Florence, Monaco/フィレンツェ、モナコ (2003.10.16-2003.10.24) ローマを経由して、フィレンツェへ向かうが、途中アウトストラーダを封鎖するようにトレーラーが故障して立ち往生し、小一時間ほど高速道路上で過ごすことになる。ただこのおかげでフィレンツェに夕方到着となり、ミケランジェロ広場から見事な夕景を眺めることができた。 フィレンツェでもお約束のドゥオモやらポンテヴェッキオなど観光に駆け巡るが、3日目の朝すばらしいお客様が合流した。 その男、クリストファー・ロックウッド氏がみさぎちゃんを連れて、やって来たのだ。 もちろんバイクではなく、空路と鉄路を使っての欧州旅行だが。 旅の相棒との久々の再会である。まだ事故の傷は痛々しいが、本人は元気そうで安心した。近場の食堂で再会を祝う。 フィレンツェにいる間は天気が優れなかったが、出発の日は快晴となった。 宿の前でクリスらと別れ、ピサの斜塔に寄り道してイタリアン・リヴィエラの海岸線へ向かう。当初はチンクエテッレと呼ばれる海岸線沿いの小さな町巡りをしたいと思っていたのだが、宿の手配の手違いで少し南のレリッチという別の町にたどり着いた。日本で出版されているガイドブックの類にはあまり登場しないマイナーな海沿いの町だが、地元では手軽なリゾート地のようでかなり感じのいい町である。悪くない。 次の日以降はあまり天候に恵まれなかった。レリッチからモナコまで一気に移動するが、今回のタンデムツーリングで初めて本格的な雨になった。さすがにタンデムで雨だとややしんどい。それでも途中のサービスエリアでフェラーリのF1スタッフがうろうろしているのを見て、F1好きのあいこは大喜び。ちょうど日本GPが終わって引き上げてきたところだったのだろう。 土砂降りの中、モナコに到着した。すっかりずぶ濡れで、高級リゾートにすっかりふさわしくない格好だったが、強気でモンテカルロ・グランド・ホテルに押しかける。かなり浮いていたが、気にしない。泊まった部屋がちょうどF1モナコGPのローズヘアピンの目の前で、F1開催中だったらどんなにいいかと思った。(もちろんそんな時期は部屋がとれるわけがないのだが、、) モナコは何もかもが高級でなんでも金がかかると思っていたが、意外とそうでもない。安っぽいタイ料理店なんかがなぜかあって、見た目どおり安い。 グランカジノに行ってみた。少々心細くなった旅の資金を考えて、ちょいとここらでひと稼ぎでもするか、と。 もちろんドレスコードで引っ掛かって、入店不可。無念。 打ちひしがれてモナコを出る。ちょっと陰鬱な感じの港町ジェノヴァを経由して、コモ湖、ミラノと走る。天気がどうにも悪くて、最後のミラノでまた大雨に降られてしまった。ミラノでは空港近くの町に宿をとっていたが、市内に出るマルペンサエクスプレスがストライキで止まっていたり、ドゥオモ正面が工事中だったりといまいち感が拭えなかった。それでもあいこは念願のお買い物をしてご満悦で東京に帰っていた。いやはや。 |
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