神戸製鋼 vs  トヨタ自動車
2001年1月21日(日)

秩父宮ラグビー場
社会人ラグビー決勝戦


■結果
神戸製鋼29(22) - 26(7)トヨタ自動車

■試合
勝てばいいってもんじゃないだろう、神戸、という気持ちも若干あるね。無茶苦茶な試合ではなかったけれど、密集でのラフプレーは、評判通りに多い。分かっていてのペナルティも多い。かつての、華麗にステップを踏んでのパスまわしや、SH堀越の機敏で狡猾なサイドアタックなどを思い出すにつけ、神戸も変わったという気がする。ま、しょうがないけどね。
てなわけで、前半はトヨタなすすべなし。あれ、意外にもろいんじゃないか、という気がした。ところが、後半になるとトヨタが威力を発揮、っいうか、神戸息切れ。22-19まで迫られる。これは、先週のサントリー戦と同じ展開だねえ。そして、神戸がトライを追加して突き放すという展開まで一緒。最後の最後にトヨタもトライを奪って3点差まで迫るが、これはご愛嬌。すでに40分は過ぎ、神戸の勝利は決まっていた。トヨタって、こんなにミスが多いの? ボールをぽろぽろとこぼしてばっかりだね。一方の神戸はラインアウトがとれない。ルーズボールへのアタックものろい。いまひとつ、緊張感がない。まあ、学生の試合に比べればスピード感はあるし、大畑の快走などもかいま見られて、見ていて楽しい試合ではあったけど、ということは、レベルは決して高くないってことかも。DFはいいけど、美しい攻撃、魅惑のトライが見たいよお。
やけに、小競り合いが多い試合だったね。ラックやモールで、ちょっとした殴り合いや小突きあいがしょっちゅう。ボールを明後日の方へ放り投げたり。この両チームは、仲が本当に悪いんじゃないのかな? と思わせた。
レフェリーの桜岡さんも、なんか、試合についていけてないっていうか。翻弄されてたね。後半20分過ぎに神戸がトヨタ陣に攻め込んでラック。そのとき、トヨタの12番難波が顔面クラッシュでうずくまる。これ、神戸のスイーパーによるオブストラクションじゃないのかな? と思ったんだけど。で、そのあとトヨタが反則して。・・・で、その間、メディカルやトヨタの選手が「レフェリー!」と、スタンドにも聞こえる声で負傷者のアピールをしているんだけど、桜岡さんは聞こえない。そのままゲームがスタートして、神戸のSH苑田が間隙を縫ってトライ。このとき、トヨタ選手は棒立ちに近かったけど、アピールしていたんだからゲームが止まる、と思っていただろうに。ちょっと、物足りないレフェリングだったなあ。
それにしても、社会人の決勝、という華やかさというか賑やかさが薄れたね。場内がどよめいたり、揺れたりすることもない。淡々とゲームは進み、勝つ方が勝った。それだけって感じ。ちと、物足りないな。


■出来事
昨夜の雪もやんで、快晴。かいた雪が、グラウンドの隅に積まれている。少し余裕を見て1時20分ぐらいに着いたけれど、もうバックスタンドは座席なし。立ち見。で、しょうがないのでメインの端へいく。寒いけれど、とにかく座れる。キックオフは2時10分ちょい前。テレビ中継の関係か。その頃には、メインもバックもなかなかの入りでした。
ういやあ、東西学生対抗試合なんてのを前座でやっていたけど、なんとも力が入っていないというか、遊んでいるというか、だれも見てなかったねえ。


■客の入り
2万5000人ぐらい? よく入った。

■天気
快晴。風が少し寒い。

[2001.01.21]

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