オーストラリア高校選抜
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77
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35
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−
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0
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5
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U19日本代表
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42
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−
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5
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■試合
12時20分ぐらいから行なわれた試合。日本の高校代表は英国遠征などでいい成績を残しているので、そこそこやるのではないか、と思っていたので、がっかり。ここまで歯が立たないという現実を、どうみたらいいのだろう。
日本は最初の5分ぐらいにどどっと攻めだけで、あとはいいように翻弄された。体格が違うのはみても分かるけれど、単にそれだけではない差がある。それは、運動量だな(豪は、走りのスピードも凄かった)。それと、知恵。豪チームは、動く。一度なんか、センターライン付近でマイボールになった選手が、左サイドからほぼ一直線に横走りして右サイドまで行ってしまった。ふつう日本だと、ああいうプレーはゲインしていないで単に横に走っているだけ、とバカにされやすいけど、そうじゃなくて、日本のディフェンスを翻弄しながら逆サイドまで走っていって、それでトライに結びつけてしまうのだからとんでもない。それに、でかい選手も、走る。ラインに入るし、とにかく動く。かたときも止まっていない。で、パスが絶妙。タックルされてもボールはキープして、倒れながらでもちゃんとフォローしてくる味方に手渡す。で、どんどん突進していく。それに、ロングパスも効果的。これで日本のディフェンスはちりぢり。なすすべもなくがら空きになったところを、するするとトライされる。
日本など、まったくその逆。翻弄されてばらばらにされて。たまにマイボールになったとしても、ディフェンスで引きつけられた仲間ははるか遠く。ラインには2人ぐらいしかいない・・・なんてもが、ざら。これでは、ゲインすることすらおぼつかない。ラインアウトもとれない。ゴールも、ことごとく決めていた豪チームと比べると、まあ、見ていられない。恥ずかしい試合だった。
■結果
関東学院大学
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32
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8
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−
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15
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15
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法政大学
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24
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−
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0
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■試合
40-20ぐらいで関東の勝ちを予測していた。ダブルスコアの実力差は、あり、と見ていたから。少しロースコアだったけれど、ほぼ当たりだね。
前半から法政がダッシュ。韋駄天のごときひゅんひゅんの動きで、関東につけいるスキを与えない。というか、押し気味。なんか、からだの大きな関取が、小兵相手に翻弄されている感じ。とらえどころのない機敏な動きは、体格に優る関東をも威圧する。なんとか関東も1トライ返して、法政リード。場内は騒然となる。ハーフタイム。室内にもどった法政に対し、グラウンドでパス回しをしている関東の15人。冷静になれ、という監督の配慮だったのだろうか。後半になると、関東のスキがなくなる。横綱試合。さらに、前半でとばしたつけが回ってきたのか、法政の動きが鈍くなる。ボールをこぼしたり、ミスも多発。そういうところを関東は見逃さない。怒濤の如く攻め立てる。最後はグラウンドに2、3人転がったまま動けない選手がでる法政に対して、関東はスクラムで押し、ハンドオフではじき飛ばす。結局、ダブルスコアでの勝利となった。やっぱなあ、という感じ。
法政の機敏さ、スピードは、他のチームには通用しても、関東にはなかなかムリだろうな。大学選手権の決勝で再びまみえたとき、どう戦うのか。関東の方も、法政攻略の手応えはつかんだろうし、面白くなってきたね。
■出来事
豪高校vsU19最初の20分ぐらいは、メインスタンドで見た。周囲にブレザー姿の仲間(?)がうろうろしていたし、やっぱり寒いので、バックへ行く。
2時になっても選手が現れない。2時3分過ぎか、法政が先にでてきた。2番の谷口選手が、全速力でバックスタンドまで駆けてくる。どうしたことかと思ったら、「えいや」と喝を入れていた。テンション高いなあ・・・。
いつのまにか、銀杏は黄色くなっていた。青山門からでたら、銀杏見物の客がうじゃうじゃといた。
■客の入り
メイン、バックともに両サイドは開いていた。立ち見の必要はない程度。1万人ぐらい?
■天気
晴れなのだけれど。バックスタンドに移ってみると、もやがかかっていた。
[2001.11.26]