ワラビーズ vs  プレジデントXV
2000年10月28日(土)

秩父宮ラグビー場


■結果
ワラビーズ64(14) - 13(6)プレジデントXV

■試合
前半のワラビーズは、スピードがあるようには見えなかった。手を抜いていたのかも知れない。親善試合だし、しゃかりきになることないものね。もっとも、ディフェンスは厚くて、プレジデントXVの突進は効果なし。ワラビーズの22mラインに入ってプレーすることはほとんどなかった。とはいうものの、急造チームのプレジデントXVは、前半に限っていえばチームコントロールというか連携も上手くいっていて、鋭いタックルなどもみられ、なかなか健闘したディフェンスだった。それは得点に現れている。しかし、感触をつかんだワラビーズは、後半にはエンジンをかけはじめる。プレジデントXVはあっさり抜かれるシーンが目立つようになる。しかも、プレジデントXVは登場していない選手をどんどんとっかえひっかえ登場させるから、どんどん連携が悪くなる。そこを突かれて、ほとんどボロボロのプレジデントXVだった。
交代で入った日本のPRを見ていたら、笑ってしまった。ただの、小太りのデブでしかない。相手はたくましい筋肉男。こうした部分だけをとつて見ても、差は(とくに日本人)激しい。ま、プレジデントXVに出ている選手がどういう人たちなのか、よく知らないんですがね。ミルンとかオトは知っているけど。日本代表は海外遠征しているので、日本人プレーヤーは一線級ではないというのが残念。
しかし、ワラビーズのボールつなぎというのは、見事と言うほかない。しかも、ノックオンなどのミスがない。うーむ。
華麗でスピーディというイメージとはほど遠かった(しょうがないよね、親善試合なんだから)ワラビーズだけれど。このチームと日本代表や神戸製鋼や関東学院大学が対戦したらどのぐらいの差がつくのか、見てみたいものだ。40分ずつでいいんたけどね。

■出来事
ハーフタイムに、森首相が来ているとアナウンスされた。とたんに、「うー!」というブーイングが静かに湧き起こる。日本人がブーイングに長けていれば、かなりのテンションでうなりが響いたはずだが。まあ、拍手する人がいなかったことが救いだ。早慶戦の始球式も勤めたそうだが、いやはや。そんなことやってていいのかな。隣には、金野滋がいて解説していた模様。

■客の入り
1万5000人ってとこか、もっと少ないか。なんか、寂しい。私は一般自由席(1500円)だったけれど、2時に行っても座れたし。

■天気
くもり。


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