Takuya Asano official Website

浅野琢也の雑記帳 前へ戻る トップページ

  

浅野琢也の雑記帳8 2009年4月〜7月

あさのたくやのざっきちょう Takuya Asano Web


2009年7月29日

 美術家平和会議の平和美術展の会期中なので出品作品のメンテナンスに
行った。稼動インスタレーションなので子供達に楽しんでもらっている。
学校の先生に見学証明書を提出する中学生に人気があるらしい。
吹き抜けの展示室で東京都美術館の企画展を鑑賞して出てくるときに
私の作品が目に入ってトリノ・エジプト展−イタリアが愛した美の遺産−
の帰りに、好奇心があれば、こちらの美術展に寄ってもらえると嬉しい。
手を振り続けている「good bye」という作品である。


運が良いと映画「ナイトミュージアム」みたいにラジコンの戦車を走らせ
たりできる。スロットル・レーシングで遊ぶこともできる。
デレビゲームばかりでなく物体を動かすことは、想像力を伸ばすことに加えて
工夫する力を育む。子供の時にオモチャを買い与えられる子供、買ってもらえ
ない子供がいて生まれながらに平等でない矛盾が経済的ものであることを悟る。
最近では、いわゆる不良や暴走族にお目にかかるのもテレビドラマや映画の
中である。映画「クローズ」の狂走連合だったか五代目武装戦線だったかが
徒歩で鈴蘭と乱闘する時に喧嘩に単車はいらない。と言うセリフを入れて
改造バイクのシーンを撮らないことで経費節約したりと邦画の世界は
少ない予算でスゴい映画を作るのは大変そうにみえる。
ハリーポッターあたりは、大食堂で食事するシーンのセットに力が
入っている。私はテーブルコーディネイトが貧弱だと違和感を感じる。
銀座の高級クラブや財閥のトップが屋形船に乗るシーンのある映画で予算の
関係で貧弱なので監督が新人かと思ったらベテラン監督の作品であった。
苦渋の選択で妥協しているのが見えてしまうのは観ている方も辛い。
広告も費用対効果が重視されるからスポンサー探しも大変であろう。
広告効果どころか使われ方、次第でイメージダウンになる場合もある。
この変は、実写の弱点だと思われる。アニメーションだと鑑賞者の
イマジネーションがフィルターになる。
日本が中流意識を持っていた時代は、家は建てられないから車で贅沢したい
という人もいた。その車もエコロジー減税しても手が届かないから売り上げ
アップは多少の貢献で留まっているらしい。ビジネスとして三人乗りの
自転車が注目されているが母は、いかなる時代もたくましいようである。
子供達の家庭環境を見るのに好きな食べ物を聞いて「酒の肴」だと要注意
らしい。私の場合は、新鮮な食材で適切に調理された煮物・揚げ物・焼き物・
漬物・酢の物・生ものをバランス良く食べるのが好きであるが邦画のテーブル
同様に予算が無い。豪華な気分になりたくて食品サンプルで構成したインスタ
レーションを去年は出品した。コンバット・レーションをインスタレーション
して反応を見たい気もする。
浅野琢也作品(平和美術展)「good bye」 動画をみる。
 ニューヨークの路上で絵を売るジミー・ミリキタニ氏のドキュメンタリー
映画「ミリキタニの猫」を観たいと思っている。原爆で家族を失った反骨の
画家の生き方を観られる。そう言う私は「シュレディンガーの猫」を作って写真を
アップしている。東京都美術館に居る太郎と花子は、熱い時は上野公園の涼しい
場所に移動している。涼しくなると戻ってくる様子でヒートアイランド現象の
影響なのかと想像している。改装中は、どうするのか気になる。
 
東京都美術館の職員用玄関にて

2009年7月27日

2009年7月28日〜8月11日まで第57回 平和美術展に
インスタレーション作品中
タイトル「good bye」
(主催 美術家平和会議)会場 東京都美術館・上野 来年は、
東京都美術館の改装
のため会場が一時、移るそうです。

本日、展示のためインスタレーションの敷設(ふせつ)作業を、
行いました。第三彫塑室です。          アサノ・タクヤ

2009年7月23日

『真昼の決闘』(High Noon)1952年制作の白黒西部劇アメリカ映画。
フレッド・ジンネマン監督を観た。ホワイトハウスで1番鑑賞される
作品らしい。リアルタイムに近い進行である。日曜の朝、結婚退職
して新しい生活をする保安官の所に死刑囚が減刑されて昼に到着
する汽車で町に戻ってくる知らせが届く。子分の三人は駅で到着を
待っている。酒場で朝から酒を飲んでいる男達や教会に集まっている
町の人に保安官助手の助っ人を頼んで歩くが誰も手助けしてくれない。
四人を相手に決闘と言うより銃撃戦が始まって新婦の手助けもあり
全員を倒して、町の人が黙って見守る中、無言で保安官バッジを
外して地べたに捨てて夫婦で馬車に乗り町を去る。あまり会話が
無いのが保安官の孤独を表現している。合衆国大統領の孤独と通じる
らしく好まれているらしい。
王者の孤独となると「リア王」で黒澤明監督の「乱」を思い浮かぶ。
電報が使える時代で、町で発砲だの殺人事件があると投資話が
無くなる。この考えは、「夜の大捜査線」にも入っていた。
都会のエリート刑事が南部の田舎で殺人事件の手伝いをする映画を
思い出した。
「真昼の死闘」は馬を2頭引いたガンマンと修道女とメキシコ軍が
占領しているフランス軍と戦う映画だが戦闘は夜戦だった。
黄色いリボンで馬を休ませるために歩くのに対して2頭の馬に交互に
乗ることで歩く負担を減らす方法に感心した。
ホワイトハウスでエディ・マーフィの ホワイトハウス狂騒曲を思い
だしもした。70年代以降時代が変わり価値観・倫理観は変化した
と思う。だが想像力は乏しくなりマニュアル・システム中心で応用力
が減少したり意見をいう気力が無くなる社会システムに組織構造が
悪く機能して「真昼の決闘」の町みたいに感じる。
物語からシステムは生まれ、システムから物語は生まれる。


2009年7月17日

1905年の映画「戦艦ポチョムキン」を久しぶりに観た。
蟹工船(2009年)の蟹工船を見た後なので、たくさんの
群集や艦隊の登場など予算をかけた映画にみえた。
本物の蟹の缶詰めは、半透明の紙に包まれており缶詰め
の金属に触れると黒ずむのを防止する為のハズだが
最近、蟹の缶詰めを開けていないのでレトルトパウチ食品
みたいに樹脂コーティングされるようになったのか気になった。
1さじのスープのために蜂起する場面で、吊り下げ式の
テーブルにハンモックと工夫されているのに感心した。
船が揺れてもスープが、こぼれない免振テーブルで、高層
ビルに使われているアイデアのもとでもある。
痛んだ食材を食べず船の購買で缶詰めを買うシーンなど
があり閉鎖空間での選択肢があるので圧政・抑圧の感じが
薄れてしまう場面を、エイゼンシュタインが入れたのかが
不思議である。
蜂起を支持する群集のヨットがプチブルっぽくて違和感を
感じた。群集に向かって軍隊が発砲してヘビーカーが階段を
落ちるシーンは、アンタッチャブルでも取り入れられている程
の名シーンもあるが自国民に発砲するストーリーは、フランス
革命を描いた「ああ無情」やアニメの「ベルサイユのバラ」で
良くみた。中国では天安門事件に今月はウィグル自治区の
事件があった。暴動が起こる条件は、不公平感が最大になった
時なのだろう。法治国家ならテーミスの天秤の意味を理解して
バランスの取れた政治を行うことはイデオロギーに関係なく
当然の事のような気もする。

戦艦ポチョムキンのセリフに「一人は、みんなの為に!みんなは
一人の為に!」とあるが、一人の犠牲をダシに多数の権利に
することは、疑問が残りスッキリしない。
アメリカの自主的にヒーロー(英雄)になる選択枝が無い状況で
こそ「個人」を大切にすることを忘れて全体主義にならない
イマジネーションを忘れないでほしい。相手の立場になり考える。
相手の身になり行動することが大切である。

2009年7月15日

「ハリーポッターと謎のプリンス」を観た。シリーズものなので
新鮮味が薄れてきた。10年の時間は長い。最終話まで観て
スッキリしたい。ハリーポッターの前は、ネバーエンディングストーリー
のシリーズがあった。映画のヒットは、柳の下にいるドジョウを2〜3
匹にしてほしい。柳の下のドジョウの養殖場があったりするのか
想像してしまう。
 社会のシステムと各個人の関係のバランスを保つのに物語として
考えることが良いのかも知れない。ストーリーに付加価値として
対価を出せる社会のゆとりが文化を守る。
歯車についても、ゆとりのある設計なら多少の歪みでも動作する。
(油も必要であるが・・・)

2009年7月12日

映画「ララピポ」を観た。原作の小説を読んでいたので
お互い、知らないままで繋がっている人間関係の面白さが
省略されてしまっていてガッカリした。脚本家は監督と違い
脚光を浴びない。しかし映画という短い時間に小説を一冊
入れて整合性を持たせるのだから優遇されて良いハズで
ある。「監督と脚本」と三谷幸喜氏は、「マジック・アワー」で
大きくクレジットしていたのは、この経験からだと感じた。

2009年7月9日

 七月に入り七夕(たなばた)が終わると夏を感じる。夏になると戦争と平和を
テーマにした作品を創りたくなる。日本アンデパダン展の天評の発送が終わった。
もう美術家平和会議の平和美術展である。
西部劇の「黄色いリボン」を観た。騎兵隊は駅馬車を守っていた。アメリカは
国民を守る軍隊であり、沖縄戦をテーマとしたひめゆりの塔などは、戦前の
日本軍は国体ばかり守る軍隊みたいにみえた。

 今年は、東京都議員の選挙で、いきなり電話が来る。様々な政党・様々な
候補者の事務所から投票を呼びかけかれる。
なんだか思想調査でもされているようで不快でもある。裁判員制度みたいに立候補
していなくても推薦で議員を引き受けてもらう制度も作り併設すれば民意の反映に
選択肢が増えるかも知れない。手軽に個人が情報を発信できる時代になれば
難しいが出来るかもしれない。
 投票率が低いのは、投票したい候補者がいないという理由もあると思える。
政党別の主張や色がぼやけてカタログショッピングやウィンドショッピングみたいに
選んで買う楽しさを選挙にもほしい。政党もブランド意識や老舗のノレンみたいに
変えるべき所と守るべき所を明確にしてほしい。

2009年7月4日

 小林多喜二の名作、「蟹工船」が21世紀になってリメイクされたので
今日から封切りなので観た。内容は、話を要約して映画にした感じに加え
低予算で作られているなど邦画苦境の時代を感じた。
貧困と搾取の形態は、何時の時代にも変わらない。奴隷制度から囚人労働
と理由を付けて続いている。年功序列から派遣労働と形態を変えた。
組合を結成し団結しても代表を決める時代でも無いという課題をラストに
残しているのがわかった。(間接民主主義の議会制民主主義や民主集中制で
代表を決めるより各自が情報を集めて自分で判断できる時代に合った
直接民主主義的方法を構築するべきなのかも知れない。)原作の本を読んで
から観るべき出来である。(最近の映画は、原作の良さを活かせないものが
多い)真面目に観ないで、軽い気持ちで喜劇として観ると良いかもしれない。
悲惨すぎて笑える程に希望の見えない時代で蟹みたいに泡を噴きたくなる。
チャップリンのモダンタイムスのオマージュにも見えた。
団結や連携が難しい反面、情報はネットから知ることが容易である。
個人で情報を公にできる環境もある。プロレタリアートからプレカリアート(不安定
なプロレタリアという造語らしい。非正規雇用や失業者の事)
昔から「タコ部屋」や「置屋」といった強制労働はあった。
債務労働は、ILOで禁止している。若い外国人を研修に連れてきて作業させて
30名以上の過労死が問題になったりしている。強制労働は今も続いている。
最低、人間の命と健康は大切にしてほしいものである。 
蟹工船のリメイクは、「博光丸」に役員が乗船している。反乱の責任で浅川監督
が管理責任を問われて解雇される原作とのラストと違うハズである。
秩父丸を犠牲にしても乗員の人数を約250名にしたことで大ニュースにもならない
だろう。 「おい地獄さ行(え)ぐんだで! 」というよりは、「すでに地獄にいるんだ」と
言える。バフィー恋する十字架のウルフ・ラム・ハーツのビルの地獄行きの
エレベーターに乗ると同じロサンゼルスに出るのを想いだした。

  蟹カマ寿司1  蟹カマ寿司2
カニカマ(蟹カマボコ)のネタで作った貧乏寿司です。カラシとマヨネーズで
サラダ風にしました。家庭用のカキ氷の機械みたいハンドルを回すとシャリ玉
を作る道具があるので「握り寿司」をつくれます。
      浅野 琢也

2009年6月10日

マキノ雅彦=津川雅彦の監督作、清水次郎長一家の活躍を描く『次郎長三国志』を
観た。1952年に第1作が公開されてから東宝で9本、東映で4本と、沢山作られた
名作である。若い頃の次郎長の部分であった。もう年末の連続ドラマでも観ている
時代劇の定番である。それなりに良い出来であった。

日本映画の危機と言われながら何とか方向性を模索しているが業界の問題と言う
よりレンタルビデオ店に並ぶかで観られたり観られなかったりしている。
ミニシアターに駐輪場があれば見たい作品はあるがDVDを借りて観る
ことが殆どで、夏は何を観ようか迷っている。「蟹工船」の封切りが7/4 
「沈まぬ太陽」は、来年になったと思う。
日本で作られた100本ほどの映画が劇場公開されないらしい。埋もれた作品に
面白い物があるかも知れない。

2009年5月12日

『オール・ザ・キングスメン』1949年(アメリカ映画)小学校の校舎の手抜き工事を
田舎の実直な会計士が見抜き、実際に階段が壊れる事故で子供達が死亡する。
そして不正を正すべく選挙で権力を得ていき知事にまで登りつめるが暗殺される
までの物語。無料で治療の受けられる病院を作ったり権力を得ていく過程が面白い。
服の着こなしもスキがなくなっている。リメイクもされているが新しい方は、まだ
観ていない。

『第三の男』第二次世界大戦直後の四カ国の治安部隊が駐屯するウィーンを
舞台にしたサスペンス映画。闇でペニシリン(抗生物質)を薄めて売り金儲け
した男が殺されたと思ったら死体は別の男のもので本人が生きていて観覧車で
話をする場面が有名な作品。東西冷戦時代の始まりの時代でソビエトの統治する
地域と西側の統治する地域を下水道を使って移動。粗悪なクスリで多くの子供が
死亡したり廃人になってしまった小児病棟の場面にシュタイフのテディベアの
縫いぐるみが映っていて1つは床に落ちているのが印象的作品だった。

最近のアメリカは、救急車で搬送されると医療費を国が負担するため病状に
関係なく何時間も待たされ応急処置が受けられる状態らしい。
トリアージも必要だと思うが保険医療制度が機能しない国の映画からは、明るい
未来を思い浮かべられない。【主人公・死んで安心・ハッピーエンド】では夢が
ない。                                   浅野琢也

2009年4月24日

 「俺たちに明日はない」Bonnie and Clyde(1967年)を図書館で
借りようと思ったら貸し出し中。
フォックスビデオ ジャパン・1993の「ボニー&クラウド」という
リメイク(ドラマかも知れない)を変わりに見た。暗い世相だが、
銀行強盗に入った後で倒産しているのに気づくシーンもラストの
車が穴だらけになるシーンも無かった。レビューを観にいく場面も
なくリアルな「ボニー&クラウド」だった。4回に分けて休み休み
みた。どうも私は、家庭のゴタゴタシーンは苦手みたいである。

「僕らのミライへ逆回転」2008を観たが80年代の映画は楽し
かった。ゲームも映画もリメイクばかりの業界を皮肉った感じ
がした。ビデオだけのレンタルショップで奥に成人コーナーの
無い?店。都内の図書館のビデオコーナーで無料で借りること
が出来るような作品である。磁気データーが消えて手作りで
映画を作る所など好感が持てた。

都内の図書館はDVDへの移行と充実は時間がかかりそうだ。

 スキヤキが食べたくなり「上を向いて歩こう」(1962)日活を
思い出した。いきなり脱走シーン。少年鑑別所から逃げる二人。
通りがかりのオート三輪に飛び乗ると鑑別所を出た少年の保護士
で自分の家に住まわせて築地などで更生させている。ボクシング
のリングまで娯楽用にある。九はここで働いた。もう一人は、
バンドのドラマーに教わったことがあり、ドラマーはヒロポン
中毒になっていた。喫茶店の用心棒の兄貴でノミ屋だが普通の
ヤクザとちがいひそかに大学の受験して合格。
夢にチャレンジできて都会で、失敗しても帰る田舎や実家が
あり少しの努力で出世出来た時代。
 高度経済成長期の東京を観られるだけでも名作である。
 当時、日本人が憧れた「大脱走」や「車」に「ボクシング」
「ドラム」と幾つもの映画の要素が入ったサービス精神たっぷり
の映画だった。故 坂本九氏は「クライマーズ・ハイ」の日本航空
123便の墜落に遭い、43歳で死亡している。興味のある人は、DVD
を借りてみるのも良い。クライマーズ・ハイの中に子供の頃に見た
カークダグラスが出ている映画に、ベルトにサスペンダーを
付けた地方新聞の編集長に憧れたという話がでてくる。
ベルトとサスペンダーの両方をする。チェックして又'ダブルチェック。
新聞記事は裏付けが重要だという。映画のタイトルは「地獄の英雄」
ビリー・ワイルダー監督(1951年)だと思われる。

(私は、最近・体調を崩しているが通院して点滴状態で
のり切りたい。)                 あさのたくや

2009年4月23日

 クローズZEROUが公開中なので、観ようか迷っている。
ウエスト・サイド物語(West Side Story)1961年アメリカ。
この映画は、ニューヨークのダウンタウンで暮らすアメリカ
で生まれた少年の集団のジェット団と、プエルトリコ系少年の
集団シャーク団の敵対関係と恋愛をテーマにしたミュージカル
映画だ。衣装のさりげない部分が凝っている。ジェット団が
白のスニーカーでシャーク団は黒のバスケットシュースに
黒のリストバンド。この時代のアクセサリーの流れでクローズ
にもリストバンドが使われていた。監督は ロバート・ワイズと
ジェローム・ロビンス の二名。音楽はレナード・バーンスタイン
(作曲)スティーヴン・ソンドハイム(作詞)である。
確か80年代にリバイバル上映されている。
ヒロイン役マリアの勤めるドレスの仕立て屋の生地も品の良い
色を選んでいる。(ラベンダーとピンクの中間色とか)
全体のストーリー構成は、大まかに言えばロミオとジュリエット
っぽいが少年の中に男の子として仲間に入りたがる女性の
キャラクターがいて50年近く前に作られた映画だが半世紀経っ
ても名作である。

2009年4月9日

 桜の花が散ると葉桜(はざくら)の季節だ。若葉が芽吹き萌え到来である。
緑葉の時期には、何の木か気にも止めないでいた。注目されるのは花見の季節
だけかも知れない。私は、もともと酒が嫌いなのでお茶やジュースで十分楽し
める。豊臣秀吉の秋に花見をした伝説。茶会に桜の木を用意したのか記憶が
ハッキリしない。「花より団子」という言葉もある。茶会なら酒を飲まない
で済むかも知れないから参加したい。もうじき初夏である。緑あふるる季節。
などと考えながら映画『グリーン・ベレー(1968)』を観た。ジョン・ウェインと
レイ・ケロッグの2人で監督した作品である。う〜ん、山岳民族(モンタニヤード)
の少年とグリンベレーの交流。マンガの『ディエンビエンフ』と整合性がある。
クリント・イーストウッドの『硫黄島からの手紙』『父親たちの星条旗』(2006年)
は、日本とアメリカ両方の視点で作られている。私の映画の観かたにピッタリだった。
『ファイヤーフォックス(1982年)』製作・監督 :クリント・イーストウッド作品
から長い歳月が経過してベルリンの壁崩壊に21世紀に入り9.11がおこった。
「希望が無く・生きるのが疲れる」不況でもチャンスを掴む人もいるだろう。
針の穴にラクダを通す程大変であるが、好奇心の強い私はラクダを通せる針を
特許出願してみた事もある。特許電子図書館の情報は、周知する為の広報なので
特許・発明関係のサイトにホームページやブログを持っていなくてもネット公開に
なるのでホームページを開設して結構アクセスがあるみたいだ。

2009年4月8日

 昨年『あの日の指輪を待つ君に』リチャード・アッテンボロー監督をみた。
『メンフィス・ベル』マイケル・ケイトン・ジョーンズ監督の1990年作品とB−17
つながりで思い出した。90年代にアイルランドで爆弾テロが起こっていたとは
知らなかった。そういう私達も、90年代の地下鉄サリン事件や神戸の大震災の
大事件・大事故を日本で過ごしていた。時が経つと映画化されるかも知れない。
 春になりテレビの番組再編があり新放送のアニメをチェックするのも一苦労で
ある。ゲームをする体力が無いと言うかゲームで体力を消耗させたくないのか
今だプレステ2のままである。ニンテンドーDSやソニーPSPといった携帯型ゲーム機
は、画面が小さくて老眼で見る気がしない。テレビにつなげて使えるようにしたいと
思うがDSはオプションが作られていない。

2009年4月7日

 RPGには、攻撃する役割と回復する役割がいる。西部劇の『駅馬車』と
ドラゴンクエストの馬車システムを思い出した。アルコール依存症の医師が
馬車に同乗していて妊婦も乗っていた。出産シーンもあった。故 淀川 長治氏
は、「駅馬車は命です。」と評していたが短い説明は、様々に解釈できる。
騎兵隊の部隊が移動し先住民族の攻撃の中での生命の誕生。
 日本の少子化は、四方海に囲まれて言葉も日本語でないと不便な状態だ。
「ディエンビエンフー」というマンガを読んでいると隣国のカンボジア沿いの
海沿いの国だと改めて気づいた。自分の国が攻撃されている時は、隣国に
逃げて体勢を立て直して戻って戦う逃げ場がある戦場と派兵されている
軍隊では軍事力以前の生存力に差があるなどマンガの方が近代の歴史に
ついて良く調べている。作者の西島 大介氏によってアンコンみたいに
ディフォルメした絵だからナタで首や手が飛んだりのスプラッター映画に
出来ない程の描写も冷静に読める。ベトナム戦争の事は、歴史で深く学べ
ない。映画やマンガの方が誇張もあるだろうが時代背景を詳しく調べて
いる作品が多い。現在の戦争は、攻撃する時のインターフェイスは、
SD化したアイコンになり火薬の香りも血生臭さもモニターを介するだろう。
実際の戦闘をスーパーロボット大戦の画面みたいに見えるようにするかも
知れないと想像してしまう。人間の感情を麻痺させるには、個人的には
優しくても組織や国家の論理が優先する。

 
 部屋の周囲に、こんなに桜があったのかと思うほど今日は、満開の桜で
ある。桜を見ていたら昨年、「神戸ファッション美術館」のホームページに
「櫻の園」を思い出したと書かれていたので美術図書館に写真集を一冊、
寄贈した。美術館は、何処も収蔵品を絞りこんで経費を押さえている。
都美館の場合の資料は、都の美術図書館に保管されるがファッションデザイン
の業界団体の資料は、服飾系学校の図書館で保管されている。
会員のデザイナーが学院長なので、個人の資料としての会報だからで
あるが、会員の高齢化で本人が他界して資料が捨てられてしまうのは
残念である。少子化で学校が潰れたり高齢化で洋裁店が廃業している。

2009年4月5日

月曜日は、少年ジャンプの「ワンピース」を読むのが楽しみである。
火曜日は、漫画サンデーの「静かなるドン」木曜日は「ジパング」
金曜日は、漫画ゴラクの「ミナミの帝王」を読むのが習慣である。
金曜はカレーを食べて日曜日は、パスタを食べたいが面倒でもある。
マンガの最終回までは、健康では無い状態でも頑張って生き延びようと
思う。(季節の節目は、喘息発作が続き不安になる)
 ファントム・オブ・オペラ(テレビドラマ1990・米)故トニー・リチャードソン監督
の怪人がシャンデリアを客席に落とすシーン(その後、修理してファウストを上演
しているから2004映画版は事故で良いと思う)から2004年制作の映画『オペラ座の
怪人(The Phantom of the Opera)』ジョエル・シュマッカー監督のミュージカル映画
シャンデリア落下事故の後にシャンデリアのオークションから始まり回想シーンから
構成されるオペラ座の怪人。ガストン・ルルーのミュージカルらしいが両方を見比べ
面白かった。図書館の映像資料は重宝する。

2009年4月4日

 資本家の視点で公害・環境を考えようと原題「この男はかりしれず」
「九転十起の男」は映画を観て原作と台本も入手して読んだ。
「転んだら障害が残って生涯終わり」の平成の時代と違い失敗も許された
おおらな時代が懐かしい。起業家として雇用を創出する事は、この時代でも
健康な身体があればチャンスは創ることも出来ると感じた。

映像製作会社の社名は「さざ波」で共産主義のサイトの「さざ波通信」と
違う所が面白い。 川崎の単館上映なので都内で一週間以上上映され
た作品を対象とした日本アカデミーの審査対象になってはいない。
日本映画は、実際に作られても配給ルートが確保出来ず公開されない
作品が100本もあると日本映画・崩壊という本で読んだ。
テレビゲームは時間がかかるが参加することで満足度が得られる。
映画の場合は、上映時間が決まっており編集が重要である。
アニメの30分でも間にCMが入り集中力が衰えても対応できる。
2月亡くなったボクサーの知人が子供のアニメを見ている。と嘆いて
いたのは、1時間ドラマや映画を見る体力・集中力の衰えの
現れだったのかも知れない。4時間の映画の場合は2時間で休憩が
入りコンセッション(売店)でドリンクを買ったり出来たがドラマ並の1時間
で休憩を入れて高齢者の中には、利尿剤などで2時間座れない人でも
観られ編集を検討するのもムダにならないと思える。

邦画・ベテラン監督受難の時代だが若い人は工夫で資金をかけない
自主制作の映画もあり、高校生が(手の届く機材があるらしい)映画を
撮作れる時代でもある。

 部屋の通気口から汚れ外気が入ると空気清浄機のセンサーが作動する。

部屋の窓から外を見る。ミキサー車が駐車したままアイドリングしている。

排気ガスが流れ込んでいる。駐車違反の通報をしても減らない。
橋ゲタの水道から水を入れて橋の上でタンクを洗って汚水を川に不法投棄
している者まで見かけた。私の苗字が浅野なのでアサノセメントのミキサー
を通報しようとして漫才みたいでやめた。アイドリングを止めるとセメントが
固まるだろう。第二次世界大戦の時、ガストラック(ディーゼルの排気ガスを
死体埋め立て地に向かうため人間を詰め込んだ荷台に充満させて到着する
頃に荷台の人は死亡している)があった。ホロコーストの収容所は、安楽死の
ための施設らしい。「働けば自由になれる」みたいな希望を抱かせる看板が
あったらしい。「シンドラーのリスト」とかこの手の映画は多いがガストラックは
加害者も被害者も忘れたいほど残酷すぎて映画に出来ないのかも知れない。
   
江東区は、マンションの工事が多くコンテナ輸送のトラックが多いため
大気汚染の改善が進まない。移動して公害を出される。移動発生源は
やっかいである。繁華街のスクーターを取り締まるより、大物を取り締まって
ほしい。運転手が乗っていると停車になる。

2009年4月4日

 ようやく桜の開花である。今日から櫻の園−さくらのその−DVDの
発売開始である。関係者の私の所は、これから入手する手配をして
いる。ツタヤさん等でもレンタルで観ることができる。昔、レンタルビデオ
といっていたお店で借りられる。映画館で観るのと違い、自宅で使い慣れた
HDD−DVDレコーダーでベットに寝転んでみてもOKである。
映画館のコンセッション(売店)でなく部屋の冷蔵庫から好きな飲み物や
食べ物を用意して見るのは気楽である。ビデオの無い時代は、リバイバル
で上映されなければ見られないのが映画だった。
何にせよ呼吸器の疾患で今年の桜の季節まで生きられた。生きられなかった
知人もいた。春は出会いと別れの季節である。生活環境の変化もある。
新しい制服を揃えて、毎日、制服で通学・通勤する新人が無事に卒業や定年
まで安心して学び働ける社会に持ち直してほしい。
年賀状を出せなかった友人もいたので電話で近況を伝えた。
ゴジラが復活する話からガメラVSレギオンの札幌のデパートに巣をつくった
映画の話をしたら「札幌はゴムタイヤの地下鉄でゴトゴト音がしないのに
電車の音が劇中の緊張感を盛り上げていた。」その音を屋内で収録できる
唯一のスポットらしい。アトリエと薬局の建物が古くてフィルムコミッションに
登録されている。それでロケ隊に貸した事があるという。
 私の亡くなった伯父の風呂無しアパートも「犯人の潜伏先」という雰囲気に
加えてロケ隊の車両の駐車スペースがあるので取り壊しになるまで済み続けて
いた。貧乏くささもドラマや映画を作る上で大切らしい。
出来れば、豪邸でフィルムコミッションに登録されたいものだ。

    
                      



【映画】「櫻の園」(桜の園の公式サイトへリンクです。)
桜華学園の制服デザイン(2008年)上映終了
<前売り特典

ポスターの写真です。
使用している額は
桜の木を切って作った
ものとは違います。
(セーラー服「セーラーカラーの
前開きポレロとジャンパースカート・リボン」マスターパターン(洋裁の型紙)を担当
前売り券の特典のコラボポーチの発案とラッピングアドバイスまで担当
2008年11月8日公開。配給は松竹。監督は中原俊 さん 主演は福田沙紀さん。
キャスト 福田沙紀 武井咲 杏 大島優子(AKB48) 寺島咲  はねゆり 柳下大さん
主題歌:「若葉」スピッツ  さん 松竹・オスカープロモーション さん制作総指揮
当然・美少女クラブ31のメンバーも出演!
『櫻の園』が18年の時を越え、新たに“リ・イメージ”作品としてスクリーン(銀幕)に
よみがえりました。
桜の園−さくらのその−
2009年春4月3日DVD発売中です。



雑記帳8 トップページ  

浅野琢也への
メール
Takuya Asano
トップ
(C)Takuya Asano アサノタクヤ
文章・画像の無断転載・リンクはお断りします。