Spinsock
スポーツ・カイトの競技会が盛んだった頃、会場には沢山のSpinsockがディスプレイされていました。
その時は、スポーツ・カイトにどっぷり浸かっていたので、「回っているな」くらいでそれほど興味はありませんでした。
それから暫くしてカイト・フォトをやってみたくなり、カメラを持ち上げる大型のカイトをいくつか作りました。
そのうちのひとつに強風向けとしてFlowformを作ったときに、このカイトのテール用にSpinsockも一緒に作りました。【2002/08】
参考にしたプランはこちらです。
この製作で面倒な箇所は、切り分けた6枚のセールを少しづつずらして縫い合わせ、最後に筒状に縫い合わせるところです。
縫い合わせる位置が離れていて、かつ、角度がついているため、かなり面倒です。
少しづつ慎重に縫い合わせる必要があります。
紐の長さは回転するSpinsockと同じくらいがいいようなことがプランに書いてありましたが、上のようにねじれたままとなっている箇所があります。
どうも紐が長すぎてヨリ戻しを回転させるだけの力が伝わらず、紐が捻じれているようです。
ヨリ戻しの数を増やすのも手かもしれませんが、ここまで紐は長くなくていいように思います。
Spinsockの3分の1程度の長さで大丈夫な感じがします。
最初、空気の取り入れ口が閉じるのを防ぐために5mmくらいのチューブを取り入れ口に通していましたが、無くても結構回るのでチューブは取りました。
(たまに閉じますが、しばらくするとまた風が入るのでチューブは無くても大丈夫です。)
Spinsockの回る仕組みは筒の部分にたまった風が、取り入れ口近くにある「ひだ」から抜けることで回転する力が生まれているようです。
●アレンジ その1 「しっぽ無し」バージョン
アレンジして、ポリ袋で似たようなものを作りました。【2003/10】
ポリ袋を横に開いた幅でセールに使用しました(約130cm)。
オリジナルのままでシッポの部分も作るとなると本体の筒の部分が短くなりそうだったのでシッポは省略しました。
ポリ袋は赤、青、黄の3色を2セット使っています。
手前と裏にあるポリ袋の色がミックスされていろんな色が楽しめます。
暖色系バージョン(赤、オレンジ、黄)、ちょっと細身。【2005/01】
グラデーションバージョン。【2006/03】
1個当たり6パネルで構成されています。
一番上が赤3パネル、オレンジ2パネル、黄1パネル。
二番目はオレンジ3パネル、黄2パネル、緑1パネル。
といった具合に順番にずらしています。
予想していたよりかは地味な感じに仕上がりました。
6色レインボーバージョン。【2006/07】
花水の集りのプレゼント用に作成したものです。
出すタイミングを逸し、主催者の方に引き取っていただきました。
これが一番きれいな感じがします。
白色ストライプバージョン。【2008/11】
カラー2パネル、白1パネル、カラー2パネル、白1パネルで1個を構成しています。
バナーの先に取り付けようと制作したものです。
●アレンジ その2 「ミノムシ」バージョン【2006/01】
「しっぽ無し」バージョンの外側にリボンを付けてみました。
勢い良く回ればインパクトがあるかもしれないと考えました。
しかし、風が強く吹いていても、それほど回転速度は上がりません。ヒラヒラが抵抗になっているようです。そのためか、いつものスピナーより引きが強いです。
思惑は見事に外れました。手間はそれなりにかかったのに。。。
風がないと、こんな感じです。見たままでですが、ミノムシスピナーと命名。