神戸製鋼 vs 慶應義塾大学
2001年2月11日(日)
■試合
前半は、おお、なかなか関東やるじゃないか、という印象。トライを先に取られたけれど、10分から18分ぐらいまでの関東の攻撃は見応えがあった。といっても、トライがなかなかとれないのは、しょうがないけど。関東はインターセプトで1トライ。さらに、14-7からあわや関東がトライというシーンがあって、残念。パスが通っていれば、完全にトライだったのにノックオンしてしまった。これで14-14になったら、面白かったろうなあ。関東は、タッチに蹴り出すと見せかけてパスで展開したり、いろいろ工夫もあった。まあ、そういう小手先にはNECも引っかからない。NECの方は取るべくして取るトライ。やっぱり、力の差はいかんともしがたい。NECは、学生相手に小技は使わずに正面から受けてあげている様子。関東も、PGのチャンスはいくらもあったのに、狙わない。正々堂々。気分がいいね。
後半、7分までにNECは何と3トライ。これで45-7になって、ありゃま。関東は前半で全力を出しつくしてしまってもうダメ? と思ったそのとき、WTB11番の水野が連続2トライ。チョン蹴りしてそれを自分でキャッチしてトライしたのは見事だつた。さらに、1トライも追加して、45-26にまで迫る。ああ、後半初っぱなの3トライ奪われたのがもったいない。
結局ダブルスコア以上になったけれど、関東の健闘が光る。とはいっても、NECがどこかで手加減していたんだろうな。あの、学生の中で無敵の関東も、NECのDFを破るのは難しかった。攻め込んで右に左に展開しても、NECのDFは減っていかない。厚い壁にぶつかるのみ。逆に、NECが攻撃して左右に展開すると、いつのまにか関東のDFはボロボロになっていく。こんなにも運動能力が違うのかと、愕然としたのも事実だ。
神戸製鋼78(40) - 7(0)慶應義塾大学
■試合
前半始まってしばらく慶応が神戸のゴールラインに迫ったのが、ちょっと目立っただけ。慶応のトライはパントからラッキーなボールを押し込んだだけ。それでも選手たちは諸手を挙げて、まるで勝ったみたいなポーズをとっていた。なんか、みっともなかった。あとは、何も言及することはない。手も足も出ず、神戸にやられた。
しかし、大畑にボールが渡ると、その加速の凄いこと凄いこと。風のように走っていく。かっこいいね。
■出来事
慶応の旗を持っている人が多かったね。でも、みんながっかりしてたなあ。ま、いいところがなかったからね。
12時前に着いたのだけれど、すでにバックスタンドは立ち席しかない。メインの両サイドには席がまだ豊富にあったので、北側(テニス場の方)の中段に座った。やっぱり、寒いねえ。
■客の入り
12時15分に第1試合が始まるときよりも、2時15分に第2試合が始まるときの方が、数千人ふえた感じ。それでも、去年の大学選手権の第2試合のときよりも少ない。あのときが2万7000人とかいっていたから、2万人を少し出たぐらいなのかなあ。
■天気
快晴でした。
[2001.02.12]