう「システム」から外れたとこれはこれからはマーケットから徐々に閉め出されるんでしょうね。もっと言うと、ホテルとか「部屋の明かりのスイッチはどこ」といつもちょっとは探す。それが手元のiPhoneで全てコマンド出来たら超ハッピーなんだけど。

 それからいつも思うのは車載ナビですよ。少なくとも私の車のナビは目的地を入れる時に、「電話番号」とか住所とか、近隣施設とかを入力しないといけない。あんなの音声入力できればめちゃ楽。なぜ多くの車に「音声入力」が普及しないのか不思議。

 車載ナビメーカーの怠慢以外のなにものでもないと思う。だってスマホでは出来るのだから。いやまあ、スマホの情報を転送出来るシステムが出来れば簡単なんですがね。


2014年06月04日(水曜日)

 (00:45)昨日の事です。「今日は仕事が多くてええ日やないな....」と思っていたら、新幹線の中で気分一変。ははは。

 だってスケジュール的には昨日はきつかった。それぞれの番組は楽しいが。朝はコールがあって、その後東京に移動して昭和は輝いていたの収録があり、夕方からは講演会という日程。「うーん」と重かった。

たまたま一緒の集合で...  しかし大阪から東京への新幹線移動の中で、「ところで今日の昭和は....の私以外の出演者の方は」と確認したら、なんとなんと毒蝮三太夫さんだった。これで一気にやる気が出ましたね。ははは。

 実は毎週金曜日に番組的にはすれ違っているのです。確かTBSの廊下ですれ違ったこともある。私が出ているのが森本さん、遠藤さんの番組(午前8時30分まで)で、その後が毒蝮さんが出る大沢悠里さんの「ゆうゆうワイド」。二つの番組は時間的に繋がっている。毒蝮さんはその番組を40年以上。

 毒蝮さんの話術は凄いでしょう。だってあの口調で、おばばさんたちを手玉に取る。ご一緒と分かった瞬間に、「これは楽しそう」と思ったのです。凄いですよね、一人の方の顔を浮かべただけで心がなんかうきうきする。番組内でお会いするのが最初ということはありますが。

 収録も楽しかったな。あと戸越銀座の方も見えられて。要するに「商店街特集」です。それぞれが自分の言いたいことを言い、それをあとでどう編集するか知りませんが。相変わらず毒蝮さんの言説は冴えていたし、記憶も充実していた。あの方の記憶力は凄い。

 それにしてもちょっと思ったのは、各局が苦戦している中で「なぜテレビ東京が奮闘しているのか」が分かったような気がした。だって絞ってますもん。対象を。昭和は輝いていたは明らかに50才以上の方かな。テレビの一つのターゲットの絞り方だと。

 ところで写真は、収録現場となっている明治通り沿いのダイニングバーに入る前に、ちょうど入り口で一緒になったのでぱちりと一枚。ははは、良い記念になりました。レジェンドと一緒だったのは、ちょい嬉しかった。あ、今回収録分が放送されるのは7月16日と台本に書いてあったような。


2014年06月03日(火曜日)

 (03:45)ありゃりゃ、いくら民間機関と言えども......という感じですね。マーケットの多くの人が注目しているISM製造業指数(サプライ・マネジメント協会の米製造業景況指数)が数時間の内に「前回発表は間違いでした」と二回改定された。前代未聞だな。

 予定された時間にまず発表されたのが「53.2」という数字。何の数字かというと、「アメリカの主に工場の購買担当部門が判断した、景気は良い、悪いの判断指数」です。50を上回ると景気は拡大していると判断され、下だと「縮小」と見られることが一般的。だから「53.2」は「アメリカ景気は拡大」ということになる。

 しかしこれは予想の「55.5」を下回った。だからマーケットは「米景気は予想より弱い」との判断が優勢となり、この指標発表(米東部午前10時)直後からニューヨークの株価、ヨーロッパの株価は下げた。結構急激に。発表当初から、「この数字はおかしい」との見方はあった。季節調整要因を間違えたのでは....という。

 案の定、それから1時間ちょっと過ぎた段階で、「間違いでした。5月は56.0でした」と発表した。訂正です。全然違うじゃないですか。予想より良い。しかし正午にまたまた訂正があった。今度は「正確には55.4でした」と。

 ISM自身が「こんなことは前代未聞だ」と言っているのは笑えるが、要するに二度も訂正になった一つの理由は、月ごとの季節調整要因があるのですが、最新5月分の数字を季節調整するときに、前月の4月分の調整要因を使ったらしい。そりゃ違う数字が出てくるでしょう。しかしそれでもまた訂正した理由はごちゃごちゃ書いてあったが、言い訳でしょう。

 でもはっきりしているのは、「damage has been done」「もう取り返しがつかない」ということです。でも珍しいな。半日の間に重要経済指標が二回も改定されるとは。「なんか信じられない....」「何が正しいのか」という雰囲気。

 それにしても「6月4日」を控えた中国の治安当局のぴりぴりは度を超してきたようですね。これは台湾や香港で「天安門事件四半世紀」の大きなデモが起きるのは当然というものです。

 読売新聞のこの記事などを読むと、外国の取材陣にまで報道規制が取られているとか。「外国記者協会が抗議の声明」と。それにしても凄まじい治安コストですね。監視、制止、収監。

 そりゃ、国防費以上に治安対策費がかかるわけだ。今の中国の体制(共産党独裁)のコストは徐々に維持不可能になるのでは。その国が「安保体制」を唱えても、皆本気にはしないでしょう。腹では笑っている。


2014年06月02日(月曜日)

 (14:45)仕事の関係もあって2日ほど香川県にいましたが、「結構いいところがあるな」という印象を改めて持ちました。今までは高松は来ては帰る、寄っても栗林公園というのを繰り返していた。それじゃいかん、と思ったのです。今回は。

 一日は小豆島にいました。高松からフェリーで一時間くらい。初めて。良く行く東京の和食屋さんの板さんが小豆島出身で、「いいところですよ。24の瞳でも有名ですし....」とずっと言っておられて、ずっと来ようと思っていた。

これから繋がるという朝5時過ぎ  島は結構大きい。道を走っていると自然の猿に出会ったり、「イノシシ出没 注意」の看板が数多かったり。それに有名なエンジェル・ロードがあったりと、面白かった。猿園の猿の放し飼いは豪快でした。猿も見ているとそれぞれ個性がある。

 エンジェル・ロードは夕方と朝の二回行きました。干潮の時に向こうの小さな島に渡れる。かつその島の陰に綺麗なホールがあって、そこから見た夕陽が最高でした。

 やっぱり小豆島で印象に残ったのは「そうめん」かな。だって東京の蕎麦屋さんには良いところほど「冷や麦」とか「そうめん」は置いていない。煮麺くらいかな。でも夏はちょっと。

 しかし小豆島ではどこでも「そうめん」が食べられる。うまい、腹に合う。最高でした。特にこの週末は暑かったので。また行きたい島の一つになりました。それにしても、前回の瀬戸内海で行った家島もそうですが、この地域は豊かですよ。海のもの、山のもの、全部ある。地魚も良い。

 高松にも一日ほど居ました。今まで高松にはあまり良い温泉はないと思っていた。なにせ松山があまりにも有名ですから。しかし今回見つけました。仏生山温泉(http://busshozan.com)です。

 この温泉は新しいのですが、湯質は非常に良いし(道後に似ていて清らかなぬめりがある)、建物の作りも良い。入り口がゆったりしていて、湯上がりの人がのんびり本を読んだり、寝転んだり...のスペースがある。まだ有名ではない。

 42度くらいの熱い湯、そこからお湯を落として38度くらいのぬるい湯、それに冷温泉の三つが露天としてある。内湯が一つ。もう人気なのか本当に大勢の方が来ていました。高松から車で30分ほど。

 タクシーの運転手と話していたら、この温泉の由来についてはいろいろ話してくれたが、まだ行ってないようだったな。高松の人がもっと入って、全国に発信しないとと思いました。


2014年06月01日(日曜日)

 (08:23)今日から6月ですか。今朝読んだ記事で面白かったのはこのFTのECB関連の記事かな。なんて言っても、「今週ECBはいまだかつて世界の中央銀行が行ったことのないことをする」と。それは「マイナス金利」

 FTの記事は「The ECB is expected to go where no major central bank has gone before and lower one of its interest rates below zero at its rate-setting meeting on Thursday. The move contrasts with the British mood, where the Bank of England is considering raising rates as its recovery gains pace.」と予想。

 この記事の通り、ECBの理事会が開かれるのは毎回木曜日です。日本時間では夕刻。FTの記事はさらに、「Senior ECB officials have hinted that they will also present measures to tackle the plight of the eurozone’s struggling SMEs to counter what ECB president Mario Draghi this week dubbed a “pernicious negative spiral” of low inflation and tight borrowing constraints.」と指摘している。

 二つの文章はいずれも「予想」です。しかし先週ユーロは対円などで少し反発気味になっていただけに、この記事で再び「ECBは結局何をするのか」に関心が集まると思う。ドイツ連銀の総裁も中小企業金融の充実策については賛意を表明する意向と。

 この記事を詳しく読んでいる時間がないのですが、「ではマイナスになる金利はどの金利か」や「具体的に中小企業に絞って金融を緩和する手法」に関しては、あとで読もうと思う。

 確かにFTが指摘するように、イングランド銀行が利上げを検討している中で、ECBの動きはその実効性の有無と同時に興味深い。特に「マイナス金利」というのが、実際にどうワークするのか。多分、銀行が中銀に余剰資金を預けたら金利を取られる、という意味でしょう。だから「貸せ」と。



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