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ボウ ティーボウル (1752-55年頃)
A Bow Tea Bowl Ca.1752-55





 

 ボウの小振りなティーボウル。1750年代のボウで多く描かれた、いわゆる"Famille Rose"装飾による花絵の典型例である。内側には、緑の格子縞と赤い花の縁模様が、底にも小花が描かれている。(「ボウ(B5)」を参照。)

 裏面の高台内側には、黒っぽい茶色(本体の絵柄で輪郭線に用いられているものと同色か)で、アルファベットの"L"のように見えるマークが描かれている。おそらく絵付け師のマークだろうと思われる。


高さ(Ht):4.1cm
マーク:裏面に黒っぽい茶色で「L(?)」
Mark: An "L(?)" painted in blackish brown on the bottom
参照文献/Reference:
-Anton Gabszewicz & Geoffrey Freeman "Bow Porcelain The Collection formed by Geoffrey Freeman" pp.21-37 (Wares with 'Famille Rose' Decoration)
-Anton Gabszewicz "Made at New Canton Bow Porcelain from the Collection of the London Borough of Newham" pp.48-64 (Wares with 'Famille Rose' Decoration)


(2016年7月掲載)