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ダービー 顔のついた水差し(1775-82年頃)
Derby Mask Jug Ca.1775-82

  

 注ぎ口部分が人の顔になっているジャグである。用途・用法にちなんでPunch Jug又はHarvest Jugとも呼ばれる。胴体部分はシンプルな樽型で、親指かけが上部についたループ型取っ手がつく。下部は台座状になっている。全面に多様な花束が描かれているが、この時期のダービーの主要な花絵師であったEdward Withersによるものである可能性もある。注ぎ口部分の人物は、軍人用の三角帽(tricorn hat)をかぶっており、本品では無彩色であるが、実際の顔のように彩色した作品もある。
マーク:裏面に青色で「王冠とD」
Mark: <Crown over D> painted in blue on the bottom
高さ:約18.5cm
Hight: about 18.5cm (7 1/4 inches)