4/23/2001
*助け合って 昨夜グラスゴーのEとロンドン在住のEの友達のSさん(私は会ったことも話したこともない人ですが、 Eが私を気遣ってSさんに連絡を入れていたらしい)から、色々と気遣ってくれて何度も電話がかかってきました。 日本にいると、私は本当に良く人から道を聞かれたりすることが多いですが、 海外に出ると、誰かに道や何かを聞いたり助けてもらったりするのはしょっ中です。 しかし、私の場合は、何故か海外でも人から何かを尋ねられるのです。(^_^;; 昨日だけでもすでに3回ありました。(^_^;; でも、私は、インド人のような女性が私に何かを頼もうとしているようでしたが、 何度聞いても彼女の英語が聴き取れず、つい面倒くさくなったのと疲れていたので、 「I don't understand your English.」などと、ぶっきらぼうに答えてしまいました。 もう1人に対しても、「I'm sorry. I don't know.」と咄嗟に答えてしまいました。 昨日ロンドンは風が冷たく、私自身人に対してもこのロンドンの風のように冷たかったこと、 もうちょっと親身になれば良かったことなどを反省し悔い改めました。 「イエス様、旅先では私も困った時には沢山助けられます。そうでなければ、 一人で旅行することは出来ません。どうぞ、私も、旅行中に誰かの助けになることが出来ますように、 お導き下さい。」と祈りました。 今朝ホテルの前でヒースロー行きのバスを延々と待っていた時、あるインド系の女性が私のところに近づいて来ました。 『ほら!さっそくやって来た!』でも、聞いたこともないホテルの名前だったので、 彼女が探しているホテルへの道順はわかりませんでしたので、 「すみません。私はそのホテルを知りませんので、こちらのホテルのスタッフにお聞きになったら良いと思いますよ。」 と精一杯親切な笑顔で答えました。 あの人もこの人も、イエス様が連れてこられるのだなぁと思った時に下の聖句が浮かびました。 そのとき、正しい者たちは答えて言うであろう、『主よ、いつ、わたしたちは、あなたが空腹であるのを見て食物をめぐみ、かわいているのを見て飲ませましたか。 いつあなたが旅人であるのを見て宿を貸し、裸なのを見て着せましたか。 また、いつあなたが病気をし、獄にいるのを見て、あなたの所に参りましたか』。 すると、王は答えて言うであろう、『あなたがたによく言っておく。わたしの兄弟であるこれらの最も小さい者のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしたのである』。 (マタイ25:37−40) |
4/22/2001
*一人旅 今回の旅行は、ずっと仕事が忙しかったので、細かい旅程表も作らずに来てしまいました。 又、出発の3日前にK子から、「お祈りしてもらって、足も背中も良くなったので、 母ちゃんに旅行に行くからと言ったら、親戚に死にそうな人がいるので、 何かあったら自分一人では困るからって言われたので、本当に申し訳ないんだけど行けなくなったんだよ〜。」 と思いがけない電話が入りました。その後色々と話していましたが、 私も彼女の老いた母親のことを思うと、日本にいた方がいいだろうという結論でした。 K子もかなり残念がっていましたし、私も何でドタキャンという結果になったのかな、 そもそも一緒に行こうと言い出したのは彼女なのにと思いましたが、全ては神様の御手の中にあることです。 彼女のスキーで怪我した足と背中の癒しの為に、神様は用いて下さって教会で祈っていただき自分も祈り、 神様は癒しの御業をあらわして下さり、そのことでノンクリスチャンの彼女も感謝していたことを嬉しく思いました。 どこに神様の御旨があるかわかりません。 まぁ、私が一人で旅行すべきことは後になってわかることでしょう。 *ロンドンでの礼拝 仕事が忙しく、細かい旅程表も作らずに来てしまったのは私には珍しいことですが、 旅程表を作るとかえって縛られてしまうので、とにかく、 ゆっくりと休んでリラックスするようにと神様が導いて下さったような気がします。 昨日はコペンハーゲン経由のロンドン行きだった為、空港の近くのホテルに泊まったのは正解でした。 でも今日ロンドンのの中心街に出るのに45分もかかりました。 大学生の時に一度来たことがあるロンドンです。当時は初めての海外旅行だった為、 どれもこれも珍しく写真をパシャパシャ撮ったものですが、 今回は特にどうってこともない感じでした。こんなことを言ったらロンドンファンに怒られそうですが・・。 あの時と違っていたのは、テムズ川に観覧車が場違いに出来たのと、 黒くすすけていたようなウェストミンスター寺院が白くなっていたことでした。 今日は日曜日だったので、礼拝を守りたいと思っていましたが、 ウェストミンスター寺院は日曜日には残念ながら一般人は入れないようになっていました。 仕方なく寺院の外を歩いていたら、中からパイプオルガンと讃美が聞こえてきました。 『あぁ、クリスチャンなのに、中で礼拝出来ないなんて・・』と、 まるで天国の祝宴にもれたクリスチャンのような気持ちになりました。(^_^;; その後時間もちょうど良かったし、前回行きそこねた大英博物館まで行こうとしたのですが、 セントポール寺院に行くように導かれました。セントポール寺院はダイアナ妃が結婚式を挙げた教会で、 私も一度訪れたことがあります。そう言えば、私の好きな『メリーポピンズ』の中で、 ハトの餌を売っていたおばあさんもこの寺院の前に座っていました。私はあの場面の歌が大好きです♪ 私はヨーロッパを旅行するたびに、観光目的で色々な教会を訪れましたが、 残念ながら神様の御臨在や聖霊の喜びを感じるような教会は殆どありませんでした。 もっとも、観光化されているので仕方がないのかもしれませんが。 今回、導かれるままにセントポールに行きましたが、ノンクリスチャンの時に訪ねた時の物珍しさの感動はなかったものの、 神様を礼拝する場所としての厳粛さを感じました。日曜礼拝に出席出来ないと、 一週間のスタートにたましいの糧をもらえなかったようで、何か大きな忘れ物をして一週間を過ごすようなものです。 15:00近くになり、パイプオルガンの演奏が寺院一杯に広がり、何かのプログラムが配布されました。 私はそれを見てビックリ!『あぁ!?15:15から午後の礼拝があるんだ!!』 ウェストミンスターとは違って、誰でも礼拝に出席させてくれる開かれた教会だったことを嬉しく思いました。 神様は私の心の中まで御存知で、日曜礼拝を守りたいと思ったけれども教会に入れなくて寂しい思いをしていた私を、 ここの教会に導いて下さったのです。ハレルヤ! 日曜礼拝は、礼拝と言うより多少儀式的な感じがしました。礼拝の殆どが聖歌隊の歌 (ただし、これは私が所属しているような聖歌隊とは別の役割があるようです)で進行され、 彼等は向かい合った聖歌隊の席で歌っていました。聖歌隊が歌うたびに私達も起立して歌いました。 歌の合間に、銀色のステッキのようなものを前に掲げた女性に先導されて、 毎回違うミニスターがやって来て聖句を読みます。その時私達は着席していました。 うちの教会と同じように、主の祈りと使徒信条もありました。 礼拝というより教会の中のコンサートのようでしたが、一番トップのミニスターと思われる人が、 高いところ(小さいバルコニーのような教壇?)に上がって来て、メッセージが始まりました。 私はイギリス英語が苦手でヒアリングが心配でしたが、このメッセージは良くわかりました。 『あぁ、神様感謝します!!』 私は、小さな声で御霊の祈りをしました。 神様がここに私を連れて来て下さったことを本当に嬉しく思い、一人旅だったのでなおさら嬉しく、 泣きそうになってしまいました。 外が寒かったこともありますが、他の観光名所を見ることなどもうどうでも良くなり、 ずっとここにいたいと思ったくらいでした。 礼拝の進行の仕方も内容も違うものでしたが、 2000年以上もこうして様々な国で同じ神様を日曜毎に礼拝しているということを思った時、 イエス様はとてつもないGreatな方なのだなと思わずにはいられませんでした。 このお方が今も変わらず生きて働いておられ、私達の人生に大きな影響を与え続けているとは、 本当にすごいことだと改めて思いました。 *Londonの地下鉄 私はロンドンには一日しかいないので、One Day Travel Card を購入しました。 これがあれば、一日地下鉄やバスが乗り放題になり非常に便利でお得です。 ロンドンの地下鉄は「Tube」と呼ばれていますが、その名の通り、 地下の奥深くをチューブのように走っています。東京の地下鉄に慣れていると、 ここの地下鉄は薄暗く、古く、狭い、印象です。昨年開通した大江戸線(狭く窮屈だと評判が悪い) よりもさらに小さく、車両と車両の通り抜けが出来ません。 「Please Keep Feet Off Seats」と車内に表示されていますが、外人の長い足ならば、 向かい側のシートに足をかけることが出来るほど狭いからです。 又、前回来た時にはなかったアナウンスが面白かった。 Heathrow Airport から Picadilly Circus (サーカスと言ってもサーカスをやっているわけではありません。 念の為。)までは45分くらいですが、ドアが開くたびに「Please mind the gap between the train and the platform.」 と繰り返していました。別のラインに乗ると、今度は「Please mind the gap.」だけを繰り返していました。 恐らくこれに受けていたのは、私と近くに座っていたドイツ人くらいだったでしょうけど。(笑) この「gap」は渋谷駅のホームと車両の幅のギャップと違って、高さのギャップに注意しなさいということだったのです。 ところで、トラベルカードを買った時に「Subway Mapを下さい」と言ったら、「Tube Map」と言い直された。(^_^;; エレベーターは「Elevator」ではなく「Lift」、一階二階は 「1st Floor、 2nd Floor」 ではなく「Ground Floor、1st Floor」だからややこしい。 それから、地下鉄は「Subway」ではなく「Underground」で、地下道は「Underground」ではなく「Subway」だ。 あと私がさっぱりわからないのは、「Dinner」を「Tea」と言うことです。 英語に関しては、イギリスに行ったら「Do in Rome as the Romans do. ←合っているかな?(笑)」ですね。(^_^;; |
4/21/2001
*出発! ここ3月4月の仕事は、今までになかった程のピークでした。 走っても走ってもゴールにたどり着かないような状態で、 昨日も21時30分すぎまで残業をしてしまいました。(^_^;; おとといの晩重大なことが発覚しました。何とスーツケースの鍵がどうしても見当たらないのです。 焦りました。大学生の時に一ヶ月ホームステイに行く為に買った大きなスーツケースです。 古いのですが、かなり頑丈なもので、これ一つしか持っていませんでした。鍵は探しても見つからないので、 思い切ってひとまわり小さいのを買うことにしました。鍵がないのに気が付いたのが前の晩だったらと思うと、 冷汗ものでした。(^_^;; 引っ越しの時、当日の明け方に3、40箱もパッキングした実績のある私(笑)、 15日間の旅行のパッキングはどうってことないわと軽く考えていましたが、 何やかんやで夜中の2時過ぎまでかかり、4時間ちょっとの睡眠時間で、 寝不足のままスーツケースを引きずって成田に向かいました。 頭痛だけにはならないように注意はしていました。気圧の関係で危険な状態になる可能性があるらしいからです。 いつもはスカイライナーを待っているあたりは旅行でワクワクしていたものですが、 自分で旅行の計画をしたくせに『何でこんなに疲れているままで旅行にいくんだろ・・・(^_^;;』 とぐったりしていました。 飛行機が加速し始めたところまでは覚えていたのですが、離陸した瞬間を全く覚えていず(^_^;;、 気が付いた時はすでに雲の上にいました。(^_^;;;;;;;;
*えぇ〜、そんなぁ〜!? ↑これは、ここ2、3日で何度か心の中で叫んだ言葉です。(^_^;; でも、それと同時に、神様を信じる者にはどんなことをも働かせて益として下さるということを改めて感じた2、3日でもありました。 まず、スーツケースに関しても、肉の思いでは『何で予定外のお金が出ていくの? スーツケースはまだ充分に使えるのに。それにしても鍵はいったい何処に? 引っ越しの時にくくりつけて置いたはずなのに・・・。』とつぶやいていました。 しかし、新しいスーツケースは、ひとまわり小さいので荷物が入りきらないかも知れないと思っていましたが、 案外たくさん入り、昔のと違って仕切りが真ん中にあって使い勝手が良く、 ボタンをプッシュすると自在に取っ手が調整出来、真ん中にはダイヤルの鍵が付いていて、 ダブルロック式になっていました。もちろんこんなのは当たり前なのかも知れませんが、 旧式しか知らなかった私にとっては、すべてが嬉しい驚きでした。 スーツケースを持って歩くのがこんなに楽だったとは! 『神様ありがとう。スーツケースを買うにも時があったのですね。(笑)』 もうひとつ益になったことは、寝不足だった為に飛行機の中でひたすら眠っていたことが、 London の Heathrow に着いた後々かえって良かったということになったことです。 今回Copenhagenを経由した為に、Londonに着いたのが日本時間でいうと夜中の2時半でした。 そして、驚いたことに、他の国際空港ではありえないことですが、入国審査に一時間半もかかりました。(^_^;; 22歳で来た時にはこんなことはなかったのですが、EU加盟国とそれ以外の国に分かれているのは他の空港でも同じですが、 Londonの場合は異常に時間がかかりました。(後でGlasgowのEに聞いたら、 スコットランド人の夫がいるのに2時間もかかったことがあり、 二度とHeathrowは使わないと憤慨していました。)移民の問題があるから仕方がないのかも知れませんが、 やっと入国出来た時は、日本時間で4時をとうにすぎていました。 私が心配していたのは荷物のことでした。入国審査の後に荷物をピックアップすることになっていたので、 行ってみるとベルトコンベアーが既に止まっていて、持ち主のない荷物が散らばり誰もいませんでした。 私は少々焦りましたが、コンベアーを動かしてもらうとやっと出て来ました。 やれやれと思いましたが、シャトルバスの待ち時間が長く、ホテルに着いたのが21時近くで、 日本時間で言うと朝の5時になっていました。(^_^;; 今回は飛行機の中で充分に寝ていた為に、時間が長かった割りには疲れず感謝でした。 結局寝たのが23時すぎで、日本時間で言うと朝の7時でした。(^_^;; 今回のことで思ったのは、「どこかを経由して目的地に行かない」「イギリスに行く時は、 Heathrowではない空港などを使う(^_^;;」ということでした。(笑) |