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めだか調査レポート > [西目川(東定請橋)

□ 京都市内における野生メダカの生態調査 □



【 西目川(東定請橋)】

 主排5号水路と同じくカダヤシとの生存競争が注目される。ただ、この川では早い時期からカダヤシの方が完全に優勢になってしまって、長年に渡って見つかるのはカダヤシだけという状態になっている。 》コラム「カダヤシとの生存競争」

 しかし、2018年に本当に久しぶりに大きなメダカの群れを発見! ここにつながる水系のどこかでひっそりと命をつないでいた模様である。ちなみに、翌年以降は再びカダヤシしか確認できない状態に‥。

 近年、長い区間にわたって護岸のコンクリート化が進み、岸にあった植物も激減。数カ所だけ発達したイヌタデの群落がメダカやカダヤシの隠れ処になっている。

 流れる水は少し泥っぽく水面下を見通すことはできない。そのためか、モツゴが逃げずに足をつついてくる。


2018年のメダカの群れ

2019年のカダヤシの群れ

イヌタデの群落

(その他の淡水魚)
モツゴ タモロコ フナ タウナギ


(水辺の植物)
イヌタデ アメリカタカサブロウ キシュウスズメノヒエ

(水生生物)
タニシ ヒル