2017年07月31日(月曜日)

 (09:01)「それは許して欲しいな....どうにかして」と思うことを二つ。

 一つはBS放送施設を整えていないホテル・旅館。私の場合、テレビは地上波よりはるかにBSを見る機会が増えている。なのでたまにホテルや旅館で何時もの通りにBS放送を見ようとして「契約がありません」と表示されるのが、とっても不満。

 コストがかかるから「そこまではちょっと」とホテル・旅館サイドの気持ちは分かる。しかし既にテレビで準主役になりつつあるBS放送は、顧客サービスの為にも是非必要だと思う。

 さすがに都心の大きなホテルにはほぼ例外なくBS放送は入っていると聞いている。しかしちょっと地方に行くと、かなり有名なホテル・旅館でもBS放送は未契約のところを多く見掛ける。どうにかして。

 次に車のナビ。最近は随時「地図更新」してくれる車が増えている。スマホと同じで地図元が書き換えれば、それが配信対象になって随時我々のアプリ、ナビも更新される。

 しかし依然としてディスクに書き込み、それが簡単には更新できないタイプのナビが付いている車も多い。最近とっても新しい道が全国で増えているが、ディスク・タイプのナビだとてとんでのないことになる。

 つい最近も新しい道が出来て右折すべき所をナビで「左折」と出て、危うかった。時には「道なき道を行く」になる。どうにかして欲しいな。ハードサイドの問題なのですが、思わぬ事故の元になると思う。どうにかして。


2017年07月29日(土曜日)

 (01:01)うーん、直感としては北米大陸のかなり広範な地域をカバーできるような長距離ミサイル(ICBM)の可能性があると思うな。

 引き続きロフテッドの軌道で、高度は3000キロを超え、飛行時間は前回よりは5〜6分長いという。前回のミサイル発射の当初報道は「高度2500キロを大きく超える 約40分飛行」というものだった。

 なので、確実に両方(高度、飛行時間)が伸びている。かつ今回は北朝鮮がいつも長距離ミサイルを打つ場所ではない場所(チャンガン道)から、いつもの「朝」ではなく「深夜」に発射した。「いつでも、どこからでも」のスタンス。

 前回(7月4日)のミサイルでも「ロフテッドでなければアラスカまでも」と言われていた。飛行時間が40分から45分以上に延びたということは、飛距離が10%以上(場合によっては20%弱)伸びた可能性が高い。もしかしたら三段ロケットの可能性もある。

 相変わらず日本政府は「分析と抗議」ですが、アメリカも相当危機感を高めると思う。既にアメリカは「2020年頃」としていた北米主要都市を狙えるICBMの実戦配備時期 について、「来年にも」と見方を変えていた。

 今回のミサイル発射に関連し、もしかしたらアメリカは「更なる北朝鮮のミサイル完成時期の前倒し」が必要になるかも知れない。その場合アメリカがどのような手段に出るかは不明だ。混乱していますから。

 文在寅のほほえみ外交が「完全な失敗」に終わったことは明らか。問題は強硬姿勢でも北朝鮮が動じないことだ。中国もロシアも暗に北朝鮮の行為を認めている。NHKの報道によれば、今回の北朝鮮のミサイルはヨーロッパにも届く可能性があるという。

 日米を中心に国際社会がどう対処するか、知恵と力が試されると思う。


2017年07月28日(金曜日)

 (16:01)あれはCCRだっけな。懐かしい名前です。その一番くらいに有名は曲が「 Have you ever seen the rain?」たっだような。

 で、この曲名を思い出しながらの私の不思議の一つは、「Have you ever seen the egg?」です。売り文句は「赤でもない、黄色でもない巨大な黒い卵が出現し.....そして....」だった。

 しかし私はこの「黒い卵」を一度として見たことがない。気がつくと突然それとそれが上に乗っている。結構既に多い。なので今は「まだ見ぬ黒い卵」が見たい......という気分になっている。

 「Have you ever seen the black egg?」 理由は分かるような気がする。「そんなもの出したおりには、大混乱.........そっと出すが良し.....」と。ははは。


2017年07月28日(金曜日)

 (05:01)キーワードは「統率力」か。蓮舫さんは「遠心力を止められず統率力不足」という趣旨の事を自ら言っておられるし、稲田防衛大臣は「巨大な防衛組織である防衛庁、自衛隊を統率する力が欠如していた」と言われる。

 日本からアメリカを見ていると、「混乱しているな」という印象だが、こうなってくると海外から見て日本は「混乱しているな」という印象になるだろう。蓮舫さんの辞意はあまり海外では報じられていないが、防衛大臣の辞任は海外でも大きく報じられている。 

 ある国の「軍の動向」は、地域、世界のどの国にとっても重要なので。CNNなんか直ぐに報じていたな。それにしても、「先進国の中ではもっとも安定した政権の一つ」があっという間にフラジャイルに。

 なんなんでしょうね「統率力」って。そしてそれをもたらすものは。一つは「生まれながらの性格」があるでしょうし、自分を取り巻く人との築いた関係も大きいでしょう。二人にはそれがなかったように思う。

 自民党には「(次の防衛大臣は)自衛隊、防衛関連に詳しい人がいい」という意見が出ているらしい。「そもそも防衛問題は得意ではない」という稲田大臣任命に対する反省が見られる。

 多分「統率力」をもたらす一つのイングリーディエントは「その分野における深い知識」だと思う。どうも二人はこれも欠けていた。加えて「そもそもこの人は正直なのか」」「真実を述べているのか」という疑念を周囲、そして国民から持たれるに至った。二人の辞意に 「驚きはない」「既定路線」「遅きに失した」という印象が付きまとうのは、そのためだと思う。

 「人気」「思い」は重要だが、「それだけでは絶対ダメ」ということが良く分かった....と言うか、分かっていたのに過ちは繰り返された、ということだと思う。人間の社会「やってみないと分からない」という面があるから、「常にトライする価値はある」とも考えられるが、今回は共に失敗。

 経歴もあるな。弁護士もキャスターも、組織の中で力を発揮するケースでは必ずしもない職業。だから大きな組織の中に長くいた人が良い、ということでもない。個人差がありますから。「人を率いる」にはそれなりきの資質もいる。田中角栄を見れば分かる。

 それはそれとして、この二人はこれからどうなるのか。稲田さんの得意技は知らないが、蓮舫さんには「舌鋒鋭く相手を責める」は迫力があった。しかしその人が野党第一党の党首になった瞬間に、国民には「ある種のイヤな感じ」を持たれたのかも知れない。組織のトップには包容力が必要で、それは政治家にも言える。

 「包容力」ね。これも難しい。安倍首相にもあるのかないのか。日本の政治も、そして世界各国も難しい時期が続く。私が心配しているのは、「こんなに民主国家がガタガタするなら、ロシアや中国のような権威主義的な国の方がうまく行く」といった認識にならないか、ということ

 それだけは避けたい。心から思う。


2017年07月27日(木曜日)

 (04:01)ちらっと日本時間の午前3時に出た7月のFOMC声明を読んでいて、「お」と思ったのは下から2パラの文章の真ん中。「 The Committee expects to begin implementing its balance sheet normalization program relatively soon, 」という部分でした。

 「relatively soon」ですよ。確か前回のFOMC声明はそんなことを言っていなかったと思って見たら、「The Committee currently expects to begin implementing a balance sheet normalization program this year, provided that the economy evolves broadly as anticipated.」となっていた。つまり前回「this year」だったものが、今回は「 relatively soon」。

 これが何を意味するかと言えば、FRBが資産縮小に着手するのは秋、具体的には次回9月のFOMC(September19-20*)で公表し、10月から100億ドルを限度に資産を減らしていくというスケジュールで決まり、と。「是が非でもやる」ということだ。12月の事を「relatively soon」とは言わない。

 後で詳しく見ますが、もう一つ気がついたことがある。それは前回「私は利上げに反対」と言っていた貸し借りさん、いやNeel Kashkariさんが賛成者の一列に加わっていること。「利上げには反対でも、資産縮小のrelatively soon実施には賛成なんだ」と分かる。

 本当に今回のFOMC声明は「こちん」と当たるところが少なかった。ま、前回が6月14日ですから、一ヶ月ちょっとの今日。次回は2ヶ月弱後。予定(資産縮小)は予定として、2ヶ月あれば何か起きるかも。


2017年07月27日(木曜日)

 (02:01)昨日書いた「英もガソリン・ディーゼル車の販売禁止」に関する文章に関して、SNSのお友達である藤田さんから「ドイツは昨年10月に一足先に2030年以降の内燃機関エンジンの禁止を発表しています」という連絡を頂きました。

 それに関連してGermany's Bundesrat Resolves End Of Internal Combustion Engineというフォーブスの記事を紹介して頂きました。ありがとう御座いました。

 このフォーブスの記事はドイツ議会の動きを捉えたもので必ずしも政府の正式決定ではないのですが、「ヨーロッパが向かうべき道」に関するドイツ議会の決意が感じられる興味深い記事だ。

 「Diesel and gasoline-powered vehicles officially are an endangered species in Germany, and possibly all of the EU.」という形で、「ディーゼル、ガソリン駆動車はドイツ、それに可能性としてはEU全域で正式に絶滅危惧種になった」という書き出しで始まるこの記事は、「2030年、内燃機関エンジンの禁止」というドイツ議会決議に関するもの。

 「An across-the-aisle Bundesrat resolution」と書いてあるので「超党派の議決」ということでしょうが、EU委員会に対して「to pass directives assuring that “latest in 2030, only zero-emission passenger vehicles will be approved” for use on EU roads」と要請している。つまりEU委員会に対してディーゼル車、ガソリン車をはやければ2030年に禁止するdirectivesを出せ、と言っている。そして走れるのはゼロ・エミッションカーだけと。厳しい。

 この記事は、「 On its own, the resolution has no legislative effect」と述べながらも(つまり決議なので法的拘束力はない)としながらも、「However, German regulations traditionally have shaped EU and UNECE regulations.」と述べて、「ドイツ議会がEUとUNECE(国連欧州経済委員会)の政策を形作ってきた、と述べている。まあそうでしょう。

 フランスに続くイギリスの政府レベルの発表。そして加えてのドイツ議会の動き。ヨーロッパのトレンドは決まったとも言える。


2017年07月26日(水曜日)

 (13:01)おやおや英もガソリン・ディーゼル車の販売禁止 40年までにですか。先日フランスが同じ期限で同様の措置を打ち出したのに続くもの。

 日経の記事は、「英政府が2040年までに国内でのガソリン車とディーゼル車の販売を禁止する方針を決めたことが明らかになった。英メディアが25日、一斉に報じた。」となっていて、そう言えば今朝はイギリスの新聞を読んでないなと思ってFTを見たらUK plans to ban sale of new petrol and diesel cars by 2040という記事が。

 フランスの計画はちょっと曖昧だったが、イギリスの今回の措置は結構しっかりしているように見える。日経の記事には「都市部などでの深刻な大気汚染問題に対応する目的。フランスも今月上旬に同様の措置を発表し、世界最大の自動車市場である中国も電気自動車(EV)優遇に乗り出した。自動車メーカーは環境対応の加速を迫られている」とある。

 ヨーロッパがその方向に走り出したとして、問題は日本とアメリカがどうするかです。相当先だから「まだまだ」と思っていても、結構年月は早いし、世の中の方向が決まると人々、消費者の美意識は急激に変わる

 となると、対応が遅れた国、会社の車は人々の選択肢の中から徐々に落ちている可能性が高い。ということは、「まだ先だ....」と思わずに、「早急に対処する...」という方向に動かないといけない。

 心配なのはアメリカのメーカーかな。日本のメーカーは結構「電気対応」をしているように思う。むろんメーカーによって差異はあるが、技術が遅れているのはアメリカのメーカーのように私は思う。勘違いで、日本が遅れているのかも知れないが。

 「電気自動車」と言っても蓄電社もあれば燃料電池車もある。各社がどういう選択を、消費者はどういう選択をするのか。あ、ヨーロッパではあと一つドイツの出方かな。


2017年07月26日(水曜日)

 (05:01)CNN(情報元は米政府筋でしょうが)を中心として、「近く北朝鮮が新たな弾道ミサイルの発車を計画している」との報道が増えている。同国北西部で車輌の動きが活発化しているそうだ。

 北朝鮮の実験の最近の特徴は、「毎回違った狙いを持ち、それぞれの目的を達している」と思われること。つまり急激に進歩している。一方で中国は北朝鮮との国境での防衛体制をレベルアップしているとも伝えられる。北朝鮮に関しては旱魃の悪化が伝わっている。

 またアメリカでは北朝鮮による核搭載の弾道ミサイル(アメリカ東部着弾可能)の完成は、予想より早いかも知れない、という見方も出ている。アメリカよりよほど北朝鮮に近い日本では、もっと北朝鮮の動きが話題になって良い筈なのに、とんとその気配がない。

 私が「ああ、議会ってこんなことが出来るんだ」と思ったのは、米議会で民主・共和の両党議員が「新たな対ロ制裁」を決めたこと。トランプ・ホワイトハウスは最初気乗り薄だったが、「大統領が拒否権を使っても、議会はそれをオーバーライドするだけの票を集めている」との観測が出てきて、「支持するかも」となっている。

 普段は厳しく対決している民主、共和の両党だが、国の安全保障に関する問題に関してはホワイトハウスを出し抜くまでの機敏な共同歩調を取っている。トランプ政権は大混乱だが、「アメリカには国が直面する大きな問題には一致団結する決意が残っている」と思う。昨日の国会で与野党が一致しているように見えたのは災害対策だけだ。重要だが、抜け落ちているものがある。

 日本の国会には対外問題でとんとそういった動きがない。むしろ国内のある一点に集中。集中するのは悪くはないが、「日本が直面している問題は実に多様だ」という視点を忘れてはいけないと思う。国会を怒鳴り声の場にするなどもってのほかだ。

 一昨日だったかな、北里大学に最後に獣医学部が設置された1966年。「日本の人口は何人だったのかな」と調べたのです。そしたら「1億人前後」と分かった。今より日本の人口が2500万人以上も少なかったときに最後の獣医学部が出来た。

 これはちょっとビックリだったな。ペットは増え、動物を経由した病気は増え、....と。1966年時点で獣医師が「供給過剰」だったのかは知らない。しかし愛媛県知事の加戸守行さんの話を聞いていると少なくとも四国、愛媛県では不足していたのだな、と分かる。少なくとも公務員獣医師は。

 それに関して思うのは、よく「行政が歪められた」と言う。しかし一番問題は、「その行政がどちらに顔を向けていたのか」ということだ。日本の行政は過去に山ほど間違い、顔向け違いをしている。だから今回の問題で一部で「行政は公正だった」という前提で物事を言う人の事は眉唾で聞かねばならない。

 「どちらに顔向けてんの....」という問いかけは、無論安倍首相以下の政府関係者にも言える。公務員獣医師が必要で、それは国民の為になるということが大筋だったら、「岩盤規制に穴を開け...」という主張を理解できる。

 しかし実は顔を自分の友達に向いていて、それを起点に様々な政策が立案されていたとしたら、それは「公正な政治」とは言えない。一昨日、昨日の衆参での閉会中審査を見ていて思う「どっちに顔向けていたの、この人は」という視点が重要だ、という点。

 「加計学園(首相の友が経営)の獣医学部設立」に関して「今年1月20日に初めて知った」という国会での安倍首相の説明はやっぱり無理でしょう。安倍さんとしては、「少しでも知っていた」と思われたら野党に追及されると思って「知らなんだ」ということにしたのだろう。しかしそれは無理筋だ。いつかばれる。

 「今治市が...」と何回も言っていたが、あれは方便にしか聞こえない。安倍さんは「それを言わなければ問題が大きくなかったのに」という発言が多い。以前の「そうだったら辞める」もそうだし、今回の「1月20日」もそう。

 攻める方の民進党の体制がガタガタなのを想起しながら(野田さんは辞めるらしい)、「この国はどうなる」と思うのは私だけだ。


2017年07月24日(月曜日)

 (09:01)あらら、今年の夏にメキシコに行く人は気を付けないと。今ABCがメキシコのリゾートで酒を飲むことのリスクを取り上げていた。

 それによると、メキシコの観光地のホテル(どのクラスか知りませんが)で使われているお酒(カクテルなどにも使われる)のかなりの部分は「危険な酒、というか模造品」で、飲むと気を失うなどいろいろな問題があるらしい。

 ABCは「多分それが原因で海で溺れ死んだ若い女性」の問題を報じていて、その他にも「こんな酷い目に遭った」という人が大勢出てきた。「夫婦で飲んだら一緒に数時間も気を失った」「音は聞こえるのに、目が見えなかった」とか。

 うーん、そう言えば、日本代表MF本田圭佑が移籍したパチューカはメキシコの1部でしたよね。ま、古豪クラブへの所属だから問題はないだろうが、イタリアよりは国としてはメキシコは危険度が高い。その分だけ気を付けて頑張って欲しいな。

 ところで「閉会中審査は何時から...」と思ったら、9時からなんですね。今日が衆議院、明日が参議院。加計学園、日報問題などなど。真実が出て欲しいが、この情報化時代に「言った、言わない」ですからね。呆れる。

 なので、結局のところ何が真実だったのかは分からない可能性がある。しかしそれとは別に政治的に一番重要な問題は、「それらのやり取りを国民がどう受け止めるか」だろう。

 政治的にはそちらの方が大きい。票に繋がりますから。「国民の印象」が重要なのは仙台市長選での自公敗北を見ても明らかなように政治的インパクトが大きいからだ。野党が与党質問の後にどのような質問力を見せるかが一つのポイント。

 この週末にはいくつかの世論調査が出た。ちょっと乖離している。日経は「内閣支持率39%に続落 政権におごり65%」と報じているが、毎日新聞では「内閣支持率続落26% 総裁3選を62%が否定」となっている。

 数字は乖離しているが、「安倍政権の危機」をコンテンツとしていることは共通している。午後に仕事が入っているので、それまで時間があったら少し見ていようと思う。


2017年07月22日(土曜日)

 (08:01)あ、そうだそうだ。このことをお伝えしておかないと。

 先日新幹線の車内放送が変化してきているという話を書き、具体的には

  「これは"ひかり""こだま"ではありません。お気をつけ下さい....」
  「...に停車しますが、到着後直ぐに発車します。お気をつけ下さい.....」

 の二つを紹介しました。この話をこの番組でも話題にしたら、「その背景には、こんな制度があるためですよ」と何人かの方から番組にメールを頂きました。

 それはジャパン・レール・パスという制度。訪日外国人などが一定の条件を満たせば、新幹線、在来線乗り放題のサービスです。これが凄いのは普通車ベースだと「7日間でおとな¥29,110、子供¥14,550」。

 この¥29,110って凄いですよ。大人が普通で東京-大阪間を往復する値段です。その値段で、例えば鹿児島中央から函館まで行ける。その往復も可能。在来線も可能、という来日外国人にとっては夢のようなパス(チケット)。

 14日、21日間有効というチケットもあって、例えば21日グリーン券は大人¥81,870、普通券の同は¥59,350。夢のような値段でしょう。そりゃこれを利用する外国人は増える。

 しかしこの夢のようなサービスには制限事項が結構ある。その中で代表的なのは、「ジャパン・レール・パスでは東海道新幹線の「のぞみ」、山陽・九州新幹線の「さくら」での使用は駄目、というやつ。

 しかし私の知識では、東海道新幹線では「のぞみ」と「ひかり」の差は表示でしかない。おそらく全部に近い車両がN700を使っている。つまり大部分の外国人には区別がつかない。

 で、多分その制約を知らないか、車両の区別が出来ずに乗れると思って「のぞみ」に乗ってくる人が増えた。そこで案内が増えた.......ということか。多分それが大きいように思う。英語でもやっていました。

 それにしても、日本に21日以上滞在して「新幹線・在来線乗り放題、普通車で¥59,350」って、私も買いたい。でもな、条件が。

  1. 外国から「短期滞在」の入国資格により観光目的で日本を訪れる外国人旅行者
  2. 日本国籍をもって日本国外に居住し、下記条件を満たす者
 とあって、「お、2はどうだ」と思うが、条件は厳しい。無理だな。


2017年07月21日(金曜日)

 (00:01)「それってやっぱり良くないよな....」と思いました。日銀による2%の物価達成目標の先送り回数が、今回で実に六回になった。しかも今回の先送りは「18年度ごろ」から「19年度ごろ」となった。一年。オリンピックの前頃になって「達成できる」と言っている。

 しかし今回を含めて6回も先送りしたものが、「あと2年で達成できるようになる」とどの理由を挙げているのかと思ったら、「物価上昇のモメンタムは維持されている」というのが黒田総裁の、聞き飽きた、繰り返された説明。

 うーん、具体的に何を指すのかな。円安の勢いは削がれ、株価は2万円前後で停滞し、資源価格は低迷、そして賃金上昇率は上がってこない。何せ政府が賃上げの音頭をとっているのが今の日本の現状ですから。ひょっとして「幸運待ち」とも思わざるを得ない。

 やっぱり6回も先送りをしたなら、「何故間違ったのか」の総括をしなければならないと思う。一回したような気がしたが、それでも目標は変えず、達成時期を先延ばししているだけなので、「何かを根本的に考え直した」ということはないのだろう。

 立場がある、というのは分かる。しかし日本の通貨当局は「これは実は謎なんです」と言ってしまうアメリカの通貨当局ほどの柔軟性もないと思う。目標達成期待を述べているだけでは、いずれ存在価値を問われることにもなりかねない。

 今日は日銀の記者発表も黒田さんの記者会見も見れていない。その時間は「上大岡」という場所に居ました。その地名を最初聞いたときに、なぜか「ああ、東工大のあるあの街か....」と思ってしまって、「近いだろう」と思ったら、とんでもない。

 高速に乗ったら「出口は磯子」と出て、事態の深刻さに気づいた。何とか滑り込みでセーフだったのですが、実際危なかった。ちょっと事前にナビって見れば良かったのですが、「近い」と思い込んで失敗。

 なので日銀の説明はこれから見ますが、「どうせまた先送りだろう」と誰もが予想できるような発表・記者会見では価値がない。ECBのドラギ総裁も今日の先頃記者会見したのですが、その後はどえらくユーロ高に展開している。

 「秋には金融緩和策の縮小を討議」と発言したとか。「討議」なので、実際はかなり先なのですが、日銀の「出口」は一体何時になるのか。そしてそれはオリンピックまでにあるのか、ないのか。

 日本のマーケットのボラはまたまた落ちそうな雰囲気。AIが進出し、そしてボラはおさえられる。日本のマーケットは苦しいんじゃないかな.....と思う。


2017年07月20日(木曜日)

 (10:01)昨日JAIPA Cloud Conferenceで他の人達の講演を見ていて、「パワポもなかなか機敏でいいな」と思いました。プレゼンに使うときのソフトとしては。

 私が機敏だと感じたのはiPhoneでメモとかURLを使って講演するよりも、という意味です。というのはURL先に渡るまでに微妙に時間がかかる。相当早いWIFIを使っていないと、4Gくらいではちょっと間が空く。

 しかしパワポではその辺は機敏です。さっさっと画面の切り替えが出来る。昨日は私以外は全員がパワポでのプレゼンで、私だけがiPhoneを使ったプレゼンだった。しかしパワポの優れた点を見ながらも、私はまだiPhoneプレゼンを続けようと思った。

 なぜか。先ず第一にズーム、フォーカスが出来る。容易にその部分を拡大できる。パワポの画面を見ていると、どの字もあまり代わり映えしない中では、なかなか頭に素直に入らない。特に後ろに座っている人は、その多くが画面の字を追えないと思う。

 だからパワーポイントが役立つのはグラフ、チャートなどです。字の表示はあまりうまくいかない。特に情報を多く入れようとしたら、益々読みにくく、最後は「読みたくない...話だけ聞こう」ということになる。スマホはその点自由自在です。

 なので昨日思ったのは、ズームやフォーカスが出来るパワーポイントソフト(一般的にはプレゼンテーションソフト)は出来ないのか、という点です。これはスクリーンタッチというハード側の機能がないとできないが、だとしたらiPhoneでパワポを動かしたら、それは可能なんですかね。

 二番目は音かな。昨日はイヤホンジャックから会場に音を拾う装置がないと言われた(そんなことはないと思うが)ので使わなかったが、スマホからは実に簡単に会場に音を送出できる。通常は。なので私は色々な音声付きの動画を使う。それの方が見に来ている方々の記憶に残るので。

 そう言えばパワーポイントに音声機能を付けるというのも面白いと思うがどうでしょう。もうある ? いえ、実は暫くパワーポイントでプレゼン資料を作ったことがないので、知らないのです。

 もし大きな進化があったのなら、教えていただければ幸いです。


2017年07月19日(水曜日)

 (22:01)うーん、今日は一日「IT・クラウド」尽くしでしたが、面白かったな。一つのコンファレンスに一日いるということが少ないだけに、私自身の頭がまとまり、とっても勉強になった。JAIPA Cloud Conferenceです。

面白いメンバーでした  一つのコンファレンスをランスルーすると、自分の知識・理解の欠如ポイントが分かって、それを矯正する力が働く。なのでこうした会合に一日いてずっと参加していることは必要なのです。業界のレベルと、私の知識・理解の摺り合わせのためにも。

 朝から盛りだくさんでした。省庁の担当者の方々のお話があり、その中では「へえ、こんな事もしているんだ」ということもたくさん。オリンピックを控えて「日本のそのものが狙われる時代」に向けて「取り組みは絶対に必要だ」と思いました。

 AIの話も面白かったし、2020年の東京オリンピックとサイバーセキュリティの話も納得がいった。日本に元締めがないのがちょっと気になったな。サイボウズの「働き方」に関する青野社長の話には笑えてたし、納得出来た。

 ずっと考えていたのは、日本や日本人、そして日本の組織とIT(クラウド、IOTを含む)の親和性の問題かな。いや、どこの国にも「うとい」(別に悪いことではない)人はいる。しかし、日本の抱える問題は「経営、または経営者とITの親和性だな」と思いました。今の組織に落とし込もうとする。違うと思う。

 アメリカのように「人の流動性」が高い社会だと、自然と経営層とITの親和性は高まる。入れ替わりますから。しかし人の流動性の低いセクターだと、そうはいかない部分がある。

 私の講演はこれをレジメに使いました(最初アップしたものにはリンク不良があったので、ちょっと改善しました)が、マクロ経済や社会、経済にまで視点を広げたのは良かったと思う。

 またこうした機会があれば私自身のアップデートのためにも積極的に出たいと思う。しゃべっているだけでは枯れてしまいますので。
 


2017年07月19日(水曜日)

 (09:01)毎朝そうなんですが、今朝はとりわけ誘われました。だって外気温を見たら24度。25度が分かれ目でしたよね。熱帯夜かどうか。つまり夕べは違ったと言うことです。きっと涼しいに違いない....と。事実そうでした。

 何故かと考えたらやはり昨日の雨ですかね。というかヒョウ。驚いたな。私も稲城での野外運動の最中に急な雨で結局続行は無理になったのですが、後に「都内各地でヒョウ」と聞いてびっくり。

 それにしても世界各地で個別地域の集中豪雨が続いている。今朝はイギリスからブリテン島の左下のコーンウェルで激しい、北九州を襲った豪雨並みの雨のニュースをBBCがやっていた。世界各地での豪雨。地球温暖化のせいなのか、その関連を知りたいな。

 一方でヨーロッパの南部、特にポルトガル、クロアチアなどで大きな火災が発生している模様。世界のニュースを見ていると、本当に天候、異常気象、火災のニュースが多い。こうした中でパリ条約から撤退する国がある。どうにかしていると思う。

 今日はJAIPA Cloud Conferenceが品川であり、講演とかパネルディスカッションのモデレーターという私の出番は午後ですが、せっかくだから朝から行こうかなと思っています。ITのことはいつも考えていますが、全部に出るとまた違ったアイデアが持てるような気がする。

 講演のレジメは昼ごろサイトとして上げようかと。いつもは自分で喋るばかりですが、人の話を聞くのは実は好きです。


2017年07月17日(月曜日)

 (13:01)世を怒っている人は一杯いるのですが、最近ではこの人の怒りに興味があるな。世界最大の金融機関であるJPモーガンのトップ、ジェイミー・ダイモン氏。「アメリカ人であることが恥ずかしい」とも。

 結構多くのメディアに取り上げられているのですが、このガーディアンの記事が一番よくまとまっている。彼はこういう。「It’s almost an embarrassment being an American traveling around the world and listening to the stupid shit Americans have to deal with in this country」と。

 この「stupid shit」の部分を「sh....」と表記しているメディアもあるが、ガーディアンは明確に書いている。同行の業績もいいし、アメリカも成長している。しかし彼が気にくわないのは、アメリカの政治が基本的にやるべき事を出来ておらず、それが「アメリカの成長率を低め、それがアメリカ人に打撃になっている」ことだという。

 彼は「We need infrastructure reform.We need corporate tax reform. We need better skills and education. If we don’t focus on these things, we are hurting average Americans every day.」と嘆く。

 就任から半年を迎えたトランプ政権。重要法案は一つも通らず、政権が話題になるのはスキャンダルばかり。政治は全く進まない。彼は「財務長官の席」をトランプ氏から提供されたものの、それを断ったとされる。正解だったかも知れない。政権の混乱を見通していたのだろう。

 トランプの支持率は直近の世論調査で36%と戦後のこの時期のアメリカ大統領としては史上最低だそうだ。本人は「この時期としては悪くない」と言っているらしいが、そうなのかどうか。

 ダイモンは言う。「At one point, we all have to get our act together, or we won’t do what we’re supposed to do for the average Americans." (Among the problems Dimon listed were the lack of wage growth, overdue upgrades for bridges and airports, and that "our inner city school kids are not graduating.")」と具体的だ。

 「怒り」を通り越して「諦め」とも思える記事は、日曜日の日経にあった「ディーラー 失職の危機 金融機関が事業縮小」かな。下の見出しに「動かぬ長期金利、細る商い」との記述が。聞いてはいたがこの記事には具体的に事実が記されている。

 そりゃそうだな、今の長期金利の動きではマーケットが成立しない。変動相場制以来のマーケットは今や危機にあると言うことです。それが経済に良いかどうかは別にして、変化は金融市場にも押し寄せていると言うことでしょう。


2017年07月17日(月曜日)

 (08:01)昨日の上尾ね。絵がいくつも残っているのですが、その場にいた人の話では本当に風は突然来たようです。なので警戒のしようがない。

 VTRを見ると、ビルの間を抜ける凄い強い風です。通常設置のテントでは全くもたなかったのでしょう。その中で油が散ったりして大勢の方が怪我をした。突風は時々経験しますが、最近の日本では強度、頻度が上がっている気がする。

 今朝(午前7時過ぎ)も青山一丁目付近の246沿いを走っていたときです。突然風が強くなり、空がかき曇り、そしてパラパラと雨が。「これは」と思っていたら、しばらくして雨がやや強くなった。その雨は直ぐに止んだのだが、「こうやって来るんだ」と思いました。

 しかし天気予報では大気のバランスが悪くなって午後に急な雷雨と。夏や朝行動して、午後は車で出掛けることが多いのですが、ちょっと気を付けないと。皆さんも。


2017年07月13日(木曜日)

 (22:45)今NHKは盛んに「劉暁波氏が死去」のニュースを流していますが、多分その海外向け放送は中国ではブロックされているだろうな、と思いました「自国にとって都合が悪い」と考える海外の放送があると、。中国の政権は当該放送を中国国内でブロックする。画面が突然真っ黒になるあれです。

 劉暁波氏は、中国の民主化運動の代表的な人物。収監中に癌が悪化し、中国の病院に移された後の死去。海外治療の願いも叶わず。民主化を求めれば国家転覆罪というのですから、酷い話です。

 世界で経済・軍事で存在感を徐々に強めている中国ですが、劉暁波氏を巡る情勢の推移などを見ると、とても「世界の尊敬を集める国」ではない。「共産党の一党独裁」という政治システムそのものが問題です。

 その意味でもアメリカにはしっかりしていてもらわねばならないのですが、トランプ政権はいつまでたっても「この方向なんだ」と納得出来ることがないし、成果も生まない。常にスキャンダルまみれで仕事が出来る状況ではない。

 今はむろんジュニアの問題。「他国、それもロシアから相手候補に関する悪い情報を貰う」事に対する逡巡がない(I love it)というのは信じられない感覚です。私はとっくに「トランプ疲れ」を感じているのですが、先日BBCを見ていたらトランプ氏を支持したネブラスカ州などではまだ「トランプ支持」の人が圧倒的とか。

 「弾劾」に賛成する米共和党の議員はまだ少ないでしょうが、徐々に「トランプには疲れた」という人が増えるような気がする。NHKのニュースによると、ペンス副大統領がトランプ大統領から距離を置き始めたとか。そりゃそうでしょう。

 先日広島のことを書きましたが、今日会社の後輩の小林君から「 10/30にシンガポール航空の子会社(本体でないところがちょっと残念ですが)シルクエアーが直行便を就航させます」という情報を寄せてくれた。

 彼によると、「広島には厳島神社や原爆ドームという世界遺産がある。しかも日本各地へのゲートウェイとなる」と当該航空会社は前宣伝しているという。確かにその視点はある。広島まで行くと福岡は近いし、大阪も直ぐです。海外旅行者にとっては大阪は一番人気の日本の都市。ちょっと富士山が遠くなりますがね。

 これで益々広島を訪れ、そこを拠点として日本を楽しむアジアの観光客が増えそうです。広島は空港がちょっと街から遠いのが心配ですが。


2017年07月12日(水曜日)

 (11:23)以前は言っていなかったな.....と。新幹線のぞみの車内放送です。気づいたのは二つ。

 「これは”ひかり””こだま”ではありません。お気をつけ下さい....」
 「...に停車しますが、到着後直ぐに発車します。お気をつけ下さい.....」

 乗る人が少しずつ変わって、従来の放送では間に合わなくなったので放送を変えている、と考えるのが自然です。ひりか、こだまに関しては車両がのぞみと一緒になってきましたから、確かに間違える人がいるかもしれない。以前はこだまは全然違う車両だった。

 「直ぐに発車するから気を付けろ」は多分外国人向けです。新幹線は観光列車じゃないので、各駅での停車時間はすこぶる短い。海外の列車でこれほど駅での停車時間が少ないのは遠距離列車としては珍しい。シベリア鉄道なんて一つの駅に止まると20分止まっていることもある。

 新幹線は素早い。なので、のんびりしていたら所要の駅で降りられなかった.....という外国人がいたのでは、と想像。英語でも言っていましたから。もっとも英語が分からない人も一杯来ているでしょうから、それで問題が解決したことにはならない。


2017年07月12日(水曜日)

 (10:23)相変わらず綺麗な街だな、と思いました。広島です。緑が多く、道も広々としていて、特に平和記念公園や平和大通りはとても大きな都市の真ん中とは思えない。

いつも心を打たれる公園です  講演会場だったリーガが一杯でクラウン・プラザに泊まったのですが、朝散歩するのに最適だった。6時過ぎには平和記念公園をゆっくり回っていました、「またここに多くの方が集う季節だな」と思っていました。

ちっとも逃げませんでした  時間があったのでゆっくりと公園の外周も回ったのですが、今まで見ていなかった彫刻などもあって、改めて重みを感じました。昼間行くと人が多い公園も、さすがに6時過ぎではまばらで、少し雨がちなのがちょうどいいと思いました。

 広島で変わったのは、外国人観光客の急増かな。なにせお好み焼き屋に一杯入っている。ホテルの支配人と話をしたら、「通年でお客さんの3〜4割は外国人観光客です。本当に増えました」と。

 後でちょっとしまったと思ったのは、「朝4時に起きて車をとばせば、朝の厳島神社(宮島)が見れたのに....」という点。気がついたのは相生橋(元安橋? )の近くの船着き場に「宮島行き」があったため。案外近い。

 展示の仕方 ?  講演はドリームベッドさんに頼まれたものですが、その前に同社のショールームを見せて頂いて、これが面白かった。何せ人生の四分の一はベッドで過ごしますから重要。

 いつも思っていたのはホテルのレベルが上がると、ベッドの高さが上がるのは何故か、「不必要に高いだろう」と思っていたのですが、スプリング競争の結果と。うーん、それでも高すぎるベッドは嫌いだな。好きなのはローなベッドです。

 ソファなどその他の家具もあったのですが、面白かったのは「スライス」と名前が付いたソファ群かな。写真をアップしますが、見た瞬間に「スライスじゃないだろ。ドローだだろう」と。ははは。でも面白いコンセプトでした。

 それにしても広島は野球で盛り上がっている。広島の人に「今年の広島は強いね....」というと、「ああ、カープですね」と。そこで気がつく。そりゃそうだ、と。我々は「広島」と呼ぶケースが多いと思うが、広島の人にとってはあくまで「カープ」。大勢の方に、「今年は是非日本シリーズで一番に」と期待を述べておきました。

 チェックインしたのが午後7時前だったので、ホテルのフロントに「稀勢の里はどうした」と聞いたら、きょとんとしている。「興味ないんだ..」と言ったら、「はい、カープは気になるのですが.....」と。正直でよろしい。ははは。

  朝鶴竜が休場と読売新聞だったかな。うーん、稀勢の里もそうなる可能性が。心配だな。やっぱり出ちゃ行けないんですよ。


2017年07月11日(火曜日)

 (10:23)「あれ...富士スバルラインはいつからマイカー規制に入るんだっけ」と思ってネットを見たら、今週の月曜日の午後5時からでした。そこから2ヶ月余はバス、タクシーなどの車以外は乗り入れが基本的に不可になる。

 というのも、たまたま月曜日の午後3時ころ進入不可のチェックポイントを通ったのです。富士スバルラインのマイカー規制は毎年のこと。去年7月19日に富士山登山した時も富士山北麓駐車場に車を止めてバスで上がった。五合目まで。

 しかし改めてこの規制に関する通知を見ていたら、どうやら燃料電池車はちょっとした届け出で規制対象から外れると書いてる。電気自動車もそうです。

 MIRAI君には希有な特権で、だったら今年もチャンスを見付けて本格的な富士山登山ではなく、早朝に出て適当に登って夕方には下ってくるというのもいいな、と思いました。普段の走ったり歩いたりと違って登山は違う筋肉を使うのでたまにやると気分爽快。

 そう言えば先週末は約24時間富士山麓で過ごしましたが、夕方から夜、そして夜明けにかけて実に過ごしやすい。「やっぱり違う」と思いました。空気が違うのです。月曜日の夕方に東京に戻って、今朝は広島に向かっていますが、凄い暑さ。

 東京駅に向かう際に皇居回りをタクシーで通ったのですが、まるで日曜日の午前中のくらい車も少ない。タクシーの運転手さんと、「暑いと車も出てこないのかね....」と言っていました。

 今見た東京新聞には「熱中症搬送は4241人 前週の2・2倍、6人死亡」という記事が。今の日本は西で大雨や地震、東では熱波に気を付けないといけない。雨と言えばあの雨雲を見て「韓国も相当な被害では」と思っていたら、今朝のKBSではやはりその報道が大きかった。

 線状降水帯をどうにか動かせないかと思うが、そうはいかない。地球温暖化が進むと今のような異常な雨の降り方が増えるようで心配です。


2017年07月09日(日曜日)

 (14:23)今日からは相撲が楽しみですが、日本の政界では「フーン」という動きが。まず都民ファーストのサイドから。「年内には、少なくとも何らかの動きがあるのではないのか」と自民党を離党した若狭勝衆院議員(無所属)。

 同議員は小池百合子東京都知事の側近とされ、「何らかの動き」というのは国政進出に関して。政党交付金は確か年末時点の議員の数に応じて支払われるので、いつも「政党樹立」は年末が迫ると話題になる。

 一方民進党の動き。共同通信は「民進党の野田佳彦幹事長が、東京都議選で敗北した責任を取るとして周辺に辞任の意向を漏らしていたことが分かった。自ら身を引くことで党内の動揺を抑え、蓮舫代表に責任が及ぶのを回避する狙いがある」と。

 しかし私は野田さんが辞めたら民進党はいっそう動揺する、と思う。都議候補があれだけ辞め、そして国会議員の中にも民進党を離脱する人が出ている。野田さんが辞めて誰が人気のない蓮舫代表を支えるのか。人気薄にはやむを得ない面も。

 二つを合わせて考えると、ともに「もしかしたらそうなる」という話ながら現実になったら、日本の政界の一つの大きな動きになると考えるのが自然です。「影響力を益々落とす民進党、そして伸びる都民ファースト」。

 しかしその先を考えると心配だな。その一つは都民ファーストには意思決定機関らしきものがまだ全く存在していないこと。小池さんもそれを認めていて、「なので私と野田代表で決めている」と言っている。そりゃ政党と呼べないでしょう。

 小池さんの選挙直前での代表就任と、選挙直後の代表辞任はすべて「二人で決めた」とされる。つまり他の人達は地域政党運営に全く関与させてもらっていない、ということです。国政政党になるとどうなるのか、政党としての理念はあるのか。

 もう一つ心配なのは、もともとは小池さんの秘書で今は都民ファースト代表の野田さんという方に関して。まだ彼の書いた文章などは読んでいないが、この記事などを見ると、相当偏った考え方の方だ。HPを見ても野田さんという方の挨拶もない。「小池さん周りには人がいないのかな?」という印象も受ける。

 仮に所属議員の間で脱民進党が進んで、例えば「国民ファースト」という都民ファースト系の国政政党が出来たとして、流れだけで進んでいいものか。小池さんはまだそうは言っていないので具体性は不明だが、観測気球を上げた若狭さんにはその辺もつまびらかにして欲しい。

 ところで、稀勢の里って本当に出て大丈夫なんでしょうか。


2017年07月09日(日曜日)

 (01:23)一眠りして見たらこういう形で出たんですね。世界のリーダーの中で一番トランプさんと距離が有ると言われるメルケル首相が主催なので、一部では「首脳宣言も出ないのでは」とも言われた。

 しかし出て、ちらちたと読むと構成は先のイタリアでのG7のそれによく似ている。貿易や環境問題でアメリカに「take note」しながらの声明文。今回のG20で一番驚いたのは、来年はアルゼンチンでその次、つまり2019年は日本がG20の主催国になる、という点かな。

 19カ国とEUの構成ですから、G20の主催国が回ってくるのはG7よりははるかに希有なことで、2019年に日本の首相が誰になっているか知りませんが、ハンブルクがああいう騒擾状態だったので、日本も開催場所を考えないと。それとも敢えてオリンピック村 ?

 驚いたのは首脳会談の席、習近平とメイ首相の間にちょこんとイバンカ・トランプが座っている写真がネットに流れていること。合成ではなく、実際にトランプ大統領がバイの会談の為に(これも?マークだが)首脳達の会合の席を離れたときに、こともあろうかイバンカが代表席に座った、というのが実際らしい。

 「おいおい、G20の首脳会談もファミリー・ビジネスかい」という印象で、長年この手の首脳会談を取材しているBBCの記者が、「”G”がつく首脳会談の席に大統領や首相の代わりに家族が座るなんて初めて見た」と言っているらしい。トランプは非上場会社の社長だから公私の別は徹底していない。

 「take note」がそのまま宣言に出ているのは、環境の部分。「We take note of the decision of the United States of America to withdraw from the Paris Agreement. The United States of America announced it will immediately cease the implementation of its current nationally-determined contribution and affirms its strong commitment to an approach that lowers emissions while supporting economic growth and improving energy security needs. The United States of America states it will endeavour to work closely with other countries to help them access and use fossil fuels more cleanly and efficiently and help deploy renewable and other clean energy sources, given the importance of energy access and security in their nationally- determined contributions.」

 つまり「離脱はしたが、CO2削減には努力しますよ」と。貿易に関しては先のイタリアのサミットでの立場の踏襲。「continue to fight protectionism including all unfair trade practices and recognise the role of legitimate trade defence instruments in this regard」と謳っている。

 全体的に言えることは、世界経済全体に対する懸念は著しく後退していて、それがサミットの討議を緊張感のないものにしているという点。今はECBまでが「出口戦略」を話題にするほどに世界経済は良い。アメリカも途上国も。

 その点では最初に「金融・財政あらゆる手段を発動して.....」と言っているが、切迫感はない。これは良いことです。G20の共通目標は「strong, sustainable, balanced and inclusive growth」で、inclusive が入っているが、私が見た限りでは今年は残るは秋のドイツの選挙くらいしかないので、あまり「具体策を討議」という雰囲気ではなかった。

 2019年に日本がG20開催国....ね。次の年にオリンピックを控えて、日本は忙しくなる。ま、その前のアルゼンチンの2018G20は荒れそうだな。


2017年07月08日(土曜日)

 (15:23)「あれ、もう首脳宣言は出たのかな」と思って見たのですが、 このサイトなどを見てもなんもない。去年までの宣言が並んでいるだけ。私がこの文章を書いている時点では。

 注目度は抜群でした。今回のドイツの港町ハンブルクでのG20サミット。なにせ注目のトランプとプーチンは会談するし、トランプー習近平の会談もある。その他安倍首相を含めて様々なバイの会談が開かれる。

 しかし「何か成果は?」と改めて問い直すと、話題の割には「具体的成果」は少ない。トランプ vs プーチンの、予定の30分を4倍も上回る2時間以上の会談も「具体的成果」と言えばシリア南西部での停戦くらい。それもいつまで続くか。

  あとはロシアの米大統領選介入問題でトランプが冒頭でその問題を持ち出した....といった程度。しかし会談が終わった後の米露の説明は違った。介入云々に関して「(プーチンの説明をトランプは受け入れたに関して)言った、言わない」で分かれている。

 同じようなことは米韓首脳会談でも起きている。双方が自分の都合のよい発表をするので、特定の、どうみても意見が食い違う問題に関しては「どっちが正しいんだい」という問題が生じる。事務当局が「その後の摺り合わせ」をすることは少ない。どっちも言いっ放し。

 多分宣言も難航しているのだろう。保護主義との戦い、地球温暖化対策でも各国の意見の隔たりは大きい。何せEUを含めて参加者20。一人5分話しても延々と時間がかかる。なのでトランプ大統領も、そして安倍首相もいくつかのテーマの会合で「途中退席」が何回もあったらしい。

 大騒ぎの割には各国が忠実に履行する成果は少ない、というのがG20の性格で、今回もそのきらいがある。しかしじゃ会わなくて良いのか、というと違う。その辺が国際会議の難しいところだ。

 ま、何か出るのは夜にチェックします。今日はあまりにも暑く、外が白っぽいので朝運動した以外は「外には出ない」と決めて屋内にいます。また夕方出かけるつもりですが、帰ってくれば首脳宣言は出ているでしょう。


2017年07月07日(金曜日)

 (05:23)記事を見た瞬間に、「お、出た。ボルボの発表の比ではないな.......」と思いました。新政権の正式発表です。「2040年には、ガソリンやディーゼルなど化石燃料を使った車の販売を非合法化する....」。フランス政府の2017年7月06日の正式発表。

 発表したのはNicolas Hulot(ニコラ・ユロ、国務大臣、環境連帯移行大臣)。フランスらしい狙いはちらほら。パリ協定からの離脱を発表したトランプ大統領を困惑させ、7日からのハンブルクでのG20サミットの主導権を狙い、そして新任環境大臣(環境保護主義者と言われる)の存在感を高め........。

 とにかく、今の世界で走っている車の97%以上はガソリンかディーゼルで走る仕様。ガソリンと電気のハイブリッドを含め。ヨーロッパでもそうです。電気自動車はヨーロッパでも1.5%のシェアしかない。

 そういう現状を踏まえた上で、「2040年までに化石燃料車の販売をフランスでは禁止する」というのです。ユロ大臣は「難しいだろうが、フランスの自動車メーカーは出来るだろう」と言っている。その時点で走っている化石燃料車がどうなるかなどは不明。

 これはアメリカ、日本、ドイツなど世界の自動車市場を席巻してきた勢力に対するフランスからの前向きで、しかし重大な挑戦状です。既にノルウェー、オランダなどヨーロッパの小国では2025年とか2030年に化石燃料車の販売全廃の方針を打ち出している国はあった。しかしフランスは大国ですから。影響力が大きい。

 今ヨーロッパにいるトランプ大統領。大歓迎が予定されたポーランドを経て今はハンブルクへ。10万人のデモ隊(G20反対)が待っているらしいが、フランスの発表はデモよりよほどインパクトがある。トレンドを先取りしている。実現性は別にして。

 トランプ大統領は今月14日にもフランスを訪問の予定。マクロンは「手放しでアメリカの大統領を歓迎するわけではないよ」と宣言したに等しい。国内で批判(イギリスを出し抜く形でトランプを招待したことに関して)がありましたから。「彼にある意味恥を与えながら、しかし歓迎する.......」。実にフランスらしい。

 というより、産業的、ビジネス的インパクトが大きい。今は広がりを欠く電気自動車をどうやってフランスは2040年までに街を走る車の中心に置くのか。路上駐車が普通の国で、どこで充電するのか....?

 フランスが掲げる大きな目標は「carbon neutral by 2050」です。その計画の中で、2020年までに石炭を動力とする工場を閉鎖し、2025年までにフランスの電力供給に占める原子力発電の割合(確か8割近くだったと思った)を50%に削減し、新規の石油・天然ガス採掘許可証の発行を止め.......と続く。

 G20がフランスがあまり活躍の場のない北朝鮮問題で時間と討議の大部分を取られることを許さない、と言っているようにも見える。が、マクロン新政権の意図はもっと「長い先を見ている」ように思える。

 重要になってくるのは、「フランスが方向を打ち出して、パリ協定を意義あるものにしようとしている」という事実・決意であり、これは京都議定書の際には日本になかったものだ。

 多分この「意思」が重要で、ハンブルクではこのフランスの新方針を巡って各国が腹の探り合いをするだろう。どうやって電力を生産するのか、化石燃料を使わないのかなどいろいろ問題はある。

 しかし議会定数の33%削減と合わせて考えると、「マクロンは大統領になっただけで満足はしていない男だ.......」ということだ。


2017年07月06日(木曜日)

 (22:23)よう分からんな。だって北朝鮮が対話を拒否しているのに、中国は北朝鮮との無条件対話を主張し、ロシアはそれに賛同し、文在寅はごにょごにょ言いながら「対話を受け入れるか拒否するのかは北朝鮮の選択だ」と。

 文在寅論法では「主導権は北朝鮮にあり」と言っているようなものだ。「どうぞお決め下さい」と。アメリカに行ってトランプの前では「強い対北措置」を言っているが、内心は「対話したい」がもろに出ている。

 北朝鮮は今の段階、つまりワシントンやニューヨークを狙える核弾頭付きのICBMを完成できない状態では、決して「対話」には乗ってこない。アメリカが予想外に「金正恩体制を認める」とでも言わないと。だって「アメリカと対等の立場」が狙いですから。

 要するに、中国やロシアは「対話」という sounds niceな単語を使いながら、「自分達には北朝鮮の武力は向けられない。アメリカを困らせるのは...」と考えているのでしょう。文在寅の心中は、彼の今までの行動を考えれば明らかです。根っこは親北。

 あんな無法な、滑稽な行動を繰り返す北朝鮮と「無条件対話」ってあり得ないでしょう。中国は「秋まではお静かに」ということなのかもしれないが、要するに無為な時間が過ぎると言うことです。

 それにしても、あまりイメージがはっきりしないトランプ政権の閣僚(級)の中ではヘイリー国連大使はなかなか良い.....と私は思う。論理が明確で、単語が鮮明です。


2017年07月06日(木曜日)

 (21:23)今日は朝から自動車絡みのニュースが多い日でしたが、そう言えばスーパーオートバックス東京ベイ東雲という大型自動車用品ショップに行ったことを思い出しました。

 今週の火曜日だったかな、ちょっと買い物があって行ったのですが、その大きさにビックリ。自動車用品のデパートと言ったら良い大きさ。担当してくれた店員の方に、「大きい店ですね」と言ったら、「はい、日本で一番売り上げがあるカーショップです」とのこと。

とにかくでかい店でした  1階が様々な作業(修理、ナビ取り付け、ドライブレコーダー設置などなど)を行う場所で、ブースが30近くあった。よく考えられていると思いました。二階がショップで、イメージ図は写真の通りです。

 店員の方といろいろ話したのですが、印象に残ったのは「他の店舗に比べて売り上げは大きいのだが、それでも売上高は年々落ちている」という点。その要因はいろいろでしょう。私も車に乗っていても定期点検などはディーラーでやってくれるので、オートバックスのような店に行ったことはなかった。

 加えて販売新車に最初からオプションがいろいろ付けてあるので、「あとで自分で必要なものを付ける」ということをあまりしなくなった。ナビなど選びようもなく付いていますから。

 あとは日本では新車があまり売れていない、車に乗る人も「わ」を使う人が増えたということが大きいのかも知れない。街を走っていて本当に多いなと思う。「わ」ナンバーです。北海道や沖縄でしたっけ、「わ」に加えて「れ」でしたっけ。

 大きな流れでは「所有から共同使用」なんでしょうか。私はやっていないが「カーシェア」などが一般化してくると、車の所有は大きく減少するとの見方もある。さてどうなるのか。

 面白いと思った自動車関連ニュースはボルボとテスラ。前者は2019年だったかな内燃機関を使った従来型の自動車の生産を打ち切ると。ハイブリッドと電気自動車だけの生産に移行と。うーん、成功するかどうかは別にして、企業イメージは良い。

 もう一つはテスラ。モデル3の発売を控えて株価が前日大きく下げた。ま、今まで上げてきましたから調整の面もあるし、期待が過ぎた可能性も。うーん、世界的にそうだと思うが、マンション住民としては充電場所がないのがな。

 性能は何回も乗ったので良いと思う。しかし充電の場所と時間が.......まだ先かな。私が買うのは。


2017年07月05日(水曜日)

 (23:23)雨は明日も西日本で続くとの予想。どえらいこっちゃ、と思う。世界各地で大量の雨が短期間で降ることは今までも報告されていたが、今の日本でそれが起きている。

 それにしても夜11時を過ぎて非常に珍しくニュース・ゼロなるニュース番組を見たら、大雨のニュースもバランスが取れていて、また映像もフレッシュ。NHKという名の某国営放送は同じような情報と警告を繰り返し、繰り返し。映像も代わり映えがしない。

 対してたまたま見たゼロは福岡県南部や大分県の状況だけではなく、広島県の福山地方や鳥取の話・映像もあって今回の雨の全体像が良く分かる。あの「数十年に一度」という1チャンネルの繰り返し用語・警告も、どうなんでしょうか。

 まだ数十年も生きていない人も多い。私は自分で考えて、自分の人生でそんな大雨は経験がないので、「数十年に一度」と言われてもあまり想像力が働かない。具体的に「バケツをひっくり返したような雨で、近くの川が氾濫する、家や車が流される恐れがあります......」とか言った方がいいのでは。

 そして今チャンネルを再び1にしたら、もうウィインブルドンの映像が。なんなんだ、と。NHKに情報を頼っている人が多いだろう、ということでやっているのだろうが、今夜はついぞNHKでスポーツ・ニュースを見なかったような。しかしウィンブルドンはやる。「?」

 北朝鮮が再びミサイルを発射。今回のミサイルについてはティラーソン米国務長官が「ICBMである」と確認した。定義的には米北西部とロシア西部との距離の5500キロがメド。

 それにしても「分析→国連安保理の緊急会合→非難決議」という流れには飽きましたね。トランプは密かに何か考えているのかも知れないが、自分でレッドラインを引いておいて、実際にそのことが起きたらだんまり。

 それじゃシリアの化学兵器に関するオバマのレッドライン破りへの「対応ゼロ」と同じ。アメリカの指導国としての地位は下がる一方。だったらレッドラインなど設定しなければ良いのに。

 それにしても今は夜で九州・四国・中国地方の雨がどうなっているのか不明。心配です。


2017年07月04日(火曜日)

 (05:23)「都議会大改革、東京大改革って、これが一番いいんじゃ」と思いました。議席数の三分の一整理 ! 定数を今の三分の二に。

 マクロンがアメリカ的に言えばベルサイユでの”一般教書演説”で述べた、フランス議会の定数削減案です。ただの「案」ではない。一年以内に議会が議決できなかったら国民投票にかける、と言っている。かなり強烈で、効果的な脅し。

 マクロン案の中味は、現在定数577の国民議会定数を385に、元老院定数348を232に、というもの。狙いは「効率的な政府」と「フランスを過激に新しい道の乗せること」と。フランスの世論については詳しくないが、国民に「議員の定数減らしたいけど、どう ?」と聞いたら「ウィー」が多いような気がする。

 人口が減っていないフランスでの魅力的な、そして人気の高い新大統領からの提案。やってみる価値はあると思う。フランスでは国会議員家族などによる歳費窃取が横行しているとのニュースが流れている。

 日本は人口が減っている。一部の地区では「議会の維持が困難なので、議会なき自治体を目指す」という自治体も出てきている。大量当選した直後に「都民ファースト」(やっとつながるようにが「議員定数を三分の一削る」と言ったら、拍手喝采でしょう。

 これは日本の国会にも言える。「何のためにこの人に年間数千万円払っているのか」と思えるような人が多い。都議会でも歳費を含めると一人の議員が年間2000万円はもらっている。その価値がある人はどのくらい ? 民間で年間2000万もらおうと思ったら、相当働かねばならない。

 フランスでもマクロン政権は発足したばかり。閣僚予定者の中から4人も辞退者が出るなど必ずしも順調とは言えない船出。しかしこの議員定数削減案は、大統領府と議会をおさえたマクロンが最初に打ち出した「凄味」とも思える。

 「国民投票」まで持ち出したことがミソ。今のフランスの雰囲気ではマクロンはやりそうだ。通る可能性が高いと思う。多分政界には敵を多く作るが、国民には拍手喝采だろう。日本でそれが出来る政治家は ?


2017年07月03日(月曜日)

 (09:23)「共和国前進」は最初から全国区を狙える名前です。しかし「都民ファースト」はちょっと無理だな。日本全国が「都」ではないので。大阪維新の会も全国区に脱皮しようとしているが、難渋している。

 むろん率いるキャラクターは違うが、小池さんは「最初から全国区で使える会の名前にしておけば良かった」と思っているかも知れない。ま、それは本人しか分からない。私は”その気持ち”があると思う。

 なにせ少し年は違うが、フランスのマクロンの例がある。もっとも「首相」を狙うのなら自民党に凱旋する可能性もある。その場合は都民ファーストはどうなるのか。自民党との対立で勢力を今回大きく伸ばしましたから。

 それにしても、今朝起きたら自民党の獲得議席と共産党の獲得議席がごく僅か。「間違ったら、自民は共産に並ばれた、下回った」という結果に「都民の意思はあまりにも明確」と思いました。自民党が取った23の議席は、国政ではマイナーパートナーとしている公明党と同じ。あまりにもの凋落。

 昨日書いたように、要するに「自民に勝たせるわけにはいかない」という都民の意思の表れでしょう。むろん自民が、そして安倍首相が試練に立つことは間違いない。しかしそれ以上に試されるのは都民ファーストの会(今現在サイトは繋がりにくい)でしょう。

 「共和国前進」はフランスという国の首長(大統領 マクロン)と国民議会の両方をおさえた。政策を進めやすくなった。しかしマクロン大統領が選んだ閣僚の中から4人も辞退者が出た。都民ファーストが検証されるのかこれからです。

 期待したい側面があると同時に、「大丈夫かいな」という気持ちもある。しかし審判は下った。今までの安倍一強の図式が大きく揺らぎ、日本の今後の政界は昔ながらの「一瞬先や闇」になるかも知れない。

 敵失で勝った都民ファースト。真の勝者になれるのかどうかは、これからの実績次第です。


2017年07月03日(月曜日)

 (05:23)それにしてもドイツは凄い。主力を外し、監督が「今回は若手中心。経験を積んでくれれば良い」と言う中で、コンフェデレーションズカップ2017を制した。

 面白く見ていたのですが、チリは肝心なシュートを何本も外した。それかキーパーの守備範囲内。後半だけで「ここは入れるだろう」という場面が2〜3回あった。延長戦を見たかったな。

 ドイツの1点はチリのちょっとした判断ミスを突いたもの。楽々の決勝点だった。チリはゴール前のあの「ちょっとした判断ミス」を悔やむでしょう。決定機を生かしたドイツの凄さが際だった。試合を通じて、シュートは圧倒的にチリが多かった(ように思う)。

 昨日の夜から今朝にかけての3位決定戦と優勝決定戦は、どちらも荒れ気味の試合。時に両チームの選手が睨み合った。その結果はどちらもヨーロッパ勢が勝った。3位にはクリスチアーノ・ロナウド抜きでポルトガルが、優勝は主力を外した若きドイツが。

 ドイツは知っている選手がほとんど抜けている中での優勝。監督の手腕でしょうか。うまく機能していた。「これで主力が入ってきて調和したら」と思う。むろん調和するかどうかはやって見ないと分からない。

 南米勢は日本時間の夕べから今朝にかけての重要な二試合(ともに1点差)で負けて、改めて「サッカーの中心地はヨーロッパ」の印象が残った。南米勢が今後どう体制を建て直してくるのか。ドイツのチームを見ていると、体力も強いし、ゲームの組立・試合進行も無駄がなくて効率が良い。よく考えられている。

 来年はワールド・カップ。ドイツに負けを付けるのはどの国になるのか。試合後のチリの選手の涙が印象的でした。その横で喜ぶ若きドイツの選手達。最後は記憶に残る印象的なシーンでした。


2017年07月02日(日曜日)

 (21:53)「都民は、スッキリするほど明確に自民党に負けを与えた」というのが私の印象かな。「政権選択の選挙ではないので、都民は後顧の憂いなく他党、具体的には都民ファーストに票を入れた」というのが当たっている。

 テレビは「都民ファーストの勝ち」と言っていますが、「そうかな」という気がする。実は都民ファースの議会、知事が何を目指し、何を生み出すか不明な面が多い。これからです。自民党の下村幹事長代行が「逆風が吹いた」と言ったそうだが、それもおかしいでしょう。逆風を吹かしたのは自民党そのものです。

 最終的数字(議席数)はまだ出ていない。しかし一人区の大部分で負けたということは、「民意が(自民党を)離れた」ということだし、最終的にもそれを顕在化させる結果が出ると思う。かなりのメディアが「自民党の獲得議席、過去最低に達せず」と報じている。多分そうだろう。

 実際の所、この数ヶ月の安倍政権の発言・所業は驚くほど粗雑だった。「おごり」がここかしこに見えた。国会審議は中間省略する。それは法案に賛成・反対の領域を越えていた。「これはおかしい」と多くの人は違和感を覚えた。

 だから投票所でどうしても「自民党の候補者」を選べなかった、という人が多かったのだと思う。これで都民が自民党に勝利を与えていたら、「都民の方々は何をお考えなのか......」と全国の方は思ったでしょう。

 今回都民は思い切って出来た。政権選択の選挙ではなかったからです。政権選択の選挙だったら、「自民党は許せないが、他党の政権の酷い混乱を再び見たくない」と思う人も出ていたと思う。

 これから問われるのは都民ファーストの会と自民党です。前者は「議会・都政改革とは一体何を意味するのか」ということを具体的に都民に示さなければならないし、後者は「都民に突きつけられた”ノー”を国政運営上どう考えるか」「自らどう態度変更をするのか.....」「国民とどう向き合うのか」でしょう。

 共に難しい。一方で小池都知事はオリンピック・パラリンピックでは絶対的に政府と協力関係を築かなければならないし、実は「都民」とひとくくりに言っても実は多様な人々の集まりです。

 ま、フランスで見られた「既成政党に対する不信感」が東京でも出た、と言えるのかも知れない。既成政党の危機です。


2017年07月02日(日曜日)

 (00:43)土曜日の朝だったと思う。ちらっとニューヨークの市況記事に目を通していたら「ナイキが凄く上がって、それが指数全体を押し上げた」と書いてあった。ナイキはダウ工業株30種平均の構成銘柄。

 今ネットで調べたら、ナイキは金曜日のニューヨーク市場で5.83ドル、10.96%も上昇して、引値は59ドルちょうど。ダウ上昇(62.60ドル)に一番寄与している。

 直ぐに思い出したのが金曜日に見た「ナイキがAmazonで試験的に製品の販売を開始した」というニュースです。FTかWSJに書いてあった。ナイキはネット通販ではこれまで自社の直販サイトNIKE+ SNKRSに集中していた。私もそこで買い物をしたことがある。

 つまりナイキはこれまでAmazonやその他の大手通販サイトとは一線を画した販売体制を敷いてきた。自社のブランド力に対する自信でしょう。もちろんこれまでもAmazonでナイキのシューズその他を購入することはできた。しかしそれは小売店によるマーケットプレイスでの販売。

 しかし同社のCEOマーク・フィールズ氏は先月末の第4四半期決算の発表において、Amazonで試験的に自社製品の販売を開始したことを公表した、と書いてあったと思う。読んだ瞬間に「Amazon Effectか」と思いました。それ以外のニュース、好材料があったのかもしれないが、それが主因だと思う。

 アマゾン・エフェクトについてはこの記事が詳しい。良いことではないように思えるが、「アマゾンがすべてを飲み込む」的な意味合いがある。

 ナイキもついに自社のサイトでの販売だけでなく、少なくとも試験的にも(ブランド力の喪失を招かないように...という意味でしょう)、ネット界の巨人であるアマゾンのサイトに販売をゆだねてみようと思うに至った、ということでしょう。

 日本でもアマゾンは年間売り上げが1兆円に届いたと先日日経が報じていた。その見出しの横には「既存の日本の小売業の売り上げは落ちている」と。むろん各社によって影響度は違うが、日本の小売業全体をアマゾンが脅かしていることは間違いない。アメリカではモールが次々とつぶれて、スーパーも厳しい。ウォール・マートもネットの世界での反攻に必死だ。

 最近デパートに行くと、「混んでいるのは地下街(食料品売り場)だけだな」と思う。年がら年中小売りの現場にいるわけではないが、日本人の消費のレベルはそれほど変わっていない。人口が横ばいですから。

 だとしたらアマゾンで売り上げが伸びているなら、どこかで売り上げが減少している筈です。同じ消費者の財布を取り合っていますから。世代によって違う。ネット利用度は。品目によっても。考えたら私もチケットなどはすべてネットで買う。

 良い悪いは別にして、厳然として進行しつつある事実です。むろんデパートを見て歩くのは相変わらず好きで、ネットを見ても実感が沸かない。しかしどう考えても「Amazon Effect」は進むと思う。中国では「アリババ効果」 ?


2017年07月01日(土曜日)

 (23:43)もう日にちが変わりそうですが、そうか明日2日は東京都議選か。今回の都議選最初で最後の安倍首相の秋葉原街頭遊説では例の人が出現したり、首相へのヤジ、それへの首相自身の応酬などあったよう。

 一連の騒動の直後だけに当然「審判」の意味はあり、8月と予想される内閣改造やその後の内閣の支持率、国政選挙などに影響するのだと思う。それにしても、あまりにも「言葉」が日本でも、そして世界でも軽く、かつ汚く政治家の口から発せられるようになって驚きです。

 こんなに言葉を運ぶ手段は豊かになったのに、そこを行き交う言葉が特に政治の世界で汚くなっている。困ったことです。それにしてもあの防衛相の発言はとても言葉を扱う弁護士の発言とは思えない。日本の国会で交わされる言葉も耳を疑う。

 トランプ大統領のツイートもまた一段と汚くなっている。さすがにアメリカでは「資質論」が出てきているが、当の本人は相も変わらずツイートでは汚い言葉を吐き出す。いつまで続くのか。

 全体的にスポーツ選手の言葉は綺麗で、饒舌になっている。なぜでしょうね。なにせスポーツの結果には「事実」があり、それに関して言葉を発すれば歴然として事実を語る事になるからかも知れない。

 政治はそうはいかない。事実をどう解釈するかは自由。結局世界全体で言葉と運搬手段が豊かになった分だけ多様で、かつ分断的な立場・見方が増えて、それがぶつかりだした印象がする。

 それを強制的に一つの方向に向かせようという力は中国などでは強く懸念されるが、他の国では日本を含めてまだ言葉が飛び交っている状態。それはまだ良い。しかしこの言葉の応酬の中で何が生まれるか分からないのがちょっと心配かな。

 ま、投票は希薄化されるが、それでも意思表示であることは間違いないので、わたしもきっちり時間を作ってやろうかな、と思っています。それにしても選択に困る選挙が続く。



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