インスタントラーメン (Ramen)
アメリカでもインスタントラーメンを食べます。ニッシンやマルチャンなどの日本のメーカーの製品もありますが、味は期待しない方がいいです。より詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
えのき茸 (Enoki Mushroom)
最近は、だいたいのスーパーで見かけるようになりました。独特な味が強烈にする訳ではないものですし、日本で食べているものとそんなに変わらない気がします。
オクラ (Okra)
オクラそのものに対するコメントは特にありません。
ただ、私は「オクラ」は、その名前の持つ雰囲気から日本のものだとばかり思っていましたが、こちらに来て初めて、オクラとはアメリカ南部で栽培されている植物であることを知りました。一つ賢くなったのは良いんですが、レジで「これなあに?」と聞かれることがあります。こちらが原産で、しかも普通のスーパーで売っているわりには、アメリカ人にとっては、あんまりメジャーな食べ物ではないのかもしれません。
ついでの話ですが、インド料理店で食べたオクラ入りのカレーが美味しかったです。
キャベツ (Cabbage)
普通に売っているキャベツは硬いです。コールスローやロールキャベツを作るには、ちょっときついです。キャベツの品種が違うのかもしれません。
ただ、店によっては、日本のキャベツとほぼ同じキャベツをおいてあります。前述のコールスローもロールキャベツも、OKでした。どちらがよいかは、皆さんの目的と好み次第です。
小麦粉 (flour)
もちろん、いろいろと小麦粉はおいてあるのですが、日本の小麦粉とはちょっと違います。きっと、調理方法の違いのため、分類方法や製粉方法が違うのかもしれません。たまにテンプラを作りますが、衣が妙にかたくなり、サクサクした感じが出ません。
現在の我が家では、小麦粉は専門店で日本のものを購入して使っています。
米 (Rice)
普通のスーパーで扱っているのは、大部分が中国系のお米のようです。中粒種もありますが、長粒種も多いです。2ポンド(約910g)以下の小さなパックで売られていますから、気に入ったものを探すのも良いでしょう。味に関しては、日本での生活環境、個人の好みによりますので、ここではコメントしません。
もっと大きなパック(20ポンド≒約9kg)のものとか、日本人向けのカリフォルニア米などを購入したいときは、専門店などで購入しましょう。
しいたけ (Shiitake Mushroom)
ほとんどの店で取り扱っています。パック詰めされたのがほとんどですが、量り売りしているところもあります。椎茸を取り扱っている店でも、売り切れたのか、ときどき買えないこともあります。一度だけですが、椎茸が購入できなくて、仕方なくマッシュルームを買ってきて親子丼を作ったことがあります。食べられないことはありませんでしたが、やっぱり味が違いました。
キノコ(マッシュルーム)の一覧表を掲示してあり、特徴と料理法などを知ることができる店もあります。
しょうゆ (Soy sauce)
普通のスーパーで売っています。キッコーマンの工場が、ミシガン州にあるとか聞いたことがあります。
大根 (Daikon or Daikon Radish)
最近、大根を取り扱う店が多くなってきたように思います。しかし、レジで必ず、「これ何?」と聞かれます(※1)。従業員教育がなっていません。それに、私たちがよく利用するスーパーでは、レシートの表示が" DIAKON" になってます。まあ、アメリカ人にとってはどっちだって良いんでしょうけどね。そのくせ、大根の種も普通に売られているんです。農園あるいは家庭菜園を持っている、このあたりに住んでいる日本人ってそんなに多くないと思うんですが、不思議です (種の会社は、全米規模なのは想像できますけどね)。
日本の大根とはちょっと違います。小さく、細めです。すごく長いものもありますが、店によっては、大根の根本を切り落としているところもあります。葉っぱは予想通り切ってあります。残念です。大根下ろしにしてみても、繊維の感じとか味とか、ちょっと違うと思います。みずみずしさも足りません。
形は曲がっているのが多いですが、これは日本の大根が間違っているのであって、アメリカ版大根の方が正しいです(※2)。
※1:そういえば、最近(July 06, 1997現在)は、「これ何?」と聞かれることがなくなりました。
※2:最近(November 26, 1997現在)は、まっすぐな大根が多くなりました。ううむ。。。少しずつ、日本人化している。
豆腐 (Tofu)
いろいろなメーカーが豆腐を作っています。木綿(Firm)と絹ごし(Soft)もきちんとあります。Extra Firm というのもありました。確かに硬いです。いずれも、日本の「普通」の豆腐よりは、硬めです。スーパーの豆腐といえども、開封したときに大豆の香りがする優れものもあります。
注意するのは、賞味期限です。どれも、最低1ヶ月以上の賞味期限が設けられています。ただし、アメリカの賞味期限は、日本のものとは意味合いが違うようで、十分賞味期限内にあっても、変質しているのもあります。消費者はあくまで「on your risk」で商品を購入する必要があるようです。私たちも、「酸っぱい豆腐」ばかりにあたってしまい、食卓から豆腐が消えた時期があります。
豆腐は、いろいろと用途が広いので買っていますが、やっぱりおいしくないです。
白菜 (Nappa または Napa)
扱っている店が限られるかと思います。品物自体に対するコメントは特にありません。
それにしても、いったい誰が "Nappa" なんて名前を付けたんでしょうか。「菜っぱ」のつもりだと思いますが、どうせ日本語をそのまま横文字にするんだったら、"Hakusai" でいいと思うんですが.....。
ナス (Eggplant)
巨大です。日本でもたまに見かけることがある、あの巨大な「ナス」です。はじめ、この巨大ナスでいろいろ試してみましたが、ダメでした。中に、これまた巨大なタネが、しかも大量にあります。巨大ナスを使ったみそ汁なんて食べられたものではありませんでした。
最近、日本の普通のナスと同じサイズの "Baby Eggplant" も見かけるようになりました。これはバッチリです。ちょっとだけ皮がかたいのですが、日本での料理と全く同じ方法で食べることができると思います。でも、いつ買いにいっても半分しなびてるんです。
日本茶 (Green Tea)
リプトンなどのティーバッグにも、日本茶があります。しかし、色も味も紅茶を黒くしたような感じです。決して、GREEN TEA ではありません。これだけならまだ許せますが、「with レモン」とかも売っています。試してみる気にもなれません。
日本茶だけは、日本から送ってもらっています。
蛇足ですが、こちらのコーヒーは、日本の様な豆の産地による分類ではなく、「入り方」あるいは「味付けの仕方」による分類になっています。今、興味を持って、少しずつ試しているところです。
マヨネーズ (Mayo あるいは Mayonnaise)
大部分が瓶詰めです。日本のように「にゅるにゅる」と絞り出すタイプのものは、見かけません。
味も、マヨネーズの「感じ」もずいぶん異なります。よく知りませんが、日米どちらかのタイプが、全卵を使うタイプで、他が、卵黄だけ使うタイプだそうです。ただ、私たちは、マヨネーズは「スーパーで購入派」でしたので、あなたが「自作派」でしたら、心配はいらないと思います。卵とオイルはどこにでも売っていますから、お好みのマヨネーズを作ることができるでしょう。
パン粉
見つけられないだけ・・・ということはないと思います。普通のスーパーでは売っていません。パンはもともと西洋の物だし、食べ物を乾燥させるという概念も普及している。そして、油を使うフライという料理方法もあるのに、パン粉がないんです。コロッケってアメリカでは食べられないのかな?そういえば、日本料理ブームで、「テンプラ」はよくアメリカ人の口からも聞きますが、「トンカツ」は聞いたことがないです。
私たちは、オリエンタルフード専門店で、日本のパン粉を購入して、豚カツ、エビフライ、コロッケなどを作っています。
※:最近(1997年11月)、「オリエンタルフードコーナー」をわずかに設置しているスーパーで、パン粉を発見しました。輸入物だと思います。