水辺にあるキシュウスズメノヒエの群落の周辺を探すと、数匹からなるごく小さな群れが観察される。大きな群れは見つからず、なんとか必死に命をつないでいる印象を受ける。 当初、岩倉川での観察はもっと下流の高野川との合流地点に近い千石橋の下で行っていたが、2007年に川原の雑草を刈るための重機が生息地を踏みつぶしてしまった。毎年小さな群れがいたのだが、それ以降その周辺では見られなくなってしまった。 》コラム「河川管理のこと」 復活することを願って何年かは千石橋付近で観察を続けたが、回復の兆しはなく、その後、もっと上流で目撃したという情報を得たので、現在の観察場所を探し当てた。 毎年、オヤニラミが確認できるほか、シロタニガワカゲロウの幼虫がよく見つかるのも特徴である。
(その他の淡水魚) オヤニラミ ムギツク アブラハヤ カワムツ ドジョウ (水辺の植物) キシュウスズメノヒエ ミゾソバ (水生生物) シロタニガワカゲロウ ニンギョウトビゲラ ヒゲナガカワトビゲラ サワガニ ヒラタドロムシ |