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Last Up-date '03.07.01
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2000年 10月
Vol.9『明日は天気になる』
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Story: |
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古ぼけた木造アパート、ひとりの男が原稿用紙に向かっている。 今日はその部屋の元の住人・井戸元が、 かつての憧れの女性・河合を連れて10年ぶりにやって来る日。 男は詩を書く手を止め、 10年前のあの夏に思いを巡らせる。 〜 妻と別居しひとりボロアパートに暮らす井戸元。 そこに転がり込んだふたりの男。 詩人を目指して職を捨てた須永。 妻からも子供からも逃げ出した青島。 そして向かいの部屋には、ひとりの女・河合。 こんなビジンが、こんなところに? 色めき立つ、訳アリ男3人。 にぎやかで暑苦しいひと夏の共同生活が始まり 〜 10年後。須永だけが相変わらずその部屋で詩を書き続けている。 再会する須永と井戸元、そして今は彼の妻となった河合。 と、河合は「詩を書いて」と須永に頼む。 男は再びペンを取り原稿用紙に向うのだった…。 |
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