法政大学 vs  流通経済大学
2000年10月21日(土)

三ツ沢公園球技場


■結果
法政大学65(29) - 10(5)流通経済大学

■試合
基礎力というか、実力がそのままスコアに現れている。今季の流通経済大学は、二流のチームになってしまった。まったく残念だ。東海大学に力負けしたときから、まったく改善がされていない。このままでは、大学選手権出場はムリだろう。
流通経済は、相変わらず動作がのろい。1テンポから2テンポ法政に後れをとっている。だから、法政がちょっと揺さぶると、DFががら空きになってしまう。法政はバックスを余らせて余裕でトライを奪っていく。ラインアウトもダメ。満足にとれない。取った場合でも、プロップの3番の選手が玉だしの起点になっている。この選手の動作が、遅い。だから、バックスにボールが回るまでに、法政のDFができてしまう。攻撃面でも息の合わないシーンが多々見られた。ハーフとバックスがバラバラなんだもん。フォワード6番がいい突進したりしていたけれど、あとが続かない。
法政は、まったく流通経済と逆。素早い動きで敵を攪乱して、相手選手をポイントに集める。そして、がら空きのスペースに展開して楽々トライを奪っていく。それだけではない。ちょっとでもスキがあれば、そのスペースに潜り込んで抜けていく。狡猾にして俊敏。まつたく危なげがない。これは、今年の大学選手権の決勝は、間違いないってところかな?
2チームとも、故意のやらしいプレーがなく、見た目にきれいなゲームが展開されていた。オフサイドラインを意識しながらゲームをしているんでしょう。
フェリーは相田さんでしたが、法政のノックオンを流通経済のペナルティと取ってしまうということが、のっけから。その後も流通経済に不利なジャッジがつづくなど、いまひとつ信用がおけないレフェリングだった。

■出来事
三ツ沢公園球技場に、初めて行きました。それだけこのゲームが魅力的だったというか、流通経済大学の力がどうなのかを知るチャンスだったから。また、こういう機会でもなければ、三ツ沢公園球技場に行くこともなかったかも知れない。1回行ってみるか、というのも後押し材料になりました。横浜駅から歩いて横浜新道(だったかな)に出て、そのまま歩いていきました。地図では2kmぐらいなので、30分もかからず行けるだろうと思ったのです。昼ご飯がまだでしたが、途中でなんか食べられるかな、と思っていたのですが・・・。坂道にさしかかるところに定食屋が1軒。ちょっと迷って、坂を上る。住宅地じゃないか。しかし、道路はトラックも通るし、かなり排気ガスが激しい。くねくねと曲がった坂道が身体に応えます。それにしても、食堂がない。右手にラーメン屋。うーむ。いまいち。と、思ったら登りが終わって、ふっと開けた。左手にFamilyMart。そういや、コンビニもずっとなかった。やれやれ。いつのまにか三ツ沢公園だけど、えらく殺風景。運動している少年少女諸君はいるけれど、店らしいものはなにもないぞ。
三ツ沢公園は案内板もろくにない。球技場を確認して、公園の中央にあるらしい食堂をめざす。が、テニスコート横からトリムコースに入り込んで難儀。やっとみつけた食堂は、場末の観光地のちょっとした食堂という程度のもので、がっくり。売店に毛が生えたようなもんじゃん。メニューがあるけれど、メニュー自体がまずそう。金はどうやって払えばいいんだ? と、配膳カウンターの横のメニューの陰に隠れて「食券をどうぞ」と書いてある。じゃあ食券売場は? と見てもそんな場所はない。うーむ。と、売店で菓子を売っている婆さんのところで売っているらしいことが分かる。どっかに「食券」とでも書いておけよな。メンチカツ定食650円で、汚らしい使い廻しの紙の食券を買って配膳カウンターへ。無愛想なオヤジとやつれた女性と妙に元気な調理人がいる。「できたら呼びます」と。椅子に座って周囲を観察。呼ばれた人はカウンターに行き、料理を受け取っている。そこで調味料をかけ、箸や水をとっている。調味料、箸、楊枝などがカウンターの端に置いてあるのだ。そういやテーブルの上には何もない。食べ終わった人は自分で食器を戻している。ラーメン類が多く出て、早くできている。わたしのメンチカツは大部たって現れた。キャベツにソースをかけようとして、ラー油をかけてしまった。調味料には名前が書いてないのだよ。やれやれ。冷凍のメンチを電子レンジで温めたようなのにインスタントみそ汁、まずいコンニャクと漬け物、べとべとのご飯。人間の食い物ではない。二度とここでは食べないだろう。やらずぶったくりもいいところだ。こんな店1軒では、味の競争にもならない。もう1軒出店させなくてはだめだね。って、土日しか客がこないから、どこも店なんか出したくないってか。いや、とんでもないスポーツ公園だ。
球技場は、サッカーのためにつくられたのかも知れないけれど、ラグビーにうってつけ。小ぶりで、トラックがないからグラウンドがすぐ近く。シートの角度も見やすい。芝も、秩父宮よりずっといい。もっと都心近くにこういうスタジアムが2つ3つあってしるべきだよね。しかし、この球技場、すぐそばが住宅地なんだね。これじゃ、サッカーなど開催されたらおちおち窓も開けられないね。

■客の入り
1000人ぐらいなんじゃないのかな。がらがらでした。

■天気
快晴から、曇り。


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