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めだか調査レポート > [主排5号水路(排水場跡)

□ 京都市内における野生メダカの生態調査 □



【 主排5号水路(排水場跡)】

 外来種であるカダヤシとの生存競争がみられる。初めてカダヤシを確認した2004年以降、徐々にカダヤシの勢力が強くなり、現在ではカダヤシだけが見つかるケースが多い。それでも稀にメダカが確認されることもあり、どこかでひっそりと命をつないでいるようである。 》コラム「カダヤシとの生存競争」

 群れがそれほど大きくなることはなく数匹程度のものが多い。カダヤシの群れの中に1匹だけメダカがまぎれ込んでいたこともあったが、基本的には別々に群れを形成しているような気がする。

 植生は豊かで、川原には何種類もの雑草が見られる。水辺にはキシュウスズメノヒエもあるが、イヌタデの群落がメダカの隠れ処になっているゾーンも存在する。

 淡水魚の主役はモツゴ、タモロコ、フナなどで、珍しいタウナギが見つかることもある。また、水生生物の主役はミズムシ、ジャンボタニシなどで、賀茂川など北の方の川とは明らかに違う。



2016年のカダヤシ♂とメダカ♀

2016年のカダヤシの群れ

生息場所の雰囲気

(その他の淡水魚)
モツゴ タモロコ フナ シマドジョウ タウナギ


(水辺の植物)
キシュウスズメノヒエ イヌタデ ミゾソバ ツルヨシ

(水生生物)
ジャンボタニシ ミズムシ ヒル ウルマーシマトビゲラ