2015年05月30日(土曜日)

 (06:38)昨日やっと「薄いやつ」が我が家に届きました。「薄い」に加えて、小さいし軽い。写真の右が長らく使っていたMacエア、左が「新しいMacBook」。

やっぱり軽く、小さく、そして薄い  今日はこれから予定が入っているので、直ちにセットアップとはいかないのですが、ちょっと時間があるからと思って始めたら、もうトラブル。パスワードなど設定していないのにAPP STORE から最新をアップデートしたので再起動したら、パスワードを聞いていた。おかしいな....。設定してないはずだが。

 でもコンピューターなどのセットアップでは「ある程度トラブルになった方が良い」というのが私の考えです。セットアップは二年に一回とかしかしない。だからベースの事を忘れている。それを思い出すためにも、「あれ、これはどうだっけ」とトラブルに遭遇した方が良い。また覚える。

 この週末にアプリ、ソフトなど入れ終えて、大阪に持って行ければok。そしてあちこちのwifiを覚えさせれば完了です。それにしても、まだ充電口が従来と違っていて、これまでのものが使えない。これは不便です。転換器が出るんでしょうが。

 電源以外にUSBとつなげたり、HDMIとの接続には三口の接続端子が必要で、これは事前に発注しておいたので、問題なしだが、ちょっとこうした端子がアップルは高い気がする。確か「端子が1万円弱」。「これでもうけているんじゃ」と思ってしまう

 ところで、私がこの数日で興味を持ったニュースは、「ホテル稼働率が全国で上昇 円安追い風、地方にも訪日客 」でしょうか。「ホテルや旅館の客室稼働率が上昇している。札幌の主要ホテルは直近で過去最高水準で推移しているほか、名古屋でも4月まで8カ月連続で前年同月実績を上回った」とこのニュース。

 さらに「円安や観光ビザの緩和を支えに海外からの観光客が増え、定番の東京や京都に加え、リピーターが全国に足をのばしている。主要地域では客室単価も上昇し訪日外国人効果が地方にも波及し始めた」と。

 これは良いことです。北海道など道庁の試算では、ほっておくと人口が急減すると見られている。漁業は厳しい。だから観光業では職と雇用が生まれればと思っています。この点に関して、「札幌市内の2014年度の主要16都市ホテルの客室稼働率は83%と前の年度に比べ3ポイント上昇した。4月以降も好調で、ホテルオークラ札幌の4月の稼働率は前年同月に比べ5ポイント高い。台湾からの観光客が増え、国内客の減少を補っている」と。


2015年05月28日(木曜日)

 (18:38)今日初めて見ました。日本人の成人男子が、恐らく形状としてはそのままの「ランドセル」を背にしょって歩いているのを。真っ黒のアタイアに黒のランドセル。むろん、ランドセルに似せたものだった可能性も高い。しかし形状はランドセルそのものでした。

このヘルメット型のヘッドフォンは凄かったですよ  見た瞬間に、「遂に出たか」と思いました。ランドセルが海外で大人気なのは知っていました。しかし主に女性の間であり、日本の、特に成人男性が使うのは「相当先」と思っていたのですが、ちょっと早かった。まあでも、あまり違和感はなかった。顔が写ってしまったので、写真はアップできませんが。

 ところでその男性を見たのはNHK放送技術研究所の技研公開2015の会場で。火曜日に食事をした越智さんの推薦で、行ってみたのです。

凄い音でした。22.2サラウンドシステム  その時も話題になったのですが、日本のIT産業の先行きにとっても私は不安なのです。OSは出ないし、ソフトも弱い。ネットワークの考え方も甘い。新しい企業が生まれてこないし、最後は「政府のお金頼み」の日本のIT産業。部品だけじゃな....と。

 そうした中にあって、「映像技術、その伝送技術」は優れているらしい。越智さんによれば、それは日本人の目が「黒」であることにも関連しているそうですが、「その優秀さが見れるかも知れない」と思って行ったのです。世田谷区の砧まで。当然ですが「世田谷ナンバー」があの辺は多い。

 実は公開展の目玉だった「8K」は既にあちこちで見ているので、「さすがに145インチは大きいな」程度の印象しかなかった。しかし「もしかしたら」と思っていた「エンコーディングに時間がかかる」という問題に関しては、「3.2〜3.5秒」と聞いて、「やはり相当だ」と思いました。そう言えば小林さんが、Mac Air や新しいMacBookで円コーティングをすると”死ぬ”と言っていたのを思い出しました。

 「8K」よりも私が興味を持ったのは、「インテグラル3D」と「22.2チャンネル」のサラウンドでした。前者は眼鏡なしで3Dが見られるようにする為の研究。映像を見せてもらいましたが、「まだまだ使い物にはならない」代物です。

眼鏡のいらない3Dシステムの研究成果。まだ使い物ではない  しかしこれが完成すると、「寝転んで見られる3D画面になる」というので、将来の技術ですが興味を持った。だって今の3Dテレビは寝転がって見れないので、「テレビじゃない」と私は思っているのです。当然売れない。

カメラをずらって並べて、多面的な映像を構成  「22.2チャンネル」のサラウンド音響は素晴らしかったですね。「.2」が意味が分からなくて質問したのですが、それは超低音を担当する二つのスピーカーを指すのだと。つまりこのシステムは24のスピーカーから出来ている。大部分は聞く人の前方にあるが、2台ほどは後ろサイドにある。そして大きいスピーカーが2台。それは「22.2」の「.2」に相当する。

 あの音は凄かったな。どっぷり浸かるという形での音です。片耳で聞きながらなんてできない。あの音は。もう体が感じてしまう音です。ビンビンと。神経が沸き立つ感じ。いいなあ。あのヘルメット型のヘッドフォンが欲しいな......。

 確かに日本の、そしてNHKの映像、伝送技術は優れているように見える。しかしテレビというジャンルそのものが陳腐化している気がするし、綺麗だからって何だよ....という気もする。8Kに写った映像は祭りのそれや環境映像やスポーツばかり。「それ以外はどうなの....」と。


2015年05月28日(水曜日)

 (08:38)これは結構凄い、というか考えようによっては危ないアプリです。その名は「Moves」。火曜日かな、小林さんや越智さんと食事をした際に、小林さんから教わった。

 公式ページの説明は、「Movesは、あなたの毎日の運動、通勤、重要な場所で過ごした時間を自動的に追跡記録します。ただスマートフォンをポケットやバッグに入れて運ぶだけです。」というものです。

 教わってから二日使ってみましが、自分の移動軌跡がすべて残るという優れもので、便利です。歩いたり走った部分は地図上に薄緑の帯で、車など足を使わない移動は薄い黒で奇跡が描かれる。歩いている場合は「徒歩」と出るし、走った部分は「走る」と出る。

 これは私のように歩きとランを体調に合わせて組み合わせている人間にとっては、あとで「どういう配分だったのか」が明確になる。また数日もすると結構忘れてしまう自分の移動軌跡を思い起こせるという意味でも便利です。

 「交通機関」と出る分は自分で運転した車なのか、タクシーなのか、それとも他の交通手段なのかは思い出さないといけませんが、「一日の間の自分の軌跡」がほぼ完璧に記録・想起できる、という意味ではナイスです。

 しかし考えようによっては逆に「記録が残ってしまう」という現実もあります。それが必要な使用方法もあると思いますが(例えば監視必要者への使用、または子どもの行動を見るための使用)、それ以外でもいろいろな好ましくない使用方法も考えられる。

 もっともここまで作ったのなら、「これはウォッチに入れてくれないかな」とも思う。加えて「これを運動量を計る各種アプリとマージして欲しい」とも思います。最近知ったプリの中ではちょっと面白いし、直ぐにメリットを享受できる、という意味で紹介しました。


2015年05月26日(火曜日)

 (14:38)やっぱり「石垣好き」としては一歩でも近づけるなら......

私が乗る直前には撮影が行われていました  いつもよりちょっと遅れて大阪城回遊に行ったのです。そしたら極楽橋の袂に「大阪城御座船...」と書いてある。係の方らしい人も居る。今まで来ても早朝なので誰も居なかった。だから「やっているのかな...」と思っていた。

石に刻印された記号  聞くと「(船は)今撮影で出ていまして、あと少しで戻ってきます。そしたら」ということで、「よっしゃ、今日は乗ろう」と決意。だって、石垣の高さを下から見たかったし、一度極楽橋の下も通りたかった。石垣に接近すると何か発見があるのかも知れない。

 乗船時間は20分ほど。一回16人の乗客を乗せて。プラス船頭とガイドの女性。一日に13便で運行と。期限は9月末まで。だから乗りたい人は急がないと。平日が狙い目と。私は台湾からの観光客8人と一緒。ガイドが日本語のみだったので、ちょっと他のお客さんに悪いような。時々翻訳してあげました。中国語ではなく英語で。2〜3人は肯いていた。

人面石  20分の乗船時間は長くはない。しかし大阪城、その石垣について新たな発見もいろいろあったし、お堀の水面からの眺めも面白かった。

  1. 大阪城築城、石垣積みには64の地方大名が携わったらしいのですが、彼等はほぼ例外なくその証を石垣の石に残している
  2. 「残されたマークは、文字であったり記号だったりするが、400年が経過した今も、その文字ははっきり読める
  3. その証を見ると、「どんな人が残したのかな」「どんな気持ちで文字や記号を刻んだのかな」と想像できて、楽しい
  4. 文字や記号ばかりでなく、大阪城梅林の反対側の石垣の上部には、「大阪城の人面石」と呼ばれる石があって、それは確かに人の顔に見えなくもない
  5. 大阪城の石垣の雑草や木を除去しているのは自衛隊で、年に数回は除去作業をしている
 などでしょうか。お堀の水位から石垣の一番高いところは24メートルと言ってました。当然落ちて死んだ人もいたのでしょう。大変な作業だったと思う。今日はまた晴れていて、その石垣が綺麗だったこと。御座船の内部

 今我々が見ている大阪城、特に天守閣は三代目。秀吉の作った大阪城が一代目、次が徳川幕府が作り、最後は市民が寄付で作った。それにしても、今日もバスを連ねた観光客がぞろぞろ。中国の人に選挙されたような大阪城でした。

 それにしても、時には時間を違えていってみるものですね。あれでずっと番組終わりで行っていたら、永遠に「大阪城御座船」には乗れなかった。この船自体、オーストリアに残っていた当時の屏風とか絵図から設計し直されたものとか。一回は面白いんじゃないでしょうか。私は楽しかった。


2015年05月23日(土曜日)

 (16:38)瀬戸内と一緒で、海あり山ありのこの地方は、非常に食材、食べ物の豊かな場所です。ここで初めて食べたものとしては、「蛍烏賊のしゃぶしゃぶ」があり、これは結構いけた。

 むろん蛍烏賊は富山が有名であって、その西側の和倉に関してはそれほど有名ではない。しかし関鯖、関鰺と同じように、「どちらのサイドから取るのか」程度の違いしかないのでしょう。昆布と一緒に熱を通して、それで頂く。良かった。

 和倉には、パティシエである辻口さんの店が結構多い。加賀屋さんの中にも入っているし、その直ぐ近くにはその名を冠したスイーツ美術館があって、テーブルの一時は海に面している。空気が違うのかも知れませんが、例えば東京駅の大丸の店で買って食べるより美味しく感じる。

とってもおいしゅうございました  金沢に来るとやはり気になるのは、和菓子です。有名な森八という店がある。私はいつも近江町市場の近くの店に行くのですが、今回は本店に。

 それは森八の有名なお菓子である長生殿(ちょうせいでん)に、「ナマバージョン」が出来て、それは「本店で入手しやすい」「それでも夕方には切れていることが多い」「今の金沢では話題」と聞いたからです。

 資料によれば、長生殿は「加賀藩3代藩主前田利常の創意と、茶道遠州流の開祖である小堀政一(遠州)の命名により生まれた」とあるが、そもそも「らくがん」ですから、パサパサする。しかしそれをナマにした事により、とっても美味しくなっている

 まだまだレアものだったので、いくつか入手して食べてみましたが、確かに以前からのバージョンのものより美味しい。ナイス。


2015年05月23日(土曜日)

 (11:38)結構な人数の団体で金沢、能登半島にいるのですが、天気も良く、金沢市内も、そしてその北東に当たる能登半島も本当に綺麗です。特に「素晴らしい」と思ったのは、今のところ和倉ですかね。

綺麗なシェープを描く能登島大橋  とにかく、金沢市内も能登に向かう道路も、そして七尾西湾も、そしてそれに面した和倉温泉も本当に綺麗なのです。「ここで来年のサミットやっても良いんじゃないのか」と思うほど。季節もあるのでしょうが、とにかく緑が瑞々しい。

 私は兼六園は冬のそれ、特に雪吊りの兼六園が好きなのですが、「この新緑の季節もいいな」と今回改めて思いました。「兼六」ね。才色兼備の「兼」です。それが六個も。

 「宏大(こうだい)」
 「幽邃(ゆうすい)」
 「人力(じんりょく)」
 「蒼古(そうこ)」
 「水泉(すいせん)」
 「眺望(ちょうぼう)」

 いえ、最初から知っていたわけではない。皆で、「何でこの名前?」となって調べて分かった。「幽邃」は最初読めませんでした。「景色などが奥深く静かなこと。また、 そのさま」と辞書にはある。観光客が多くて、その雰囲気はその時はありませんでしたが、早朝などに来ると確かにそう思う。

古いんですね、和倉温泉は  「蒼古」はほぼ予想通り「古色を帯びて、さびた趣があること」で、「水泉」とは「泉」のこと。確かに兼六園には日本最古と言われる噴水施設もある。宋の時代の書物「洛陽名園記(らくようめいえんき)」から来た名前だそうですが、確かにその雰囲気はある。

 「人力」と言えば、銀閣寺の素晴らしい苔の絨毯がそうであったように、兼六園でも大勢の方が働いておられました。園内にある小川を綺麗に掃除する人、明治神宮のように落ち葉を片付ける人。まさにそうだな、「人力」だなと思いました。

 でもまあ金沢は何回も来ていて素晴らしさの再確認でしたが、今回初めて来た能登半島には驚いています。地図だけで見ると、とてもこれほど瑞々しい、緑豊かな、そして植栽豊かな地には見えなかった。やはり来てみるものです。

和倉港から見た2015年05月23日の朝陽  同じ能登半島と言っても、日本海に着き出している半島とあって、道(「のと里山海道 」という素敵な名前のついた道もありました)を走っていると刻々と景色が変わる。起伏があり、海があり、緑がある。「宝石のような半島だ」と思いました。そして和倉温泉の整備された綺麗さ。昇る朝陽、沈む夕陽の綺麗なこと。

 金沢の奥行き深い文化は、こうした秀麗な環境から生まれたのだと思いました。いずれにせよ、旅を企画してくれた番組に感謝。


2015年05月22日(金曜日)

 (11:38)スタンバイの放送の合間に「アップルウォッチのアップデートありますよ」とiPhoneに通知。見たら、「Watch OS 1.0.1」と。そうかそりゃそうだ、「「Watch OS」だよね、と。

 まだ何が変わったのか、何がアップグレードしたのかは知りませんが、「使い心地」の記事を書いて以降気が付いたことを書いておきます。それは、iPhoneサイドのバッテリーの減りが少し速くなった気がする、という点。

 多分それはブルーツースで常にウォッチと通信していたりするからだと思う。車に乗っているときに、カーステレオを使って無線でiPhoneを繋ぎ、音楽を聴く時に起きる現象です。電波には情報が乗っていますから。

 しかしこれからは、「相互にいつも交信しているマシン」は増えるんでしょうね。IoTということは、そういうことなので。スマホと車、スマホとウォッチ。冷蔵庫、電子レンジ、ドアなど数え上げれば切りがない。

 そう言えば先日面白いニュースがありました。「中国軍が、ウェアラブルデヴァイスを恐れる理由」というのです。その記事には、「中国軍は、一般に広まりつつあるウェアラブルデヴァイスが、軍事機密の漏洩につながることを警戒している。彼らは機関紙を通じて、兵士と国民に注意をうながした」と。

 中国の「軍事機密」は実に範囲が広くて、しばしば街にかかっている橋もそうなので、「何の事を言っているのか」不明な点もあるのですが、常に交信が行き交う世界では、「意外な情報が外に漏れる」危険性は確かに高い。それは事実です。

 例えば兵員にデジタル・ウォッチを持たせたとして、それがGPS機能を搭載していれば、部隊がどう動いているかを捕捉できる可能性はかなりあると言える。だからセキュリティー対策が必要ですが、それをかいくぐる技術もまた生まれる。

 ところで、この記事によると、アメリカは南シナ海で結構本気ですね。中国がどう出るか ?


2015年05月21日(木曜日)

 (07:38)昨夜左目でちらちら甲子園での巨人ー阪神戦を見ながら、「いいね、いいね」「プロだね」「プロになったね」と思いながら見ていました。藤浪です。

 多分、彼には危機感が強かったのだと思う。負けが先行する自分の成績以上に、熱烈と言われる阪神ファンの気持ちの球団からの離散、落ち込みに。3連戦の第一戦も、甲子園の観客席には空白席が目立ったそうだが、昨日の試合は観客数3万8000人強。

 そりゃそうだ。第一線は菅野に完封され、チームは8点も取られてボコボコだった。恐らくファンの罵声を浴びたに違いない。チーム全体が。なによりも菅野の初完封には刺激を受けたはずだ。「自分もできる筈だし、また出来なければチームも見放される」と。

 横目で見ていたので、詳しくはないが、「ぶつぶつ」自分で呟きながら気合いを入れているのが分かった。チームは1点しか取ってくれない。一人打者を出せば何が起こるか分からない。だから彼は9回も頑張った。菅野に出来たんだから.....と思っていたのかも知れない。

 「思い」「危機感」こそが選手の実力をレベルアップさせるモノだと思う。昨日の藤浪はそれがあった。素晴らしい。ちょい悪オヤジのジローラモが言っていたな。「イタリアがサッカーのワールドカップで優勝した時は、必ず国内リーグが八百長などで危機に立ったときだった」と。

 多分、日本女子サッカーのワールドカップ制覇も、その直前の3.11の悲劇があり、そのビデオを監督が選手達に見せたことが、チームを一丸にさせたのだと思う。選手は一つになれたし、力もアップした。

 だって巨人ー阪神の甲子園で観客が3万8000って。とっても寂しかったはずです。その場に居たら。それが藤浪の力になった。これで両チームとも3連戦で1回ずつ完封を食らった。だから今日の第三戦が阪神にとってとっても重要です。

 なぜならホームだからです。やはりホームは勝ち越しをしないと。今日負けたら、藤浪の果たしたことの意味が半減する。だから阪神は今日は負けてはいけない。負ければまたがらがらの甲子園で戦うことになる。

 それにしても、彼はもしかしたらノーヒットノーラン、さらには完全試合が出来る素質があると思いながら見ていました。そういう選手が出てこないと、プロ野球は面白くない。


2015年05月20日(水曜日)

 (15:38)昨日はとっても賢くなった気がしました。「驚き桃の木山椒の木」「恐れ入谷の鬼子母神」ってなもんです。

 それは「iPhoneでの「スクリーンショット」を覚えたこと。というより、教えてもらった。実は知らなかったんですよ。結構iPhoneの事は知っているつもりでしたが。教えてもらって、「これは便利」というわけ。

今朝最初に残したスクリーンショット  「スクリーンショット」はPCにwindowsを使っていたときは、「Print Screenキー+Alt」などでよく使っていたのです。PCの使い方を他の人に教えるときなどに便利だった。今改めてやってみたら、Dropbox に自然とフォルダが出来るまでになっている。

 しかしそれをMacでやったことはなかった。PCの画面をそのままプリントする必要はなかったので。私のMacの知識は後発。なので人に教えるほどではなかった。しかしiPhone になると話は別です。端末は使う場所が様々なので、「このページは便利」というページは、どこかに残しておきたい

 今まで私はそれを自己メールしていた。大部分のスクリーン(画面)にはメールアイコンがありますから。しかしそれがないときはURLをコピーして、それを自己メールしていた。しかしこれは面倒でした。

 昨日、たまたまアップル・ウォッチをしていたので、会食の席でその話をしたり、よく使う音声入力の話をしていたのです。それまで聞き入っていたある人が、「これはご存じですか。便利ですよ」と示してくれた。私は「なにそれ.....」と。ショック。

今朝の私のウォッチのアクティビティ上段  「スクリーンショット」というのは、「モニター領域すべてを画像として保存すること、または保存した画像の呼称」です。難しく言えば。簡単に言えば、「今見ている画面をそのまま写真として残せる」と、ということ。

 やり方は簡単です。ヘソ(ホームボタン)とスリープボタン(5だと上、6だと右)を同時に押します。すると、「カシャッ」という音が鳴ります。写真を撮ったときと同じ音です。その段階でカメラロールにスクリーンショット(画面写真)が保存されます。

 この文書に載せた二つの写真は、先ほど私が自分のiPhoneでスクリーンショットをして、それを「JPG」として保存し、それをサーバーに送ったモノです。前回アクティビティをSNSにアップしたときには、それを別の端末で写真を撮った。しかし今回はスクリーンショットで。非常に綺麗です。

 とっても便利ですよ。何でも残したい画面はスクショ(短縮形)して、カメラロールに残せば、直ぐに後で閲覧出来る。地図、行きたいレストラン、気になる記事、気になる忘れたくないメールなど何でも写真として残せる。

 なんでこんな便利な機能を知らなかったんですかね。コンピューターは同じ目的を達するのに色々なルートがある。だから一つのルールでもOKなんですが、問題はどちらがより簡単かです。

 ちなみに、MacBookや AIR でスクリーンショットをするためには、「コマンド+シフト+3」が全画面、「コマンド+シフト+4」が領域指定キャプチャで、スクリーンショットはデスクトップに保存されます。これも使える。

 既にご存じの方には失礼しました。


2015年05月19日(火曜日)

 (18:38)ちょっと流れを変える判決かな、と思いました。読売オンラインに「自転車の信号無視まで注意義務なし…逆転無罪」と。記事の内容は以下の通りです。

 乗用車を運転中、交差点で自転車の男性をはねて死亡させたとして、自動車運転過失致死罪に問われた兵庫県高砂市の男性被告(78)の控訴審判決が19日、大阪高裁であった。

 並木正男裁判長は「自転車が赤信号を無視または看過することまで予見する注意義務はない」として、求刑通り罰金30万円を命じた1審・加古川簡裁判決を破棄し、逆転無罪を言い渡した。

 被告は2013年6月19日、同市の交差点で青信号に従って右折した際、横断歩道を直進してきた自転車に衝突し、男性(当時66歳)を死亡させたとして、在宅起訴されていた。

 1審判決は、横断歩道の信号が赤だったと認定した上で、車側が安全確認を尽くす注意義務を怠ったと判断。これに対し、並木裁判長は「自転車が赤信号に従い、横断しないと信頼するはずで、過失があるとまではいえない」と述べた。

   今は春の交通安全運動の期間中ですが、目に付くのは自転車の無法な走り。赤信号でも突っ込んでくるし、車道と歩道を自在に利用して、「より速く」とばかりに危険な運転をする。車を運転している人は毎回ひやっとしているのでは。

 だからといって運転者の注意義務は必要ですが、全く信号を守らない無法な自転車運転で起きた事故にまで責任を問われるのはと思っている車両運転者は多いでしょう。そういう意味では自転車への警告にはなると思う。自転車事故の損害賠償の金額も跳ね上がっているし、自転車運転者の方々には注意してもらいたいと思う。

 ところで、今日の東京株式市場で株価がファンファーレもなく2万円の大台回復。昨日のニューヨーク市場のダウ、SPの高値更新もそうですが、特に「これ」と言った材料はない。材料なしで上がると言うことは、お金が流れる必然性が隠されているという事とも理解できる。やはり最近の債券市場の混乱が、改めて資金の株式市場回帰を呼んでいるように思う。

 もっとも市場は不安定です。今日の午後にはユーロが対ドル、対円で急落。何かと思ったら、ECBのクーレ専任理事が「マイナス金利でも政策上問題ない」「夏場に向けて緩和のペースを速める可能性がある」などと発言したらしい。

 ECBとしては、最近の欧州における特にドイツ金利の上昇が不愉快だったんでしょうね。一種の「痙攣」のような上がり方でしたから。予想された発言でしたが、「ECBは当面は安いユーロが欲しい」という意思表示の確認のようにも見える。アメリカは安いドルが欲しいので、コリジョン・コースというわけです。


2015年05月18日(月曜日)

 (00:38)へえ、橋下さんが負けたんですか。日中ずっと外にいて、その後番組だったので、一回寝て起きて知った次第。

 日中から「投票率が高くなりそう」ということだったので、「橋本さんの負けの可能性が高いかも」と思っていましたが、その前は「今日は天気が良いので、もしかしたら」と思っていた。投票率が低くなって、接戦になるのかもと。情勢としては、どちらに転んでもおかしくなかった印象がした。

 でも今回は世論調査通りだったというわけです。イギリスの総選挙とは違って。結果は1万票余の反対票の多さ。でも投票率が高ければ高いほど、市民の明確な意思表示と言うことなので、「負けは負け」というのは、潔いと思う。

 しかし「説明が足りなかった」というのはどうかな。だって、中味が良ければ、説明なしでもそれは伝わったと思うので。説明とか云々よりも、結局「市民の多くが理解できなかった案」ということだと思う。

 あと、橋下さんの手法も市民の方々の不安感を煽ったのかな。敵を作り、激しく攻撃し、強い言葉を使う。最初は新鮮かも知れないが、それが続くと喧嘩人をトップに迎えているような居心地の悪さに繋がると思う。

 維新は当面ガタガタするのだと思う。二人のトップが二人とも表舞台から去る...と言っているので。でも考えてみれば、結局「都構想」というのは「枠組みを変える」という話で、最初から「大阪市を、そして大阪をどう動かすか」という中味の話ではない。

 今後の議論はそちらを向くべきだと思う。大阪のタクシーの運転手さんとはよく話すのですが、「ある大手企業の部長さんが、大挙して東京に籍替えになったのですよ」と教えてくれた。つまり、また大阪からは大企業の「本部機能」が離れている、ということです。

 問題はそれをどうやって止めるのか。魅力ある街にするのか。枠組みは変わらないことになったので、今度は中味論争でしょう。それを出来る人が出てくるのかどうかが問題だと思う。


2015年05月16日(土曜日)

 (06:38)原稿のための「発想」が浮かんが事もあって、出来てから一ヶ月くらいがたったダイソンの表参道のショールームに行ってきました。ダイソン表参道ショールームの入り口骨董通りが246にぶつかった先の右側にある感じ。あのお洒落なビル(以前は確か紀ノ国屋だった)の一角だが、ビルの入り口とは違う入り口がある。

 ダイソン製品の主な消費者向けのものが展示されている。出来たばかりで綺麗です。広さは100平米程度らしい。常駐の従業員の数は3〜4人。彼等はブラックで統一。入って右側と正面の壁にはスクリーンが埋め込まれていて、これが室内の内装とは違った色合い(主に暖色系)を出していた。

結構カラフル  入って直ぐ目に付いたのは、「発売する」と言われているルンバ型の掃除機です。小型だがちょっと背が高い。最初に思ったのは、「これじゃベッドの下に潜り込めないじゃない」ということ。

 そんな指摘は社内でも出ているでしょうから、最終的な商品がどうなるかは知りません。しかし右側正面の壁には、その分解図まであったから、もしかしたらあのまま発売となるのかも。え、ひょっとして背が縮む。そりゃないな。でも背丈はココロボの2倍はあった。

ルンバ型掃除機  「発売時期と発売価格は未定」だそうです。実は実際に動かして「音の程度」を聞きたかった。しかしこうして固定され、ガードされているので、動かして「どの程度の音が出るか」は調べられず。

 我が家にはシャープのココロボ君がいて、これが楽しい。しゃべるのです。設定で大阪弁で。ダイソンのマシンにそうした機能が付くのかどうかも知りません。までも、よっぽど良くなければ直ぐにはココロボ君を代えるようなことはしないな。

 ダイソンの掃除機はよく知っているので、興味を持ったのはやはり扇風機でしょうか。8機種くらい並んでいて、ブルーの縁取りのマシンが格好良かった。あの扇風機なら一つ買っても良いと思いました。


2015年05月14日(木曜日)

 (19:38)今日で四日ですかね。使い始めて。日曜日の夜に有楽町のビッグに用があって行ったら、「APPLEの新製品あります」と掲示が。

 「新製品って何 ?」「二つあるじゃない」と店員に聞いたら、「時計の方です」と。へえと思って、「どうせ一つは買おう」と思っていたので、在庫があった「スポーツ」(一番安い4万ちょっとのやつ)を買ったのです。

 それから常に左手にやって機能を確かめているのです。で、今日はその印象を少し。事前の設定は二つあります。言語選択と「どちらの手に着装するのか」です(これは省電力に関連する)。バッテリーは気にしていたのですが、朝(100)から使い始めて夜寝るときはほぼ30前後。ということは、「寝ている間に充電」ということで、そう決めてしまえば気にならない。

  1. 私には役立つマシンであると考えられる。基本設定次第ですが、デフォルト画面で「日時 時間」「今日、明日の予定」「温度」「この日これまでの運動量」、それにどうでも良いが「日没」などの情報が一覧出来るのは良い

  2. 運動量を知らせてくれる指標は三つあって、「エクササイズ」「ムーブ」「スタンド」の三つで、「ムーブ」はカロリーで表示される。「スタンド」はあまり意味がない。机仕事の人が立ち上がった回数を計測している。ナイキが運動力を計る単位として fuelだけなのに比べて、充実している

  3. 画面上でゲットできる情報は多い。「ウォール・ストリート・ジャーナル」「ニューヨーク・タイムズ」「ワシントン・ポスト」「ブルームバーグ」などがイントロを読めるし、メールのチェックも可能。ラインも新規はチェックできる

  4. カメラやミュージックの起動もウォッチ上で可能で、よって写真はタイマーや自撮棒がなくてもタイミングを見ての撮影が可能だし、音楽も選曲できる

  5. 電話はスマホを近くに置いておくだけで(例えばバッグの中)、ウォッチだけでかなり明確にしゃべり、そして聞くことが可能である。だから例えば「キーボードを打ちながらでも電話が出来る」という状況になる。車の中で車にあるtel機能を使うか、ウォッチの電話機能を使うかを選択できる。番号はアドレスの中から簡単に選べる(履歴を含めて)

  6. その他「天気」「スカイプ」「株価」「目覚まし」「ストップ・ウォッチ」「remote」「MLB」などiPhone上で使用できるアプリのかなりの部分はウォッチ上で使用可能である
 だからまずは「fuelからウォッチへの移行」を目的としている私としては「役立っている」と言えるし、その他にもいろいろなことをしてくれるので、「4万円を出しても payしている」と言える。

 ただし、今後の展開として希望することは多い。以下のような点である。

  1. Apple payのような機能でもいいが、私がドコモ・スマホに入れている Suica、 ID、エディの三電子支払い機能を搭載してもらって、Watchをかざすことによる料金支払い(タクシーや、電車の乗り降りや店舗での)を可能にして欲しい

  2. セキュリティーを高めた上で、ウォッチによる家の解錠、施錠を可能にして欲しい。何故かというと、男は夏になると「モノを入れられるスペース(ポケットなど)」が極端に少なくなる。特にRunningしている時にはカギを持つのも面倒。というか邪魔。だからウォッチが施錠、解錠をしてくれればナイス

  3. 各自動車メーカーが出している車のアプリ(遠方からのロック、エアコンの稼働、ナビ情報の送出など)のApple Watchへの移行。もっと言えば、ウォッチで車を動かしたい。だってキーレスキーは、大きくてポケットの中で邪魔

 などだ。むろん、これから出てくるアプリで徐々に可能なことが増えてくると思うが、最終的にはスマホに集まっている各種の機能が、可能な限りウォッチに集まるのが望ましいと思う。

 むろんそれによるリスクはあるが、持ち物が圧倒的に減少する。便利である。


2015年05月13日(水曜日)

 (04:38)はっきり言って驚き、そして感動したな。巨大なケリー米国務長官と小柄なプーチン大統領がともに笑顔を浮かべながら握手をしている姿を見て。「これぞ、世界の究極的な安定が崩れていない証拠」と。

 日本で言えば外務大臣であるケリー国務長官がロシアの地を訪れたのは2年ぶりという。そして、ロシアの国家元首であるプーチン大統領と会談。トップ同士の会談ではないが、それでもこの会談は「米ロという二つの国の戦略性」をよく示していると思う。

 だって、通常に考えればロシアは戦後秩序(かなりの部分、アメリカが作った)に挑戦してクリミアをウクライナから軍事的にも奪取し、同国の東部でも恐らく「悪しきこと」をしている。アメリカはそれを承知し、そして国際的にはともに強く非難し、そして前者に関しては経済制裁を行っている。ロシアはG8から放逐された。

 一方のプーチン大統領は、「アメリカは自分達に彼等の(一極支配の)論理を押しつけようとしている」と非難し、そして実際に行動している。通常に考えたら今の米ソの路線はとっても離れていて、「接点の見つけ方は難しい」のが分かりきっている。にもかかわらず、両国のトップが会って、

 「両国高官による協議の活発化」
 「戦後最悪と言われる米ロ関係の改善を目指す」

 ことで合意。この会談が行われない状態に比べて、筆者には「(世界が)とっても安心して住める場所」に見える。「究極のところで世界の命運を決められる二つの国が、あれだけ対立していても話が出来る関係なんだ。それは良いことだ」と。この両国の戦略性こそ、ある意味世界の究極的「安定」の礎です。最後の所ではこの二つの国は馬鹿なことはしない、という。

 恐らく立場の違いはとっても大きい。情勢はいつでも悪化しうる。しかし「上の方で話が続いている」ということは、「意味のあることだ」と私は思う。それは例えばドイツのメルケルとプーチンの関係でも言える。メルケルは腸が煮えくり返っていると思うが、プーチンとちゃんと会う。日をずらしながら。プーチンはそれを迎える。

 ケリー国務長官は、Twitterで「グローバルな課題に取り組むうえで米ロの意思疎通のラインを開いておくことは重要だ」とも指摘したという。その通りだと思う。同じくらい重要な事は、国務長官が「これに先立ち、ラブロフ外相と約4時間にわたり会談した」(日経)という事実。

 「4時間」って凄くないですか。仲がとっても良くたって、男同士が4時間。とても酒とかがなければやってられない時間の長さ。それだけ話す内容があったということです。シリア問題、ソマリア問題、ISIS、アサド政権、戦略核、お互いの軍隊の問題......。互いの言葉が通じなければ、4時間は会ってはいられない。「少なくとも言葉は通じる米ロ関係」

 いいね。そう思う。ラブロフ外相は協議内容に関して、「素晴らしい(形で進んだ)」と述べたという。そして実際の行動としては、「共に米ロが同盟国として戦った第2次大戦の独ソ戦の記念碑に花をささげた」と。

 上記のことを例に挙げて、次のことを強調したいわけではない。しかし、70年前、80年前のあの問題があるので「会うことも拒否」とお隣の国の大統領。狭量さと戦略の欠如は明らかだし、「内側に閉じこもる国」だと思う。


2015年05月12日(火曜日)

 (20:38)5月中の予定を見たら今日しか可能日はないし、朝見た手元のスケジューラーが「今日のイベントはもうありません」と教えてくれていたので、大阪から北回りで金沢に抜け、そこで新幹線に乗り換えて長野に立ち寄り。7年に一度しかないイベントをゆっくり見学して、午後8時半頃東京に。

 4月の頭から、「善光寺さんのご開帳には一回も行ってないな。高校時代から...」と思っていて、「今回はいつか」と狙っていた。ご開帳は5月一杯ですからこの日に take chanse。台風接近の中、平日だったこともあって回向柱の周りもラッキーなことにすきずき。

 大阪からはサンダーバードで金沢に抜けました。これが結構時間がかかる。8時10分に出て、着いたのが11時過ぎですからね。しかもその間、「強風のため列車が停止するかも知れない」と警告を受けた。多少の遅れで済みましたが。

 風は金沢から長野に向けて乗った新幹線にも影響。「速度を落としての運転」で、長野着は確か3分遅れ。まあ今日の私には全く影響はなし。金沢は乗り換えだけだったので、駅ナカの土産店街を眺めたくらい。

 実は長野は良く行くのです。講演会も結構ある。しかし一度としてゆっくりしていたことはない。ちょこちょこっと善光寺さんに参拝して直ぐに帰ることが多い。で、今日は「最低6時間は長野にいよう」と思って、実際に午後7時発の「かがやき」で帰ってきました。

大きく高かった回向柱  やっぱり人出は普段より多かったのでしょうね。「御開帳」ということもあって。駅から一本道で歩いて28分(マップ的に)で善光寺さんに着く。最初から歩く予定だったので、街を眺めながらゆっくり行きも帰りも。途中でSBCがあって、「懐かしい」と思いながら。

 それにしても、善光寺さんは不思議な存在です。wiki的には『無宗派の単立寺院で、住職は「大勧進貫主」と「大本願上人」の両名が務める。日本最古と伝わる一光三尊阿弥陀如来を本尊とし、善光寺聖の勧進や出開帳などによって、江戸時代末には、「一生に一度は善光寺詣り」と言われるようになった。今日では御開帳が行われる丑年と未年に、より多くの参拝者が訪れる』と書かれている。

 宗派をごちゃごちゃ言わずに、幅広い信徒を受け入れるその気持ちの良さ。昔から信仰を集めてきたのが分かるような気がする。そのうちのご住職がお一人、お供の方々を引き連れて仲見世を通過されるのに遭遇しましたが、とっても小柄な方でした。

東京方面に向かうために長野駅に入線した「かがやき」  それにしても....と思ったのは、「こんなに長野と金沢の間が近くなるなんて」ということです。東京と長野はかなり前に近くなった。オリンピックの時かな。しかし金沢と長野が1時間14分程度。これは近い。同じくらいで長野→東京ですから。

 それにしても、サンダーバードから見た限り、既に金沢から福井への延伸作業は進行中。結構出来ていた。繋がるのは結構早いような気がする。


2015年05月12日(火曜日)

 (10:38)今朝の新聞では、読売新聞の「農家 農協に見切り」という記事が面白いな。農家からの農産物の買い入れ価格も、各農家の努力を無視して画一的。さらに肥料などの販売価格も、「近くのホームセンターよりも2〜3割も高い」と。副見出しは「高コスト体質改善遅れ」と。

 つまり、農協が本来の「農家に役立つ」という本来の役割を果たしていない、ということです。高コスト体質の職員ばかりが残る中で、およそ「農」に関係ない分野(金融など)にしか力を入れていないケースも多いと聞く。

 だったら、自信のある作物を作った農家は、「農協とは別の需要家を独自に探す」方が良いし、肥料など農家の必需品に関しても「もっと割安な販売元」を探した方が良い。当然の動きだと思う。

 私は農協が政治力を利用して、「体制の維持」を計っているのはけしからん話だとずっと思っていた。政治は票に弱いから、確かに集まれば力になれた。しかしもうそんな時代ではない。

 大きな漁船を持つ漁業者が、ネットを通じて買い手を探すように、農家だって農協抜きで買い手を探すことは出来るし、実際に「良い農家」「欲しい作物を作る農家」を欲している需要家(スーパー、レストランなどなど)は一杯ある。

 先月でしたかね。全国農業協同組合中央会(全中)の万歳(ばんざい)章会長が辞意を表明。任期を2年以上残しているが、8月の総会で正式に辞める見通しだという。これが本当はどういう背景なのかは筆者は知らない。

 しかし今日の読売の記事ではないが、農協というシステム、農協という組織が時代の要請に合わず、農家からも見切られつつある、というのは重要な事だと思う。もっと改革が進むことを期待したい。

 日本の農業はあんな古くさい組織がない方がもっと伸びる、と思う。「不必要」と言われる前に変わらないと。


2015年05月11日(月曜日)

 (23:38) 世界に名前が通った、日本を代表する企業の「不適切会計問題」って一体なんなんでしょうね。東芝です。今日の東京株式市場ではストップ安で値が付かなかった。

 そりゃ投資家は心配ですよ。「東芝が前期決算を発表するのは早くても6月以降となり、東京証券取引所が求める今月15日には間に合わない。有価証券報告書の提出が金融商品取引法上の期限である6月末より遅れれば、監理銘柄に指定されるリスクがある」と日経新聞。

 ということは、普通の上場企業じゃなくなる可能性がある、ということです。機関投資家の中には、「実体が不明。よって保有すること自体を辞退」というところも多いに違いない。買うのには尋常でない勇気がいる。

 問題は、「不適切会計」って一体何か、ということです。「東芝は4月3日にインフラ工事での不適切会計の可能性を明らかにし、社内で調べてきた。約1カ月の調査では全容が分からなかった」と書いてある。「約一ヶ月の社内調査では分からなかった」って、どういうことなんでしょう。

 だから「新たに社外の有識者のみでつくる第三者委に解明を委ねる。調査にかかる期間は現時点で未定だ」と。これじゃ我々には全く分からない。日経の記事には『当初は工期の長い案件で用いる「工事進行基準」の運用の適正さを問題にしてきた。工事の進み具合に応じて売上高や費用を立てる会計基準で、どれぐらいの金額を計上するかは見積もりに左右される面がある。』『だが前週末に「見積もりの問題以外にも、さらなる調査を必要とする事項が判明した」』と。

 「見積もりの問題以外にも、さらなる調査を必要とする事項」って一体 ? 詳しい内容は明らかにされず、投資家に「深刻な事態になるのでは」との懸念を抱かせた」と。

 「深刻な事態」って ?。上場廃止。それとも企業としての存立の問題 ? わからんことだらけですね。上場企業でこんなことってあるんですね。一連の発表を受け、野村証券やSMBC日興証券は「合理的な投資評価ができない」として目標株価の設定を一時停止したそうな。そりゃそうでしょう。

 第三者委員会って、誰が構成しているんでしょうね。さらに「東芝本体だけだった調査対象を、第三者委と協議したうえで見直す」とも。海外の原子力発電所や火力発電所といった大規模案件が含まれる可能性がある、と。「こんなことあるんだ」って、本当にビックリしました。

 安定した、伝統のある日本の会社っていう感じだったんだけど。そう言えば「東芝」の名前を最初に聞いたのは、子どもの頃の「東芝日曜劇場」だったような。


2015年05月11日(月曜日)

 (12:38)あれ、つい最近利下げしたばかりなのに.....と思いました。この週末に中国は再び利下げをした。

 政策金利である銀行の貸し出し金利と、預金の基準金利をともに引き下げ。日経は新しい金利を、貸出金利(期間1年)については0.25%下げて5.1%、預金金利(同)も0.25%下げて2.25%となった、と報じている。11日から適用する。

 調べたら、前回の中国の利下げは3月1日だったんですね。それから約2カ月しかたっていない。「最近あった」と思ったわけです。しかしその時は確か1%という大幅だった。今回は0.25%と小幅。昨年秋以降では3回目の利下げらしい。

 狙いは「追加利下げで企業の資金調達負担を軽くし、減速感を強める中国景気を下支えする」というもの。日経は、「これは7%前後の安定成長を目指す習近平指導部の決意を反映したもの」と伝えている。

 中国は4月末の共産党政治局会議で「経済の下振れ圧力への対応を高度に重視する」と決めている。その線に沿った政策金利の引き下げなんでしょう。しかし「効くのかな」と筆者は思う。

 「財政を絞り、一方で贅沢禁止を進める中で中国が金融政策のみで景気の下支えが出来るのかどうかは大いに疑問だ」と筆者は考えます。日本の場合は財政を出動させた上で、非伝統的な金融政策までしてやっと「景気は良い」という状況を作っている。

 しかも中国の場合は経済の各所、例えば国有企業の放漫経営などに多くの問題を抱えたままだ。日本の場合は中央銀行にとって「株価の上昇は望ましい」ものだが、中国の場合は金融緩和による株価の上昇は「必ずしも歓迎できない」類いのものだろう。

 先進各国が行ったこれまでのトライは、「金融政策が効果を発揮するには長い時間がかかる。しかもその効果は必ずしも保証されていないし、その間には副作用が起こる」ということだろう。

 中国はまだ後進国の色彩を強く残しているから、先進国の場合とは違うかも知れない。しかしそれ故に金融政策の副作用も懸念される。資金需要があまりないのにお金の値段を安くすると、それはどこかとんでもないところに行く。

 中国は実は生産設備は過剰だ。年間2500万台の車しか売れない中国で、生産設備は5000万台分あると先週金曜日のニュースが伝えていた。お金が前向きに機能するには、それなりきの環境が必要だ。

 深刻化する債務問題を利下げで緩和したいのかも知れない。例えば地方政府。安い金利で資金調達ができるのは嬉しいだろう。しかし規律が失われる危険性が高い。利下げを足早に打ち出さざるを得ないほど、中国経済の舵取りは難しい。


2015年05月08日(金曜日)

 (22:38)随分外した「接戦予想」だったんですね。その予想に反して、イギリスの総選挙では与党・保守党が単独過半数(326)を取る大勝になってしまいました。何が起こったのか。

 詳しい分析は数日たって出てくるのでしょう。しかし私が思うに、一つ言えるのは「国民は強いイギリスを望んだ」ということだと思う。どちらも過半数を取れない状況になって、加えて連立も難しいような国になったら、どう見ても「弱いイギリス」「決められないイギリス」になってしまう。

 しかしでは、なぜ保守党に振れたのか? それは多分指導者としてのミリバンド(労働党)が、その魅力においてキャメロンに負けたというのが当たっていると思う。ミリバンドはあまりにもカリスマ性に欠けた、というかイギリスのマスコミが彼のカリスマ性欠如をもて遊んだ。

 ではスコットランド民族党の躍進をどう見るのか。一部の人は、「これでまたスコットランドの独立の可能性が高まった」と言う。そうだろうか。私は、スコットランドで「議員3人以外は全部民族党が取った」というほどの圧勝は、スコットランドの人達が「イギリスの中にあって、スコットランドの発言力を高めようとした結果」だと思う。

 先の住民投票では予想外の差で「スコットランドのイギリス残留」が決まった。しかし恐らく独立に反対したスコットランドの人も、今回は女性党首率いるSNPに投票したのだと思う。

 なぜなら、「独立には反対したが、イギリスという枠組みの中でスコットランドの発言力が高まることは良いことだ」と考えたのだと思う。その方が欧州全体としての安定感もある。

 多分キャメロンの思惑通り、イギリスのEU離脱は実現しないと思う。国民投票にかけても。キャメロンは国民に国民投票を約束したが、「まさかばかな選択をイギリス国民はしない」と読んでいる節があり、それは正しい見方だと思う。

 しかし投票の実施自体が不安定要因であることは認めたい。


2015年05月07日(木曜日)

 (21:38)そうか、今イギリスの総選挙は「投票中」なんですね。「過去に例のない接戦」というよりも、「今後のイギリスの政治自体がどうなるのか」というのが最大の問題でしょう。

 なので、筆者は最近読んだ記事の中では、確かBBCのサイトで見つけたこの言葉が一番印象的だと思っているのです。

 BBC deputy political editor James Landale said politicians, pollsters and the media were struggling to read the election, leading many to focus on what might happen if there is an uncertain result.

 "As such, Thursday might not be the end of the process," he said. "It might just be the calling of the half-time whistle."

 つまり「木曜日の選挙結果はプロセスの終わりではなく、ハーフタイムの笛程度では」と。そうなんでしょうね。でも選挙をたまに見ていて面白いと思ったのは、保守党がまるで労働党のような政策を打ち出したり、二大政党は「なりふり構わぬ戦い」となっている点。

 やはり焦点は、第三の勢力がどう展開し、一体連立が成立するのかどうか、そしてそれが長続きするかどうかでしょう。ヨーロッパ全体の今後にも関わる。明日には「ハーフタイムの笛」としての結果が出る。


2015年05月07日(木曜日)

 (20:38)それにしても、本当かな.....と。

 何がかと言うと、「軽井沢での噂」です。二日ほどその周辺に居て、水曜日に利用させて頂いたタクシーの運転手さんが、「今軽井沢ではこの噂で持ちきりなんですよ.....」と。

 それはビル・ゲーツが孫さんの紹介・推薦もあってか、軽井沢に8000坪の土地に80億円のお金を掛けて別荘を作っている、との噂話。運転手さんの解説は結構詳しくて、「地上一階、地下三階の複雑構造で、着工してもう3年になるのにまだ完成しない」と続く。

久しぶりに夜はキャンプファイアをしました  別荘が「地上一階、地下三階」っておかしいと思うのですが、「軽井沢は建築規制が厳しいので」との解説。施行に当たっているのは大成建設さんで、仕掛けや注文が厳しくて、地元の業者さんというよりは、全国の各分野の専門業者さんを集めて建設中、とか。

 私は全く真偽は知りません。でも「ここで18年タクシーの運転手をしています」と言う方の解説。「へえ」と思いながら聞いていましたが、さすがに「8000坪の開発」となれば、ちょっと尋常じゃないでしょう。反対も起きるはずですが、ちらっとネットを見たらいろいろな反対意見が掲載されている。

 確かに軽井沢は素晴らしい街で、最近もプリンスのショッピング・センターも出来て益々魅力が増していますが、なにもビル・ゲーツが来る必要はないようにも思う。最近は彼は社会活動にお金を使っている、、、と聞いたのですが。

 軽井沢の街が変わってきているという話では、特に「中軽井沢」の駅が奇麗になったのにはビックリしました。「しなの鉄道線の駅」ですが、以前はシャビーだった。鉄道の経営もいろいろ問題があったし。

とっても奇麗になった中軽井沢駅  しかし今回行ったら、「これがあの駅 !」と思いました。これも聞いたところによると、「軽井沢町が図書館のような施設と一体となって主に建設した」と聞きました。確かに青息吐息の私鉄の駅としては立派すぎる。

 中軽井沢の駅から直ぐの「星野エリア」にも行きましたが、ずっと快晴続きと言うこともあり、落ち着いたエリアになっていると思いました。

 軽井沢は連休、そしてこの週末は全体的に忙しいが、その後はちょっと落ち着いて、「またまた夏は大変....」の季節になるそうな。熊には出会えませんでしたが、鹿はきっちり夕刻に発見しました。


2015年05月05日(火曜日)

 (06:38)今朝の番組の打ち合わせで初めて知ったのですが、「蔦屋が梅田進出」と。イメージとしては「代官山の蔦屋」と。

 楽しみ。代官山の蔦屋書店は路面店であるのに対して、梅田のそれは旧三越の9階なので、同じようなコンセプトでも形態は当然違ってくる。かつリンク先で明らかなように、梅田には大型書店が今でも目白押し。

 紀伊國屋書店梅田本店  約3000平方メートル
 紀伊國屋グランフロント 約3500平方メートル
 MARUZEN&ジュンク堂  約6800平方メートル
 ジュンク堂大阪本店   約4800平方メートル
 ジュンク堂梅田ヒルトン 約2100平方メートル

 対して新しい蔦屋の店は「約4000平方メートル」と。まずまずの規模。しかし蔵書の数は多分蔦屋の方が圧倒的に少ない。店のコンセプトが違うので。だから同じ「書店」と言っても、多分あまり競合はしない、と思う。。

 開店はこの8日だそうな。楽しみ、楽しみ。


2015年05月04日(月曜日)

 (16:38)と思ったら、韓国からもニュースが。日経などが報じているが、その意味するところは私にはとんと分からん....。

 日経の記事は以下のように述べる。『朴大統領は4日、青瓦台(大統領府)の首席秘書官会議で、歴史問題で日本政府を引き続き追及するとしながらも「我々の外交は歴史問題に埋没せず、別の次元の目標と方向を持って進めている。目標達成のために努力してほしい」と指示した』と。

 「追求しながらも、別の次元の目標と方向を持って進める」「目標達成のために努力してほしい」とは一体どういうことか。私は直ぐに「二兎を追う者は一兎をも得ず」という日本の諺を思い出した。

 改めて考えても、「別の次元の目標と方向」って何でしょうね。分からなかったら努力しようもない。安倍さんとの首脳会談はしないけど、経済協力は進めて、日本からの観光客も温かく迎えたい....? ははは、彼女の部下が大変ですよ。だって何を意味しているのか全く不明。

 報道通りだとすると、今までの韓国の対日外交は「歴史問題に埋没していた」ということを認めたということです。大統領自ら。韓国の対日意識を駆動しているのは「論理」や「戦略」よりは、「恨み」や「悔しさ」でしょう。それは分かるが、過去の事です。中国との戦略の違いは明確。

 過去も大事です。それは認める。しかし世界は今と未来で動いているし、動く。過去から抜け出せない人と国は、過去に引きずられるだけです。今の韓国の窮状はそれを物語っている。首相も不在だし、韓国は、そして朴大統領は、やることがいっぱいあるはずなのに.....。


2015年05月04日(月曜日)

 (12:38)今日の新聞で一番注目した記事は、「AIIB、日本参加なら歓迎 駐日中国大使 程永華氏」の寄稿かな。これも日中関係の現状、改善に向かう改善の一つの目安でしょう。今まではあまり見なかった。

 主張は従来いろいろなルートで中国がこれまで言ってきたことです。しかしそうした中でも大使が一番言いたいことは、「中国は日本がAIIBの設立準備に加わるなら、心より歓迎する。日本は参加するか否かにかかわらず、中国とともにアジアの経済発展のために協力していただきたい。」の部分でしょう。

 特に後半の部分、つまり「日本が参加するか否かにかかわらず、中国とともにアジアの経済発展のために協力していただきたい」が重要だと思う。つまり今後とも日本と中国は「アジアの発展で協力出来る」と言っているのである。

 前半は、いわゆる「一帯一路」のプラス面の説明だ。「シルクロード経済ベルト」、「21世紀の海上シルクロード」の構築を「一帯一路」と呼んでいる、と指摘し、さらに『「一帯一路」は世界経済の新たな成長点を育てるのが目的だ。インフラを整備し、中国とユーラシア諸国の開発戦略をつなげる。周辺諸国が中国の発展から利益を得て、中国もまた周辺諸国の発展から利益を得る構想』だとしている。

 大使が、『アジアのインフラ投資の需要は巨大だ。既存の融資機関だけでは需要をまったく満たせない。そこで習主席は「一帯一路」と合わせてアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立を提唱した。この構想は多くの国の反響を呼び、4月15日までに57カ国がAIIBの創設メンバーとなった』といっているのは、言ってみれば自賛だ。

 ではその位置づけは。「AIIBはほかの国際金融機関に取って代わるものではない。いまある国際金融の秩序を完全に近づけるものだ。中国はAIIBの設立準備と今後の運営プロセスのなかで、世界銀行やアジア開発銀行(ADB)などとの協力を積極的に推進していく」と今総会を開いているADBとの協力を示唆。言ってみれば現実路線を強調。

 最後の一文も示唆的である。『中国は平和発展の道を堅持し、米国と新型の大国関係の構築に力を入れると同時に、日本と平和発展のパートナーになりたいと思う。中日米の3国は「ゼロサム」の思考を超え、ともに世界と地域の平和、安定と繁栄のために積極的な貢献をすべきだと考える』と。

 日本と中国との関係、今後の関係を考える上で一つの目安になる。


2015年05月03日(日曜日)

 (17:38)土曜日は天気の良い昼間の半日は代々木公園にいたので、その隣の明治神宮に関するNHK特集「NHKスペシャル 明治神宮 不思議の森 〜100年の大実験〜」は面白かったな。100年前に意図的に「計画した後は、放置する」と決めて現在がある明治神宮。

 そうだったんですね。毎回あの神社に行くたびに、「凄いなここは」「昔からこうなんだろう」と思っていたら、全然違って、設計当時は「荒野だった」と。たしかに当時の写真を見ると、「やっと畑が出来るかどうか」という荒れた岡地。

 そこを3人の学者が「150年後はこうなる」との見立ての下に、意図して木を植え、そして放置した。それが50年前倒しで「意図した森」(原生林とは呼べないな)が生まれている、と。

 「放置」というのが凄い。人間がやっているのは参道に落ちた枯れ葉を集めて森に返すこと(掃き屋さん?)。それが栄養になる、と。あとは森や、植生が再生を自ら演じる。そして森林度の高い森が出現し、そして深い森林にしか生息しない「オオタカ」が巣まで作るようになる。

 多分日本は全国がそうなんですよ。確かに雨が多い、湿度が高いことを嫌がる人がいる。しかし新幹線で毎週移動し、加えて日本全国あちことにいく人間としては、「日本はほっておけば森の国になる」「そういう気象条件にある国だ」と思う。

 しかも驚くのは、「50年前倒しして意図した森が実現した」という点。日本の植生のパワーは凄い、ということになる。つまり強いのです。最近思うのですが、夏になると「車は木陰が良いだろう」と思って置くと、すさまじいfall out がある。逆に車が汚くなる。それだけ植物が生を営んでいると言うことです。

 世界では「8億人が飲み水に困っている」と。日本は少なくともそういうことはないし、植物は強い。私も連休後半は東京を離れて緑おおき場所に行く予定ですが、楽しみたいと。


2015年05月01日(金曜日)

 (23:38)まだ私のところには「充電器」しか来ていないのですが、アップルウォッチは予想通りいろいろな問題が発覚。

 第一は部品の不具合。ウォール・ストリート・ジャーナルが報道しているのが部品である「振動エンジン」の不具合。英語では「taptic engine」というらしいのですが、どうやら2社が生産。

 2社とはAACテクノロジーズ・ホールディングスという中国の会社と日本電産。どうやら前者の会社のtaptic engineに不具合が出ているらしい。日本電産に生産移管しているのだが、間に合わないと。私のウォッチは「6月出荷」の予定だそうですが、「もっと延びるのかな」と思っています。むろんもうゲットしている人でも、日本電産の部品の人は問題ない。

 もう一つ。それはあまり日本人には関係ない。しかしタトッーを入れた人が多いアメリカなどではかなり問題になるのでは。それはアップルウォッチが脈拍などを測るのに血液の「赤」を感知する光線を使っているようなのですが(詳細は詳しく調べてありません)、それが入れ墨に当たると不具合になり、「健康状態の把握」がうまくいかなくなるという。

 まあ初期にはいろいろ起きるでしょう。しかし今感じているのは、製品が高度化する中で、「納期が延びるもの」が増えていると言うこと。私の場合だけでも、アップルウォッチ、MacBook、それにMIRAIと三つが一体いつ納入になるのか不明。

 以前のように設計して作り始めれば「一気に数を揃えられる」というものは少なくなってきていると言うことでしょう。一つ一つの製品が「微細な加工・処理」が必要なものになってきている。

 多分「一気に販売できないもの」が増えていくんでしょうね。



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