2015年10月30日(木曜日)

 (13:25)中国が「一人っ子政策」の看板を下ろした件に関する記事を読んでいて、いくつか面白い統計・事実指摘が新聞にありましたので、備忘のために残しておきます。

  1.  2010年に中国全土で実施された大規模な人口調査によって、1人の女性が一生に産む子供の平均数である合計特殊出生率が「1・18」まで低下したと公表され、社会に衝撃を与えた。特に、近代化が進む上海の合計特殊出生率は0・83(09年)と非常に低く、急速に少子化が進んでいる(毎日)

  2. 中国の研究者の統計によると、20年には22〜34歳の男性は、ほぼ同年代の女性より2600万人も多くなり、結婚できない男性があふれる恐れがある。このため、今から一人っ子政策が廃止されても、いびつな社会構成は避けられないとの見方も出ている。「政策転換は遅きに失した」との批判は根強い(同)

  3. 14年には、夫婦のどちらかが一人っ子の家庭に2人目の子供を認める制度が導入された。しかし、対象となる1100万組の夫婦のうち、今年5月末までに2人目の出産を申請したのは約13%にとどまる。背景には、住居や教育などにかかる生活費の高騰がある(同)

  4. 5中全会で「5カ年計画」案の説明をしたのは習近平国家主席だった。胡錦濤国家主席の時代は温家宝首相が担った役割だった(朝日)
 2010年の段階で合計特殊出生率が「1・18」だったということは、今はもっと下がっている可能性もある。少なくとも上がってはいない。今の日本の合計特殊出生率は1.41(2012年)なので、中国のそれは日本を大幅に下回る。

 問題は今後これが上がるのか。今回の中国の決定で見落とされているのは、「2人までは認める」という形で、それ以上は引き続き国家管理すると言っている点。とすると、大幅な出生率上昇は期待できないのでは。

 なぜなら、日本の場合を考えてみると、夫婦によっては3人、4人と子どもをもうけるカップルがいて、結果として平均が1.41になっている。中国の場合は今後もそれが禁止される。地方の役人が賄賂をもらって認めるケースもあるかも知れないが、それでも希有なケースとなるでしょう。

 人口の半分が都市に住むようになった中国での傾向は上海に出る。その上海では合計特殊出生率は0・83(09年)と、東京都の2014年の1.15を大きく下回る。そもそも結婚を選ばない人が増えている、「子どもにはお金がかかる」「一人で精一杯」などが東京以上に上海でトレンドが出ていると言える。その前兆は「3」に出ている

 日本にない現象もある。それは男余りだ。女性の数に対する。「20年には22〜34歳の男性は、ほぼ同年代の女性より2600万人も多くなり、結婚できない男性があふれる恐れがある」とは凄まじい。詐欺とか不穏なことが起きる予感がする。

 『5中全会で「5カ年計画」案の説明をしたのは習近平国家主席だった』というのは、やはりという印象。李克強首相が軽視されているのではと中国の専門家に言うと、「いや国内のマスコミでは盛んに登場しますよ」という返事が帰ってくるケースがあるのですが、前任者が担っていた役割を国家主席に取られたのでは李克強も面白くないでしょう。

 ま、中国は話題に事欠かない国です。


2015年10月29日(木曜日)

 (07:25)全文を読んだ印象を言えば、意地を通しながらも慎重にヘッジもしている、ということでしょうか。「意地」とは、「年内に利上げすることが妥当だと思う」というイエレン議長のこれまでの繰り返しの発言です。

 それがもっとも端的に出ている文章は、「In determining whether it will be appropriate to raise the target range at its next meeting, the Committee will assess progress--both realized and expected--toward its objectives of maximum employment and 2 percent inflation.」という文章です。

 前回のFOMC声明(9月16日、17日)ではこの部分は「 In determining how long to maintain this target range, the Committee will assess progress--both realized and expected--toward its objectives of maximum employment and 2 percent inflation.」となっていた。

 つまり前回までは、「維持」(maintain)が前面に出ていた文章だったが、今回は利上げ(raise)が前に出ている。つまり「引き上げをしたい」というイエレンの希望が前に出る構成。

 その強気の根拠になっているのは、9月の雇用統計の不調(The pace of job gains slowed )にも関わらず、基調はしっかりしているとの見方。声明は「 Nonetheless, labor market indicators, on balance, show that underutilization of labor resources has diminished since early this year」と説く。雇用の伸びではなく、「 underutilization of labor resources」に焦点を当てたのが特徴。

 12月のFOMCは12月15日、16日なので、労働市場が本当にそうなのかは10月分の雇用統計と11月分の二つを見れば分かる。来年は大統領選挙の年なので、金利操作はなかなか出来ないという見方もあり(私はそうは思わないが)、一応12月の次回FOMCに「出来ればやりたい」というのがイエレンの本音なんでしょう。

 前回の声明と変わったところは、国際情勢に関する記述。前回は「Recent global economic and financial developments may restrain economic activity somewhat and are likely to put further downward pressure on inflation in the near term.」となっていて、「may restrain」(抑止要因)との立場だった。

 今回はその辺の表現を、「is monitoring global economic and financial developments」と単純化した。それだけ「国際情勢」に関する警戒感を解除に近づけたと言える。これは「もう中国情勢に左右されません」と言っているに等しい。

 全体的に言うと、マーケットが考えている以上に「12月の利上げの可能性」をやや大きく残した、ということでしょう。無論ヘッジもしている。第5パラの「When the Committee decides to begin to remove policy accommodation, 」以下の文章です。ま、「統計次第」という状況は変わらない。

Release Date: October 28, 2015

For immediate release

Information received since the Federal Open Market Committee met in September suggests that economic activity has been expanding at a moderate pace. Household spending and business fixed investment have been increasing at solid rates in recent months, and the housing sector has improved further; however, net exports have been soft. The pace of job gains slowed and the unemployment rate held steady. Nonetheless, labor market indicators, on balance, show that underutilization of labor resources has diminished since early this year. Inflation has continued to run below the Committee's longer-run objective, partly reflecting declines in energy prices and in prices of non-energy imports. Market-based measures of inflation compensation moved slightly lower; survey-based measures of longer-term inflation expectations have remained stable.

Consistent with its statutory mandate, the Committee seeks to foster maximum employment and price stability. The Committee expects that, with appropriate policy accommodation, economic activity will expand at a moderate pace, with labor market indicators continuing to move toward levels the Committee judges consistent with its dual mandate. The Committee continues to see the risks to the outlook for economic activity and the labor market as nearly balanced but is monitoring global economic and financial developments. Inflation is anticipated to remain near its recent low level in the near term but the Committee expects inflation to rise gradually toward 2 percent over the medium term as the labor market improves further and the transitory effects of declines in energy and import prices dissipate. The Committee continues to monitor inflation developments closely.

To support continued progress toward maximum employment and price stability, the Committee today reaffirmed its view that the current 0 to 1/4 percent target range for the federal funds rate remains appropriate. In determining whether it will be appropriate to raise the target range at its next meeting, the Committee will assess progress--both realized and expected--toward its objectives of maximum employment and 2 percent inflation. This assessment will take into account a wide range of information, including measures of labor market conditions, indicators of inflation pressures and inflation expectations, and readings on financial and international developments. The Committee anticipates that it will be appropriate to raise the target range for the federal funds rate when it has seen some further improvement in the labor market and is reasonably confident that inflation will move back to its 2 percent objective over the medium term.

The Committee is maintaining its existing policy of reinvesting principal payments from its holdings of agency debt and agency mortgage-backed securities in agency mortgage-backed securities and of rolling over maturing Treasury securities at auction. This policy, by keeping the Committee's holdings of longer-term securities at sizable levels, should help maintain accommodative financial conditions.

When the Committee decides to begin to remove policy accommodation, it will take a balanced approach consistent with its longer-run goals of maximum employment and inflation of 2 percent. The Committee currently anticipates that, even after employment and inflation are near mandate-consistent levels, economic conditions may, for some time, warrant keeping the target federal funds rate below levels the Committee views as normal in the longer run.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Janet L. Yellen, Chair; William C. Dudley, Vice Chairman; Lael Brainard; Charles L. Evans; Stanley Fischer; Dennis P. Lockhart; Jerome H. Powell; Daniel K. Tarullo; and John C. Williams. Voting against the action was Jeffrey M. Lacker, who preferred to raise the target range for the federal funds rate by 25 basis points at this meeting.


2015年10月28日(水曜日)

 (18:25)いつの時代でもどこでも、自意識が強く過敏な人間を扱うのは難しい。しかし、本人もそれゆえに苦しいだろうにと思う。

 今の中国は、言ってみれば「大国になりきれていないのに大国的過敏症になっている国」と言える。アメリカは二つの大戦に勝って、押しも押されぬ「大国」になった。しかし「大国」のコストは大きい。その大きさ故に、今は傾いている。

 中国に今あるのは、国の図体だけだ。大戦に自力で勝ったわけでもないし、世界に素晴らしい理念を拡散しているわけでもない。世界各国に、「自分達を大国だと認めろ」と言っているだけだ。

 人工島を作って、その周り12カイリは自国の領土だなどと言えるわけがない。それだったら世界中の海に人工島を作れば、世界のほとんどの海が自国の領土となる。国際法は領土・領海は「自然島」にのみ認めている。妥当だ。

 アメリカが南シナ海に艦船を派遣して、中国が領海だと主張するエリアを航行している。当然だろう。人工島を作らせてしまったこと自体が「遅きに失した」ということで、それはオバマ大統領の責任とも言える。

 「話せば分かる」という彼の社会運動家的発想だった。しかし習近平は聞く耳を全く持たなかった。実は先日の米中首脳会談はとっても気まずいものだったと伝わっている。とにかく習近平は「大国になりたい」と焦っている。アメリカも実績があればある程度認めたかも知れないが、それは環境問題にしろない。

 南シナ海は日本にとっても重要な航路だ。世界の他の国々にとってもそうだ。そんなところに人工島を三つも四つも作らせるべきではない。別に中国だけではない。ベトナムが作るにしても反対だ。アメリカが今やっていることは、遅きに失したが正しいと思う。

 繰り返すが、中国は焦りすぎている。イギリスなどが良い顔をするから勘違いしている。今週はメルケル・ドイツ首相が、来週はオランド・フランス首相が中国に立ち寄る。多分二人は「中国の主張」を聞かされてウンザリする。しかし中国を商売相手には欲しい、と。

 アメリカのホワイトハウスやその他省庁のスポークスマンを見ていると、あらゆる問題を問われ、あらゆる問題に答えている。しかしこれは重荷だ。何か言えば、それと違ったことが起きたら、それに応じた行動を取るか、前言を翻さなければならない。しかし後者は結構難しい。

 中国もそのジレンマに陥りつつあるように思う。「断固反対する」「追尾する」と。国民は思う。「断固反対」とは何か。中国はまたアメリカの暴挙とかいって、中国中でアメリカの大使館、領事館に何かをするのか。

 過敏な人には疲れるが、その人もきっと疲れている。今一番世界で疲れている人は習近平だろう。政権をお友達で構成し、護衛まで信じられないと聞く。そう言えば、アメリカでもイギリスでも、記者会見での彼の顔には疲れが見えた。

 今も「国内的には強気」で通し(国民に納得してもらうために)、アメリカとはどう具体的衝突を避けるかで中国政府の頭はいっぱいだろう。戦争をする気は無い。負けたら一番大事な体制が持たない。中国の兵隊は、そのほとんどが一人っ子達だ。はなから戦う気が薄い。

 中国の高齢化は、日本以上に足早に来る。だから焦っているという話もある。大国になる前の老化。老成ではない。しかし焦りすぎだ。世界と問題を抱えすぎる。通常の北京の空は相変わらず真っ暗なケースが多いと聞く。

 どの国も国内問題のはけ口をしばしば海外に求める。しかし中国はやり過ぎ、焦りすぎだと思う。今の状態だと、日中韓の3カ国首脳会談もとっても難しいものになりそうで、「成果はあるのかな」と思ってしまう。


2015年10月28日(水曜日)

 (10:25)先日書いた擦り傷の話ですが、その後フェースブックやメールでいろいろな方から情報を頂いて、今は「湿潤療法」というのが比較的新しいと分かりました。

 つまり「傷口を乾かすのも良くない」という考え方。子どもの頃は瘡蓋を取るのが楽しみでしたが、「そんなことはならぬ」という考え方だそうです。その理由は紹介した京都逓信病院のサイトに書いてある。

 では具体的に何をするのか。サイトには『湿潤療法の治療に、病院では主に専用の「創傷被覆材」(ハイドロコロイドやプラスモイストなど)を使いますが、家庭では白色ワセリンを塗った食品用のラップフィルムで十分対応できます。また、浸出液が多い場合に自家製ドレッシングとして「ポリエチレン製穴あきポリ袋」+「紙おむつ」あるいは「ペット用シーツ」があります。最近では、市販されている湿潤療法用の絆創膏(ズイコウ ハイドロコロイド包帯、キズパワーパッド、リーダーハイドロ救急パッドなど)の種類も増えてきています。』

 うーん、ラップフィルムと言われてもだし、『「ポリエチレン製穴あきポリ袋」+「紙おむつ」あるいは「ペット用シーツ」』と言われてもなので、その後ろに出ている具体的製品ですかね。使うとしたら。

 「キズパワーパッド」と具体的に紹介して下さった方もいました。うーん、買っておこうかな。情報を寄せてくれた多くの方に感謝します。


2015年10月27日(火曜日)

 (19:25)ネパールの大地震から半年での、またまたの同なかなか立派な日本語じゃないですか地域での大きな地震。震源地はアフガニスタですが、震源の深さは約200キロ以上と深く、インド、パキスタンなど多くの国で揺れの衝撃を受けたようで、いまだに死者の数は増え続けている。

 「山が多い地域で地滑りも起きているだろうし、心配やな」と思っていたら、震源地の直ぐ北にあるタジキスタンからメール。首都のドゥシャンベ(Dushanbe)からで、たまたま同地を訪れている小林君から。現地の状況が分かるので、ちょっと紹介します。写真も彼が送ってくれたものです。

 たまたま今タジキスタンのドゥシャンベです。昨日安部総理と同じ日に着いたので関係者と間違われました。(中略)

 午後に地震があって10階のホテルの部屋はあのときのサウス並みに揺れてバスルームのタイルが1つはがれました。でも外を見たらトロリーバスもクルマも普通に走ってました。高層ビルがないんですよ、ほとんど。だから作りさえしっかりしていれば問題ないんですね。

 このメールで出てくる「サウス」とは3.11があった時に彼のオフィスがあった八重洲のサウスタワーですが、揺れはその時並だったと。とすると、私も別のビルの27階に居ましたが相当だったはずです。

ホテルからの写真かな  面白いのは、「でも外を見たら......」以下。「トロリーバスもクルマも普通に走ってました。高層ビルがない」と。そこが東京と違うところかな。東京ではビルとビルがぶつかりそうだったというのは、あちこちにあった。多いですから。でも「クルマが普通に走っていた」というのは同じかな。

 でも海外で地震があったときに不満なのは日本では直ぐに発表される震度が出ないこと。調べると震度については「世界では地域により定義の異なるいくつかの震度階級が用いられている。現在の日本では気象庁震度階級が使われており、日本では一般的にこれを”震度”と呼ぶ」と。

 だって被害を生むのは「震度」ですからね。ネパールの地震もどこがどのくらいの揺れだったのか不明。ま、日本は地震国で「地震関係」の計測が他の諸国よりも著しく発達している、ということかもしれない。

 それにしても、統計的には知りませんが、地震も台風(ハリケーン)も、大雨も干ばつも我々が経験した短い過去に比べれば多い。この程度は地球の大きな変化範囲から見ればごく僅かなんでしょうが、人類的に見れば「やや異常」という気はする。


2015年10月27日(火曜日)

 (13:25)お医者さんに怒られましたよ。「そんなのは昔のやり方です....」と。

 数日前に代々木公園内の外周をトレイル的に回っていたら、ずっこけたんですよ。ちょい下り坂で。多分枯れ葉に隠れた木の根がロードに出ていて、それに足先がひっかかった。で、左ひざっこぞをザザザと。結構広い面積で。消毒液を付けてあとはカットバンを張っておいた。直るやろ、と。

 その翌日かな、インフルエンザの予防接種もあって、近くの皮膚科に行って、ついでだからひざっこぞを見せて「消毒しておきました......」と言ったら、お怒りに。「いや、消毒液を付けると治りが悪くなるんですよ.....」と。彼によると

  1. 消毒液は、悪玉菌を殺すが善玉菌、つまり治癒能力も殺す。よって治療に時間がかかってしまう。今は消毒しないのが普通です
  2. 軽くシャワーし、石けんをつけて洗っても良い。その後乾かし、あと軟膏薬を付けて、空気の通る軽めの包帯を巻いておけば、3日もすれば綺麗になります
 と。そうなんだ。擦り傷なんて医者に行くようなのはもう何十年も作っていなかったので、「医療の常識も変わるもんだ」と思いました。以前は赤チンとかいろいろありましたが、そう言えば家になくなってかなりたつ。変わるんですね、擦り傷の対応でも。


2015年10月26日(月曜日)

 (06:25)昨日の朝だったと思います。いつも皇居周りなので、久しぶりに代々木公園、明治神宮の方面を走ったり歩いたりしながら、「今年は結局デング熱は一回も出なかった」と思っていました。発生を未然に防ぐことに成功。

 だってこれだけ観光客が多く来る国になったのだから、結構緻密に対策を打っても、入ってくる可能性はあったと思う。結局「蚊に対する対策」が成功した、ということでしょう。媒介がいなければ人は罹患しないと見られるので。

 ネットを調べていたら、『代々木公園など9施設の蚊の数を見ると、ほぼすべての観測地点と観測時点で、その数は「ゼロもしくは一桁」で推移している。どうやら、「今年の代々木公園に蚊がいない」のは事実。しかも、日によっては“ディズニーランド並み”のようです』という記述を見つけました。

 中味は読んでないが、新幹線の中で読める雑誌だったかな。「日本がデング熱制御に成功したのは、誇るべき事」といった記事があった。まあその通りなんでしょうが、途上国よりはうまく出来るのは先進国の責務であるように思う。

 もっとも、デング熱は今の観光客の広がりから言うと、日本のどこからでも発生しうる。ということは、別に代々木公園だけでなく、「日本全体が対策を進める必要性あり」ということでしょう。

 もっともデング熱が大騒ぎだった時、「それほど大騒ぎすることはないのに」と思っていました。死亡に至るケースが少ないので。でももちろん入ってこない方が良い。今年は日本は成功しましたが、この戦いは世界のどこかで流行地がある限り、永遠に続きそう。

 ま、去年の発祥は代々木公園(とされる)。だから夏はあまり直接園内を走ると言うことはしなかった。靖国神社にはよく行きましたが。もう大丈夫でしょう。デング熱の今の大流行地はインドらしい。


2015年10月24日(土曜日)

 (10:25)ちらっとサンケイ新聞のサイトを見たら、江戸時代の男たちは......に興味なかった?という文章が。「同じようなことを感じる人はいるんだな.....」と。

 それによると、江戸時代には女性の胸はそれほど希有な、見れない存在ではなかったような。着物だからそうなんですかね。加えて江戸時代の男性は、「それは子どものもの」と考えていた、と。なるほど。

 ところで今MLBのKC対JAYSを見ているのですが、ヒットはあまり出ないがHRは出る、という面白い展開。KCを応援しているのですが、どうなるかわからんな。2対1の接戦。ところで「ドジャースのマッティングリー監督が退任」と。サンフランシスコ・ジャイアンツがポスト・シーズンに出るとチャンピオンになる確立が高いのに、ドジャースは毎回ポスト・シーズンに出て、その度に途中敗退。ファンの失望もあってマッティングリー監督が責任を取ったということでしょう。同監督は「新しいスタートのために」と説明。

 日本でもかなり監督の入れ替えがあった。高橋由伸選手が巨人の監督を受諾したので、全監督が決定。確認はしてないのですが、あるスポーツ記者が「これでセリーグの全監督は40代」と言っていました。高橋監督が一番若い。

 とにかく日本のプロ野球には、パワフルでスピーティな試合を期待したい。


2015年10月23日(金曜日)

 (21:25)今週月曜日かな。「(第三・四半期のプラス6.9%の成長率実績は)目標の7.0%とはごく僅かな違い。中国の成長は目標の範囲で進展している」と政府スポークスマンは強気に語っていたのに、それとは裏腹にかなり腰の入った金融政策を中国が発表。やはり実体は「深刻な景気後退」で、それに焦ったのでしょう。中味は

  1. 政策金利である銀行の貸し出しと預金の基準金利を0.25%下げると同時に、中銀が市中銀行から強制的に預かる資金の比率である預金準備率を0.5%下げる
  2. いずれも24日から実施する。今回の利下げの結果、期間1年の貸し出しの基準金利は4.35%に、1年物の定期預金の基準金利は1.5%にそれぞれ下がる
  3. 大手金融機関の中央銀行に対する標準の預金準備率は17.5%となる
 というもの。中国の金融緩和は8月25日以来で、昨年11月以降では6回目。「利下げ」と「預金準備率引き下げ」の同時措置は、中国の金融政策としてはかなり強力なもので、インフレの先行きを楽観視しているという以上に、中国政府が景気の現状を極めて厳しく見ていることを示している。

 では、今回の追加金融緩和で傍証された中国経済の悪化具合はいかがなものか。筆者が比較的実体に近い数字を出しているのではないかと見ている英調査会社サンフォード・バーンスタイン(日本の証券会社とも提携関係にある)は、映画の興行収入、自動車や電話の売り上げ、アリババの電子商取引統計などいくつかの独自に選んだ個別統計に着目。それらの動きから「7〜9月期の中国の実際の成長率は4.1%」とみているようだ。

 また同じくイギリスの調査会社で中国経済に強いキャピタル・エコノミクスは中国の今の実質成長率を4.5%としている。筆者も李克強の指摘する3指標(鉄道貨物輸送量、電力使用量、それに銀行融資)やサンフォード・バーンスタインが使っている個別指標を見ると、その辺が正しいとの感触である。

 預金金利が下がったと言うことは、中国でお金を貯めている人のお金の行き先としては、再び「株式市場」が注目されることになるかも知れない。むろん、「景気が悪い」という前提があるので、素直な反応になるかは不明だ。

 問題は、日本を含めて先進国の経験から言うと、「金融緩和は景気の一段悪化を止めることには有用かも知れないが、浮揚させるには力不足」というものだ。むろん、中国経済は基本的には途上国型なので、日本などの先進国とは違う。

 しかし過去5回の金融緩和が有効でなかったから六回目が必要になったことは確かだ。加えて、中国社会はますます窮屈になっている。投資が頭打ちの今は消費やサービスが頼りだが、習近平政権は一生懸命に消費の頭を押さえている。だから、中国経済の持ち直しはなかなか思うようには行かないと思う。利下げしても。


2015年10月21日(水曜日)

 (07:25)うーん、まだ混んでいますが、そのうち少しは空くのではないでしょうか。12月のクリスマス前までと思いました。皆さんも機会があったら是非。着物を着ていけば安くなる日もあるようで。通常は大人1500円。

文庫前の掲示  「永青文庫の春画展」です。昨日ちらっと覗いたのです。平日にも関わらず、結構な人出。文庫の人に聞いたら、「(今日は)土日よりは少ないのですが、平日としては多いのでは....」と。うーん、時間的な要因でしょうが、比較的上の方が多かった。

 様々な形で今までに目にしたことがあるものも多い。しかし春画本もあるし、作者分けもしてあるし、流派別もあるので、体系的に見るには良いのではないでしょうか。個人所有のもの、イギリスから里帰りしたものなども一同に。

 ちょっと会場が狭いかな。まず一番上の階に行って下さい、と言われる。そこが第一展示室。その下の階に第二展示室があって、その下に第三展示室がある。狭いですよ。階段なんて人がすれ違うのがやっと。

結構人が並んでいますよ  「なんでこんな狭いところで」と思うような所での開催。うーん、あまり大きな所では出来ない雰囲気があったんでしょうね。それにしては、実に大勢の人が押しかけている。「もっとおおっぴらにやっても良いのでは」と思いました。

 当然ながら、「18才未満は入場お断り」で、私たちの前の二人は若かったので、「年齢を証明するもの」の提示を求められていた。結構厳しい。各展示室には監視役のお嬢さんがいて、監視・注意も厳しい。海外の人も結構来ていたな。

 永青文庫はむかーし一回何かで行ったことがあるが、変な場所です。都心から見ると「椿山荘の裏側」です。ホテルの庭を通過して行ったら、最後のあの坂が厳しかった。もの凄い急坂です。ですから、ホテルを左回りに行った方が平坦ルートかも知れない。

 見ながら「面白い」と思ったのは、江戸時代に春画を描いた人達は「女性の上半身に、もっと具体的には胸部」には興味が無いのかな、ということ。これは以前から思っていましたが、今回その思いを強くした。ちょこっと描かれているケースが多い。

 春画は日本のおおらかな男女関係や人生模様を描写したものと思うので、面白いんじゃないでしょうか。是非ご一覧を。


2015年10月20日(火曜日)

 (20:25)何曜日だったか忘れましたが、今週です。ですから、きっと月曜日。ニューオータニのアーケード街(本館地下2階)に用事があって行ったら、長らくご主人不在になっていた靴磨きコーナーに女性が。珍しいな.....と。

 同ホテルの靴磨きは、長らく宮崎さんがやっていた。私も講演の直前などに磨いて頂いた記憶がある。しかし宮崎さんが体調を壊してからは、結構長い間どなたもいらっしゃらなかった。しかしその席に、若い女性が.....

 日本のホテルの靴磨きさんと言えば「オジさんの仕事」でした。代表選手は最初はヒルトン、そしてキャピトル東急で、その後はオークラの源さんとなった中村源太郎さんです。源さんと言えばパチンコの機種の伝説バージョン「大工の源さん」を思い出しますが、彼もそのくらい有名だった。

 オータニの宮崎さんも、ファンが多い人でした。もともとはサラリーマンで、退職後に奥様の奨めで始めたと聞いた。ご夫妻で靴磨きをしておられた。それが女性に....。長らく磨いていなかったので、磨いて頂くことにしました。

 話していて、「個人としてではなく、会社としての靴磨き本舗として仕事を請け負ったのだと分かった。同社のHPを見ると、「今日は今年の10月の新規出店のご紹介です。場所は千代田区紀尾井町のホテルニューオータニです。歴史ある日本を代表するホテルの一つに数えられている老舗ホテルです。この度、運よくお声掛けいただき、チャンスを頂くことが出来ました。」という告知が見える。

 恐らく営業が始まったのは先週です。ホテルとしてもどうしても「靴磨きさんは必要」と思ったのですが、「個人に依頼するよりは、会社に依頼した方が安定した仕事を期待できる」と考えたのでしょう。同社は新橋を本拠に5カ所くらいに店を持っていると聞きました。

 その代わり、靴磨き代は高くなりました。宮崎さんの時は一回700円。本舗さんの女性だと、「コースがありますが....」と言われるので、「一番安いコースで」と言ったら一回1000円でした。ははは。

 ま、ホテルの靴磨きさんが女性なのは珍しいので....。と書いている途中で、「あれ、オークラの本館は建て直し休館中。源さんはどこに....」と思ったのでホテルに聞いたら、「(営業継続の)別館の地下一階に移られました.....」とのこと。源さんに会いたければ、オークラの別館に.....。


2015年10月20日(火曜日)

 (06:25)日曜日にNHKがスペシャルで放送した「アジア巨大遺跡」の第2集を火曜日の朝やっと見ました。ミャンマーのバガン遺跡を取り上げていた。これでやっとあの遺跡の謎、「なぜあれほどの数のパゴダが出来たのか」がかなり分かりました。ナイス。

 私がミャンマーに行ったのは2012年の末から2013年の正月。その時の記録は「手探りと不思議の国ミャンマー=2012→13年」に残っていますが、その時に一番不思議だったのがバガン遺跡でした。

パゴダ群に沈むミャンマーの夕陽  だって不思議なんですよ。その時私はこう書いている。「土はやせて乾燥している。今はちょっとした野菜がところどころ作られているが、肥沃な土地ではない」のに、所々にある中程度の高さの木の間に、実に300もの寺院、仏塔があるのです。

 この番組はその「なぜ」に迫っていた、面白かった。その時おもしろ半分に聞いた説明は、「ある時宝石の雨が降った。だから貧しい人もパゴダを建てられた」というものだった。

 しかしそんな筈がない。その時の文章に私は以下のように記している。『そこに誰か王様か偉い人が大きなパゴダを建て、「そうしないと良い転生が出来ない」といった考え方が人々の間に広まって、それが「少しでもお金が出来た人はパゴダを作る」となったような気がする』と。

 テレビ番組を見ながら、「あたっている面もあるじゃん」と思いました。実際に最初に大きな仏教寺院や仏塔を建てたのは、「仏教をもって国を治めようとした当時の王様」だったらしい。当時(11〜12世紀)様々な宗教がミャンマーでは入り乱れ、中には「親を殺すことも許される」といった宗教も蔓延る中で、仏教の教え、人生観を国や人々の心の柱にしようとした。

 で寺院、仏塔を当時のバガン王朝は、都である今のバガンの地にに建て始めた。税を集めては作って、それを作るために集めた労働者にはちゃんと賃金を支払ったのだそうです。民衆の中にはその賃金や、建設のために集まってくる商売でお金を貯める人が出てきて、それで今度は民衆も仏塔を建てた。今でも作った人の名前が刻んであった。

 それは日本でもよく言う「功徳のため」だったそうです。しかしバガン王朝は13世紀にモンゴル帝国の拡張の中で滅んで、王宮とかの統治のための建物は消滅。しかしモンゴルもパゴダは壊さなかったようで、荒れ果てた都の跡地に今にパゴダだけが残った.....という経緯らしい。

 バガンは「ミャンマーの京都」と言われた場所。しかし今は寂しい、人影も少ないパゴダの街です。今の京都が凄いのは、昔の都が今も繁栄する街で残っていることですが、バガンにはそれなりきの「寂寥」と「かすかに残る華やかさ」はある。

 うーん、なんか今まで頭にひっかかっていたことがすっきりした感じがする。良い番組でした。「杏」さんのナビゲートも良かった。落ち着いていて。


2015年10月19日(月曜日)

 (06:25)およよ。寝ていて見れていなかったから、見たいな。ま、今日の夜にでも。

 ラグビーのワールドカップの最後の準決勝進出をかけたオーストラリアとスコットランドの戦い。決着は35対34。1点差とは凄いじゃないですか。それもどうやら、最後の最後にオーストラリアがペナルティキックからのゴール(PG)で決めたらしい。

 とってもスリリングは試合だったようで、BBCの文章で読むとリードしていたオーストラリアは後半30分過ぎにスコットランドにインターセプトされた。その後にトライを成功されて32-34と逆転された。しかし試合終了間際、フォーリーがPGを決めて、土壇場で再び試合をひっくり返したらしい。そりゃ、スリリングでしょう。英語では「thriller」という単語が使われていた。

 今朝方までの試合で、ラグビーワールドカップのイングランド大会でのベスト4が決定。面白いのは、何故か全4試合とも北半球のチーム対南半球のチームとの対戦となったこと。

 昨日までの段階で南アフリカがウェールズに、ニュージーランドがフランスに勝ったところまで決まっていたのですが、今朝方にアルゼンチンがアイルランドに勝ち、そしてオーストラリアがスコットラドに勝った。

 つまり準決勝進出4チームが決まったのだが、結果北半球のチームはすべて姿を消したということ。これを報じたBBCの表現が面白かった。「この大会における北半球の役割は終わった」と。

 うーん、見て見ないと分からないが、最後で試合がひっくり返ったオーストラリアとスコットランドの戦いは面白いだろうな。しかし so far の今大会のベストな試合は、依然として日本が南アフリカを破った試合でしょう。

だって最後のPGで試合がひっくり返っても、小学校の教材にはならない。「そういうこともあるな」という程度。やっぱり連続プレーの中でのオーバータイムでのトライで終わったというのが凄いでしょう。


2015年10月17日(金曜日)

 (06:25)ほうほうほう。続きますね。「広報攻勢」。今度は「トヨタ、ネットで運転支援 全車種に通信機能 」

 「2016年をメドに新型車への搭載を始める方針だ」というので、トヨタの車がすべて「connected」になるのは相当先でしょう。年間に新車として出る車は、そうは言ってもoutstanding(街で使われている、または残されている車の残量)に比べれば少ない。入れ替わるには相当時間がかかる。でも方向は当たっていると思う。と同時に、「そんなに回線があるのかな」とも。ま、徐々に増やすんでしょう。

 ご紹介しているとおり、Miraiは完全にconnected です。コンシェルジュのボタンを押すだけで、電話回線経由で「伊藤様.......」とのっけから出てくる。ということは、かかってきた回線番号を見て、トヨタが契約しているセンターが、「これは伊藤洋一の車」と判断できるデータを登録しているからです。

 彼等は私のMiraiの現在位置も常時把握しているし、今の私の車のナビ設定がどこからどこまでとなっているかも把握している。かつ新たな目的地を設定して欲しいと頼むと、今までのターゲットをオーバーライド(書き換え)してくれるし、新しい目的地の追加もしてくれる。

 多分私が気が付かないだけで、車の様々な状況、例えば水素タンクの状態、車体の傾き、タイヤの状態なども送信されている可能性がある。Mirai は特殊な車なので、「そのくらいして欲しい」とも思う

 要するに全ての車がKOMATSUの建機やダンプカーに近づくと言うことです。それが中国にあっても。日経の記事は「各種センサーを通じて走行状況などの情報を常時取得する。集めた膨大なデータを活用して、運転支援などの新サービスも開発する。日米の年間販売が約400万台に達するトヨタの標準化によりコネクテッドカー(つながる車)の普及が加速しそうだ」と続く。

 「connected」が便利なのは、「地図情報のほぼリアルタイムでの更新」が可能なことです。今までのディスクに焼く地図情報はほぼ2年遅れ。新しい道が出現しても長ければ2年はナビデータに載らない。これがもの凄く不満でした。Mirai では、「新しい地図データがあります。更新しますか」とほぼ乗るごとに通知してくる。当然します。もしかしたらそれは九州の道路の新しい地図データかもしれないが。

 随分古いデータだが、「トヨタは既に、オプションで通信機を搭載した車を販売しており、13年時点で約70万台が国内を走っている。地図情報の自動更新などに使われていた。」と日経の記事にある。今まではレクサス車などが中心だったのでしょう。今はもっと増えているでしょう。

 今後もっと増えると言うことですが、これは「選択の問題」でもある。だって「そんなのは嫌だ」「居場所を特定されるなんて」と思う人がいるかもしれない。しかし友達の車を運転している場合にはどうなるんでしょうね。車はデータ上は「所有者がそこに居る」と推定するのか。ははは。面白い問題もいろいろ起きる。推理小説に利用できそうな.............


2015年10月15日(木曜日)

 (12:25)笑える。NHKのMLB解説者が、「今年はブルーシリーズになります」と。KCがアストロズを破ってブルー。ブルージェイズは当然ブルー。そしてカブスもブルー。まだ決まっていないメッツとドジャースもブルー。

 つまりリーグ・チャンピオンシップに進出してきた(くる)チームの帽子は全部ブルーと。「それもまた珍しいな」と思いました。どれか違う色が混じっても良いのに。

 手が空いたときにともに勝ち負け2−2で向かえたアメリカン・リーグの2試合を見ていましたが、面白かったな。最後のKC対HAの試合は、多分クエトに尽きる。2回にヒット、HRで二点失ったが、その後は19人の打者を完全に抑えた。登板する前に6.0近くあった防御率からみると「できすぎ?」という投球。

 見ていて衝撃だったのはアストロズの絶対的なエースであるカイクルが8回裏にリリーフで出てきて、最初の打者に一塁線2塁打を打たれ、その後ケインを敬遠したあと、モラレスにHRを打たれるという最悪の最後になったこと。悔しいでしょうね。今年は20勝したのに、最後があれでは。ところでKCはどこまで行けるのか。

 レンジャーズは勝つチャンスがあったのに、ブルージェイに負け。アンドラスのエラーが痛かった。捕球した球を落としてしまった。どうも彼はもう一つエラーをしたようです。ダルが入った頃からの選手ですが、何回もカメラの的になって可愛そうだったな。

 でもMLBの試合をずっと見ている人間からすると、アメリカの野球も変わったところと変わらないところが。変わっていないのは、日本の打者よりも「はるかに強くバットを振る」というところ。変わっていない。とにかくブンブン(>_< )( >_<)ブンブン。

 変わったのは日本の野球では昔から見られたバントの利用。今年のポスト・シーズンでは「連続スクイズ」というのがあった。これにはビックリしたな。ただし日本と違うのは、日本は試合の最初の回でも「まず一点」ということでバントを使うことが多いのですが、アメリカは試合が詰まってから。つまり回が進んでから。

 そういう意味ではアメリカの方が「棲み分け野球」という印象がする。もっともアストロズは棲み分けを敢えて変えて先発投手のカイクルを8回にリリーフに出して投げさせたら3ランを打たれた。「棲み分け」もがちがちに決まっているというわけではない。

 までも、これからですよ。あと地区優勝したチームでも最大限1チーム14試合ある。14試合するということは、ほぼ20日間かかる。楽しめますな。


2015年10月15日(木曜日)

 (11:25)「おお、トヨタが広報攻勢に出ているな」と思いました。今朝の新聞を見て。今度はトヨタ「2050年、エンジン車ゼロを目標」  燃料電池車などへ移行

 「エンジン車ゼロ」というのが、私のような人間にはある種衝撃です。確かに車誕生の初期(19世紀の終わりから20世紀の最初かな)においては様々な駆動源を持つものがあった。GSYUASAの本社の前にある電気自動車もそうです。しかしその後、地中から化石燃料が大量に発見されて安くなり、「車とは内燃機関で走るもの」というのが産業的にも、そして我々の常識になった。

 それをトヨタは「2050年にはゼロをメドにしたい」と。水曜日に筆者も書いた通り、ヨーロッパが進めた「クリーンディーゼル」構想は、化石燃料の存在を前提にしている。だから中間的な存在で、それがVWの不正で大きな打撃を受けた。

 つまりトヨタはこの機に、「自動車の今後はやはり電気ですよ....」と方向付けしたいのでしょう。「電気」といっても、トヨタの場合は電気を車の電池に貯めてそれで走るのではなく、燃料電池車のような「電気を作りながら走る車」や、同じHVながら、徐々に電気のパートを重くしていく方向。PHVとか。

 燃料電池車に乗っている印象からすると、「燃料電池+電池」のハイブリッドが妥当だと思うが、それについてはトヨタも検討しているようです。9月の下旬だと思ったのですがトヨタ、および関連会社のトップの方々と話をしていたら、その種の話は社内でも出ているらしい。それが出来たら、もうちょっと安心して乗れる。FCVにも。

 しかし昨日も書いたように、新エネルギーは「一長一短」なんですよね。この記事では「電気自動車の充電時間を短縮する技術のメドは立っていない」と書いてあって、故にトヨタは「FCVが大きな方向性」だと。しかしイーロン・マスク(テスラトップ)は「(FCVは)インフラ整備が難しい」と。

 要するに技術ブレークスルーが先に起きた種類の新エネルギー車が、今後を制するということことになる。


2015年10月14日(水曜日)

 (06:25)電気自動車専業メーカーであるテスラの販売動向を数字で見たことはなかったのですが、今朝興味を持ってネットで調べたところ「今年の第二・四半期は主力のモデルSの販売台数が大きく伸びて、四半期で過去最高となる1万1,507台(前年同期比+52%)」とありました。「なるほど」と。

 というのは、都内を走っていて「T」のマークに結構出会うようになったのです。先日は表参道で渋滞した状態で、「変わったマークだな。前の車は何だろう」と見たらテスラのモデルSだった。私はMiraiに乗っていたので、「結構面白い前後関係」と思いました。

 テスラは東京では青山にショールームがある。伊藤忠さんの斜め右前です。赤坂見附から246沿いを渋谷に向かって走ると、ランボルギーニ、ホンダ、ベントレー、マセラティ、フェラーリ、BMW、レクサスなどのショールームが道の左右に次々に出現する。都内でも最高の高級車街道ですが、私が「街で最近増えている」と感じているのはフェラーリとテスラかな。無論価格帯は違うが「台数が伸びている」と感じる。

 むろんテスラの台数はここ数年でもゼロから出発していますから「伸びるのが当然」と思えるが、「時間はかかるが、やはり車を駆動するエネルギーの方向性は電気だろう」と思っていたら、今朝日経に「VWエコカー戦略転換 ディーゼルから電気へ 」というニュースが。

 ディーゼルにあれだけの不正があったので「方針転換」ということでしょうが、なにせトヨタと販売台数トップを競う会社の方針転換なので、世界に与える影響は大きいと思う。最近私が「面白い」と思った電気自動車はBMWの「i8」かな。ただしガルウィング(gull wing door )なので、駐車スペース1.3倍くらい必要らしい。

 『「ガルウィング」は「カモメの翼」の意味』らしいのですが、都内は駐車スペースが限られている。簡単に出かけられもしない。デパートとか普通駐められないでしょう。しかしスタイルは良い。ガルウィングドアの車というと、「Bach to the future」を思い出す。

 話はそれましたが、昨日は『トヨタ自動車は13日、全面改良して国内で12月に発売するハイブリッド車(HV)「プリウス」を国内で初めて公開した。新開発した重心が低い車台(プラットホーム)を採用して走行性を高め、モーターや電池の性能向上によりガソリン1リットル当たりの走行距離を現在より2割強長い40キロメートルに伸ばす』という記事もあった。

 私はプリウス(電気とガソリンのハイブリッド)にも乗っていたことがあるのですが、実際に街を走らせるととてもそんな(リッター40)には走らないだろう、と思う。Miraiのケースもそうだが、あの「走行距離」というのは見直した方が良いと思う。ちょっとでかく出過ぎる。

 ただしまだまだ化石燃料車に比べて課題が多いから、「(水素自動車を含めて電気自動車は)普及が遅れている」とも言える。電気自動車は充電するのに時間がかかる。急速充電施設が増えてきたが、それでも30分以上かかる。水素自動車(燃料電池車)は充填施設がそもそも少ない。今のままでは駄目でしょう。大体多くの施設が今は午前10時から午後5時までしかやっていない。不便この上ない。「ガソリン、ディーゼル車の補完的移動手段」の枠を出ない理由だ。

 「駆動エネルギー(電気や水素)の補充施設数を増やすことは当然。加えて、電気自動車の場合は急速充電技術、燃料電池車の場合は水素圧縮技術の高度化がどうしても必要だと思う。後者については、今の70前後から90前後に引き上げる準備は進んでいるようです。

 それが出来れば、燃料電池車の場合、一回の充填で走れる距離が長くなる。これは早くやって欲しい。しかしそうしている間にも、街を走るテスラの台数がもっともっと増えたり、またVWの電気自動車を見掛けることになったり。案外そういう日が早く来るかも知れない。


2015年10月12日(月曜日)

 (13:25)今NHKは収録ビデオを流していますが、日本は最終戦でもアメリカを撃破。今となればサモアが対スコットランドで「あと4点」取ってくれたら、と思うのですが。でも、今までのラグビーのワールドカップでは通算一勝だったのに、今回の大会では3勝。素晴らしい。

 イギリスが開催国なのに一次リーグ敗退したのに比べれば、日本の一次リーグ敗退は「精一杯努力しての結果」なので、ショックはまだ小さいし、「今後に繋がる一次リーグ敗退」ではないでしょうか。

 正直今まではあまりラグビーに関心が無かったのですが、試合をずっと見ていると体に自然と力が入るのが分かるほど興奮タップリのスポーツ。なんで今まで見なかったんだろう。

 多分今後とも「自分でやる」というケースは無いと思うが、機会があったら実際にスタジアムで見て見たい。日本生まれの選手と、海外から来た選手のミックスアップも良かったと思う。これでもっと日本にもっと強い選手が来ると良いと思う。

 NHKによれば、「これまで8回のワールドカップで3勝を挙げたチームが1次リーグ敗退となるのは日本が初めてです」だそうです。ということは、南アフリカとスコットランドが異様に頑張ったと言うことか。トライ数がちょっと足りなかった。残念。

 そうか、2020年になる前の年に日本でラグビーのワールドカップか。これは見ないと。


2015年10月09日(金曜日)

 (21:25)そうそう、これだよこれ、と思いました。朝日の記事に『フェイスブックに「近くにいる友だち」機能 地図上にも』とあった。

 実は今日の昼間、仕事でハイアット・リージェンシー東京(新宿)に居たのです。そしたらFBの友人の一人について「近くにいるよ」と表示があった。「なんで彼はこんなところにいるんだろう」と思って、「近くに居るんだ」とメッセージ。

 しかしその後私は同ホテル内でインタビュー(される方)の仕事をしていたので、逆に彼から不思議がられたのを知らなかった。インタビューは日経さんから頼まれたもので、「ホテルとは」といったネットでの告知の仕事。ホテルに関していつも思っていることを開陳。

 いつどこで載るのかよく知りませんが、面白かったのはブリトー(ブリートという表記もある)かな。くるまれるのは人間(私)。ははは。風邪を引きそうなとき、夏から秋に移るときはこの「寝方」は良いかも知れない。

 フェースブックの新しいこのサービスは、当該の人が「位置を知らせる」をオンにしているケースにおいて、その人の友人に表示されるのだと思う。多分私はこれをoffにしているので、誰のFBにも表示されない。

 あとでその友人とメッセージをやりとりしていたら、「近くに居る」というのは、例えば一つの建物内とかいうことではなく、「2キロ以内」とかかなり広いことが分かった。だからFBでこの機能が出ても、「その人は2キロ以内に居る」くらいに考えた方が良さそうです。

 FBはまた「いいね!で表現できない時は… FBが絵文字を試験導入」をアイルランドとスペインで試験的に始めたようです。これは良いんじゃないですかね。表示機能は結構多いようです。

 実際にFBにはいろいろなニュースがアップされる。色々な人から。「いいね!」だけでは表現しにくいものもある。だから顔文字は良いと思う。しかし顔文字を日本で試験しない、というのはどうでしょうか。

 私は日本でこそ実験すると面白い結果が出たのに、と思う。


2015年10月08日(木曜日)

 (21:25)いずれも、来年に期待ですかね。マー君もハルキさんも。

 マー君の試合があったのは昨日でしたっけ。日本時間で。でも車で移動中で見られなかったので、夜ちょっと見たのです。2失点。ともに回の初球をHRされている。2回と4回かな。1回が完璧な投球だったので、油断でしょう。キャッチャーの求めたのとは逆に投げていた。

 でもね、そんな気がしたんですよ。ヤンキースは最近はポスト・シーズンに出ても前に進めたことがない。4連敗とか。何故か。打線が打たないからです。特にロドリゲスが酷い。今回の単発戦も、カイクルなどに完封された。ゼロ点じゃ勝てない。野球では勝つためには少なくとも1点を入れる必要がある。

 ノーベル文学賞は、「まあないな」と思っていたのですが、下馬評1位が獲得ですか。ベラルーシのスベトラーナ・アレクシェービッチさん。女性作家です。理由は「単に旧ソビエトとその崩壊後にかけての出来事を伝えたのではなく、当時の一般の人々の感情を私たちに分かりやすく伝えてくれた」。

 下馬評2位の村上さんの為に集まった人達が結構いたらしいが、これもまた来年ですか。村上さんの場合、「受賞理由の表現がなかなか難しい」とずっと思っていて、というのは最近は目に見える「社会的問題」を扱った作品を書いた人が取るケースが多い。うーん、来年はどうか。

 マー君には一度ワールド・シリーズに出て欲しいんです。しかし今のヤンキースではなかなか難しい。とにかく投手陣が揃わない。他のチームの成績の良いのを取ってくる方式の限界でしょう。「その時がピークだった人」が集まっている。ということはピーク過ぎ ? だから打線がばらばら。

 ダルビッシュもレンジャースが地区シリーズに出ているのに出られない。残念でしょう。彼の回復具合に関するニュースがあまりないのが心配です。まあでも今年も結構話題が多い。カーショーはどうなるのか。勝てるのか。

 それにしても今日は朝から昼の15分ほどをはさんで二つも講演が入っていて、「別の意味で疲れるな」と思ったのですが、来てくれた人が皆さん熱心に聞いてくれて、それはよかった。

 場所が京橋と大手町だったので、それが可能だった。15分間に移動して各1時間以上の講演を二つ行うというのは、過去にもあまりない。でも日程が重なると時に生じます。でも今後は避けたいな。ははは。


2015年10月07日(水曜日)

 (23:25)それにしても、初めて車で琵琶湖の北と西を走ったのですが、印象的な地域でしたね。私が選んだナビのターゲット(豊田市から)が「朽木」という鯖街道の中継地点だったので、車もそれなりきの道を選んだのかも知れない。

朽木にある朽木旭屋の本店  しかし走りながら思ったのは、「京都から同じような直ぐの距離なのに、琵琶湖の東側とは全く違う雰囲気がある。人や家が少ないので寂しさも感じるが、木立などにある種の神秘性がある」と思いました。

 東は人が多く、言ってみれば華やかです。しかし西は違う。まるで違う国のようです。道路も一般道があるだけ。しかも坂の多い。追い越し禁止区間が続く道。だから逆に言えばのんびり走れる。東には高速道路が何本も走っている。

 琵琶湖の北の辺りに来ると、当然ですが「美浜」とか「小浜」とか日本海の街の名前が平気で出てくる。考えれば四日市市と美浜市は、片方が太平洋、片方が日本海に面しているにも関わらず、距離は近い。「多分2時間もあれば北陸自動車道で行くな」と思ってナビを調べたらその通りだった。

 ちょっと前にNHKが新日本風土記でやっていたのですが、確か「鯖街道マラソン」なるものが行われていて、その距離が67キロとか言っていた。つまり昔の人達に言わせたら「遠い」んでしょうが、今の車だと簡単に行ける距離。昔の運び屋さんもほぼ一日で運んだとか。

 そう考えると京都というのは、日本海側からも、太平洋側からも極めて近い、ということになる。そういう意味でも絶妙な場所に位置していると言うことだ。多分古代の日本は、日本海からの人の往来が重要だったので。

 それは置くとして、特に昔「鯖街道」と呼ばれた地域は、木が鬱蒼としていて、実に綺麗なのです。しかも昔から人が往来したこともあるのでしょうが、「人々の気」がこもっている印象がする。神秘的なんですね。

高いがうまい  朽木旭屋さんは、基本的には「十割そば」のお店でした。そこのお土産としてあるのが鯖寿司。しかしそれが美味しいから京都の伊勢丹にも入っているのでしょう。田舎道にぽつねんと出てくるこの店は、しかし駐車場が結構広くて、各地からお客が来ているのが分かる。

 朽木旭屋さんだけではない。京都に通じる鯖街道を走っていたら、「花折れ」という看板も見つけた。「れ」が確か入っていた。左側に。「花折れ」は京都では下鴨神社の近くにある。ここも好きです。京都に寄るとここで鯖寿司を食べる。同じ鯖寿司でも朽木旭屋と花折れではちょっと違う。

 ま、今回の車移動では私が好きな鯖寿司の本店二つを琵琶湖の西、鯖街道に見つけられてハッピーです。京都では「いづう」が良いという人が多い。しかし私はあまり好きじゃない。あの細さがダイナミズムに欠けると思っているのです。


2015年10月06日(火曜日)

 (19:25)あらら、続きますね。昨日のノーベル生理学・医学賞の大村智・北里大特別栄誉教授(80)に続いて、今度は物理学賞で梶田隆章・東大教授が受賞。梶田さんは1959年生まれなのでまだ56才と若い。素晴らしい。

 以前に読んだ日経の記事によると、下馬評としても評価が高かった人らしい。昨年は青色LEDという非常に分かりやすいものだったが、今回は小柴さんに繋がるニュートリノに関する研究で。

 大村さんと一緒に生理学・医学賞を取ったのは中国の屠ユウユウ氏(84 女性薬学者)で、中国からの報道によると「中国人が初めて科学系でノーベル賞を受賞した。これからはノーベル賞受賞でも中国の時代」とか騒いでいたようですが、昨日に続いて選ばれたアジアからの受賞者は、また日本人だったというわけです。これでまた中国では、「日本はなぜ」の議論が始まるのだと思う。

 屠ユウユウ氏の受賞を中国の人達が喜んだのには理由がある。中国人では最近、2010年に民主化活動家の劉暁波氏がノーベル平和賞を受賞。12年には作家の莫言氏が文学賞を受賞した。しかし、中国本土の科学者がノーベル賞を受賞できない状況に、「中国に真の科学者はいない」といった自虐的な声が挙がっていたからだ。

 そこに屠ユウユウ氏の受賞。サンケイ新聞によると、中国のネット上には「屠ユウユウは中国籍で、真の中国人だ。偽物の洋鬼子(西洋人)ではない」「本当の意味での、初めての中国人の受賞だ」などと称賛する書き込みが殺到したらしい。

 中国人が科学系でノーベル賞を取って焦っているのは韓国でしょう。別に数を競う必要は無いのですが、韓国は「科学分野受賞ゼロ」を凄く気にしている。これで文学賞で村上春樹さんが受賞でもしようものなら、また「なぜ韓国は受賞できない ?」の大合唱になりそうな雰囲気。

 結局日本には、世の中の事象をあらかじめの想念を入れずに素直に観察する、そして思考する人が大勢いて、そこから成果を出している人が多いのだと思う。「日本語の壁」があってもこれだけノーベル受賞者が多いことは、誇って良いと思う。

 梶田さん以外には、岩手県立大学(同県滝沢市)の学長さんである鈴木厚人さん(69)の名前も物理学賞の候補に挙がっていたという。私はその分野はあまり存知上げないのですが、「日本には科学系の受賞候補者はまたあまたいる」ということでしょう。楽しみです。


2015年10月06日(火曜日)

 (09:25)たった一物(イチブツ)で街の印象が変わるのですから凄いですね。その橋を駅サイド、西側から見た時に

コンセプトの共振が良い  「これは凄い」
 「曲線が綺麗だし、膨らみのある橋だ」
 「その先の豊田スタジアムとも”釣り”で統一されていて、素晴らしい」

 と思いました。着いた昨夜には、「なんもないな」「デパートも7時で終わるし」と豊田市にちょっと失望していたのですが、今朝橋まで走って行って急に脳みそが活性化した。

 豊田市に来たのは、「Miraiで大阪に行く」プロジェクトの一環です。昨日の昼飯を韓国から北海道旅行に来た姜さん、徳島から来た内藤さん、それに自分の会社を売却して、その会社でCIO(投資の方)をされている下村さんと食事(東京駅の近くで 久しぶりで面白かった)をしたあと、芝公園で十分水素を充填し、西へ。

 実は内藤さんがもう一歩でツアーに加わるかも知れない、という場面があった。もう特に日々の仕事はない人ですから、「一緒に関西に....」と。しかし実は時間的には一気には大阪に移動できない。それで内藤さんは「次に」となった。

微妙にグラウンドは見えない  豊田市に一泊したのは、そもそも夜間に運転するのは好きじゃないからです。何も見えない。街の様子も。それに豊田市には来たことがなかったし、そう言えば「Mirai の生誕地」「水素ステーションも一杯ある」と思ったからです。面白かったのは、やはり高速を安定したスピードで走ると、伸びる。走行距離が。これはプロジェクトが終わってからまとめます。

 うーん、この黒川さん設計の橋を見ただけで、そしてその隣の通風環境の良い豊田スタジアムとのコンビネーションを見ただけで「ナイス」でした。あんなに外から内部が見ることが出来るスタジアムはあまりないな。西武球場 ?

 今日は単純に大阪に行ったら面白くないし、京都もデジャブなので、今回は朽木にまず行きます。鯖街道の中継地。なぜそこに行くかというと、単純に「今まで行けていないから」ということもありますが、京都の伊勢丹に入っている「朽木旭屋」の本店があるからです。

朝陽に当たる大橋。綺麗でした  朽木旭屋さんは、私が思うに日本で一番うまい鯖寿司を作る店です。だから本店を見ないと。ははは。


2015年10月05日(月曜日)

 (21:25)今日は私の所に最近届いた「面白いメール」を二つ紹介します。まず第一。

Hey --

I've said this before, but it bears repeating:

Hillary is the most capable public servant I've ever worked with.

She'd make us proud as president -- focusing on finding solutions to the the
challenges that keep families across America up worrying at night.

Will you help elect her by donating $1 before midnight tonight?

 以前ヒラリー・クリントンの選挙運動をサイトで見に行ったときにメルアドを入れておいたのです。以来ずっとヒラリーから「 Are you with me ? 」とかメールが来ていた。しかしつい先日「ビル」からメールが来た。その文章がこれです。うーん、ちょっと退潮だからな。ついにオヤジも出てきた。

 もう一つは、もしかしたら皆さんの所にも来ているかも知れない。見覚えのある方もいるのではないかと思います。

Dear Customer,
Our automated system was recently unable to validate your details and therefor we require you to complete a short validation process. Please proceed to the link below in order to avoid any interruption to your Apple services.  Click here to validate your account information
This link will expire 48 hours after this email was sent and your Apple ID may be suspended.

Apple Support

 これはフィッシングメール、詐欺メールです。実際のメールでは赤くしたとこがハイパーリンクになっている。「6」から「6S」に切り替わり、多くの人がアップルIDを使うときにあわせて送られてくるけしからんメールです。

 日本の銀行のフィッシングメールもそうですが、この手のメールは「似ているがおかしいアドレス」から送られてくる。くれぐれもご注意を。


2015年10月04日(日曜日)

 (21:25)ラグビーでイングランドがオーストラリアに負けて開催国として初めてベスト8に進めなかったり、甲子園球場で阪神が広島・黒田に完敗し、阪神のCS進出が「広島の最終戦(対中日)の結果次第」になったり。

 だから広島は自力でのCS進出が可能。最終中日戦に勝てば良い。今日の夜は久しぶりにスポーツが面白い。あ、シャーザーの1シーズン2回目のノーヒッターもニュースかな。ラグビー日本には次の対アメリカ戦で大勝して、ラッキーに掛けて欲しい。

 イギリスの新聞を読むと、やはり相当ショックだったようで、使われている単語が「crush out of World Cup」(テレグラフ)ですからね。ま、NHKが夕方からビデオを流していて、それを見ると「crush out」という語感が妥当な印象もする。落胆ぶりが気の毒なほど。選手も「sorry」を連発。それにしても黒田は9回1アウトまで投げました。ヤンキースがオリーオールズに1日の間にデー、ナイトの両方負けたのを見ると(よって自球場での決定戦開催を確定できなかった)、「ヤンキースは黒田が必要だっただろうな」と思う。

 スポーツは盛りだくさんで実に面白いのですが、昼間は高校の東京同窓会がアルカディア市ヶ谷であって、これも楽しかった。今年は諏訪清陵高校の創立120周年記念ということで、通常の年の200人を大幅に上回る300人が参集したそうな。

 「東京同窓会」というのは諏訪に本部を置く同窓会ではなく、東京で活躍する卒業生の同窓会ですが、今年は諏訪からもかなりの人数が参集、かつ在校生も参加。今年の幹事担当年次の82回生の頑張りで大勢の方が集まったと言うことだと思う。

 私は一応パネリストということで、元NHKの小林和男さん、建築家の藤森照信さんなどと90分ほどおしゃべり。藤森さんは最近日経新聞の「こころの玉手箱」に登場。私も読んで、「ああ、自分の祖先とも関係のある方だな」と思っていました。

 120年の歴史というと、やはり凄い人がいるんですよ。105才の年齢で同窓会本部の周年行事で17分もかかる校歌(日本一長い)を全部歌った人が二人いらっしたとか。これは凄い。開校が1895年ということですか。最近は松井55 (∴`´)/"☆---------o カキーン! HOMERAN! が卒業した星陵高校が「せいりょう」としては有名になりつつあるので、「諏訪清陵」も頑張らないと。

 でも卒業生は実に多方面に散っていて、かつ活躍している。そういう方々ともいろいろな形で意見交換できたし、今後も出来れば楽しいだろうな、と思っています。


2015年10月03日(土曜日)

 (14:25)あまり例のないことです。しかし実際 にそれが起きてしまうと、「今の時代、 そういうこともあるのかな」と。

 森本毅郎 スタンバイのスクランブル・コーナー(比較的短いニュースをテンポ良 く解説するコーナー)に「グーグルが介護用品の”こぼれにくい”ス プーンを発 表」というニュースがあった。最初「え、あのグーグルか ?」と思ったので す。そしたら、「あのグーグル」だっ た。

リフトウエア一
式  ニュースの中味は、『グーグルが、手元が震えても使いやすいスプーン「リフ トウエア」を発表』というもの。一応は手元の資料で「高齢や病気など の理由 で手が震える人が使ってもスープやご飯がこぼれにくい」「デジタルカメラの手 ぶれ防止機能を応用」とか説明しましたが、「こりゃ本物を見な いと良く分か らないな」と思ったし、番組でもそう言ったのです。

 そしたら番組が終わった午前8時半過ぎにメールをチェックしたら、番組最中 の午前8時18分にグーグルの同製品の担当者か ら、

「お世話になっております。
また突然のご連絡で恐縮なのですが、ちょうどラジオを聞いておりまして、も し、ご都合がよろしければ、リフトウェアをお試しいただけるように、事 務所 等までお伺いいたしますが、いかがでしょうか?」
 とメールが入っていた。それによると、「リフトウェアの販売はフランスベッ ド株式会社が行い、Googleは国内での販売には携わっておりませ ん」「Google 製のスプーンをフランスベッドが発売いたします」とのこと。

 今日取り上げたニュースの中で一番、「実際にはどうなんだろう」と思った ニュースで、私も興味があったので、金曜日に空いた時間を探したら午後 2時 か ら4時が空いていた。で、午後2時半に六本木ヒルズのグーグルにお伺いし たの です。直取材。あまり例が無いが、面白かった 。 ちょうどその時間帯は六本木当たりにいたので。& lt;P>  26階で担当者の方とおちゃっこ(ギーグル特別)を飲みながら試したら、な かなか面白い。確かにこの病に悩んでいる人は多く、役立つ と思 う。私もやってみましたが、実際にこぼれにくい。でもちょっと高い ん だな。4万7520円。個人ではなかなかでしょうが、施設が買うことは出来る 値 段だと思う。

 ミーティングの最後の方には、私のかねてからのグーグル勤めの友人も加わっ て、面白かった。うーん、受付が変わっていたな。自分で自分の名前、 訪問先 を入力するのです。今までやったことなかったな。ま、面白い。


2015年10月01日(木曜日)

 (11:25)今日はさすがに長く、強く走れはしなかったな。というより、最初は歩くのがやっとで、後半に少し走ったという感じ。昨日は皇居二周完走したのに。

 原因は飲み過ぎです。昨夜。1998年にこの本の執筆に参加したメンバーを中心に、久しぶりに新宿の随園別館で飯会をしたのです。12人で。むろん、羊肉のしゃぶしゃぶがメイン。あとは水餃子、野菜の卵包み、それに珍しく回鍋肉。ははは、先週の金曜日に会ったばかりの人も居ましたが、「21世紀に入って初めて....」というメンバーもいた。話しが弾んでとっても楽しかった。

 でも驚いたのは、あまりにも「誰も変わっていない」という点。みんなしぶとい。しゃべりのテンポから、仕草まで。飛び交う冗談も笑えたな。昔より進化している。でも大きな変化がそれぞれの人に起きている。

 50才を過ぎてから大手商社のカントリーリスク管理の仕事を見つけた女性メンバーには驚いたな。今まで外銀にしかいなかったのに。「日本もそんなことが可能になったのか」とビックリ。

 余裕たっぷりに、「来月で失業者」と喧伝する奴も。次が見つかることは分かっているので、余裕たっぷり。「なぜ辞めるのか.....」に関しては、「飽きたので....」と。ま良いんじゃないでしょうか。

 「ネットの本」を書いた仲間ですが、ITの仕事をしているのは一人だけかな。あとは金融関係が多い。もともとはニフティのF金融のメンバーですから。うーん、後半の事はあまり良く覚えていないが、二つ約束をした。「近いうちにまた会をやろう」ということと、「来年の5月の岐阜のハーフマラソンに出る」ということ。ラン仲間が一人いる。

 それにしても、ちょっと早めに行ったので新宿のあの辺を30分ほど歩いてみたのですが、伊勢丹クイーンズがなくなっていたこと(ほぼ全階が駐車場になっていた)、そして学生の頃行った「どん底」がそのまま残っていたことにビックリ。しかも食後に二次会と思って行ったら、「ちょっとお待ち頂かないと」と。繁盛していた。



ALL RIGHTS ARE RESERVED.Copyright(c)1996〜2026 伊藤 洋一