これまでの「今日のコラム」(2002年 2月分)
|
2月1日(金) 久しぶりに「今日の作品」にhandicraft(風向計・風力計)を入れた。調べてみると昨年の12月23日に試作品の風力計を掲載している。(同日コラム参照)作るべきものはほんの少しではあるが進んでいる。こうした自分の手を使う”モノツクリ”は時間を忘れるほど面白い。子どもの頃の遊びの感覚を思い出す。しかし、同時に道楽でモノを作っているというある種、後ろめたい気持ちに付きまとわれる。現代は自分の手で実際にモノの形を作ることは極めて希になってしまった。設計者は図面を描き、加工者が図面に従い作り上げる。組立、運転はまたその道の専門家が行う。例えばロケット一つを作り、打ち上げるのに、昔は糸川英夫さんという個人名が挙げられたが、今は何百人という組織とシステムがものを言う。オレがロケットを作ったと云える人はいない。実のところは後ろめたさを感じずに半分は道楽でモノツクリをできるのが理想かも知れない。ロボットなどはいま丁度ロケットの糸川時代のように個人が楽しみながら開発できる一番いい時期だろう・・。