早稲田大学 vs 法政大学
関東学院大学 vs オックスフォード大学
2002年9月22日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果

早稲田大学
45
14

24
31
法政大学
31

7

■試合
法政は動きがいい。ひゅんひゅんと走り、早稲田の穴を見つけては、すっと入り込んでトライを奪う。見ていて気持ちいい。けど、ちょっと飛ばし気味だったか。前半の半ば過ぎから早稲田のディフェンスが堅くなってくると、そうそう決まらなくなってくる。後半は、スタミナ切れつて感じ。
早稲田は、開始からギクシャク。連続4トライを奪われたときは、これがオックスフォードと引き分けたチーム? って思うほど情けない有様だった。しかし、修正がきちんとなされてからは、タックルも決まる。力があるのは分かるけど、エンジンがかかるのが遅くてはいけないね。あと、個人技に頼ってるって印象があったなあ。
やっぱ、法政は軽量なのが課題点? スピードがあっても、当たられ弱いから、ラックも制することができない。あの巧みな技を、90分通して見たいぞ。
試合後、バックに挨拶に来たとき、やけに小さな選手がまじっているのに気づいた。メンバー表を見ると、リザーブの中に151センチ56キロというのがあった。うわ。こんな小さくて、試合ができるの?

■結果

関東学院大学
33
20

7
41
オックスフォード大学
13

34

■試合
いい試合だった。関東が先行して、力も負けず前半を20-7で修了。しかし、後半オックスフォードが逆襲。30分過ぎにはオックスフォードが逆転。このまま突き放されるかと思いきや、関東はPGで28-27と再逆転。さらにトライを加えて33-27となった。6点差。これで関東の勝ちだと思った。ところがどっこい。39分にオックスフォードがトライで33-32にする。コンバージョンは角度があったので、とうてい決まるまいと思っていた。場内の大半はそう思ったに違いない。ところが、これが見事に決まって33-34。1点差でオックスフォード再逆転。これには、場内から大きな拍手が送られた。すでに時計は40分を過ぎている。なおも攻めるオックスフォード。しかし、これで切れたか関東。もひとつトライを許して33-41となってしまった。うーむ。惜しい。余裕で勝てる内容だったのにな。
オックスフォードのプレースキックが変だった。後半、フルバックのルビーが2度蹴ったのだけれど、いずれもドロップキック。ほぼ正面というのもあったのだが、これも含めていずれも外してしまう。これが入っていたら、試合展開は違っていたろう。帰ってTVKで見たら、本職のプレースキッカーが故障していたという話。なるほど。
しかし、オックスフォードのトライは理詰めで取ったものが少ない。一方の関東は、取りに行って、カタチをつくって理詰めで取っている。ディフェンスの甘さを修正すること。これが、課題となったってことか。オックスフォードは、早稲田に引き分けたとは思えないほどの当たりを見せた。個々の能力は、一枚上手。体重差もあるし、突破力も凄い。それを関東は正面から受け止めていた。これは、なかなかだぞ。
最後は気が緩んだんだろう。ま、そういうのが甘いっていうんだけど。
各国代表選手も混じったオックスフォードと、学生レベルでほぼ互角。これがどーして、国の代表レベルになると段違いに差がでてくるんだろうねえ。

■出来事
変則的に、第1試合は13時、第2試合は15時キックオフ。12時40分に入場して、回数券(リピートクーポン券)を買って入った。本日のカードから満員で、立ち見席を覚悟していたのだが。入って愕然。自由席なんか半分も埋まっていない。メインだってすかすか。5000人ぐらいじゃないか。ほんとうにラグビー人気の凋落状態を肌で感じたのだった。まあ、それでも第1試合のハーフタイムあたりになるとメインスタンドは埋まってきた。それでも15000人ってとこかなあ。バックスタンドも、詰めれば倍以上入れる感じだったから。
入ったら、小学生たちがミニラグビーをやっていた。
第1試合と第2試合のあいだに、知的障害者ラグビーの紹介があった。ニュージーランドのチームが来日して、23日に秩父宮で日本チームと対戦するんだそうだ。世界の歴史的には日本チームが最初で、、去年NZに対戦を申し込んだらその類のチームがなかった。急遽、結成されたチームと対戦したそうだ。それでも、NZの方が強いってんだから・・・。ま、しょうがないか。

■客の入り
というわけで、人気チームがでる割には少なかったぞ。15000人ぐらい?

■天気
いまにも雨が降りそうなどんよりとした空。でも、雨が降り出したのは4時30分ぐらいからで、ちょうど関東vsオックスフォードが終わる直前だった。

[2002.09.23]

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