法政大学 vs  大東文化大学
2000年9月30日(土)

秩父宮ラグビー場


■結果
法政大学64(42) - 7(0)大東文化大学

■試合
法政が強かった、というより、大東にやる気がなかった、という試合内容。ふぬけ状態の大東にチームとしての意思統一のかけらもなく、ラグビーをするモチベーションも、または、勝つ意欲はさらさらなかった、というていたらく。これじゃ、法政じゃなくても軽く勝てただろう。第一、大東の選手はタックルに行ってない。行ったとしても及び腰。相手の様子を見て、逡巡したりしている。法政のキックへのプレッシャーにしても、全力に行っていない。ボールに当たるのが怖くて、おそるおそる、おどおどと向かっている。または、途中でスピードダウン。てめえら、やる気ねえな、と一目で分かる
こんな大東相手に、俊敏な法政がやりたい放題。展開して、トライ。ラインアウトからモールで押し込んでトライ。スクラムサイドをすり抜けて、トライ。DFをかいくぐり、スペースを走り抜けてトライ。DFを蹴散らして、トライ。深くインゴールに蹴り込んで押さえて、トライ。まるで、二軍との練習試合だね、こりゃ。
こんな状態で、法政は後半のトライで49-0と大量リード。ちと力が抜けてきたか。前半のような畳みかける攻撃は陰を潜める。大東はごろごろと選手交代。けど、たまにバツベイなどが突破を図るが、法政の火の玉タックルにごろごろと倒れてしまう。やれやれ。なんとか大東は1トライ奪ったけれど、これはお情けだね。
ふぬけ大東を、牛若丸法政が、いいようにあしらった試合でした。
主審は、田中。この人、明らかなノックオン見逃しや、とんでもないスクラムへのボールのノットストレートを見逃したり。位置取りが悪すぎる。それを指摘しない線審(石井、谷口、栗林)も、しょうがない。

■出来事
大東への悲痛な応援の声が痛ましかった。「大東、がんばれ」「大東、勝たなきゃダメなんだよ」「何で法政に出るんだよ」・・・。この、「何で法政に出るんだよ」は、何度も秩父宮に響いた。同じ男らしいが。本当に、ボールを持ち込んでラックになっても、さっ、と法政がアタックラインに変わる。ほんと。ボールの支配では完全に法政。ボールを取られっぱなしの大東に、「何で法政に出るんだよ」の声。ときに失笑が漏れるほど情けない大東だった。

■客の入り
3000人を超える程度かな。

■天気
2時に青山一丁目を降りて地上に出ると、小雨。おいおい。雨は夕方からって天気予報じゃいってたぜ。が、雨はどんどん強くなる。3時近くまでは、傘が必要なほど降っていた。3時過ぎには傘を畳んでもいいくらいになったんだけどね。しかし、天気予報はなんとかしてくれい。


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