東海大学 vs  流通経済大学
2000年10月9日(月)

秩父宮ラグビー場


■結果
東海大学42(15) - 31(6)流通経済大学

■試合
流通経済が東海を一蹴するだろうと思っていた試合ですが、とんでもない。東海が流通経済を一蹴しました。関東学院に78-3で負けているチームが、どうして流通経済に勝ってしまうのか。まったくわけのわからないリーグ戦です。
2時過ぎに入場したら、応援に回っている部員の歓声が轟く。どうやら東海にトライらしい。トイレに行って、でようとしたらまたまた歓声。また東海らしい。どうなっておるのだ、とバックスタンドに上っていくと、あらまー。15-3で東海のリード。まだ前半の12分だっていうのに。どうなつてんの? であります。
簡単にいうと、ばたばたした試合だった。どうも流通経済はキレがない。スピードがない。突破力もいまひとつ。たまに1人がするすると抜け出しても、パスするボールがつながらない。カットされるかノット・リリース・ザ・ボールをとられるか。なかなか東海のゴールに近づけない。フロントローがボールを抱えて突進しても、簡単にタックルされ、仰向けに倒れてしまう。力負けしているのがよくわかる。一方の東海が、身体の大きな選手を中心に、怒濤の突破を図っているのに、流通経済はたじたじ。東海の選手は当たりに強いのか、なかなか倒れない。ディフェンスが機能していない。そう。流通経済は攻めも守りも、システムとして機能していなかった。スクラムやラックからボールが出ても、SHがどつちに投げようかと逡巡している。そのスキに東海のプレッシャーが迫ってくるんだよ。システムが機能していないと、軽量チームはあっけないものだ。
じゃあ、東海はどうかというと、こっちも華麗に機能しているとはいえない。闇雲に力任せでやってたら、勝っちゃった、って感じ。
後半、流通経済が2つのトライで21-18と勝ち越す。この辺りから流通経済は選手を盛んに替え出す。とくに、SHが後藤に変わると、15人が急に活気づく。これは、一線の投入で一気に引き離すのか、と思ったそのとき。攻撃に逸ったスキを突かれて、あっけなくトライを奪われる。しかも、たてつづけに2本。なんと32-21となる。これで流通経済は完全に浮き足立ってしまった。それまでだってまとまってなかった15人が、もうばらばら。気ばかり焦って何をやってんだかわからない。さらにトライされて39-21と、息の根をとめられてしまった。まあ、そのあとインジャリータイムにかけて2本のトライを奪い返すも、もう関係ない。東海は勝ちを確信しているし時間はないし、東海にとってはどうでもいいトライだ。
ああ。そういえば、ニールソンは、もういないんだねえ。

■出来事
雨上がりの銀杏並木。ぎんなんを拾っているオバサンが何人かいました。そういう季節なんだねえ。
前から気になっていたんですが、今シーズンからチケットのデザインが変わりました。ださい。

■客の入り
800人程度かな。部員や関係者を除いたら、もっと少ない。

■天気
予報では午前中に雨が上がって午後は晴れ間も、なんて言っておりましたが。結局12時を過ぎても雨は降り続け。傘を差して出かけたんですが、青山一丁目の駅を地上に出ると止んでいました。日差しが差すことはなく、ずうっと曇り空。


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