ダービー コバルト地コーヒーカン(1815-20年頃)
Derby Cobalt
Coffee Can Ca.1815-20
ウィッシュボーン型と呼ばれる取っ手のついたコーヒーカンである。染付けのコバルト地の上に金彩で葉と蔓の模様を描いたもので、ブルア期の典型的な作例の一つである。裏面マークは、デュズベリー・キーン期から引き続く、赤で描かれたバトン・マークであるが、王冠に宝石がなく、全体的に乱雑に描かれていることが見て取れる。なお、裏面の技術者番号(19)から、金彩がMundy Simpsonの手によることが分かる。
マーク:裏面に赤色で「王冠・交差するバトンに点・D」及び「19」
Mark: <Crown, CrossedBatons&Dots and D> painted in red on the bottom accompanied with numerial <19>