F2 Chris & Daisuke around the world

<East/North Euro TOP>
Belrin/ベルリン

(2003.08.31-2003.09.02)

 ブランデンブルグ門

まだまだ先と思っていたEUがいきなり直前に迫ってきた。国境近くからアウトバーンとなり、道路の整備状態がますます良くなる。
このバイクでなければ全開でふっ飛ぶところだが、残念ながら気持ちよく飛ばすには何もかも重い。こういう状態だとアウトバーンもただの退屈な道路である。地元の車などはさぞかし飛ばしているのだろうと思っていたが、意外と100km/h前後で走っている。制限などなくとも、自分の安全速度というものをきちんと心得ているようだ。さすが自動車先進国ドイツである。

ポーランド・ドイツ国境でもグリーンカード提示の要請はなく、難なく国境通過。昼過ぎにはベルリン入りする。
ベルリンもまた土地勘があるので、容易にウンターデンリンデンにあるブランデンブルグ門に到達できた。BMWディーラもすぐに見つかった。

ちょうど週末にかかってしまったため、パーツ交換は週明けになってしまったが、10年ぶりに訪れたベルリンの街は随分と変わっていて驚かされる。後に他の都市で会ったドイツ人に聞くと、ベルリンは毎年のように変わっていくので面白いらしい。東西統一後、かなりのペースで再開発が進んでいるようだ。しかし、週末のドイツの町はたとえそれが首都であっても店がまったくと言っていいほど開いていない。開いているのは観光客向けの店ばかりである。基本的に観光客が行くようなところは面白くないので、下町でぶらぶらして週末を過ごす。たまたま日本のファーストフードである寿司バーが営業していて、久々に寿司にありつけた。アジア系の移民がにぎっていたが、そこそこうまい。

週があけてBMWへ行ってみる。さすが本国だけあって1日でパーツが調達できた。さらに保証範囲内ということで、無償交換だった。考えてみれば当たり前だが、やはり金がかからないのは嬉しい。待ち時間の間は暇そうにしている事務のおじさんが相手をしてくれて、欧州各地の走りどころを教えてくれた。その中でも地元の雑誌に掲載されていた南ノルウェーのルートは、後々大変なお役立ちだった。

パーツ交換を終えて完全な状態にバイクが戻り、いざ出発というときにグリーンカードのことを思い出した。
ドイツの自動車連盟ADACのオフィスでEU共通のグリーンカードが購入できる。直接ADACのオフィスに出向く必要があるが、クーダム近くの便のいい場所だったので、ついでに購入しておいた。4ヶ月で88ユーロだった。

BMWのおやじの話では、スカンジナビア沿岸は9月に入ると気温が一気に下がり、天候も悪化するというので、高速道路を使って一気にノルウェーの首都オスロへ向かうことにして、北へ向かうアウトバーンに飛び乗った。


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