オールブラックス vs  パシフィック・バーバリアンズ
2000年11月3日(金)

秩父宮ラグビー場


■結果
オールブラックス50(14) - 10(7)パシフィック・バーバリアンズ

■試合
オールブラックスはリズムに乗るまで時間がかかったのか、それともチャリティマッチだからソフトにスタートしたのか。前半だけで言えばパシフィック・バーバリアンズがなかなかのディフェンスを見せて、いい試合となった。オールブラックスのディフェンスは厚く、そうそう22mラインに迫ることもできない。唯一のチャンスのチャンスらしいチャンスは前半に。ノーマークになって一気に走り抜けるかと思いきや、3人に追われてゴールライン手前で捕まってしまった。惜しい。がしかし、その後の攻撃でモールを押し込んで、トライ。これで7-7と同点になり、バーバリアンズのミラーが再三PGを狙うなど、勝ちに行こうという気迫が見えた。
後半になるとメンバーチェンジもあって、バーバリアンズのコンビネーションはがたがた。前半では、かろうじてまとまっていたチームプレーも、ほとんどなくなってしまう。しかも、次第に足が重くなっていったのか、ディフェンスに走っていくのが負担の様子。両チームともメンバーを大幅に入れ替えているのに、オールブラックスはスピードも変わらない。バーバリアンズは疲労困憊。まあね、オールブラックスに、右に左にと振り回されて、大変なんだろうけど。
それにしても、オールブラックスはスピードがある。びゅんびゅん走る。パスもトリッキー。たまにミスはしたけど、アクロバティツクなパスを見るだけでも、こんどはどこから? どこへ? と楽しいね。
バーバリアンズでは、ミラーのセンスがいいなあ。ラーセンも身体を張っていた。12番のパターソンもよかったね。

■出来事
私は一般自由席。バックの北側前列22mラインとゴールラインの中間辺りに席を確保したのでした。1時10分ぐらいに入ったのですが、すでに、こないだのワラビーズの時よりも人が入っていた。すでに立ち見席も埋まりかけていたけれど、空いている隙間を見つけて潜り込んだ。
慶応の上田監督(ラグビー協会の広報委員をやっているらしい)が解説。三笠宮が現れて、選手たちと握手をしていた。
オールブラックスは、試合前に気勢を上げるハカを披露。もっとも、マイクの入力レベルが異常で、ハウリングしていましたが。
北スタンド最前列では外国人の高校生がオッパイとお腹のついたコスチュームでわいわい騒いでいた。
試合前に、ニュージーランドのハリーサンダーストリオとかいうグループの生演奏。もっとも、スタジアムのどこで演奏しているのかさっぱり分からず。
試合後に、まずバーバリアンズがバックスタンドにやってきて、並んで一例。そのあとを追ってきたオールブラックスが、バーバリアンズのブルーのユニフォームに割り込む。つまり、黒とブルーのユニフォームが乱れながら並んでいる。そのまま、手を振る選手たち。おお。敵も味方もない。なかなか感動的でした。

■客の入り
満員。ギュウギュウのじゃなくて、ゆつたりと満員。3万人を超えた程度ではないかな。外国人のお客さんもたくさんいて、なかなか楽しい。

■天気
曇り。


back next
 
 

|ホームページへ戻る|