汐 祭

 汐祭は毎年9月1日に行われ、豊漁と漁の安全を祈ると共に、漁で亡くなった
人を供養するお祭りです。

   当日は野島の鎮守である野島稲荷神社で大漁丸に御霊を移します。
   そのときに宮司さんが作った御弊を大漁丸に立てます。御霊移しの際は
   獲れた魚を供えます。終わると境内に合祀されている船玉様に一礼し、
   金沢漁港へ向かいます。
      
   金沢漁港では、大漁丸を飾りながら祝宴を行います。午後になると
   東京湾に繰り出します。汐祭は決まった祭り船はなく、大漁丸を乗せる船
   囃子を乗せる囃子船、随行する漁船が7〜8隻あり、神船を先頭に、
   金沢漁港から一列になり出て行きます。大漁丸を流すのは夏島沖です。
   お馬流しや祇園舟のように、神船は取り舵を取って左回りで舷側から
   大漁丸を流します。神船を先頭とする船列は、大漁丸を囲むように
   左回りで3周します。そのあと、随行の漁船が大漁丸に波をかぶせる
   ように近づき、大漁丸をひっくり返し、漁港へと戻ります。
    始まったのは明治になってからと伝えられています。大漁丸が
   身代わりとしてひっくり返ることで、船の海上安全が保たれています。

     
        


夜宮のお囃子風景





本祭り風景

汐  祭 

 毎年、9月1日に行われている
         
汐祭
  
  

  


お囃子船・・・

大漁丸には、玉ぐし、お神酒、米、塩を乗せ
   ・・・海に流す・・・





海で操業する船の       
安全の身代わりとして   
ひっくり返す 




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