2015年04月30日(木曜日)

 (12:38)虫の季節ですね。春で突然のようにわき出してきている。高速道路をしばらく走ると、車のフロント部分に虫の遺骸・残骸がへばりつく。

 そんな季節ですが、今朝ちょっとした発見をしました。それは「ブヨ」(ブユ)です。今は皇居周りもすごい。特に半蔵門から桜田門に向かう下り坂。特に国立競技場の前が酷い。

 今朝もそうでした。「口も開けられないな」と思ったほどだった。私はいつもお堀側を下る。払いながら。本当に嫌がる人はマスクをしている。花粉と言うよりブヨが嫌いで。しかし考えたのです。「どうもお堀よりが多いな。道路側を走ったらどうだろう」と。

 そしたらあら不思議。たった2メートルくらいの違いなのですが、道路側にはほとんどいない。飛んでいないのです。口を開けて息も出来る。お堀サイドは目に付くほどいるのに。

 なぜだかは知りません。いくつか理由はあると思う。一つは車かな。内堀通りのあの部分は半蔵門から桜田門に向かって下っている。当然ながら車は自動的にスピードが速い。速いと風が起きる。特にトラックなどは凄い。

 だから私もこれまで左、お堀側を走っていたのですが、多分「ブヨ」もあの「車が巻き起こす風」が嫌なのだと思う。ブヨを暫く観察していると、結構複雑で意図的な動き方をしている。しかし小さいので風に弱い。蚊と一緒です。車が巻き起こす風は彼等の体をもっていってしまう。それが嫌なのだと思う。

 うーんそれはちょっとの区間の話。2メートルほど走る場所を変えれば良いのですが、車のフロントに張り付く虫達は結構取れないし、嫌ですね。虫がはりつかない車のフロントって出来ないんですかね。この季節はそんなことを思う。


2015年04月30日(木曜日)

 (05:38)第一・四半期のGDP成長率が、大方の 予想をも大きく下回る0.2%になっ た......と発表された直後のFOMC声 明。そりゃ「economic growth slowed during the winter months」と言わざる を得ないですよね。問題は「なぜ」と「今後」。

 「なぜ」に関しては声明は、「 in part reflecting transitory factors」 と。つまり一時的な要因も一部ありますよ、と。それが何であるかは声明は列挙 してない。しかし常識的に考えて、「Bad weather, cheaper oil, labor disruptions at West Coast ports and the stronger dollar 」というウォー ル・ストリート・ジャーナルの指摘は当たっていると思う。

 問題は2015年が2014年の再来になるかどうかです。実は去年も春の米経済指標 は弱かった。米各地を襲った寒波の影響などがあり、経済活動 が混乱、そして景 気が低迷したからだ。

 今年も冬に米国を襲ったのは何波にもおよぶ寒波、それにカリフォルニアでの 早魃。それに加えて、原油安(アメリカの一部産業にとっては打撃)、 西海岸 での港湾スト、それにドル高があった。

 しかし去年の場合は、春から強い経済活動と景気が戻り、「米経済は蘇った」と いう状況になった。特に雇用が強かった。「さて今年は.....」 というこ とですが、FOMCは声明で、「the Committee continues to expect that, with appropriate policy accommodation, economic activity will expand at a moderate pace, with labor market indicators continuing to move toward levels the Committee judges consistent with its dual mandate.」と述べた。

 これは景気全般、特に雇用に関してだが、インフレに関しても「The Committee anticipates that it will be appropriate to raise the target range for the federal funds rate when it has seen further improvement in the labor market and is reasonably confident that inflation will move back to its 2 percent objective over the medium term.」と述べている。つ まり景気もインフレ率も今の低い水準から「戻る」と。

 「reasonably confident」という単語の使い方が、なかなか微妙で面白い。で もはっきりしたのは、かつて主流だった「6月利上げ説」が完全になくなったと いうこ とです。ほぼ完全に。

 ではいつか。早くて9月というのが当たっているのでしょう。しかし「年内は ない」説も高まると思う。ニューヨークの株は一時18000ドルを 割って、17950 ドルに接近。多分これは前日引値比150ドル安くくらいです。しかし引けは74ド ル安程度。

 マーケットも第一・四半期の景気鈍化は「一時的」で、FOMCはいるか利上げす るだろうが、それは「先延ばしになった」と理解したのでしょう。 何が一番動 いたかというと、株よりも為替。特にユーロ・ドルが著しくユーロ高になった。

 欧州の景気が良いわけではないが、「ダメだダメだ」と言われ続けた分ユーロ 売りのポジションが貯まっていて、一気に「今度はドルがダメ」という こと で、ドルが売られたということでしょう。しかし不思議なのはドル・円がほとん ど動かなかったこと。

 今回も全員一致での超緩和策の維持。今年も去年もアメリカは年初寒波に襲わ れた。「景気調整要因の変更」が必要になっているのかも知れないが、 まだそ こは決断出来ないでしょう。さて、5月、6月、7月に発表される米経済指標は どう動くのか。

 うーん、私は「去年ほど強い反発にはならないのではないか」と思っているの ですが。

 ということは、「FRBは利上げのきっかけを掴むのが難 しくなる」ということです。声明の全文は以下の通 りです。あまり盛り 上がりの声明です。ま、それが通常なんでしょうが。

 Release Date: April 29, 2015

For immediate release

Information received since the Federal Open Market Committee met in March suggests that economic growth slowed during the winter months, in part reflecting transitory factors. The pace of job gains moderated, and the unemployment rate remained steady. A range of labor market indicators suggests that underutilization of labor resources was little changed. Growth in household spending declined; households' real incomes rose strongly, partly reflecting earlier declines in energy prices, and consumer sentiment remains high. Business fixed investment softened, the recovery in the housing sector remained slow, and exports declined. Inflation continued to run below the Committee's longer-run objective, partly reflecting earlier declines in energy prices and decreasing prices of non-energy imports. Market-based measures of inflation compensation remain low; survey-based measures of longer-term inflation expectations have remained stable.

Consistent with its statutory mandate, the Committee seeks to foster maximum employment and price stability. Although growth in output and employment slowed during the first quarter, the Committee continues to expect that, with appropriate policy accommodation, economic activity will expand at a moderate pace, with labor market indicators continuing to move toward levels the Committee judges consistent with its dual mandate. The Committee continues to see the risks to the outlook for economic activity and the labor market as nearly balanced. Inflation is anticipated to remain near its recent low level in the near term, but the Committee expects inflation to rise gradually toward 2 percent over the medium term as the labor market improves further and the transitory effects of declines in energy and import prices dissipate. The Committee continues to monitor inflation developments closely.

To support continued progress toward maximum employment and price stability, the Committee today reaffirmed its view that the current 0 to 1/4 percent target range for the federal funds rate remains appropriate. In determining how long to maintain this target range, the Committee will assess progress--both realized and expected--toward its objectives of maximum employment and 2 percent inflation. This assessment will take into account a wide range of information, including measures of labor market conditions, indicators of inflation pressures and inflation expectations, and readings on financial and international developments. The Committee anticipates that it will be appropriate to raise the target range for the federal funds rate when it has seen further improvement in the labor market and is reasonably confident that inflation will move back to its 2 percent objective over the medium term.

The Committee is maintaining its existing policy of reinvesting principal payments from its holdings of agency debt and agency mortgage-backed securities in agency mortgage-backed securities and of rolling over maturing Treasury securities at auction. This policy, by keeping the Committee's holdings of longer-term securities at sizable levels, should help maintain accommodative financial conditions.

When the Committee decides to begin to remove policy accommodation, it will take a balanced approach consistent with its longer-run goals of maximum employment and inflation of 2 percent. The Committee currently anticipates that, even after employment and inflation are near mandate-consistent levels, economic conditions may, for some time, warrant keeping the target federal funds rate below levels the Committee views as normal in the longer run.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Janet L. Yellen, Chair; William C. Dudley, Vice Chairman; Lael Brainard; Charles L. Evans; Stanley Fischer; Jeffrey M. Lacker; Dennis P. Lockhart; Jerome H. Powell; Daniel K. Tarullo; and John C. Williams.


2015年04月27日(月曜日)

 (20:38)多分気づいて下さった方はSNSのお友達の中でも少ないんでしょうね。二枚の写真は似て見えますから。でも私としては大満足の2枚なんです。まず一枚目は2015年04月26日の夕方、日没から10分後くらいに河口湖南から撮った夕方の「赤富士」です。それが言い過ぎなら「ピンク富士」。光が右から来ている。


2015年04月26日の夕方、日没から10分後くらいに河口湖南から撮った夕方の「赤富士」


 河口湖は富士山の北方にありますから、夕陽は右から当たる。富士宮と逆です。かすかにピンクになるのはあって10分くらいです。対して、下の写真は2015年04月27日、つまり今朝の朝5時前後に河口湖の北側から湖越し(上下対称の鏡を狙ったのですが)に撮った「赤富士」、もっと正確に言えば「ピンク富士」です。
2015年04月27日の朝焼け、午前5時ちょっと前の日の出前後10分後くらい朝方の「赤富士」


 つまり約12時間の間隔で夕方と朝方の「赤富士」の両方を撮影することに成功。多分、これは珍しいのだと思う。なぜなら、標高の高い単独峰としての富士山には少しでも風があると山のどちらかに雲が出やすいし、そもそも頂が雲で隠れることが多い。それは毎週富士宮を通過する私でも、富士山の頂を見れる確率の少ないことに符合する。非常に珍しいのです。

 しかしこの土日は非常に天気が良く、そもそもあまり雲が出なかったし、ラッキーなことに富士山が日没と朝焼けの両方で雪肌がピンク色になった。恐らくそれは希有だと思う。たまたま諏訪に用事があり、じゃ河口湖周辺で一泊と思った成果です。

 実は私は2012年の秋にも「赤富士」の撮影に成功している。これは朝です。過去の文章を調べたら10月01日。この時はまだ雪がなく、よってより赤茶けて見える。


2012年10月01日の朝焼け、確か「うぶや」の前から撮影。まだ雪のない秋の朝方の「赤富士」


 この写真はより「赤富士」に近いので、スマホの待ち受けなどに使ってきましたが、今度から上の二枚の「薄ピンクの富士山」にしようかな。別に私は富士山に特に入れ込んでいるわけではない。しかしやはり綺麗なものは綺麗だし、それが自分の写真に収まってくれれば嬉しい。

 朝晩の富士山の撮影が好きな人は一杯いる。今回も夕方は同じ宿の宿泊客とわいわい言いながら撮りましたし、27日の朝は湖越しの良い場所に行ったら、もう何人かが。一組は「今日が誕生日」というカナダ・モントリオール出身の彼女を連れた日本人の男性。

 あと5000円札を持って私の所に来て、「1000円札と両替してくれ」と言った中国系の小柄な若い女性も。「なぜ」と聞いたら、「1000円札の後ろには富士山の絵があって、それをかざしながら富士山の写真を撮りたいのだ」と。事実そうしていました。不思議な人だった。その他にも結構.....。


2015年04月27日(月曜日)

 (05:38)ネパールの地震は、ネットを開けるたびに死者の数が増えている。規模(エネルギー)は、「同じく都市直下型だった阪神大震災の約30倍」(毎日新聞)と。

 昨日は、今ネパールにいる知り合いから「ネパールのエベレスト街道ナムチェという山の中にいました。地震に遭遇し、地面が揺れて大変恐ろしかったです。まだまだ余震もあり空港は大混乱。どうしたらいいか、情報が乱れとんでいます。」というメールをもらって俄然身近なものに。

 知り合いとは私たちの各地への旅でガイドをしてくれているベテランの方で、つい最近もNHKスペシャル「幻の山 カカボラジ〜アジア最後の秘境を行く〜」の撮影に協力しておられた。

 その方には今年の夏にモンゴルからゴビ砂漠に行く10人くらいのグループのガイドもしていただけるということで楽しみにしているのですが、無事お帰りになったら詳しい話を聞こうと思います。

 ネパールは私は行ったことがないので分かりませんが、直ぐ隣のブータンから想像すると、恐らく貧しい国ですから、重機もあまりないと思う。死者の数がますます増えるのではないか心配です。「支援してあげねば」とも思う。

 しかし最近思うのですが、地球上ではどこでも地震は起きますね。あまり聞いたことがないのは大西洋周りですかね。それも油断はできないと思う。太平洋周りは本当に地震、火山活動が活発です。それの恵も大きいのですが。


2015年04月26日(日曜日)

 (06:38)諏訪湖は面白い湖です。冬の「御神渡り」や「公魚」が有名ですが、その他にも上諏訪の石彫公園とその反対側の岡谷市の公園の両方に「D51」が展示されている。なんで ? と思う。

 上諏訪の方にあるのがこれで、岡谷市の方にあるのがこれ。でも生まれも育ちも違うようです。

 それにしても、諏訪湖に来ると、最初はその気がなくてもつい「戻るくらいなら回ってやれ」と思ってしまうのは何でしょうね。前回は時計回りでしたが、今回は反時計回りに。ボートの練習風景でも見ようと思って。全長15.9キロ。一般的には「16キロ」とされる。

 その過程でとっても良い写真が撮れたので、昨日フェースブックには掲載したのですが、このサイトだけをご覧になっている方々にちょっと紹介します。最初のは岡谷の諏訪湖ボート場で。今正に練習に出ようとする艇と二人の真後ろ(私から見て)に朝の太陽が位置取りして。

 「これは綺麗だ」と思って撮ったのですが、光加減がどうなるかと思ったのですが、見ると結構幻想的にうまく撮れている。人間がシャドーになって、なかなか良い写真だと思います。

 次がまだ湖畔に残っていた枝垂れ桜。そのピンクが朝焼けの薄いピンクと同調して、良い感じ。最後は遊覧船の鳥の頭に鳥が乗って、同じ方向を向いているのが面白くて。諏訪湖河川再生計画もかなり進展はしているようですが、まだまだですね。

 岡谷、下諏訪の岸辺はゴミもなく綺麗に片付けられているのですが、上諏訪の湖岸が汚い。あれはどうにかならないか。下の写真のような諏訪湖の綺麗さにそぐわないと思う。 

ボート場での出艇。朝陽に照らされて

朝焼けの中の枝垂れ桜 綺麗でした

ちゃめっけのある鳥や


2015年04月25日(土曜日)

 (00:38)はっきりして欲しい....ということが何点か。

 まずギリシャ問題。「ギリシャ融資再開合意できず ユーロ圏財務相会合 決着5月以降にずれ込み」とまた先送り。「これぞ不可解な欧州情勢」という感じで、どうやら「ギリシャの6月までの資金繰りは大丈夫」だそうな。

 今までさんざん「4月末にはギリシャ政府の米びつはカラになる」とか言っておきながら。ま、ギリシャ政府も政府系企業などからお金をかき集めているそうな。可愛そうにと思う一方で、「なぜそこまで追い詰められたのか。とっとと選挙公約だろうが曲げて、国が機能し続ける道を選んだら」と思うが、そう一筋縄にはいかない。しかし欧州の株は軒並み高い(今現在)。

 次にアップルウォッチやMacBook。ネットで発注すると「6月」と出てくる。しかし「アップルウォッチ、見えにくい売れ行き 品薄感と温度差」と朝日。一方日経には、ウォッチに関して「アップルはあえて地味なスタートを選んだ」と。「まだ本格商品ではないと判断」とも。

 しかし多くの人の状況が私と同じだと思われるのに、予約開始から数日遅れで家電量販店で予約したら24日にウォッチをゲットできたという私の友人もいる。MacBookに至っては、この番組のプロデューサーは、「土曜日に池袋のヤマダ電機の売り場を歩いていて聞いたら、”ある”というので買いました」と言って、金曜日のスタジオで私に見せびらかしてくれた。

 はっきりしない商品は好きじゃないな。「なんだよ」と思う。どっちもなくても全く問題ないのでいらないって言えばいらないが、テクだけはチェックしたいし....。MacBookをちょっと打たせてもらいましたが、あのキーボードはなかなか良い。どうせ買うんなら早いほうがいいが.....。

 あ、はっきりしていることが一つ。ドローンに関しては名乗り出た男がいたらしいのですが、ドローンそのものに関する評価に関しては、金曜日の東京新聞の佐藤優さんのコラムが一番的を射ていたように思う。


2015年04月23日(木曜日)

 (11:38)うーん、さて困った。

 いえね、市岡さんとの約束で東久留米市の「自由学園」に到着したのですが、「さて、何を話すか.....」と悩んでいるのです。

 改めてどなたがお聞きに来るのですか、と学園の正面に向かえに来て下さった広報の方に聞いたら「中学生から高校生相当の女子300人です」と。げげげ、中学生って今年の三月まではまだ小学生だった......。それに高校生と言えば、一番上のレンジは既に18才の方も。

 正直女子大で2年半教えていたことはあるが、そんなレンジの広い.....。知識の幅も興味の対象も全然違うはずの方々を相手に。ま、一応「新聞解説」というコーナータイトルは立っているらしい。

 各学年50人。×6で300人。それぞれのクラスの半数の方が順番で昼食を作り、それを一緒に頂きながらあまり長くない時間の中で......と。どえらいことです。ま、始まりは12時半らしいので、それまでに考えます。


2015年04月22日(水曜日)

 (16:38)へえ、引値も2万円台ですか。ま「bond proxy」が生じるほど債券に行けないとなれば、なんのかんの言っても行けるのはやはり株ですから、予想されたことではある。しかし日経平均は絶対値で見てアメリカのダウよりはるかに高い所に来た。これからが勝負でしょう。

 それにしてもトヨタのような大型株でも蝶のように舞っているのを見ると、「大きなお金が動いているんだな....」と改めて思う。世界中の中央銀行が easy money を出しているわけで、流動性のあるお金はたっぷり。

 誰もが身を引くような大きなショックがないと、少し下がると直ぐに拾う人が出てくる展開。本当は、これは過去における相場の動きとしては”納得性”に欠ける。しかし世界のファンドマネージャーは「それどころじゃない」ということでしょう。彼等は競争の世界、半期とか四半期ごとに評価される世界に生きていますから。

 でも、慢心しないことです。相場で一番危ないのは”慢心”。世界中の投資家は「世の中何が起こるのか分からない」ということを頭のどこかに置いておかないと。「Enjoy the party but dance close to the door.」ということか。

 海外で起きることは日本でもかなりの確率で起きる。官邸の屋上にドローンが見つかったし、若干の放射能も感知されたと。空だけは混み合わない空間かと思ったら、ドローンがどしどし飛ぶようになると、「混み合い、衝突」という事態が生じるとともに、「不埒な目的」に使われるケースも増える。

 多分意図的に官邸の上に降ろしたんでしょうね。なんらかのメッセージを意図して。しかしそれが今のところ必ずしもつまびらかではない。この程度では声明は誰も出さないんでしょうね。しかしかなりの確率で「誰が」というのはいずれ分かると思う。


2015年04月21日(火曜日)

 (00:38)日経の夕刊一面を見たら「中国人旅行者、世界を潤す」という総合面の記事の予告が。まあそうなんですし、日本もその恩恵にあずかってはいるのですが、「関係者の見方はちょっと違うんだろうな」とも思いました。

 彼等は確かにホテル(旅館、その他の宿)にお金を支払い、食べて、そしてお買い物をして帰る。その「残すお金」は相当大きい。一人当たり25万から35万前後らしい。3面の記事を読むと、

 「海外旅行支出、中国28%増」
 「昨年、”爆買い”で19兆円」

 と見出しが並ぶ。ナイス。しかし京都の宿泊施設関係者からは、「でも、彼等は何でも持って帰ってしまいますから。一体どうやって持って帰るのか不思議なくらいです....」という発言が聞こえる。

 一般的にアメニティと呼ばれるものは、日本のホテル、旅館は凄く充実している。海外のホテルでは有名ホテルでさえ歯磨きブラシさえ一本も置いてない。だから我々日本人は海外に旅するときについ忘れる。それら充実したアメニティはほぼ確実に根こそぎもっていかれるそうです。それはまあ許すとしましょう。

 しかし部屋の備品、例えば壁に掛けた一枚の絵、寝具類、場合によってはベットカバーまでなくなっているケースも多いとか。あとポット。それにちょっとしたお皿、グラスの類。それはそれは凄まじい光景をしばしば目にすると言います。「潤う」どころの話ではないらしい。

 むろん誇張されて話されている部分はあると思う。おもしろおかしく。また一言で「中国人」とくくることは難しい。シンガポール、香港系の方々には非常に洗練され、お金も潤沢な方々も多いらしい。そりゃそうだ。台湾系の人々も旅慣れている。

 しかしビザ要件の緩和で初めて海外に出られた大陸の人のような場合、それはそれは貪欲だというのが彼等の主張。つまり何でも持って行く。まあ日本の宿泊施設は、海外のそれに比べて懇切丁寧にいろいろ揃えすぎているきらいはある。しかし日本のお客さんは要求が高いので、差別もできないのでしょう。

 嬉しい一方、「いい加減にしてよ」と思っている、というのが中国人旅行客を見る日本の業界関係者の目といったところでしょうか。


2015年04月20日(月曜日)

 (18:38)今日アップルからメールが来て、「ご注文の商品を出荷いたしました。お届け内容の詳細と、配送状況は下記になります。」という中味。「何を送ったんだい」と思って見てみたら、やっぱり「Apple Watchマグネット式充電ケーブル(1 m) 」でした。

 本体が来ていないのに、充電ケーブルだけ送ってもらっても....と思ったのです。ウォッチは一つ一番安いスポーツを買って、試してみようと思っているのです。ちょっとあのedition というのは3年後にどうなるのか不明なので。だって聞いても誰も「その辺は....」というだけで、分からない。時計って20〜30年使うじゃないですか。従来の良い時計は。IT製品の20年後、30年後なんて不明。

 アップルと言えばMacBookも京都のビッグで暫く触っていましたが、斬新ではあるが、けっこう「分からんこと」が多い。接続とか。アダプターも出ていない。というか超品薄。本体もそうですが。

 面白い存在になり得ると思うが、出荷時期を見るとこれも「6月」と。アップルの作戦なのかも知れないが、そんなに時計もPCも「6月出荷」を多くして大丈夫なんですかね。ま、アップルは我々が今まで想像していたIT会社から大きく脱皮しつつあるわけだから、ある意味で「予期しないこと」が起きるし、起こしているとも言える。

 どこで買っても出荷が六月じゃ、急ぐ必要もない.....と思っているのです。しかし「下取りサービス」があるのは良い。もう何台もair などを持っている身としては助かる。何台もあるのは結構邪魔ですから。

 もうちょっとたったらどうするか考えます。


2015年04月19日(日曜日)

 (18:38)朝起きて外を見たら雨。穏やかな。「じゃ、まず大原の三千院に行って、その次は銀閣寺に」と決めて行動開始。その後も結構動いて、私にとっての「京都お初」も数多くあって、楽しめた一日でした。

 多分歌詞だと思うのですが、何故か雨と大原の三千院が結びついている。静かで良いお寺です。ついでに寂光院も見て。ここはゆっくりまた来たい。加えて大原は「朝市」が有名だそうで、「日曜のみ」ということなので、立ち寄って猪汁を頂きましたが、美味しかった。

 しかし何よりも印象に残ったのは銀閣寺です。何回も訪れていますが、「今日は雨だし、苔が多分綺麗だろう」と思って行ったら、その通りでした。何枚も写真を撮りましたが、良かったのは最初の2枚かな。

 もう目から鱗と涙が落ちそうなくらい綺麗なんですよ。本当に緑の絨毯。でも多くの人の努力でこれだけ綺麗に保たれている。お庭で枯れ葉を掃除している方がおられて、暫くお話をしました。最後に感謝を込めて「ありがとうございます」を言いました。

 いつも「都をどり」ばかり見ているので、最終日と言うこともあり宮川町の「京おどり」も見ました。甲部ほど華やかではない。舞台装置も小さめ。会場も。しかしそれなりきにまとまっていて、違いが分かって良かった。

 京都は腰を落ち着けて歩くと本当に興味の尽きない街です。あ、一つ覚えました。「姉三六角蛸錦」(あねさんろっかくたこにしき)。ははは、河原町通りと烏丸通りに挟まれた京都でも「良い」というか「面白い」お店が多い通りの略称。「姉小路」「三条」「六角」「蛸薬師」「錦」。あそうだ、南禅寺畔の瓢亭が出す「朝粥」も別館で初めて頂きましたが、まずまずでした。

2015年04月19日 銀閣寺 苔が綺麗でした

この角度が最高だったと思う

砂場から見た銀閣

山吹まつりの松尾大社

方丈の特別観覧を実施していました


2015年04月18日(土曜日)

 (10:38)大学の時の同期・同教室の親しい少人数の会の関係で、金曜日の夜から京都に来ています。まだまだどえらい数の観光客がいるのですが、ピーク時に比べて少し少ない感じですかね。

京都の八重は今が盛り  京都の人の話では、「(花見小路を歩くと)ここはどこだと勘違いする」と。ははは、都をどりは今年は世界50カ国から予約が入ったそうで、「日本の人が少なくなるのは寂しい」と。金曜日の最後の会を見ましたが、やはり拍手をするところなどがちょっと齟齬している。それはそれで面白かったのですが。

 花見小路を歩く人の数から言うと中国圏の人が圧倒的に多い。しかし甲部歌舞練場に入ってくる中国の人は少なくて、前まで来て写真を取って終わり、とか。都をどりを見に入ってくる人は欧米系が主でしょうか。

下鴨神社まで足を伸ばしました  今朝は御池大橋の近くのホテルだったので、ちょっと早く起きて2時間ほど走ったり散歩したり。鴨川沿いを。鴨川沿いは取材には何回も来ていますが、自由な時間があったことはないので、結構新鮮で楽しかった。

 大阪もそうですが、京都も桜は東京より概ね2日遅い。赤坂見附の清水谷公園の通りの八重は金曜日に見た段階で花びらが風に舞うように落ち始めていましたが、今日の鴨川の同種類の八重は今が盛り。

 それにしても鴨川の水も綺麗だし、空気も新鮮で、ちょっと肌寒いのも良い。「うーん、京都に住むのもいいな」と思いました。時間の余裕があったので、ぐぐっと上がっていって、下鴨神社まで足を伸ばしました。河合神社を通り過ぎて。これも面白かった。

 初めて走りました。朝の鴨川べりはナイスです  京都はなんだかんだいって年に4〜5回は来ますが、時間に余裕があるケースはあまりない。観光客が少ない朝晩に移動するのが良いと思いました。また近く来たい。


2015年04月17日(金曜日)

 (14:38)新幹線の中でニューヨーク・タイムズを見たらDeal Reached on Fast-Track Authority for Obama on Trade Accordと。ということは、オバマ大統領がTPPをスムーズに交渉できる権限が持つことになる。これで停滞している交渉を巡る情勢は動くかも知れませんね。

 それにしても、最近の中国の言論弾圧はひどい。朝日には改革派女性記者に懲役7年 中国、国家機密漏洩罪と。71才の女性に7年の懲役刑。「もう一生出てくるな」と言っているに等しい。先の女性の地位向上や反セクハラ運動計画を立てていた5人の女性活動家の逮捕(その後釈放)もそうですが、「何かをとっても恐れている」「ちょっとした運動でも、広がりそうなもの」は弾圧する、という姿勢が明らか。結局「自分の統治に自信がない」ということでしょう。

 と思えば、韓国ではセウォル号事故から一年というのに、「遺族が大統領をボイコット」した、と。追悼式は行われなかった。「朴大統領に対する不信感の強さを表している」と韓国内外の新聞。日本でこんなことは考えられない。3.11の追悼もそう。朴政権は本当に求心力を失っていると言える。

 韓国と言えばアシアナ航空の事故は依然として真相がはっきりわかったわけではないが、前後の状況からパイロットサイドに判断ミスがあったと私は思う。ロスでもそうだった。太田国土交通相は韓国の航空当局に対し「アシアナ航空の安全運行についての適切な監督」を要請したという。

 それに対して韓国航空当局からは「適切に監督する」との回答があったとか。ということは、事故を頻発させるアシアナ航空は「監督不足」だったということを認めたと言うことでしょう。セウォル号以降も頻発する韓国の事故。彼等が目指す「安全社会」ははるか先です。


2015年04月16日(木曜日)

 (22:38)そういえば、今週は私はいろいろ珍しいものを見ているんですよ。

育ちすぎた竹の子が可愛い  まず今朝。見て下さいよ。この右側の見事な「竹の子」。産地に行って見たわけではない。いつもの皇居とはちょっと違った方向に行ったら、この景色です。大都市のど真ん中ですが、近くに非常に伝統のある有料公園がある。

 これだけ大きく出ている竹の子はもう美味しくない。だからいいとも思いますが、まあこのまま大きくして上げたいので、正確な場所は書きません。しかしやはり取る人がいるらしくて、「竹の子を取らないで下さい。竹林が死んでしまいます」と警告が出ている。この竹の子にはすくすくと伸びて欲しい。

 次に「珍しい」と思って見たのは、「江戸手妻」です。要するに江戸時代から伝わる日本の伝統マジック。「手妻」とは、「手が稲妻のように動くから」ということらしい。これは後で調べたのですが、「藤山」と名乗る方々が伝承しているようです。

 私が講演した後に、「江戸手妻」の公演を藤山新太郎さんという方が展開。私はその真ん前で見させて頂いた。面白かったですね。私も動画を撮影したのですが、今日は既にYouTubeにアップされているものを紹介します。

 「手妻」は子どもの頃見た気もするのですが、改めて今見て「これは凄い」と思いました。海外のマジックに比べて所作が多くて面白い。「蝶の舞い」「金輪」なんてのも良かったな。

 今に伝わる江戸時代の芸能なのですが、一時はこの芸をする人が本当に減ってしまって、伝承が難しくなった時期もあったそうな。それを復活しつつ公演しているとのこと。本もお書きになっている。今度この本を読もう。


2015年04月15日(水曜日)

 (22:38)うーん、中央銀行の総裁が政策を説明する記者会見の場で若き女性の侵入者に狼藉をされるとは。世の中いろいろなことが起きる。

 ECBの記者会見場。理事会を「政策の据え置き」で終えたドラギ総裁が欧州経済について話し始めて直ぐです。黒字に何かプリントされたT-シャツを着た女性の突然近寄り、ドラギ総裁の前の机に飛び乗った。

 何か叫んで、かつ紙吹雪のようなものをドラギ総裁の頭の上に。凶器はもっていないように見えた。なんて叫んでいたかというと、どうやら「end ECB dictatorship」と言っていたらしい。

 dictatorshipは何を指すのか。今頃女性を取り調べている最中でしょうから、分かりませんが、もしかしたらEU反対論者、ギリシャで緊縮策に苦しめられている人 ? でも記者さん以外が会場に入れるというのが驚きです。

 ま、会見が止まったのは短い時間。しかし最初に自分の前の机に乗られたドラギ総裁の顔は青ざめていたし、驚愕していた。そりゃそうだ。でもまあ日本では起きえない。以前イラク(でしたっけ)でアメリカのブッシュ大統領が靴を投げられたこともあったな.....。


2015年04月14日(火曜日)

 (13:38)ギリシャがまた問題を起こしそうだと何かで読んだので、どこに書いてあるのかと思って見たら、このFTの記事でした。「Greece prepares for debt default if talks with creditors fail」(債権者との交渉が失敗すれば、デフォルトを準備)と。

 柳腰というか老獪というか、とにかく交渉上手ですから、まともには受け取れない。一種の脅しでしょう。しかしギリシャが追い込まれていることは確かで、交渉がうまく進まなければ選挙民に約束した年金支払いの継続も出来なくなる。しかし債権者(トロイカ)から、「もっと改革しろ」と言われている。

 ティプラスも忙しい。ドイツに行ったと思ったらロシアに行ってみたり。国民から「よくやっている」と思われたい、思われないと次がないと考えているのでしょうが、何せ国庫の状態は瀕死。税収は落ち、債務の返済期限は次々と迫り、公務員に給与も支払わなければならないが、米びつは空に近い。その一方で改革を受け入れれば、国民との約束を違えることになる。

 「いっそデフォルトでも」というのは、確かに選択肢に入っていると思う。デフォルトした政府は他にもある。アルゼンチンもそうだ。しかしそれはギリシャの「欧州という枠組み」からの離脱を意味する可能性がある。それはギリシャ国民としても、「聞いてない」ということになるだろう。

 結局「ここまで国の問題を放置してきた今までの政府の責任」ということになるが、多くの人は退場したし、今から責任を取らしてもたいした物は出てこない。結局、改めて国民全員で働いて一から貯蓄をして、経済を立て直すしかないが、どうもそれはやりたくないようだ。

 ギリシャには東欧やアフリカから移民が一杯来ていて、あまり綺麗でない仕事は彼等にやらせる傾向がある。まそれは、欧州全体に言えることではあるが。だから「欧州の移民問題」とよく言われるが、欧州自身が移民を必要としている現実があることも忘れてはいけない。

 「黄金の夜明け」などは移民排斥を唱えるが、実際にギリシャが移民に経済を頼っている事実は動かしようもない。FTが言う程高いかどうか知らないが、「ギリシャのデフォルトの可能性は確かにある」というのが実情だろう。

 その場合何が起きるのか。確実に言えるのは、ギリシャに行くのはとっても安くなる。しかしEU、ユーロというシステムは大きな動揺を余儀なくされる。しかし中・長期的に見てそれがユーロ安に繋がるのか、逆にお荷物を降ろしてユーロ高に移行するかは直ちには不明だ。それが問題だ。


2015年04月13日(月曜日)

 (08:38)あれ、ヒラリーは正式に発表したのかな、と思ってニュースを見たらビデオでその意向を表明したようですね。日経のサイトによれば「一般の米国民はチャンピオンを必要としている。私はそのチャンピオンになりたい」と述べたという。

 チャンピオンですか。確かにオバマにはその雰囲気がないので、まずは的を射たポイントかも知れない。そのオバマは「ヒラリーは素晴らしい大統領になる」と賞賛しているようですが、ご本人は”歴史”を作るのに忙しい。

 ”歴史”とは例えばキューバとの関係改善です。図式としては、前のめりになっているのがオバマとキューバ国民、少し引いているのがラウル・カストロとアメリカ国民の一部、という形。

 多分キューバのテロ支援国家指定は外れるし、双方の首都における大使館の再開は進むと思う。それから先が重要です。アメリカは「体制転換は求めない」としているが、民主制とか人権には拘る意向。

 共和党の議会の一部はオバマに歴史を作らせることには乗り気でないし、制裁の全面解除には議会の同意が必要。でも私は二人が会談しているのを見て、カストロさんが83才で、オバマはキューバ革命が終わってから生まれたという非対称。遠い遠い過去の事です。

 「時の趨勢はキューバとアメリカの和解は不可避」だと思う。時代の流れです。多分本当の意味でキューバとアメリカが歩み寄るのは次の大統領になってからだと思う。ということは、もしかしたらヒラリーの時代かも。

 ヒラリーは全体的には人気はある。しかし本当にアメリカの大統領が「黒人→女性」という順番で行くのかは分からない。私は「あり」だと思うが、選挙戦は長いので、共和党の候補が誰になるかでも変わってくる。

 日経の記事に、ヒラリー女史が「立候補に伴いサイトも立ち上げた」と書いてあったので調べたら「https://www.readyforhillary.com/splash/hillary」があった。もしかしたらこれかも知れない。この写真ではいい笑顔をしている。中にビデオがあって、それを見るとなかなか良く出来ている。本人がちっとも出てこない。後半で出てきて、少し喋る。

 日経が報じている部分は彼女の口を借りれば「Everyday Americans need a champion. I want to be that champion」となっていて、日経は「Everyday」を落としている。なぜでしょうね。常套句の「America is storong」も入っている。

 それにしても昨日のJR東の事故は酷かったですね。二日前にはJRの運転手が気づいて通報。しかし検査に行った担当者が「急がなくて良い。月曜日に取り替え」と判断したとか。しかし事故は日曜日に起きた。土曜日に変えていれば長い時間東京の大動脈が止まることはなかった。


2015年04月11日(土曜日)

 (13:38)笑えるな。11時頃にテレビを付けたのが大失敗。今目の前で展開しているのは17回表のレッドソックスの攻撃。まだヤンキースと4−4。でてくるアナウンサーの言葉が面白い。

 「試合開始から既に6時間がたちました....」
 「次の試合までの時間が12時間を切りました(土曜の試合がデーなので)」
 「XXは凄い。延長に入って3安打...」
 「XXはこの試合9打数目です」

 展開も面白い。日本時間の午前8時に始まった試合の前半は詳しくは知りません。9回の裏にヤンキースが同点ソロで3−3に追いついた瞬間(たまたま)から見ている。「終わったら外出しよう」と思って。しかしちっとも終わらない。

 途中球場の部分停電で10数分試合が中断したり。点が入らないときは「おもしろくない」と思ったが、まずオルティーズがHRを打って一点リードした当たりから(16回)俄然面白くなった。

 それで終わりかと思った16回の裏に、誕生日となったタシエラがHRを打って4−4に。もう笑うしかない。いつまで続くことやら。気分的には17回の裏で終わって欲しい。もう出かけないとやばい。

 それにしても、日本の野球も結構面白い。去年駄目だったチームがそこそこ上にいる。DeNAが4連勝とか。開幕3連勝の阪神がその後は全く駄目とか。出足3連敗の中日がぐんぐん伸びた。パリーグも各チームの流れが結構明確。

 あらら、17回も双方点数が入らず。もうこれで18回に突入か。ほんとにふざけないでほしい。しかし18回の裏、表なんて試合は滅多に見れないし.....


2015年04月10日(金曜日)

 (21:38)たまたま所用があったし、放送でも取り上げると約束していたので、伊勢丹にも銀座のアップルにも日中行きましたが、「新ジャンルの商品に、皆戸惑っている」というのが当たっていると思う。

 伊勢丹の売り場は正面入り口の右側。カルティエの奥。凄い人波でしたが、なんだか真っ黒。デパートサイドの人がそろいもそろって皆黒服だったし、アップルの店員風の人も黒だったような気がする。店の内装もそのように見えた。

 一杯で入れず。最後尾は「あの階段の上」と言われて、「じゃ、紀伊国屋に行ってきます」と言っていったん出て、買い物(書評用の本)をして戻ってもまだ30人ほどの待ち人が。

 「まるで人が押し寄せた高級チョコレート屋さんみたいだ」と思いました。出た人の数だけ入れる。「こんなのは待てん」と。で、伊勢丹では見ること能わず。でも、デパートの人も慣れていない感じだった。

アップルショップ銀座店で 2015年04月10日  逆に銀座のアップルショップはすいすい。見ようと思ったら一階の真ん中のショーケースにずらっと入っていた。私から見て「sports」「watich」「edition」の順に38と42が並んでいて、その上にベルトが「S」「M」「L」があって、かつ形状の違いがあまたあって...となっている。

 店員も慣れていない印象。だって EDITION は高いですから。アップルの店員が今まで扱ったことがないような。で、店の方々の方が緊張しているし、肝心な部屋にはガードマンが見張っている。ブランドショップの雰囲気です。

 でも面白いのは見せておきながら、「買うのは全部ネットで」と言っている点。予想通り伊勢丹の優待も全く効かず、「皆さんネットで平等に」という扱い。とても大金を店舗では動かせない、ということか。

 要するに伊勢丹でもアップルショップでも「見ることが出来る」「バンドのタイプとサイズのメドを付けられる」ということだけ。あ、ちょこっと機能も見れるかな。ようするにiPhoneを鞄(ポッケ)に入れたままどの程度の事まで出来るのか、というのがポイント。それは多分人によって違う。EDITION は確かに綺麗だった。

 私は一応見て、バンドのサイズも分かったので、「ほんじゃどれにしようか」というところ。まあ一つは買って機能を見て見たい。


2015年04月09日(木曜日)

 (21:38)「bond proxy」ね。もう利回りが付かなくなった債券に代替するものを探す動き......そりゃそうだな、と。

 だって今日のFTには、「スイスが歴史を作った....10年債をマイナス金利で売って」とある。10年債をマイナス金利で買いますか。お金を払うんですよ。それだけ欧州の投資家は買う物がなくなっている。

 だとしたら、値動きが安定していて、配当利回りもそこそこの日本の食品、日用品、医薬品銘柄を買って、「債券代替」に使おうという連中が登場する、と。それにしても、空前のPERで買われているのはヤクルトなどなどと今朝の日経に書いてある。

 まあFTの記事がおもしろい。特に笑えるのは「“We have unconventional central bank policies at work so you have to expect unconventional outcomes,” said Steven Major, global head of fixed income research at HSBC. “One is that bonds are no longer trading like bonds. They now trade like commodities ― with investors speculating on the price.”」かな。

 「債券が債券として取引されなくなっていて、商品になった」と。そりゃまあそうだ。なぜ債券だったかと言えば「付利されていた」からで、それがなくなったのだから「それは債券ではなく商品だ」という当然の指摘。金も債券も価格で勝負する同じ部類の投資ツールになった、というわけ。

 実際に起きたことは、「They bought SFr232.51m of Swiss debt that will not be repaid until 2025 at a yield of -0.055 per cent ― and the issue was comfortably oversubscribed.」。勇気ある人が買いました。「10年債のマイナス金利は初」と。そうでしょう。

 笑えることじゃないんだが、笑える現実です。


2015年04月09日(木曜日)

 (19:38)今朝の朝日のこの記事低成長論争があったので、あとでゆっくり見ようと思うのですが、とりあえずの印象を言うと、サマーズの見方に賛成かな。やっぱり人口とか、その人口がどのような消費階層にはまっているかは重要です。

 ただし人口的要因ばかりではない。例えば消費に大きな影響を与える技術革新などが出てきて、多くの人がその製品を買うようなときには、大きな需要が生まれる。そうすれば世界は人口が増えていない時期でも成長力を十分に担保できる。

 まだ朝日の短い記事しか読んでないので、これから二人の主張を読もうと思うのですが、バーナンキが『「実質金利」がマイナスの状況が続くなら、「ロッキー山脈を平らにする事業ですら利益が出る」』と言っているのは笑える。

 誰もやらないでしょう。たとえ話であることは分かるが、あまりにも突飛。だってあの山脈を壊すと言うことはどれだけの自然破壊か。もうちょっとうまい例が出せなかったのか。この例だけでサマーズ優位 ?

 ところで、古いモノを処理しようとして片付けていたら、どえらく古いモノが一杯出てきた。5インチのフロッピーディスクとか、その後の3.5インチのミニディスク(でしたっけ)とか。

 それが結構一杯ある。だって私がコンピューターを扱い始めたときは8インチのフロッピーでしたから。確かフロッピーというのは「柔らかい」という意味だったと思ったが、8インチは本当にべらべらだった。

 その他にもベータやVHSのテープ、それに小さくなったテープで撮った動画があまた。多分KINKOSかなにかに持って行けばクラウドに投げられるデータにしてくれるんでしょうが。

 でも片付けてスペースを空けたいんですよね。あとデータを抜き出すとして、その後の記憶メディアはどう処理すれば良いのか。きっちり処理する方法をご存じの方は教えて下さい。


2015年04月08日(水曜日)

 (12:38)笑えるな。アメリカの首都で長時間の停電で、「完全復旧は7日の深夜」と。ちょうど今頃。首都機能が集まるワシントンでの停電ですからね。ニューヨークは2回でかいのがあるけど、ワシントンは確か初めてのような。

 そうかと思うと今朝見ていたワールド・ニュースによると、韓国では「一日に五カ所も歩道が陥没」と報じていた。これは多い日でしょうが、「歩道が陥没」「突然そこに人が落ちる」ってどういうこと。

 地下にいろいろな埋設物があって、例えば水道管とか下水菅とかが破損してそこから水が出て、それで歩道を支える土砂が流れてしまう、というのが一番多いらしい。それにしても「過去の工事」が悪かったのでしょうが、としたら「次はどこか」ということになる。

 同じような工法で過去に工事をしていたり、下水管、水道管などの菅の強度が一緒だったら、「当面はよほどチェックを頻繁にしないと、首都ソウルのどこで起きてもおかしくない」ということ。

 これは旅行者としてソウルに行く我々にしても、「気を付けねば」ということになる。ワシントンの停電は部品の破損で電圧が下がって、それが停電にまで発展したと。しかし繰り返しますが、アメリカの、ですからある意味世界の首都ですからね。

 アジア・インフラ投資銀行(AIIB)とか言っているが、今は世界の様々な国で「インフラ劣化」が進んでいるように思う。先進国では今のインフラを作ってから相当時間がたって劣化していますから。そういう意味では、日本があちこちで地震対策もあって「補強」をしているのは正解だと思う。

 むろん途上国のインフラはそもそもないのが問題ですが、先進国や中進国の場合は既に存在しているインフラの毀損・事故は大きな人的損害が生じる。アメリカと韓国の事件でそんなことを思いました。


2015年04月08日(水曜日)

 (09:38)今日は天候的には酷い一日になりそうですね。朝走っている間にむしろ温度が下がって、冷たい風も強くなり、おまけに雨も激しくなった。一日温度は上がりそうもない。

 まあ思ったのは、「雨が降ってきてくれるのは嬉しいことだ」と。カリフォルニアのように早魃にならないだけでもok。この寒さの中でも、乾門の前の枝垂れ桜は綺麗に咲いていましたし、ちょっと長く花が持つかも知れない。

 本を二冊紹介します。久しぶりに小説でもと手に取った「火花」は、ちょっと物足りない面もありますが、「お笑いの世界」というあまり今まで題材に取り上げられなかったエリアの小説であり、とっても面白かった。故に一気に読めた。

 「らっすんごれらい」のあのグループの月収が各8万円と聞いて「壮絶だな」と思ったのはつい先日ですが、この小説ではもっよすさまじい世界が描かれる。「3秒に1回、聞いている人を笑わす、笑わし続ける」ことの壮絶さ

 「自分が凄いと思う笑いをあくまで続けるのか」「それともウケのよい笑いを程よく混ぜるのか」「メディアに出るとはどういうことか」.....主人公も、その師匠も結局成功をつかめない。掴みかけて止めたのが主人公。借金を重ねて追われる師匠。

 この二人の会話はとっても面白い。舞台は東京で、使われる言葉は大阪弁。多くの芸人がこのような苦闘の中にあるんだな....と思える。我々が頻繁に目にするのは、一部の成功者。この世界も厳しい。売れ続けることが難しい。うーん、実は私はピースという名前のグループのパフォーマンスは見たことがない。著者も知らない。でも面白い。

 私はずっと「笑いは成長産業」と思っているのですが、ピケティがどう思うか知らないが、成長産業の中でも富をつかめる人はごく一部ということです。そこに達する前には苦闘と格闘がある。それが良く表現されていると思う。

 もう一冊はがらっと変わって捏造の科学者です。毎日新聞科学環境部の記者がまとめている。読み進む中で、「そうだったそうだった」というところと、「へえ、あの時点でそんなこともあったのか」「そんな証言があったのか」と振り返ることが出来る。

 まだ読んでいる最中で、今でも大きな疑問である「なんであんなことがそもそも起きえたのか」がすべて解けるかは分からない。多分疑問は残る。しかし期待をかき立てたあげくに惨劇で終わったSTAP騒動が、少しでも自分の頭の中でまとめられればと思って読みます。


2015年04月07日(火曜日)

 (14:38)今朝は朝早い番組の為に起きてテレビを付けたら、いきなりマー君が。「そうだそうだ、今日が開幕だ」と思って準備しながら少し見ていたら体が重そうで、ストライクもなかなか取れない。「あーあ、やばいな」と思っていたら、3回にあっという間に5点取られた。

市原虎の尾  ニューヨーク・タイムズなどが、「マーク君は今年は去年ほどの活躍は出来ない」と断定的に述べていたので、「それを打ち消す投球を」と思って見ていたのですが、ちょっと重かったですね。去年はストライクを簡単に取れていたのに、今年はそれに苦労して四球が多い。ストライクを取りに行くと打たれるという悪循環。

 エンカルナシオンに投げた一球は、あとで見ると144キロ。それがちょっと外角の高めに抜けたので、打たれた瞬間に「いっちゃった」と思いました。マー君も直ぐには後ろを見なかった。

 90球の制限で投げ始めたのですが、4回投げて確か80球だったと思った。あと10球しか投げられないので、もう交代ですよね。肘は大丈夫ですかね。誰か有名な選手が、「ダルと同じように、田中は必ず今年手術する」みたいなことを言っていたのが気になる。

雨でかなり落ちちゃいましたが、それでも綺麗です  日本とアメリカでは先発投手の登板間隔が全く違う。2日ほど日本の方が長い。長いところから短いところに行けば、気持ちの問題もそうですが「厳しい」ということになるのでしょう。そう考えると、野茂とか黒田は凄かった。

 仕事を終えて一眠りした後に大阪造幣局に。通り抜けは9日からですが、一足早く八重桜を見に。貨幣博物館までは行くことが出来る。その道すがらには9日からの通り抜けで多くの人の歓声を浴びる桜が。全体の半分くらいを事前に見ることができる。

おかしな目隠し作戦  ビックリしたのは、朝の番組のスタッフが来ていて、「あれれ、伊藤さん」と。直ぐに、「ああ、9日の中継に備えているな」と思いました。事前リサーチというわけです。でも思ったのは人も少ないし、ちょっとビデオを作っておく手もあるのでは、と。ま、それは私の仕事ではないのですが。

 綺麗でしたね。もう終わっていたのは兼六園桜(花弁が非常に多い珍しい桜)だけかな。あとは今が盛りと咲いている。その隣の大川端の染井吉野が終わりに接近しているのと対照的です。屋台も準備okといったところで、9日からは大賑わいになるのでしょう。

 なぜか私のように事前に造幣局に入っているのは、大部分が中国人。どこかの案内書にそう書いてあるのではないでしょうか。「事前に入れる」「博物館までは行ける」と知っている大阪の人は実は少ない。ホテルの人も知りませんでしたから。

 それにしても、今日は大阪城は中国の方々に包囲されていました。びっしり。指定のバスの停車場、駐車場に入りきれずに、京橋口とかその他の口の近くに何台ものバスが止まって。あらゆる方向から中国人が。凄いパワーですね。

 笑えたのは最後の写真ですが、要するにホームレスのハウスです。それを桜の祭りの最中だからと言うことでしょうが、目隠ししているわけです。この程度の隠しでは、「隠したことにならない」と思うのですが。

 東京オリンピックの間もこうするんでしょうか ?


2015年04月06日(月曜日)

 (20:38)新幹線の中で一気に読んだ「火花」は面白かったな。滅多に小説なんて読まないのに、今は勢力を伸ばしているお笑い勢の本ということもあって手に取ったが、面白かった。また書評に書きます。

 ところで、「California Drought Tests History of Endless Growth」を読みながら、「この事態はやはり尋常ではない」「アメリカもいよいよ本気になるのか」と思いました。南米ではこれまでちっとも雨に恵まれなかった乾燥地帯に大雨が来て、土石流が発生して大きな被害が出たとか。今の地球はおかしすぎる。

 とにかく、アメリカのメディアを見ているとカリフォルニア全体を襲っている早魃がいかに酷いかを繰り返し報道している。ブラウン州知事は農業以外の分野での25%の水使用制限を発令した。つまり今までより25%節水しろということ。

 ロサンゼルスがそうですが、カリフォルニアと言えば「全体的には乾燥地帯だが、ふんだんに水を使って大都市、豊かな農業を作り上げた州」というイメージで、直ぐに浮かぶのかシリコンバレー、ハリウッド、それにパームスプリングスなど。

 この記事にもありますが、既に天然芝を人工芝に張り替える家も増えていると言われる。カリフォルニアの早魃は今年で4年目。しかし「今後30年は続く」との見方もあるという。とすると、5年、10年後のカリフォルニアは、我々が今まで知っていたそれではなくなる可能性もある

 最近思うのは、竜巻もそうだし、高潮や洪水、さらにはハリケーンなどアメリカを襲う天災が著しく増えている、という点。NHKBSで「危険な世界に生きる」というアメリカのドキュメンタリー・シリーズをやっていますが、これが面白い。一方でこのシリーズは、シリア内戦の本当の切っ掛けが「その地で4年続いた早魃」ということを教えてくれた。


2015年04月04日(土曜日)

 (13:38)「雪が一帯を白くするように、桜の花びらはエリアをピンクに染めるな」.....と思いながら眺めてました。この時期、降るのはピンクの雪。

 まともなコースで皇居を反時計回り。しかし乾門から北の丸公園に出て、武道館を一度公園内から眺めたあと九段坂下へ。そして再び交差点から武道館に近づいたら、千鳥ヶ淵緑道のお堀の水の上に、数え切れないほどの桜の花びらが落ちて、水面全体がピンクに。

 実に綺麗でした。私以外に実に沢山の人がカメラを抱えていた。私はスマホでしたが、大部分の方は本格的な一眼レフ。今朝はそういう人が多かった。そして千鳥が縁緑道を歩いていたら、「エリア全体がピンクだ」と気づいた。

 雪は積もらないと一帯を白くしない。しかし桜の花びらは一枚でも落ちると、その周りをピンク色に近づける。水面も、歩道も、池も、生け垣も。実に綺麗です。桜、特に染井吉野は同じ色をしているので、本数が多いと今のような散り際は「どこもかしこもピンク」に近づく。そう、砂利道でも。今の千鳥が縁はそういう意味でも綺麗です。

 あまりにも今朝は綺麗だったので、写真に残しておきます。最後の写真だけは、木曜日の朝に撮影したものです。

歩道全体がピンクに

千鳥ヶ淵の水面を埋めた桜の花びら

まるで花びらの絨毯

風が作った紋様

晴れた木曜日の、歩道に散った花びら


2015年04月03日(金曜日)

 (13:38)日本時間の未明に達したイランと安保理5カ国+ドイツの”合意”は、多分トロイカ(EU、ECB、IMF)とギリシャの合意以上に”脆弱”なものだと思いますね。だって、合意そのものを急いだことが伺える上に、その後の記者会見を聞いても「合意をどう解釈するか」で大きな違いが見える。

 この二つが似ているのは、「詳細は何日までに詰める」といって、まず「合意成立」をアピールしたことです。今回もそうですが、「技術的な、そして最終的な詰め」がどうしても出来そうもないので「枠組み」で合意し、最終的な詰めを先に延ばす、というやり方。

 それははっきり言って「最終的合意」ではない。言ってみれば中間段階です。その中間段階でも「合意」を発表せざるを得ない。その事情が優先するので、「枠組み合意」となるのでしょう。

 イランが欲しいのは原油輸出の再開と制裁解除です。イランの外相は「合意が出来れば制裁は解除されると述べた。しかしアメリカの考え方は停止というもので、ケリー国務長官の言葉を借りれば「イランの出方次第」となっている。

 かつイランはどうか知らないが、合意についてアメリカが最終的にokを出すのには、議会の承認が必要だが、既に共和党のベイナー議長は「酷い合意だ」と述べている。その上で国連が最後にokを出す。

 イランも大分追い込まれていますが、その後の「検証」がうまくいくと予想する根拠は薄い。それが問題でしょう。中東全体を見ると、安保理5カ国、先進国という対立以上に、シーア派とスンニ派の対立が先鋭化。イエメンなどがその現場です。シーア派のフーシ派が大統領宮殿を占拠したとのニュースも今朝あった。

 望ましくはないが、複雑手骨折的な世界の対立は続くと言うことです。


2015年04月01日(水曜日)

 (15:38)春の選抜高校野球決勝戦が福井と北海道の戦い.....それがまずアンビリバボで凄いな、と思いました。少し前には考えられない組み合わせ。で、興味をもって見たのですが、良い試合でした。

 両方にチャンスがあり、それを双方が潰し続けて、結局決まったのは8回裏のホームラン。野球らしいと言えば野球らしい。東海大四高はあの8回表の大沢のスクイズがちょっと早すぎた印象がした。もうちょっと待っていれば....。あそこでの大沢には打たしたかった。

 実は高校野球はいつも北海道の高校を応援しているのですが、特に春ですから東海大四高が優勝したら”歴史”だと思っていたのです。でも福井の高校の優勝も、考えれば凄い。敦賀気比の優勝は春の北陸勢として初めてという。

 雪深い地方でも有力校は施設を充実させたり、雪のないところで練習したりといろいろやっていることは知っています。しかし客観的には環境は悪いわけで、そこでの春の頂点到達。

 うーん、大沢君のあのスローカーブは、有効そうでいて、実はバッターに余裕を与えてしまったということがあるのでは。特に8回の先頭の平沼君に対する投球は「どうして」と思うほど外れていた。

 松本君は凄い。2試合で3ホームラン。うち2本は満塁。で今日はツーラン。2試合で10打点。もう最後の2試合は彼で勝ったようなものです。両チームとも夏がある。夏はまた「でられるかも分からない」というところから出発。

 地味な大会と言われたが、最後まで残った2チームが良かったし、試合も面白かった。ナイス。


2015年04月01日(水曜日)

 (11:38)今朝の記事で一番面白く、「今後も面白い話が出てきそうだ」と思わせるのは「私の履歴書」です。日経の最終面の、時に面白い連載記事。

 今回の登場者は似鳥昭雄さん。ロードサイドにある綺麗な空色の看板の店です。結構私はこの店が好きなんです。「成功の秘訣 人がやらないことをやる 師匠の教えを生かした経営」という副題が付いている。

 なにせ話は「自分の欠点、失敗」から始まる。なかなか出来ないことです。先生の孫からの手紙が紹介されている。 「私はニトリ社長の小学校時代の担任をしていた女性の孫です。祖母がよくこんな話をしていました。クラスで一人だけ漢字で名前を書けないのは似鳥君だけで、教えても教えても覚えられず、結局ひらがなで書いていました。あの似鳥さんが北海道で成功している。何でなんだろう。そのいきさつが聞きたいとよく話していました」

 ははは、凄まじい話ですね。「あなたは人が普通にできることはできないけど、人がやらないことはやるわね」という奥さんの話も面白い。しかし私はニトリの伸張を興味をもって見守ってきました。だからこれからの似鳥さんの「履歴書」にとっても興味がある。

 ところで、今朝も皇居周りを回ったのですが、去年でしたか「天皇陛下が乾門周辺の桜を観賞した」という記事があったことを思い出しましたが、「なぜそうなのか」が今朝分かりました。門の正面から皇居の中を見ても実に綺麗な「桜の道」が出て切るのが分かる。しかも門の外側も桜が咲き乱れている。

 乾門は少し離れるとまるで「桜の花に埋まった門」のように見える。乾門の周りには、開花時期の違う桜が数多くあり、かつ枝垂れ桜も4〜5本があって(それが実に綺麗なのです)、それが良くアクセントになっている。多分、今日明日が一番綺麗です。

 それから今朝は「桜と石垣」「桜と門」が周回テーマでした。関連した写真を何枚か掲載します。お楽しみを。今朝思ったのは、乾門、北の丸公園、そして千鳥ヶ淵から靖国神社、そして九段下。この辺は実に桜の園。都市景観とよく溶け合っている。

門から中を見ると桜が中にも一杯ある事が分かる

乾門を少し離れてみる 左の枝垂れの様子が良い

芽吹きの柳と石垣にかかる桜

その先に警視庁が見える

平川門と桜

竹橋を過ぎて代官町通りに向かう上り坂の途中

武道館周りの桜も満開です



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