今年は大量8人の契約更改が控えている。昨年の黒字幅も少なかったし、スポンサー収入も20億程度だったので、 少し厳しく臨むかな。服部(25歳)132→200×5年 阿部に続く代表ボランチに先ずは敬意。チームでも高き壁となれ。 伊武(26歳) 40→ 60×2年 ユース組の出世頭も垣井の入団で刺激を受けている模様。 沖田(31歳) 55→ 80×4年 気付けば両サイドバックも三十路。熟練のライン際の疾走を見せろ。 藤田(29歳)120→210×5年 リーグでも随一のゲームメイクだと思うが、月間ベストイレブンから代表への躍進を期待。 山岸(28歳) 58→ 85×2年 近年の活躍ぶりは嬉しい限り。2度の留学で得た経験をピッチに投影。 田中(24歳) 80→ 90×5年 ラゴスで得た経験が未だ活きないか。スペースを探して前に前に。 垣井(21歳) 80→ 80×5年 伊武、宮本とCDFレギュラーの壁は高いが、じっくり育てたい。 安東(25歳) 10→ 10×1年 めっきり出場機会を失っているが腐るな。でも、大変だろうなあ。嬉しいニュースは1月中旬にもたらされた。 昨年の海外タイトル、ワールドクラブトーナメントで対戦したマドリードFCの口利きで 品川区とマドリード州の姉妹都市契約が締結され、 マドリードFCとシュトルツも友好関係を結ぶ事となった。そして新聞社の協力でスポーツクラブを創設することにした。 区民から愛されるクラブになると嬉しいね。
2月はスポンサーとの約束もありドルトムントに海外キャンプ。 とにかく堅守が一番。宮本の顔も見ることが出来たし一安心。
3月の開幕を目前にして、ライバルチームの動向が耳に入った。 大阪エステーラのエース、モレナがアルゼンチンに帰国する事になったらしい。 また、ヴィッセル神戸の中盤に君臨した牧野が昨シーズンで遂に引退したとの事。 よし、今期は復権だ。
【控】 【留学】 シンゴ ギバール 青柳、田中 小田 山岸 安東 麻野(ラゴス) 藤田 服部 新谷 沖田 岡本 升田 伊武 垣井 宮本(ドルトムント) チラバート 胆田まだ肌寒い3月。開幕戦こそホームで東京ヴェルディに2−0と快勝したものの、 続くジェフ市原戦、大分トリニータ戦を無得点で連敗し、4節の柏レイソル戦も120分のスコアレスドローで ゼルベルガー監督が動く。藤田を2列目から1.5列目に挙げるダイヤ型の中盤に変更。そしてハリンスカウトがオランダの大物をピックアップ。 FCバルセロナとの契約が切れたオッフェルス(26歳)を来日させる事に成功。 移籍金無しの年俸280百万で元オランダ代表MFの獲得に成功した。 これにはライバルチームの幹部も驚きを隠せなかった様だ。
しかしリーグの戦績は奮わず。5節のガンバ大阪戦は4試合ぶりのゴールが生まれたが、ギバールの退場も響き 終盤に2失点で逆転Vゴール負け。J2から昇格したサンフレッチェ広島にも2−1から後半3失点でまさかの逆転負け。 どうしたと言うんだ?
4月に岡本にCM出演の依頼があった様だ。今の戦績でCM効果があるものだろうか? 7節にもギバールがレッドカードをもらう。昨シーズンのパフォーマンスとは天地の差だ。スタメン固定も 結果が出ずに焦りもあるのだろうか。
ゼルベルガー監督が再び動く。 カップ戦2回戦でいきなり大阪エステーラとの対決となり、ゼルベルガーはギバール、青柳の180cm台の2TOP起用。 ボランチには新谷を入れ、垣井に替えて服部がCDFに下がった。 ホームはチラバートのFK得点を守りきれずに1−1のドローとなったが、アウェイで新谷が値千金の決勝ゴール。 ところが、カップ戦に挟まれた11節の大阪エステーラ戦は新谷を下げて垣井で臨むと0−4の惨敗。やはり新谷か。
12節にもう一つの昇格チームであるパープルサンガ京都に0−2、 その後も13節に15位モンテディオ山形に敗れて、最下位の川崎フロンターレ戦も六車に掻き回され1−4と良いところが無く 替わってシュトルツが最下位転落。
オッフェルスが入団したのは6月。背番号「17」を携えた彼は、カップ戦3回戦でJリーグデビュー。 この日も前線は青柳、ギバールのツインタワー。右MFに入ったオッフェルスは後半ギバールに替わってFWもこなす マルチプレーヤーぶりを見せてくれた。試合も2−0とカップ戦はどうにか勝利が続く。
ところがジュビロ磐田との最終節はオッフェルスを休ませると、0−3とやはり良いところ無く12敗目。 最下位が確定した。牧野の抜けたヴィッセル神戸も7位とまさかの苦戦、大阪エステーラも奮わなかった。
30年目 1stステージ 優勝 横浜F・マリノス 勝ち点41 13勝 0敗2分け 35得点 8失点 2位 柏レイソル 勝ち点34 11勝 3敗1分け 30得点12失点 3位 清水エスパルス 勝ち点31 10勝 4敗0分け 31得点19失点 ・ ・ ・ 最下位 品川シュトルツ 勝ち点 5 1勝12敗2分け 6得点31失点大阪エステーラ、ヴィッセル神戸に替わって優勝カップを手にしたのは横浜F・マリノスだった。 13節には4年ぶりの優勝を決める独走ぶりには脱帽だ。情けないのは最少得点の6。 一桁はさすがにシュトルツだけだった。ハリンスカウトは海外FWも多くリストアップしてくれてはいた。 サントスFCのエレ(21歳)やバレンシアFCのケンダル(20歳)などである。 しかし移籍金の高さとオッフェルスを獲得した事で一層の外国籍枠が気になり、獲得に踏み切れないでいた。 それでもこの得点力不足にはそれしかないのか?
夏の球宴、オールスターには遂に選出無しと言う淋しい事態になった。 当然U22の五輪代表に声がかかる訳も無く。 日本U22代表はサウジアラビア代表に1−1で引分けた以外は無失点の6勝で文句無く 来年の世界スポーツ大会の出場権を得た。トルクメニスタンがアジア予選3位に食いこみ初のキップを手にしたとか。
降格争いの主役に押し立てられてしまった品川シュトルツ。 しかしこれで集中力が戻って来たのか、粘り強いサッカーが復活。8月は延長Vゴール勝ちが2つ、120分のドローが2つも 無敗で3位に着ける。
替わって絶不調に陥ったのがヴィッセル神戸。1つの引分けを挟んで5敗と最下位。 スポーツ新聞には盛者必衰と書きたてられる始末。 シュトルツは兜の緒を締めなおして臨んだ9月も相手の拙攻などにも助けられ不敗街道を行く。 10節で最下位のままのヴィッセル神戸と対決したが、牧野の穴がそれほどまでに大きかったか、2−1で勝利。 シュトルツはギバールのゴールが増えてきて一安心。
カップ戦も2ndステージ5位に着けている川崎フロンターレを1−0、3−0で危なげなく完勝。 チラバートのCKが冴えた。気付けば1stステージ最下位のシュトルツが2位に。 12節にヴィッセル神戸が首位清水を下す金星で労せずして首位が転がり込むと、 最後の3試合も2勝1分けで何と1stステージ最下位のシュトルツが 大逆転で無敗の2ndステージ優勝。 田中が嬉しそうに優勝カップを高々と掲げた。
残念ながらカップ戦の方は決勝戦で柏レイソルに延長Vゴール負けで準優勝に留まってしまった。 柏は韓国代表GKシンと、岬のディフェンスラインが堅い。 ま、1stステージの凋落ぶりから考えれば、準優勝でも文句は言えまい。
30年目 2ndステージ 優勝 品川シュトルツ 勝ち点35 11勝0敗4分け 23得点 9失点 2位 清水エスパルス 勝ち点32 10勝3敗2分け 28得点12失点 3位 柏レイソル 勝ち点27 9勝6敗0分け 28得点14失点モレナの抜けた得点王争いはカップ戦王者、柏レイソルの水原で28ゴール。 シュトルツは10ゴールのギバール、6ゴールの青柳ではランクインならず。 評価点も柏から岬で8.3の高評価。ステージ制覇とはならなかったが、ハイパフォーマンスの原動力には拍手を送りたい。11月は服部、垣井をCDFに回して、ボランチに山岸を下げて右にオッフェルスを入れて プラチナリーグに挑戦。意外にもこれが当る。 緒戦のトリノFC戦が望外の3−0と白星発進。 ポルトアレグレFC、リオデジャネイロFCの2強にも引分けて首位をキープ。
4戦目のFCバルセロナも相手の退場などもあり3−1と下すと、最終戦で2位マンチェスターFCとの優勝決定戦。 さすがにプレミアの王者は強かった。カンターに技ありの一発を決められ逆転優勝を許してしまった。 とは言え、新しいスタメンで一定の結果を得られた事には満足しよう。
プラチナリーグ終了後に、ドルトムントから宮本が帰国。 1stステージ途中から半年のリスボン留学に出ていた新谷も帰ってきた。 入れ替わりにギバールがラゴスに1年間の留学へ旅立った。 ポストプレイヤーとして成長を期待したい。
2ndステージに巻き返したシュトルツが横浜F・マリノスの胸を借りるという図式の今年のチャンピオンシップ。 先ずは1stステージ優勝の横浜ホームゲームで対決。お互い1人ずつの退場者を出す荒れた試合は 1−2で敗戦。 しかし展開は悪くなかった。イレブンは落ちこむ事無くシュトルツスタジアムで満員のサポーターを前に3−1の大勝。 通算4−3と勝ち越し、良い意味で世の中の期待を裏切る事が出来た。2年ぶりの チャンピオンフラッグ奪回だ。
勢いのままニューイヤーカップに突入。 中盤は新谷ボランチに1.5列目に藤田を上げて、右がオッフェルス、左に小田という攻撃布陣。 ドルトムントから帰った宮本と服部でセンターを守る。
緒戦は難敵ヴィッセル神戸だったが、チラバートがPK戦を含めてハイパフォーマンスを見せ 何とか3回戦進出。湘南ベルマーレをシンゴの2ゴールで下すと、 準決勝もベガルタ仙台を田中、青柳のFW陣の活躍で2−1と競り勝ち決勝進出。
昨年のJリーグを完全制覇した大阪エステーラは、今年はここまで無冠。 タイトルへのモチベーションでやや差があったか。 決勝戦は一方的な展開で0−2で完敗。大会2連覇は成らず。
今年も1年が過ぎ去っていく。今年の予定が全て終了し、閑散としている練習場に独り佇み考えた。 私がこのチームのオーナーに就任してかれこれ30年か。 大勢のサポーター、チーム関係者、そして我がシュトルツに在籍した全ての選手に感謝しなくてはなるまいな。 7度のJ1制覇、Jリーグカップは6回、ニューイヤーカップは5回の戴冠。 10年前にはインターナショナルカップで日の丸を背負って世界一にも輝いた。 これからもサッカーを愛する気持ちの続く限りシュトルツを大海へ誘いたい。
『Mr.マツオカ 区長からお電話がありました。 今年の行政指標は次ぎの通りで、住民調査の結果は139万人との事です。 住:14%/商:22%/ス:30%/自:23%/他:11% ニューイヤーカップの敢闘に対して慰労のお言葉も頂戴しております。 練習場から戻られたら、区長まで折り返しご連絡下さい。 今年は不慣れで諸々ご迷惑おかけした事と思いますが、来年もよろしくお願い致します。 by ジェニファー』