2015年09月30日(水曜日)

 (11:25)ほう、インドネシア・ジャワ島の高速鉄道計画は中国で決まりですか。「残念だ」と思わずに、やらせればいいんですよ。インドネシアはきっと後悔する。そうでなければ中国に対して怒りを露わにする。今後の話ですが。

 中国外務省の報道官は、「中国は高速鉄道の建設・運用で豊富なノウハウがある....」と。誰が見ても日本の技術を流用した車体、システム、運用ノウハウを使っているのに、よくもしゃあしゃあと言えるものだと思うが、それを「他国で作る」ことがどのくらい大変なことかは容易に想像できる。もともと中国は技術、ノウハウ、運用の集積知はあまりない。

 では中国の海外への進出パターンはいかなるものか。筆者は日本の財界人の話を直ぐに思い出した。私が2013年にミャンマーに行く前に聞いた話です。『ミャンマーは徐々に「中国離れ」を模索している。何故か。』を考えた。筆者は以下のように書いた。

 今まで中国は、ミャンマーに色々なものを作ってきたそうです。道路、ダム、橋などなど。しかし、そのかなりの工事はずさんだったそうです。ミャンマーの北部にはダムが結構あり、そのかなりの部分は中国の建設会社が建設したものであるのだそうですが、経年劣化が激しく、また手抜き工事があり、かなり危ない。

 でミャンマーが「修理・修復」「再工事」を建設した中国の会社に依頼しようとしても、「もうその会社はありません」ということが多いのだとか。私も先日四川大地震の後の普及工事の為に、それまで全くその世界(建設)にいなかった中国人が、「これはもうかる」ということで、コネと大型土木機械の購入だけを頼りに、建設・土木の世界に入る記録映像を見たばかりなので、「ああ」と思いました。

 多分そのダムや橋や道路を作ったのは、中国でもあまり経験がないようなにわか作りの中国の業者も多かったようなのです。そして一仕事・一儲けでとっとと会社をたたんでしまうケースも多いと言う。ミャンマーが「このダムを造ったのは....」と探しても、その業者はもういない、というわけです。

 多分、高速鉄道の建設でも同じ事が起きる。中国の行動パターンは変わっていない。何が起きるのか。多分工期は守れずにまずインドネシアを怒らせる。守って作れば、線路とか運用で問題が起きる。もしかしたら事故も起きる。

 そうなったらインドネシアの政権がすることは確実です。「中国を非難する」です。「信頼していたのに」とか言って。この構図が私には見えるような気がする。そもそもソフヤン長官が言うところの「日本と中国の双方の提案は再検討が必要だといったんは判断したが、その後、中国側からインドネシア政府の財政負担を伴わずに事業を実施できるという新たな提案があった。中国提案を歓迎したい」という発言。ビジネスの範疇を逸脱している。

 中国もインドネシアも要するにこの鉄道は「政治案件」なんですよ。そこに日本はビジネスベースで顔を出す必要はない。「政治案件」で出来た高速鉄道には、イレギュラリティーが一杯ひっつく。汚職とか、技術欠陥、運用ノウハウの欠如とか。

 まっとうな国は日本の技術を買う。イギリスがそうだ。日立の車両が活躍している。中国が国費を使ってインドネシアに作る高速鉄道。習近平にとっては「中国の夢」の一章かも知れないが、もしかしたらそれはとっても高くつく。


2015年09月30日(水曜日)

 (08:25) 浮かんだ発想=「クックパッド型の機能を備えたレストラン」というのはどうでしょうか。観光地で思わず必要以上に素材を買ってしまったり、遠方産地の親戚から大量の素材(お肉や果物など)が送られてくることがある。それらを家で全て使おうとしたら、発想に限界がある。クックパッドで作り方が出てきても、うまく処理できないことがあるし、クックパッドの範囲では物足りないこともある。

 そこに「プロの技」が入れば、素材の魅力がアップするじゃないですか。「スーパーでこれとこれをあわせれば、面白い料理が出来るかも知れない」と思っても、うまく出来ないこともある。ま、良く行くレストランのシェフに頼めば良いのですが、最初からそれをウリにしているレストランがあっても良いと思う。

 解決した問題=アップルウォッチの「アクティビティの過去データ」が「6S」にうまく移行しなかった問題。だって使い始めてからのデータが移って欲しいじゃないですか。自分の残した記録ですから。しかし「6」から「6S」にうまく移らなかった。バックアップを流しても。

 しょうがないので、昨日の午後伊勢丹に行ったのです。あそこで買ったので。店員達も結構ああでもない、こうでもないと調べてくれて、最後に一番詳しそうな人がマニュアルを見ながら、「ああ、暗号化してバックアップを取り、それを6Sに入れないと駄目みたいですね」と。

 彼によればヘルスケアなどの一部データは「暗号化でのデータ保存とそのバックアップからの復元」を選ばないと、過去のデータ移行されないとのこと。しょうがないので、もう一度暗号化でバックアップを取り、それを入れた。そしたらOK。でも面倒なことでした。

これは以前にとって写真です  笑えたこと=同じく昨日の午後ですが芝公園のIWATANIのステーションで水素充填をしていた。ちょっとトラブって時間がかかっている間に、私のMIRAIと全く同じ色目のMIRAIが入ってきて、「珍しいな....」と。

 車の中には男女4人が。若い感じの。そしたら向こうから声を掛けてきて、「お世話様です....」と。ビックリ。知り合いじゃないのに。聞いたら、「IWATANIの社員です」と。「まだ社員でも燃料電池車に乗ったことがない人が多いので、順次乗っているのです」と。ははは、そうなんだ。

 そのIWATANIの社員が芝公園に乗り付けたMIRAIは、2月に納入されたもので、「民間向けMIRAIの第一号と言われています」と。へえ、そうなんだ。役所向けはほとんどブルーでしょうから、ツートーン ダークレッドマイカメタリックの一号車かも知れない。

 しかしもっと笑えたのは、充填装置の故障で結局「明日連絡しますから」とスタンドの方に言われたことかな。昨日は充填できなかった。ま、扱っているのが水素ですから慎重を期した方が良い。しかし、ちょっと脆弱だな。


2015年09月29日(火曜日)

 (13:25)今大阪から東京へ移動を開始したのですが、今日はもの凄く気持ちの良い天気です。暑くなく、寒くなく、そしてやや風があり。新幹線の車窓からの景色も最高。空のブルーと山の緑が目に鮮やか。やっと「気持ちの良い天気」が日本に来た感じ。与那国島は大変でしたが、停電くらいでよかった。

 ところで昨日は「ごく最近、総距離51キロのトライアスロン走破に成功」という若手と夜飯。結構面白かったな。彼も来年の「東京マラソン」の参加資格を得ていて、会場で顔くらい会わせるかも知れない。トライアスロンはその大会の場合、泳ぎ1.5キロ、マラソン10キロで、あとは自転車だそうな。お店のご主人が自転車好きで話しが盛り上がった。

 実は私も最近は結構”時間”を気にし始めている。今までは全然気にしなかったが、「足きり」という厳しい現実がある。「それに引っかかるのはみっともない」「それ以内に走れないならやっている価値がない」てな感じ。

 諏訪湖一周の16キロを走るのに要した時間は1時間45分ほど。それを参考にすると「42.195÷16×105分=276.90分」となる。それはつまり4時間37分。最近は皇居でも大阪城でも「2周」するようにしていて、距離が明確に分かっている皇居のラップは、ちょっと右足に違和感がある状態で5キロ35分。これは42.195キロに換算すると「5時間弱」となる。

 その話を彼にしたら、「最初のペースは維持できないですよね....」と。そりゃそうだ。なので、今の現状では「5時間を切れれば御の字」ということになる。しかし諏訪湖16キロが走れたことからある程度自信が出てきて、最近は伴走者なしでも結構休まずに走れる。今朝も大阪城はアウターを2周走って、あとはもう一周走ったり歩いたり。最後に仕上げのラン。

 何でもターゲットがあることは良い事で、しばらくは「時間」を気にしながら体を動かしてみようかな、と思っています。あ、そうしたら写真を撮る機会が減るな......それも困る。


2015年09月28日(月曜日)

 (13:25)あらら、先週いた八重山列島(石垣島、西表島など)が今頃ちょうど暴風雨のまっただ中。大丈夫かな。あの由布島に定住している牛使いのおっちゃんは。高潮ですから。ま、肝心な時は逃げる、と言ってましたし。

 あのおっちゃんは面白かった。鈴鹿でライセンスを持って乗っていたらしい。ホンダに勤めていたと。定年で由布島に来て、以来西表から由布島へ、由布島から西表を往復する牛を扱っていると。人間生き方は結構選べる。

 ところで、もっと後で良いと思っていたのにドコモから「届きました」と日曜日の朝言ってきたので、「6」のバックアップを取って「6S」を取りに行ってから、やけに忙しい。バックアップを流し込むだけだと思っていたのに。

 なぜかと考えたら、この一年ほどの間にブルーツース接続の機器が凄く増えた。アップルウォッチもそうですし、車もブルーツース接続だし、その他でも結構同接続がある。ブルーツースは「情報」の欄を見れば分かるのですが、完全な端末依存。

 それぞれが何桁だか知らないがアドレスのようなものを持っているので、アップルIDで一括処理なんていかない。しかも「その場に行って認識作業」をしないといけない。認識エリアが狭い。結構面倒です。

 ドコモの窓口のおにいちゃんが、「いやアップルウォッチの情報も、新しい方にアプリを入れれば、自然とデータが移りますよ.....」と。なわけないだろう、と思ったが、やっぱりだめ。「ペアリングを解除」し、そしてまた「ペアリングして」と。これにも時間がかかる。

 かつバックアップを流し込むといっても、WSJなどのIDとパスはそのたびに入れないといけない。これが結構多いんですよ。そのうち、「あれ、これは何だっけ」と分からなくなって、しょうが無いので「問い合わせ」となる。

 うーん、ブルーツースの入れ替えが嫌になったので、いままで一年ごとに変えていた端末を想定の「2年縛り」にしようかな。でもバッテリーの能力が落ちるし、最新機能が使えないしな.......と難しい。

 おまけに今回は、アップルウオッチのOSが今までのバージョン1.0から2.0にアップされた。かつそのダウンロードとインストールが結構時間がかかる。何かそういったことに時間が取られて、これから講演会だというのに。それと、アップルウォッチのアクティビティのデータがうまく6Sに移らない人いませんかね。

 私は名古屋に向かうので途中で止めましたが、なんかおかしい。ま、東京に帰ってまたゆっくりやりますが。


2015年09月27日(日曜日)

 (23:25)ドイツ・フォルクスワーゲンの排ガス試験の不正問題をめぐっては、次々に新しい事実が出てくる。既に2011年時点で同社内で違法な規制逃れの問題が指摘されていたことが分かったし、EUは2年前に事実を知っていたとの報道もある。

 じゃ、なぜアメリカの地方大学の指摘でEPAが動くまで、それを止める力が働かなかったのか。EU内ではどうか知りませんが、少なくとも社内では「それを押さえ込む力」が働いたことになる。

 そんな前から社内で指摘のあったことなら、辞めたウィンターコーン前CEOも、新しいミュラー氏も知っていておかしくない。その辺がはっきりしないと、固まりつつある体制が今後の同社を担っていけるのかの問題も予想が付かない。

 実は今日、本屋で「ドイツリスク 「夢見る政治」が引き起こす混乱 」という本を買いました。正直全くまだ見ていません。しかし「タイムリーな本だな」と思ったことは確かで、明日から読もうと思っています。

 むろんVWが今起こしている問題とは直接的に関係ない。しかしいろいろな意味で今はドイツがいろいろな舞台で中心国になっている。その解明に役立てばと思っています。


2015年09月25日(金曜日)

 (13:25)知って愕然。「出来るようになっていたんだ.....」と。教えてくれたスタンバイの金曜担当の西坂君には感謝。

 iPhoneによる動画と写真(静止画)の同時撮影です。例えばモンゴルの夕陽、夜明け。それはそれは綺麗なので、写真ではなく動画で撮りたい。しかし動画を動かし続けていると、「写真を撮れない」という問題が生じるように思っていた。静止画はHPなどに使うので。ともに必要。

 むろん、動画から切り取り処理をすれば写真(静止画)を生み出すことは出来る。それはやったことがある。動画は静止画の積み上げですから。しかし手間がかかる。その結果、「何か素晴らしいシーンを撮るときには動画か静止画かを選ばねばならない」と思い込んでいた。

左の白ボタンを押せば、動画作成中にも静止画が撮れる  しかしその話をしたら彼が、「え、伊藤さん知らないんですか。出来るようになったんですよ....」と。どうやらiOSの8.11当たりから出来るようになったらしい。今の私のiPhoneはiOS9。

 やってみたら簡単でした。カメラマークを起動し、「ビデオ」にして動かし始めると、その左下にシャッターマークが出てくる。白い。それを押せば、動画(ビデオ)作成中でも、その瞬間の写真が撮れる。そして写真と動画が並んで記憶される、という仕組み。

 白いシャッターマークが出てくるのは「ビデオを動かし始めてから」です。そこが重要。今まで「何か白いマークが出てきているな」とまでは思っていた。しかし対象を追って端末を動かすのに忙しくて、それを押してみようという気にはならなかった。

 これは便利です。例えば直近の例だと、マングローブ林の中をカヤックで抜けながら夕陽が落ちるのを動画で撮りつつ、「ここは」というところでは写真に残して、それをあちこちに送ったりHPで使ったり。

 彼によればiPhoneの動画撮影、写真撮影に関する「技」はいろいろあるそうで、それをこれからネットなどで調べようと思っています。なにせ写真は私の趣味の一つですから。

 正直「動画と写真が同時に撮れない」(誤解でしたが)は私のこの端末に対する大きな不満の一つだった。でもそれは多分他の方も同じ。専用機で出来ることは携帯端末でも出来るようになる。そう考えたら、「バージョンアップの中味」をよく見てこなかったのが私にとっての失敗。今日はそれが出来ると知って、単純ですが嬉しかった。

 あーあ、モンゴルでも今度の西表島でも動画を撮りながら良い写真を撮れたのに、残念。でもこれからはokです。これは使える。


2015年09月24日(木曜日)

 (18:25)火曜日の午後から木曜日の午後まで、ほぼ50時間ずっと西表島にいました。何回も来ている島ですが、結構見所は豊富だし、海と山が揃っている。今回は今まで見ていない、体験していない部分を中心に。

美しかった落差50メートルの滝  島を巡っていて、ひょっと思いつきました。それは隣の石垣島が種子島なら、西表島は言ってみれば屋久島だな....と。西表も屋久島も山あり、ジャングルあり、滝ありのダイナミックな島です。当然海もある。しかし種子島と石垣島にはあまり高い山もない。だから人が大勢住んでいる。

 西表が特徴的なのは、「恐らく滝は100以上、河川は40以上」(島のガイドさんの話)という「水の島」の雰囲気。屋久島がそうですが、要するに高い山があると、そこに雲がぶつかって雨が降る。だから屋久島は鹿児島の人にとっても「雨の島」です。多分西表にもそういう雰囲気があるに違いない。

 西表は移動していると、そこら中に川がある。結構大きな川も。あの仲間橋がかかっている川など、とっても広くてカヤックやカヌーで上流に行くにしても、相当上にいかないと多分狭くはならない。面白い島です。

まるでおとぎの国の夕暮れのように綺麗でした  今回何が綺麗だったかといって、夕刻のマングローブ林でのカヤック探索とその後の夕陽の中での、というより夕陽に向かっての8艇くらいで移動ですかね。それはそれは南国らしい夕陽で綺麗だった。夕陽が綺麗なのはモンゴルでも経験しているが、カヤックで海の上からというのが格別。

 次に良かったのは「滝」かな。大きくはないが、急峻な山を登ったところにあるその「ピナイサーラの滝」(写真左)は「滝うえ」「滝つぼ」の両方に行きましたが、山道を含めて面白かった。「山」がある西表島ならではのツアー。滝うえでの昼飯(御握りではなく温かいソーキ蕎麦でした)、滝壺での遊泳もなかなか良かった。ツアーに参加すれば、比較的容易に連れて行ってくれます。ただし山道は結構きつい。

 夕陽とマングローブ林  あと良いのは人口の少なさかな。だって隣の石垣島より島自体は大きいのに、人口は5万弱対2300人弱。あまりの人口の少なさ故に、西表には「島一周の道」というのがない。大原と上原という大きな居住区があって、それぞれ港があるのですが、そこを結ぶ一本の道が道らしい道。人間は西表では明らかに希少種です。

しかし先ほども書きましたが、「自然がとっても豊か」です。牛車で行く由布島も含めて「自然の宝庫」の印象がする。どうやらガイドさんの話を聞いていると、「未だに人間が踏み込んだことのない一帯」が存在するようで、そこには「まだ知られていない滝があるかも知れない」と微妙なことを言う。

船には中国語の表示が  そう言われたら行きたい気がするじゃないですか。でもハブも多いそうだし、よく考えてから....と思っています。それはそうと、帰りに石垣港を通過したら、巨大な客船が。側面には中国語の表記が。台湾の船でしょうか。


2015年09月22日(火曜日)

 (16:25)大阪市内からバスで関空に、そこから石垣島まで来る間に、とっても面白い本を読みました。「中国人の頭の中」(新潮新書)というタイトルで、サブに『反日デモ、和食ブーム、「抗日ドラマ」、日本語学習熱、愛国教育、爆買い。ごめんなさい、日本が好きになりました』と書いてある。

 話しが具体的なのが良い。理論の本というより、生活体験、いろいろな中国人との付き合い、そこからの取材、分析が面白い。この本は現在の中国を考える上で参考になる。「...の頭の中」というのは、ちょっとオフェンディングな印象を与えるが、著者はとっても中国の人々に愛情を持っているのがわかる。

 中国人の反日意識の底には「反日教育」に加えて、テレビで最近盛んに放送される「反日ドラマ」があることは知っていましたが、この本はその経緯、営業的背景を明確に示してくれていて参考になる。

 ところで久しぶりの石垣島は、台風の傷跡がなまなましい。なにせ風速70メートルと。タクシーの運転手と話したら面白い話しが一杯聞けた。「本土の人は台風が来たらとっとと帰れば良いのに、台風でも石垣のホテルに残った」「そしたらホテルの駐車場にとめた彼等のレンタカーがひっくり返って積み重なった」というのです。

 恐ろしい風です。道を走っていたら「この辺の電柱は全部倒れた」と。実際に「多分台風の影響だろう」と思われる倒木が一杯ある。昔からこの辺は本当に台風銀座だと改めて思う。しかも最近のは強烈そのもの。

 でも今は平和です。完全に風もなくて、沖縄でも珍しい。木曜日の夕方まで八重山諸島にいます。


2015年09月21日(月曜日)

 (19:25)ギリシャっていう国は、ホントによく分かりませんね。このFTの観測記事のような判断もあったし、私も「そりゃチプラスを許さないギリシャの国民はいるだろう」と思っていたのに、「ギリシャ総選挙、チプラス前首相率いる与党が勝利 」と。

 50のボーナス議席を入れると予想獲得議席数が145で、「1月の前回総選挙で得た149から微減にとどまる」(日経)らしい。じゃ、いったいこの間のギリシャを巡る騒動はなんだったのか、と。

 まあ今の欧州は移民問題もあり、「とてもギリシャには手が回らない」という状況だろうから、「ギリシャが静かでいてくれることはありがたい」んでしょうが、いつまで静かでいるのか。「また近々」の予感がする。

 それよりもやっと南アフリカ対日本の試合を見ました。NHKの中継がビデオに残っていて。いや凄い。NHKのアナウンサーが「イケ、イケーィ.....いった」ですからね。一発であのアナウンサーが好きになったな。引き分けを選択せずに勝ちに行ったあの姿勢。最後まで機敏に動くあの姿。右に振り、そして最後は左に振り、そこでフリーでの飛び込みトライ。

 ビデオで見たら「球場が一つになった」のは良く分かる。数日前にNHKが五郎丸選手の特集番組をやっていて、それを見ていたので、あの独特の手を摺り合わせる仕草は「やってるやってる」と思いました。世界的に流行するのでは。イギリスの新聞は、彼の政策差を他のチームのキッカーもまねる必要がある、と書いていた。

 「プロ野球の悪口書くんだったら、ラグビーを....」というSNSでのある人の書き込みに実に納得。イギリスの新聞にさっと目を通したら、「アンビリバボ」(Sunday Times)とか、「greatest upset」とか最大限の賛辞。そのgreatestも「ラグビーのワールドカップ史上」から、「いやラグビー史上...かも」と。

 何よりも評価が上がったのはジョーンズさんだな。イギリスの新聞に頻繁に登場。「言ったことをやった」と。それにしても、あの敗戦が決まったときの南アの選手の茫然とした顔は忘れられません。

 今回の試合は私のビデのライブラリーの中では「永久保存版」となります。特にビデオの「38」からは。感動するスポーツ試合は何回見直しても価値がある。素晴らしい。いや実に。


2015年09月20日(日曜日)

 (09:25)「これは、興業でもエンターテインメントでもないな」と思いました。昨夜のヤクルトー巨人戦を球場で見ながら。

 珍しく試合が始まる直前には席について、「優勝がからむな」と思いながら見始めた。しかしとにかく試合進行が遅い。確か3回表の段階で既に1時間を経過。「ひょっとして4時間試合か」と。

 特にヤクルトの石山というピッチャーがちっとも投げない。ランナーが1塁と3塁にいたときなど、観客が呆れるほど球を持って右見たり左見たり、不必要な牽制を繰り返したり。審判が注意する必要があるのに、それもない。

 9月に入って神宮のウリのあの花火もなくなったのに、結局試合にかかった時間は3時間45分。サッカーの試合なら完全に2試合が出来る。そんな時間があれば私は原稿の2本は書けるし、本もまともなものが一冊読める。東京から大阪に移動して、まともな食事を終えられる。

 今は実質1時間に満たないテレビのドラマでも「かったるい」ということもあって見ない傾向が強い時代。日本の各テレビ局のドラマは視聴率的には考えられないほど不振。私は「時間のファクターが大きい」と思っている。

 というのはネットでは結構直ぐに「知りたいもの」に到着する。「サクサク」がネットの一つのポイントです。LTEなどで本当に「速く」なった。家には高速wifiがある。CMはネットではパス可能。だからテレビではなくネットを見る人が増えている。その時代に「4時間近くかけて試合する」「それを見せる」という日本のプロ野球の旧態依然。

 隣に座っていた人が4回くらいかな、「こんなに時間かかっていたら、最後まで見られない」と。きっとわざわざ時間をかけて遠くから球場に来た人なんでしょう。本当にその人は8回くらいで帰っちゃった。

 MLBのように「バッターは基本的には打席に立ったらボックスから出てはならない」といったルールもない。努力もなく、おまけにセリーグは弱い。パリーグは既にソフトバンクの優勝が決まりましたが、14ゲーム差をつけられて2位の日本ハムでも、貯金は19もある。対してセリーグ首位のヤクルトは貯金7。

 ということは、「日本ハムがセリーグに移ってきたら、断トツの1位で、日本シリーズは本来ソフトバンクと日本ハムが戦うのが妥当」ということになる。試合時間の長さ一つを見ても、「コンテンツのないエンタメ」(特にセリーグのそれは)になりつつある、と思いました。

 テレビが試合を全部流さないことには私も不満がある。だから見ない、見る気がしないということがあるが、しかし考えてみれば3時間45分も一つの試合を流すテレビ局はないだろうな、と思う。ネットで短縮バージョン、ハイライトを見れば十分。


2015年09月18日(金曜日)

 (05:25)引けてから15分ほどのCNBCの番組を引き続き見ていたのですが、面白かったな。FRBは「第三の使命」を作ってしまった、とイエレン議長を非難するグループがある一方で、世界経済は依存し合っているのだから「中国経済の変調」にFRBが懸念や不安感を持つのは当然でイエレンは正しいと議論するグループもあった。

 私は個人的には「アメリカ経済にとって中国の位置付けは小さい。今回利上げすべきだ」というものでした。アメリカの金融政策にも中国の影が大きくなるのは、あまり良い気分がしない。しかし書いたようにウォール・ストリート・ジャーナルがかなり前から「今回はない」と書いていたので、「そうかな」とも思っていた。

 今回の「見送り」でFRBは今後の政策がとりやすくなったのか、それとも難しくなったのか。多分後者だと思う。イエレン議長は記者会見で「中国」という単語を何回も使ったので、本当に今後中国経済がかなり悪くなり、それで世界の経済・マーケットががたがたしたら、FRBは「利上げできなくなる」という論理構成になる。つまりFRBの政策も「中国次第」と。それは気分が悪いアメリカ人はいっぱいいるでしょう。

 そこをイエレン批判派は、「雇用」「物価安定」に次ぐ「第三の使命(mandate)」に中国がなったのか、と批判。しかし今回に限って言うと、結局FOMCは「リスクは取れなかった」ということだと思う。

 つまり今回利上げするのは「バランスが悪い」と考えたのでしょう。「聞きたくないのにいろいろアドバイスが来る」とイエレン議長。IMFや世銀を指してるのかも知れないが、難しい判断だったと思う。アメリカ経済だけなら今回やって置いた方が良かった、と私は思う。しかしFOMCはその道を選ばなかった。

 「今日からもまた同じ議論か」とややウンザリですが、マーケットも同じ気分でしょう。ということはボラは下がらない? いくら中国や途上国のことも念頭に置かねばならないとしても、「FRBが出来ることは限られている」というのが現実。

 アメリからのおこぼれの資金に成長を依存している.....というのは、FRBの責任ではなく、各途上国の責任ですから。しかし世界経済はグローバル化する。しかし中央銀行は世界には各国にある。世界経済全体を見る世界中銀はない。実際にはその位置にFRBがなりつつあり、それをイエレンも認めた ? しかし続けるのは難しい。FRBはアメリカの法律によって授権されていますから。

 その意味でも、今回のFOMCでは「(FRBに)第三の使命が生じた」とするアメリカのテレビでの議論は、面白いポイントを突いていた。


2015年09月18日(金曜日)

 (04:25)利上げをしない理由建ては、「 Recent global economic and financial developments may restrain economic activity somewhat and are likely to put further downward pressure on inflation in the near term.」(最近のグローバルな経済と金融情勢の変化は、経済活動を幾分抑制するかも知れないし、短期的にインフレに対するさらなる下方圧力となる可能性があるから)というものでした。つまり最近の事態(世界的な)のインフレへの下方圧力を、「利上げをしない」最大の理由に挙げた。

 では「グローバルな経済と金融情勢の変化」とは何か。それについて声明発表後の記者会見でイエレン議長は明確に「新興国経済、中でも中国経済(の調整)」と「最近の株価の下落」を具体的に示唆し、「これからが見送りに影響を与えた」「もう少し様子を見るのが良いと判断した」との趣旨を述べた。

 記者会見で筆者が一番注目した質問は多分2番目にあり、「記者会見のない10月のFOMC」に関するものだった。記者は、「10月のFOMC(27、28の両日)には記者会見がないが.....」と聞いたら彼女は、「どのFOMC会合でも同等に金利変更を行う可能性があり、10月にそう(利上げ)判断したら措置を決め、記者会見を開いて意図を説明する」と述べた。つまり「10月は記者会見が予定されていないから、次に利上げがあるとしたら12月だ」と判断するのは時期尚早だということだ。

 ただし今回の「利上げせず」の決定に反対したのはJeffrey M. Lackerのみ。彼は リッチモンド連銀総裁で、声明で触れられている反対理由は「who preferred to raise the target range for the federal funds rate by 25 basis points at this meeting.」というもの。つまり今回の会合での0.25%引き上げを主張。

 あとの9人は賛成した。それは Janet L. Yellen, Chair; William C. Dudley, Vice Chairman; Lael Brainard; Charles L. Evans; Stanley Fischer; Dennis P. Lockhart; Jerome H. Powell; Daniel K. Tarullo; and John C. Williams.

 全体的な印象としては、「今回利上げはしなかったが、利上げに四分の一歩、いや五分の二歩、もしかしたら半歩近づいた」ということでしょう。この文章を書いている時点では、「据え置き」で100ドル以上上げていたダウ工業株30種平均は、その後下げに転じているが、これは「結局利上げは近づいた」との判断によるものかも知れない。10月のFOMCで仮に利上げを決定するとしたら、今から一ヶ月と10日しかない。

 第一パラの景気判断は前進している。インフレ率の見通しに関しても、「2%に近づく形で上昇すると確信できる時は来る」「インフレ率の低下は一時的」とのイエレン議長のこれまでの判断は変わっていない。むろん、それに関しては議論がある。

 今回の「利上げありや、なしや」騒動の中で筆者の印象に強く残ったのは、「今回もウォール・ストリート・ジャーナルの予測が的中した」というものでした。他の新聞が「close call」と言っている時に、二日ほど前から「今回はない」と確信的に報じていた。この新聞が確信的にそう書いた段階で筆者も、「ウォール・ストリート・ジャーナルがここまで書くなら、今回はないかもしれないな」と考えた。「9対1」という結果が、同紙の取材力の高さを証明していたように思う。

 結局「8月に始まった世界経済とマーケットへの不安感(それはかなりの部分、”中国への不安”だった)」が拭えないままの中で今回のFOMCが開かれた、と言うことでしょう。IMFや世銀主任エコノミストの忠告を聞いたかどうかに関しては、「耳には入った」が、利上げしなかった理由はそこにあるのではなく、「今回は利上げしないのがバランスの取れた金融政策だ」とイエレン議長は判断したのだと思う。

 最後に注目できるのは、ドットチャートなどから見ると、10人のメンバーのうち4人が2016年に入ってからの利上げを見ていることか。しかしそれも「情勢次第」ということでしょう。結局今日からも、今までと同じ状況、議論が続くと言うことだと思う。

Release Date: September 17, 2015

For immediate release

Information received since the Federal Open Market Committee met in July suggests that economic activity is expanding at a moderate pace. Household spending and business fixed investment have been increasing moderately, and the housing sector has improved further; however, net exports have been soft. The labor market continued to improve, with solid job gains and declining unemployment. On balance, labor market indicators show that underutilization of labor resources has diminished since early this year. Inflation has continued to run below the Committee's longer-run objective, partly reflecting declines in energy prices and in prices of non-energy imports. Market-based measures of inflation compensation moved lower; survey-based measures of longer-term inflation expectations have remained stable.

Consistent with its statutory mandate, the Committee seeks to foster maximum employment and price stability. Recent global economic and financial developments may restrain economic activity somewhat and are likely to put further downward pressure on inflation in the near term. Nonetheless, the Committee expects that, with appropriate policy accommodation, economic activity will expand at a moderate pace, with labor market indicators continuing to move toward levels the Committee judges consistent with its dual mandate. The Committee continues to see the risks to the outlook for economic activity and the labor market as nearly balanced but is monitoring developments abroad. Inflation is anticipated to remain near its recent low level in the near term but the Committee expects inflation to rise gradually toward 2 percent over the medium term as the labor market improves further and the transitory effects of declines in energy and import prices dissipate. The Committee continues to monitor inflation developments closely.

To support continued progress toward maximum employment and price stability, the Committee today reaffirmed its view that the current 0 to 1/4 percent target range for the federal funds rate remains appropriate. In determining how long to maintain this target range, the Committee will assess progress--both realized and expected--toward its objectives of maximum employment and 2 percent inflation. This assessment will take into account a wide range of information, including measures of labor market conditions, indicators of inflation pressures and inflation expectations, and readings on financial and international developments. The Committee anticipates that it will be appropriate to raise the target range for the federal funds rate when it has seen some further improvement in the labor market and is reasonably confident that inflation will move back to its 2 percent objective over the medium term.

The Committee is maintaining its existing policy of reinvesting principal payments from its holdings of agency debt and agency mortgage-backed securities in agency mortgage-backed securities and of rolling over maturing Treasury securities at auction. This policy, by keeping the Committee's holdings of longer-term securities at sizable levels, should help maintain accommodative financial conditions.

When the Committee decides to begin to remove policy accommodation, it will take a balanced approach consistent with its longer-run goals of maximum employment and inflation of 2 percent. The Committee currently anticipates that, even after employment and inflation are near mandate-consistent levels, economic conditions may, for some time, warrant keeping the target federal funds rate below levels the Committee views as normal in the longer run.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Janet L. Yellen, Chair; William C. Dudley, Vice Chairman; Lael Brainard; Charles L. Evans; Stanley Fischer; Dennis P. Lockhart; Jerome H. Powell; Daniel K. Tarullo; and John C. Williams. Voting against the action was Jeffrey M. Lacker, who preferred to raise the target range for the federal funds rate by 25 basis points at this meeting.


2015年09月17日(木曜日)

 (21:25)IT的範疇で今日の興味は「コンテンツ・ブロック」による閲覧の高速化の度合いを確認することでした。16日リリースのiOS9搭載の新機能。

 朝からiOS9のダウンロード着手で忙しくてほっておいたiPhone6プラスですが、さすがに帰宅時には終了していたのでそれを夜に展開し、早速サファリを開いたのですが、「設定」にはそれらしい項目がない。「あれ」と思って調べたら、「アプリをダウンロード」と書いてある。

 で、「CRYSTAL」というアプリをストアでダウンロードし終え、もう一度「Safari」の設定を見たら下部項目に「コンテンツブロッカー」というのがあって、それに進んだら「CRYSTAL」があって、それを「ON」にしてリブート。そして試したら.......

 ちょっとビックリしました。えらく速い。サクサク。「こりゃええな」という感じ。うーん、これはさっき紹介した日経記事の通り「戦々恐々の人達」も出るのではないでしょうか。

 ただし対応機種は限られている。かつ私のように、「それは面白そうだ」ということで、直ぐにアプリをダウンロードしてその効果を確かめる、というような人は少ないかもしれない。しかし「閲覧が速い」ということは、徐々にファンを広げる可能性が高い。

 ま、暫くオンにして使って、その他の影響を調べます。バッテリーが長持ちしてくれるなら、ブルーツースの増加分だけ減りが早くなっていただけに、嬉しい。


2015年09月16日(水曜日)

 (21:25)歌舞伎は本格的なものはあまり見たことがないのですが、最近「やはりこれは凄い」と思う出し物がありました。それは「お染の七役」。要するに「早変わり」

 見たのは「赤坂大歌舞伎」。出し物は二つ。「操り三番叟」と「於染久松松色読販」。お二人ともとってもお上手だった。はやり「人気だけではない」というのが実感で、本当に「日々の鍛錬が必要なんだな」と思いました。

 中でも「於染久松松色読販」における「お染の七役」(二代目 中村七之助)は、望遠でずっと見ていましたが、「なんでこうなるんだろう」と全く分からなかった。悔しいので家でネットで調べたらこのようなサイトがアップされていて、そこには

  こうした早変わりの演出や見せ方は、演じる役者の工夫によって上演するたびに変えることも多く、一定していません。意外なことですが、「お染の七役」に限らず、最近の歌舞伎で早変わりがスピードアップしたのには、着脱の容易な面ファスナーの発明が大きく寄与しているそうです。帯を解く必要がなく、一瞬で着物を取りかえることもできるようになったというのがその理由だと言います。早変わりをした役者は涼しい顔をして舞台に出てきますが、舞台裏をのぞいてみると、裏方やスタッフが忙しく動いています。出てくる役者は一人でも、こうした早変わりを成功させるには、裏方との息がぴったり合ったチームワークの良さが何より必要です。
 とか書いてあって、そりゃそうなんでしょうが、それでも「なぜあれが出来るのか」と不思議に思う。中国の上海に現地の日本人の方々に連れて行ってもらったレストランに、顔のお面を素早く、そして観客の前で変えるショーがあったのですが、歌舞伎のそれは遥かに凄い。

 だって歌舞伎のそれは、面相が変わるだけではなく、人間そのものが入れ替わりますからね。「吹き替え」という役者がいるそうですが、彼等は要するに「影」なので、出演者一覧にも出ないそうな。彼等の役割も大きいと思う。

 今回は「解説付き」で見ましたが、オペラと同じで慣れるまでは有用と思いました。気づかないところを解説してくれる。常磐津がなんと言っているかなんて普通では分からない。へえ、今そう言っているんだ、という感じ。

 それから驚いたのは信玄餅に片手バージョン(アイス・クレープ方式)があったことかな。好きなのですが、毎回困ったことがある。両手が必要、きなこが飛び散る。アイス・クレープ・バージョンは私が抱えている信玄餅がらみの二つの問題(ちょっと大げさですね)を一挙に解決。

 しかし「餅」の印象は薄くなる。家で食べるのだったら従来型かな。劇場でちょこっとスイートとして食べるならアイス・クレープ・バージョン。しかしアイス・クレープ・バージョンが売っているのは初めて見たし.......


2015年09月15日(火曜日)

 (13:25)ビックリしたな。午後1時前に東京に帰るために新大阪の26番線に上がっていったら、25番線にドクター・イエローの頭が。新大阪でドクター・イエローに遭遇することは過去何回もあったが、大体が隣のホームなどちょっと離れていた。

25番線に止まっていたドクター・イエロー  しかし今回は目の前。私も写真を撮ったが、大勢の人も写真を撮っていた。海外の人達も。日本人に「これは何か」と聞いて、納得して「希有もの」と分かってちょっと上気しながら。

 私は「中はどうなっているんだろう」と興味を持って窓の中を見ようとしたが、全部カーテンが降りていて、見えず。残念。きっと検査機器などが詰まっているんでしょうね。でも長いので、全部そうかな ? 一つくらい休憩室がありそうな。

 今回の大雨・台風で思ったのですが、東海道と東北の新幹線は一本も運休も遅れもしなかった。止まったのは山形新幹線だけ。強いですよ、日本の新幹線は。基本的にはこの二本の新幹線は高架を走っているので、確かに水害には強い。これからの心配は北海道の新幹線だな。運用主体(JR北海道)に心配がある。

 ところで、「企業」に関して二つのビックリ話題。一つは任天堂。うーん、銀行出身のトップですか。創業から長い間山内家から3代の社長が出た。3代目の山内溥さんは53年も社長さんだった。その後は岩田さん。でも共通点があった。どたなも言ってみれば職人、趣味人。

 今回の君島さんは、三和出身。ということは銀行出身。きっと入るときは自分が社長になるなんて想像していなかった。「三和」って懐かしい名前ですね。会社全体を知っている....というのが選任理由だとか。

 ま、分かりませんよ。逆に宮本さん達が自由に動ける体制になったので、「何か新しいもの」が生まれるかも知れない。しかし「あの人がトップにいるので、あの会社の製品を買おう」という誘因には乏しい。過去の任天堂、過去のソニーにはそれがあった。

 今日の記事を読んでいて、「あの世界の宮本さんも還暦過ぎか」と思いました。誰か新しいエースが欲しいですね。でもね、ソニーもそうなんですが、既に大きくなった会社に入ってきた人の中からは、なかなかエースは出ない。学校の成績は良いんでしょうが。基本的には「枠組みを守る人」が大企業に入る。善し悪しは別にして。

 「企業」でもう一つビックリ。中国の国有企業改革。記事を読みながら、「改革じゃなくて、改悪だろう」と思いました。民間資本を入れる、企業統治の考え方を導入するなど、ちょっと目改革が進むような雰囲気もある。競争倒れを防ぐために、国有企業の整理・統合も進めると。

 しかし、企業のトップはまた企業内共産党組織の書記(トップ)でなければならない、といった「共産党の支配優先」のとんでも規則が明確化。トップが企業の論理よりは党の論理を優先させることは明確で、要するに「共産党の支配を企業組織の隅々まで行き渡らせる」のが目的。

 そんな組織では、「新製品」なんて思いついても評価されないことは明確で、ちっとも「改革」「革新」じゃないですよね。中国はいよいよ「8000万人の共産党員の為の巨大国家」になりつつある。困ったものです。

 最後は共産党が牛耳るのが中国企業だったら、企業提携で新技術提供というのも危ない。だって、どうせダダ漏れでしょう。危ない、危ない。


2015年09月14日(月曜日)

 (21:05)これって酷くないですか。ということは、あの試合は「実は広島が3−2で阪神に勝っていた可能性が高い」ということでしょう。ということは、広島は既に勝率5割に達しているということ。

 むろん、「仮定」ですよ。広島に12回表に1点入っていたら、試合展開はまた違ったかも知れない。阪神が逆に頑張って2点入れたかも知れない。また広島の最後のピッチャーにはプレッシャーになったかも。

 しかしビデオ判定を導入したのは「より正確を期すため」でしょう。それが成果を出せないのだったら、「何の為のビデオ判定」ということになる。もし仮に阪神があの試合負けたとすると、阪神は今日時点で3位になる。勝ち数が巨人より一つ少ないのに、負け数が同じになるので。

 今年のセリーグは要するに貯金をパリーグに対抗戦でごっそりもっていかれて、確実なのは「低い勝率での優勝」ということ。首位のヤクルトで貯金が5で、勝率は0.520。対してパリーグの首位ソフトバンクは貯金46、勝率は0.692。

 ということは、広島にも十分に優勝の可能性がある、ということです。5連勝すれば貯金5ですから。最後の最後に「あの時、きっちり判定してもらって勝ち星が付いていたら」と広島ファンが地団駄踏む可能性があると思う。広島が頑張れば頑張るほど。

 間違いはだれにでもあるが、それにしてもこの「ホームラン判定」はシーズンの最後の最後にファンから大きなブーイングを受けそうだ。それにしても「”忍び返し”といわれる防止柵」とは。知らなかった。


2015年09月14日(月曜日)

 (20:05)この番組の収録があったので、白鵬が2連敗した取り組みまでしか見れなかったのですが、俄然今場所の優勝争いが面白くなってきた印象。新しい優勝力士が出れば面白いと思ってます。いつも同じ人が優勝していたのでは、面白くない。白鵬は好きですが。白鵬が初日から2連敗したのは横綱になってからはないそうで。希有な取り組みだったと言うこと。

 相撲を見ていたのは、今場所から親方になった旭天鵬がどんな顔して立っているか見れるかな.....と思ったから。いましたいました。あのちょっとにやにやした顔で。なんか昔から好きなんですよ。あのすっとぼけた感じが。でも一回優勝もしている。

 先日モンゴルに行ったときに、旭天鵬の写真がどこかにないか探したのです。なかった。日馬富士の写真しかなかった。彼の写真は空港の一番目立つところに「我が国の代表」的に飾ってあった。

 あれ、そう言えば日馬富士が今場所出ていないんですね。休場かな。それにしても、今日は幕内に入って11番連続で「西」が勝つという異常な日で、その連続を見るのも面白かった。

 ところで、今日収録の番組の坂本ヴェリタス編集長は今日話をしていて、「フルマラソンを30回は走った」という猛者であることが判明。100キロマラソンにも挑戦したことがあるとも。猛者ですよ。

 趣味が同じだと俄然親しみがわく。実は彼のことは、彼が記者を始めたかなり昔に会っているんですよ。しかしその後は特に会う機会もなかった。「今度、お供します」とか言われたけど、うーん、まだちょっと実力不足だな。私のサイドが。ははは。

 彼は「3時間半を切ったのは一回」とか言っていたな。ということは我が家の従姉妹の3時間27分は結構いけているということか。


2015年09月13日(日曜日)

 (10:05)もうほんとうに、超うれしいですわ。本気で。諏訪湖16キロ一周、完走。

 いえね、2年に一度の「いとこ会」(今回は12人ほど)が上諏訪温泉であったのです。諏訪湖からちょっと入った旅館で。むろん会自体も楽しいが、従姉妹の中にランニングに非常に強い女子が一人。それは以前から知っていた。そして彼女も今回参加。

 うーん、「一緒に回れたら...」と思っていたら、「(土曜日の段階で)明日は午前5時に起きて一周の予定です」(彼女)と。その子は私より一回り以上下の子ですが、運動万能で、ずっと前から東京マラソンとかいろいろ出ている。フルマラソン3時間27分の記録を持つ。

 実は私は諏訪湖(16キロ)も完走したことがない。いつも一人で回ると「あ、ここで写真撮ろう」とか、「うーん、空気を吸い込もう」とかやすきに流れて、途中結構歩いていた。

 しかし伴走者が居れば一人の時より長く、強く走れることは分かっていた。で、「じゃ、俺も明日の朝5時起きするから....」と挑戦。しかし「最後まで一緒に走れるかな...」と不安が。だって、実績ゼロですから。

 しかし不思議ですね。従姉妹が隣で走っているとなると、結構しゃきっとして、走れる。最初抑えめだったのも良かった。半分を過ぎた頃から、「こりゃ完走できる」という気分になって、最後は私はへろへろ、彼女はさすがにダッシュというかたちで、距離が出来てしまったが四分の三は併走。私にとっては嬉しい完走。

 午前5時ちょっと前に出発して、16キロを完走したのが午前6時45分ほど。だからそれほど早くはない。彼女はもっと速かった。しかし今までは諏訪湖を一周するのに2時間半はかかっていたので、超短縮。それが嬉しいし、何よりも走り通せたことが。

 なんか、独特の満足感。ほんとに正直「出来る」とは思っていなかったので。今まで出来なかったことが出来たのは従姉妹(みほちゃん)のおかげですが、うーん、一つ山を越えたような。


2015年09月12日(土曜日)

 (07:05)どうしてなんでしょうね。東京湾の下(70キロ)が震源なのに、調布が一番揺れて深度5と。分かりません、素人には。気象庁が8時前に記者会見を開くようですが。

 それにしても関東地方は「大雨」の次は「地震」。ま、あれやこれやいろいろ天災・災害があるから、「これは何だ」と好奇心が生まれて科学心が育ち、またそれに備える必要もあって技術が高まるのかも知れない。嘆くよりも、現実を受け入れるしかない。今のところ喧嘩できないので。

 しかしあの線状降水帯なるものを広島の災害に続いて聞くに及んで、こんな考えも浮かびました。「将来のいつか、なくす(消す)ことは出来なくても、あの停滞した線状降水帯を動かすことは出来ないのか」と。

 だって、南北に延びる鬼怒川の上に南北に線状降水帯が出来たから鬼怒川は氾濫したと思われるし、宮城県の氾濫したいくつかの川も要するに「停滞」が背景。としたら、あの「帯」を太平洋に押し出せば良かったわけです。

 風を送る、西側に高気圧を作る.....などなどいろいろ考えられる。広島の土砂崩れを取材したときも思いましたが、日本はどこでも「降水帯」が停滞すると、どこでも土砂崩れ、氾濫が起きる...と予想できる。だとしたら、笑い話でなく「降水帯を動かす術」が考えられても良いと思う。「輸出技術」になるかも。(笑)

 しかしそこからもう一歩考えると、「それが出来たら気象操作は武器になる、凶器になる」ということでしょう。今週関東地方にかかった「線状降水帯」はあたかもナイフのブレードのようだった。

 「武器」「凶器」と私が表現するのは、もし仮に「線状降水帯」を思い通りに動かせるとしたら、例えば「敵国の上空に帯を止める」ということもできる筈だからです。ま、そうなるのはちょっと想像できない将来の話でしょうが。

 たまたま私は地震の時間は車の中で揺れは全く分からなかった。高速の掲示板、それからラジオで聞きました。でもきっと揺れたんでしょうね。電話を入れたら「結構揺れた」と。それにしても神戸の時もそうだったのですが、朝6時前というのは結構地震が起きる。

 まったくの偶然でしょうが。それにしも今現在の情報だと、あまり被害はなかったようで良かった。明日はまた雨らしいので、今度はまた「雨に警戒」ということですか。


2015年09月10日(木曜日)

 (18:05)地図を見ると南北に長い鬼怒川。その鬼怒川の上に居座った南北に長い、そして強い雨雲。そりゃ、ひとたまりもないですよね。「経験がない」が多くの人の共通の言葉でした。

 それにしても堤防の決壊で家が流される....あまり記憶にないシーンです。鬼怒川って私の知っている限りでは、「家を流す」ほどの大河でも、水量の多い川でもない。多くの人が「まさか」と思ったのは理解できる。

 しかし実際にそういうことが起きた。たまたま出演していたフジテレビの番組は、ヘリが現場にちょうど到着したこともあって最初から最後まで「決壊現場」から中継でしたが、映像の力が一番発揮される瞬間なので、「こういう展開もありかな」と思って見ていました。テレビの番組中に、何人もの方がヘリで助けられた。

 それにしても、人間って、予想もしない事態にあっというまに遭遇するものですね。多分、あの決壊場所に近いところに住んでいた人は「まさか」と思っていたのでしょう。しかしそれは起こった。

 電柱の下で助けを待った人は、さぞかし心細くて、体も冷えたと思う。屋根でご夫婦(多分)で、犬を抱えて待っていた方も、自分が突然置かれた状況に「これは現実か」と思われたのだと思う。

 規模は違うが、また家や車が流れる映像を見せられた。3.11の時もそうでした。3.11のあと直ぐに気仙沼に行ってがれきの山を見た時に、どの物体も、誰かが思いを込め、お金を使って建てたり、作ったり、または買ってきた物なのに、と思った。

 今回もそう思いました。少なくとも画面的には家が5軒くらい流れていた。誰かが大きなお金を使って建てたモノなのに。悲しいでしょう。建てた人は。もちろん人命が一番大切ですが、実は人の思いを込めたモノも重要だと思う。


2015年09月09日(水曜日)

 (16:05)ちらっと見たら、あらら、株が日経平均で1343.43円も上がっている。最近では記憶にないな。絶対値が今よりも随分上だった、つまり1980年代、90年代にはあったような気がする。何回か。

 その当時は日経平均は高いところでは38000円を上回っていましたので、同じ%変化でも数字は大きかった。今テレビでは「東証開所以来6番目の上げ幅」と。うーん、まあそうでしょうね。今の絶対値は20000を下回っていますから、今日の上げは7.71%のアップ。でも確か21世紀に入ってからは、こんな大きな上げはなかった。

 それにしても、相場の揺れは激しい。世界中の中央銀行が今まで流動性を市場に付与してきましたから、それが萎縮するときも、その心理から解放されるときも相場の動きは激しくなる。

 問題は「続くか」を含めて、「今後はどうなるのか」でしょう。マーケットの予想は難しい。しかし人々の心理には波のようなものはある。ただし、まだまだ「材料」は続く。来週はFOMCがあるし、その後は米中首脳会談もある。

 仮に私がFOMCに関連した人間だったら、今日の世界的な株価の上昇を見て「落ち着いてきたかな」と思うと思う。しかしIMFに続いて世界銀行まで「(アメリカは)利上げを待って」と言っている。この辺が難しい。

 あそうか、今日はiPhoneの新製品発表日ですか。ちょっと楽しみですが、「斬新さ」がどのくらいあるかどうか。


2015年09月09日(水曜日)

 (09:05)そうか、「雨乞い」という単語はあるが、「お日様乞い」という言葉はないな。でもその言葉が欲しい感じ。

 今回も酷いですよね。遠隔地でそれぞれ生まれた異母兄弟台風の大きい方が、先陣を切って日本に向かっているちっちゃい弟に援軍(湿った空気)を送り込んでいる、という図式。よって「台風一過」とはならず、今日も明日も「雨」という状況。

 でも土日は今の天気予報だと「お日様」が顔を出す予定だそうで。その後はどうなんでしょうか。「天気予報」はあるが、あまりにも変化が激しくて、あまり信用できない。特に最近は。雨の筈が薄曇りから晴れたりして。一昨日がそうだった。

 ところで昨日は12人ぐらいの食事会があったのですが、「袋(ふくろ)さん」とか「本(もと)さん」とか、希有な名字の人がいて、面白かったな。両方とも珍しいでしょう。今まで聞いたこともない。

 名字ってとっても面白くて、日本中どこにでもある名字もあれば(それには理由がある)、「その地区」にしかないもの、「その一族」にしかないものもある。それぞれの名字がどうして生まれたのかを探すのは結構楽しい。

 そう言えば「袋さん」が、「同じ名字の人が会社に入ってきた」といって喜んでいたな。へえ、「袋」っていう名字はそれほど希有ではないのか、それともたまたま縁者がはいったのか。

 それと昨日話をしていて面白かったのは、白浜と城崎という二つの温泉町の中で、「好きな旅館」が2カ所ともに一緒になった人がいたことかな。これは結構珍しいことです。その両方の旅館の事を知らない人が多い中では。


2015年09月07日(月曜日)

 (19:05)ドイツに大量に入っている難民が「その後どうなるのか」に関する毎日新聞のこの記事は、サイドものだけど、読者には親切だな。

 そうか、典型的には「指紋採取→写真撮影→健康診断→施設(使われなくなった兵舎や改造店舗、テントなど)への移動」が第一段階。そこで審査が結構時間(平均5ヶ月以上)をかけて行われ、「適格」と「認定」されると「ITなど専門知識を持つ人から優先的に雇用」が斡旋されると。

 これは人手不足のドイツにとってはありがたい話だと思う。「IT」がまず挙げられているのが面白い。「滞在許可は3年間で、その間に故郷の事情が変わらなければ永住が認められます」と毎日。

 ではどの程度「難民認定」されるのか。「迫害などから逃れてきたことを証明しなければなりません。シリア人の難民申請者は今年に入ってから6月末までに86・7%が認められました。しかし、出身国がある程度安全だと判断されれば拒否されます。今年前半の申請13万件のうち、認められたのは34%。今年は既に約1万人が強制送還されました」と同紙。

 認定率34%とは結構厳しい。テレビのニュースなどを見ていると「ドイツ国民は歓迎。難民も嬉しそう」という光景だが、実は認定されずに国外に出される人も多いと言うことでしょうか。出されても大変だな。ドイツに来ても「とどまれないリスク」は結構大きい。

 なぜ難民の大部分がドイツを目指すのか。それは「ドイツ社会が難民を概ね受け入れる姿勢にあること」が大きいのでしょうが、条件も良い。正式認定以前でも「施設では生活用品の他、月140ユーロ(約1万8000円)の小遣いも支給されます。必要なら病気の治療も受けられ、就学年齢の子供たちは近くの学校に通います」となっている。

 さらに「認定されるとドイツ語教習に通う権利を得られます。独労働社会省は来年、最大46万人に33億ユーロ(約4300億円)かけて職業訓練を実施する予定です」と毎日新聞。つまり「社会への溶け込み」が前提。

 それでも、これはいつ殺戮にあうかも知れないシリアなどから見れば夢のような待遇でしょう。だから大部分の難民はハンガリーとかオーストリアを無視して、「ドイツへ、ドイツへ」と流れる。

 しかし問題は「欧州でもそんなことが出来るのはドイツとスウェーデンくらい」「他の国はなかなかそこまで出来ないし、国民も歓迎一色ではない」ということだと思う。両国の国内にも「もう限界」と思う人はいる。

 日曜夜のいま世界はでもテーマの一つだったのですが、とにかく絶対数が半端ない。レバノンとかトルコとか、従来難民を寛大に受け入れてきた国々も満杯になってしまった。押し出されるような形で難民は遠方の欧州を目指す。

 しかしドイツだけが彼等を受け入れる事が出来ないのは明らかで、メルケル首相などは「欧州各国の人口とか経済力に応じたクオータ制」を提唱している。しかし様々な条件を考えると、難民の大部分は「ドイツに行きたい」というでしょう。例えば「ハンガリーに行け」と言われた人は結局ドイツを目指すかも知れない。クオータという冷たい単語は、この問題には似合わない。

 エジプトの富豪が地中海の島を買って難民キャンプを作るとかいろいろ案はある。しかし今後何十年と続く問題で、子ども達も多い。2世、3世も生まれる。本当は彼等が住んでいた国が安定することですが、ISが勢力を落とさず、各勢力が覇権を争っているような所では無理です。

 何が出来るのか。国も個人も考えないといけない問題になってきたのだが、むろんのこと簡単なアンサーはない。


2015年09月07日(月曜日)

 (08:05)ありゃ、今朝も雨ですか。夕べの雨は酷かったですね。ちょうどいま世界はの出演が終わって、車で送ってもらうとき。ばけつをひっくり返したような。この手の「どか雨」は金曜日にもあったな。確か午後2時半過ぎ。

 それにしても、酷いですよ。今週も東京は土曜日まで「雨予想」。「こんなに日照時間が少なかったら、農作物に影響が出るのでは」とも思えるのですが、実際に野菜の値段は上がっているようです。

 それよりも「日光が欲しい」という気持ちが強くなった。夏にそう感じるなんて過去に例がないような。で調べてみたのです。「8月 東京日照時間」と検索を入れて。

 そしたら真っ先に出てきたのが気象庁のこのサイトです。ずずっと下がって東京を見ると、「東京」「9月6日まで過去30日」は、平年比の49%しかない。

 実感としては「もっと少ないのでは」という感じ。江戸時代だったら大飢饉になっていたかも。先週はどこか一日だけ結構お日様が顔を出しましたね。あれ、金曜日 ?

 その他は「曇天」か「雨」。その雨も時々「どか雨」となる。昨日の千葉の蘇我もひどかったですね。あんな突風もついて回る。困ったものですが、これは喧嘩のしようがない。東京でオリンピックが行われる2020年の天気はどうなっているのか。

 U−18の野球は、ちょうどテレビ出演中で見れず。日本の球児にとっては慣れ親しんだ甲子園でもあるし、もしかしたら勝てるかと思って注目していたのですが、アメリカも2勝はさせてくれなかった。母国の意地 ?

 でも「ミスで負けた」のはいかんとも。あと、最後の方に出てきた背の高いピッチャーは日本にはいないな。球の出所が全く違うので。打ちにくかったと思う。初回のミスによる一点が日本には重荷になったのかな。ま、彼等の今後に期待します。


2015年09月05日(土曜日)

 (10:05)やはり二棟で出来上がっていたホテルの一棟を潰す、作り替えるというのは大変なんだな、と思いました。

 所用があってホテルオークラに行ったのです。土曜日の午前だったかな。「どうなったかな」と思うじゃないですか。なので、残った南館がどうなっているのかをちょこっと見せてもらって、その後休館・立て直しが決まった本館を見た。

やはり寂しい感じですね  南館は外見は全く変わっていません。ただ以前は本館に比べてあまり玄関に人(ホテルの係)がいないのが特徴だったが、その時は4人も構えていた。ははは、以前より入りにくい印象。

 興味があったのは2階。本館に入っていたレストランがまとまって入ったと聞いていたからです。びっくりしたことに、山里と桃花林が南館の本館サイドに二つ並んでいた。以前はかなり離れた位置関係だったが、今は並んでいる。

 山里もテーブルがあり、お部屋があり、カウンターがあり...となっていて、天ぷらもあるらしいのですが。そう言えばお寿司はどうなったのかな。4年もあの状態が続くのはちょっとつらいかな。

 本館の方に回ったら、もう車が入れない状況に。ただし取り壊しはまだ外見的には始まっていない。ホテルの人と話したら、「まだ中から出すものが結構ありますから」と。そりゃそうだ。絵画とか陶器とか、その他家具諸々。

 大倉集古館も去年から閉まっているし、しばらくあの一帯は「寂しい地帯」になりそうな。ま、そうこうしているうちに、赤坂見附のビル(旧赤プリ)もかなり完成してきましたし、オークラの坂を降りた米大使館前もそろそろ下が終わって、上に向かって育ちそうな印象です。


2015年09月03日(木曜日)

 (10:05)上海の株式市場が、そして何よりも経済が「敗走中」に、中国は70年も前の戦争での「勝利」記念パレードを挙行ですか。習近平が何よりも欲しいのは「統治の正統性」でしょう。でも、得られないでしょうね。一瞬錯覚する人もいるかもしれないが。

 ずっと思っているのですが、中国は言ってみれば「遅れてきた帝国主義国家」です。中では国民に言いたいことも言わせず言論機関を統制し、ネットも自由に使わせない。チベット、新疆ウイグル自治区で中国政府が行っていることは、人道に反することばかり。だから外国人を閉め出している。地元の人々には旅券も与えない。

 「集会は全て抑圧」の大方針だから、法輪功だけではなくキリスト教まで弾圧する。潜在的に共産党に挑戦する可能性があるからです。外には「領土拡張」を進め、「エネルギーが欲しい」という意向を隠そうともしない。

 中国共産党が戦後に一定の役割を果たしたことは間違いない。中では大混乱だったが、あの広大に地域の安定性は相対的に保たれた。かつ経済的にも貧困の極みからある程度の成長を達成できた。

 しかし今は「あの国や地域を統治するのに共産党でなければならない」という理由はなくなっている。だからなくなった「統治の正統性」を一生懸命探す。それが今回の「抗日」「世界ファシズム」をターゲットにした初の軍事パレードに帰着した。見せつけるために各国の首脳を呼んだ。しかし集まった首脳は限定的。

 70年前の国民党や連合国の勝利をわざわざ「共産党の勝利」と呼び替えて軍事パレードを主催する。70年前ですよ。習近平自身も生まれていない。過去に目を据えれば据えるほど、現実と未来がおろそかになる。

 パレードが終われば厳しい現実が待っている。成長率は下がり、株式市場は言うことを聞かず、投資は停滞し、「汚職撲滅」だから消費は伸びようもない。対外的には様々な国と摩擦を抱える。共産党が一党独裁を続けるメリットは希薄そのものだ。

 ブラック・ボックスの世界第2位の経済大国。困ったものだ。存在自体が世界の不安定要因、世界経済の不安要因になっている。パレードで華々しさを演出しても、週末のG20では直ぐに中国は世界各国から、そして国際機関からやり玉に上がらざるを得ない。

 オバマ大統領は昨日声明を発表した。明らかに中国を牽制している。私は中国は好きだが、「異形の国の形としての共産党政権」は、今後は世界にとっての不安定要因、世界経済にとってのブラック・ボックスそのものだ。

 中国が大きく変わると期待するのは時期尚早な気がする。それが残念。過去は重要だ。しかし過去しか見ない国はいつか未来も失う。


2015年09月03日(木曜日)

 (01:05)ははは、昨日の飲み会でやっと両国の通称「ももんじゃ」、正式には「もヽんじやの豊田屋」さんに入り込むことが出来ました。これまで何回も私は「ももんじゃ」さんを会合の会場に提案したが、参加メンバーの誰かが「今回はそこではなく」ということで行けていなかった。だから行けたことそのものが嬉しかったな。

朝は結構ここにまで来ますが、夜は初めて  今回のメンバーは最初から「おもしろいじゃん」と。私を含めて3人。「ももんじゃ」という通称は「百獣」からと東京都墨田区の歴史に書いてある。そりゃ凄いですよ。創業が1718年ですからね。300年の歴史がある。

 最初なのでメニューの一番に載っている代表選手の「猪鍋のコース」を3人前。両隣のお部屋(全部で10以上)にもお客さんがいて、各部屋に「うりぼう」(剥製)が置かれているので、到着すると客からは直ぐに歓声が上がる。ははは。このコースは順番に

  1. 猪の肉を使った先付け(小ぶりのスープによるスターター)
  2. 鹿の肉の刺身(写真の通り)
  3. 猪鍋(最初に全品入れた写真を掲載してます)
  4. 鹿の肉の竜田揚げ(確か一人4個)
  5. 熊の肉のお汁(これが一番臭う)
  6. 鍋の〆としての太うどん(1人前で十分)
  7. 黒豆を使ったシャーベット(お口直し)
鹿肉の刺し。臭みもなく、まずいける  正直言って全体に「古色蒼然」とした風味がする。さっぱり系ではなく、味もしっかり濃い。でもそれは300年の歴史の重みですから。ああ「300年続く味とはこういうものか」と考えながら食べる。結構美味しいですよ。猪の肉の軟らかいこと。そして鹿の刺しの無臭なこと。対する熊汁の獣臭。

 店内も古い感じです。神田の焼け残りのあの一角(藪の近く)の古い店の雰囲気。階段がきつい。そりゃそうだ、地理的にも近いし、創業の時期も似ている。でもね、畳なので足がきつい。最後は私ともう一人は足を投げ出しました。座ってられない。

この腹は私のではない  でも行けて良かった良かった。朝は時々ロングの時にこの辺まで来るんですよ。「これは一回食べなくては」とずっと思っていた。猪も、滋賀、兵庫、和歌山など関西の山を駆け回っていた連中をゲットして....と。だから肉はしっかりしていますよ。ジビエ。

 この店から両国の国技館は直ぐ近くです。国技館が出来る前に相撲が執り行われていた回向院は目と鼻の先。あとの二人は大江戸線ということで両国から来たようですが、私は都営浅草線の東日本橋から。夜風にふかれながら6分くらいで着く。

 江戸の川沿いっていいんですよ。両国橋を渡って。うーん、鹿肉の竜田揚げは、鯨の竜田揚げに非常に似ている。私以外の若手一人も「これはうまい」と。今見ていたら竜田揚げの「竜田」は、奈良県の北西部を流れる「竜田川」のことらしいですねえ。

 私はそこに行ったことがないが、そこの秋の紅葉がとても綺麗らしい。「肉の赤い色と衣の白い色の混ざった様子」から、誰かが「竜田揚げ」と付けたそうな。どうでも良い雑学ですが。

 「もヽんじやの豊田屋」さん。皆さんも機会があったら是非一度。


2015年09月01日(火曜日)

 (12:05)今日はラッキー。天気予報的には番組終わりは既に雨の予定だったのですが、実際にはむしろ薄曇りの天気。体を動かすにはちょうど良い。昨日はちょっと飲んだので、アルコールもすっかり抜けて良かった。

 ところで、夕べから今朝にかけて二つ賢くなりました。一つは「画像検索」、もう一つは「スマホを使ったナビ設定」。「画像検索」については、数年前に「出来ない」という状況だったので、その後はトライしてこなかった。しかし今朝、例のエンブレム問題の事務所の別の問題発生の中で、若手に「出来る」と教えてもらいました。(今NHKが2020年の五輪エンブレム使用を中止...と報道...したと思う)

 まずグーグルで「画像検索」と検索すると、「google画像検索」と出てくるので、それをクリックすると出てくるのが左の絵。そのカメラマークをクリックすると、右の絵になる。そこで「画像のURL」か「画像のアップロード」を選べば、指定した画像に似たネット場の画像が出てくる、というわけ。

 「画像のURL」はネット上の写真にカーソルを合わせて「右クリック」するとプルダウンが出てくるので、それの中の「イメージのアドレスをコピー」(アップルの場合)などで取得できる。「画像のURL」にはドロップボックスも指定可能。

 この機能は、例えば花、動物、ビルなど写真には撮ったが「それが何か分からない」というケースにおいて役割を果たしうる。特に接写しているケースでは。というのは、その検索結果写真が使われていたサイトの説明文には「それは何か」が載っているケースがあるので。

 私も自分のサイトの写真でやってみましたが、対象物が小さかったりすると結果がよくなかったりする。しかし自分の顔の写真を検索したら、「あれ、過去にこんな写真があったんだ」とか、「ああ、あの人はあの時の写真を使っていたんだ」と分かる。「画像検索」はなかなか知っていて便利な機能です。

 もう一つは、ブルーツース機能のあるナビを凄く使いやすくする一般的なアプリとしてのNaviCon。というのはMIRAIが来たのですが、メーカーが用意したアプリの中には「ナビを部屋でセット・送信する」機能がない。これは他のメーカーの車では簡単にできることなので、「おかしい」「どこかに有るはずだ」と思っていたのです。なかなか説明書を良く読む時間がなかったのですが、昨日寝る前にちょこっと読んでいたら、「関連アプリ」の中に入っていた。

 これはメーカーアプリではないので、対応機種のスマホ、ブルーツースに対応するナビがあれがどこでも使える(と思う)。今まで私が使っていた外部入力ナビアプリは電話回線(多分3G)で繋がっていたので、直ちに送信できた。

 NaviConのそれは「ブルーツース通信」なので、部屋でセット(予約)しておいて、それを持って車に乗ると自動的に通信が生じて、情報(行く先など)が車載ナビにセットされるという形。今大阪にいるので実際にどう動くかは東京で見て見ないと分からないのですが、これは使えると思う。だって車庫などで車に乗ってからナビ入力するのは紛らわしいじゃないですか。

 説明を読む限りでは、メーカースペックのナビアプリより使いやすい印象。早速この二つの機能は使っていこうと思っています。



ALL RIGHTS ARE RESERVED.Copyright(c)1996〜2026 伊藤 洋一