関東学院大学 vs 帝京大学
早稲田大学 vs 法政大学
2003年1月2日(木)

国立競技場


■結果

関東学院大学
51
27

7
28
帝京大学
24

21

■試合
前半の関東は、強かった。スクラムで押してトライをとる。FW戦は完全制覇。スキもない。個々の力とシステム力が噛み合った展開で、帝京を圧倒。
ところが、後半の関東はスキだらけ。簡単に帝京に抜かれると、2次3次のディフェンスも抜かれてしまう。タックルが中途半端で、なんかボロボロ。同じ様に抜かれるシーンがつづく。ちょっと、守勢に転ずると危ういなあ。帝京に勝ったことは勝ったけれど、どーもスッキリしない。別に気が抜けたとも思えない。ここにきてサインプレーのチェックをしているとも思えないし。なんか、次の試合に不安を残す終わり方だな。

■結果

早稲田大学
43
10

7
7
法政大学
33

0

■試合
前半は拮抗。早稲田にミス多し。それと、ラックへの妙なプレー(オブストラクション気味に突っかかってくるやつ)もない。早稲田のスピードは、ちょっと影を潜めた。法政は、一瞬のスキをつかれたターンオーバーなどで2トライとられたけれど、早稲田が隅にしかトライがとれないからコンバージョンも入らず、点差が開かない。早稲田もラフな攻撃をしないと、法政とどっこいどっこいか。法政、後半に期待。
と、思っていたら、早稲田は後半に本領発揮。すると、どーしたわけだ。法政のディフェンスはボロボロ。簡単に破られて早稲田トライの山じゃん。なんか、足がとまったか、法政。
早稲田のラインは、攻撃のときもディフェンスのときも、くねくねとつねに動いてる。穴が広がると、端の方からすーっと誰かがやってきて、穴をふさいでしまう。DFのときは選手と選手の感覚がすーっと縮まって、攻撃になるとふわーっと広がっていく。生きているみたいに動いている。法政のラインがしばしば静止するのと対照的。このラインが、法政のしつこい攻撃を柔軟に包み込むように防ぐ。
法政はたびたび攻め込むけれど、オープンに行ってもプラインドに行っても、必ず早稲田の選手のいるところに突撃していく格好。早稲田の穴がない。スペースがみつからない。っていうか、スペースをつくる粘りがないよ。前半にとった唯一のトライでは、結果的に左右に早稲田DFを振りまくって、そこに間隙をつくりだせた。けど、後の攻撃ではそれができなかった。もっと左右に振って、デイフェンスを振り切ることをしなくちゃ。闇雲に人のいるところに突撃していっても、自殺行為。しかも、後半になるとすぐ蹴ってしまう。それじゃ相手ボールにするだけじゃん。攻撃の糸口が見つからない故のじれったさがそうさせるのだろうけど、それじゃ勝負を放棄しているに等しい。というわけで、戦略を見いだせなかった法政が、翻弄されてしまった。
まあ、後半になると早稲田特有のラック周辺でのオブストラクションもどきも活発になって、法政のディフェンスがはじき飛ばされ気味だったけれど、それほど酷くはなかった。実力で見ても、狡知に長けて、フィットネスも十分な早稲田の順当勝ち。早稲田のラフなプレーがでなければ法政にも勝機あり、と読んでいたけれど外れてしまった。うーむ。関東と早稲田。これは、早稲田が有利かなあ。

■出来事
12時15分前に入った。トイレによって自由席の入口まで歩いて、傾斜のきつい客席を上って座ったら「関東トライ」とコール。あらら。自由席はかなり空いている。B席の横あたりを見るとそっちにもゆとりがあるので、移動。北側、バックより、身障者席の上あたりにポジションをとる。
ピッチ全体がみえるのだけれど、ピッチまでかなり遠いから音が聞こえない。やっぱり、グラウンドの声や体が当たる音が聞こえないと、迫力に乏しいよね。
近所にやな客もいなかったし、寒いのを我慢すればまずまず。もっとも、オーロラビジョンは見にくいけど。第2試合のハーフタイムに発表された抽選くじは、ハズレ。

■客の入り
第一試合より、第二試合の方がメイン、バックともに入った。A指定、S席などはほぼ満席。一般自由のゴールの裏あたりはガラガラ。私は、北側自由席、バックスタンド寄りの上方に座った。

■天気
晴れ。北風強し。ゴミは舞う、落ち葉も舞う。ほんと、風が冷たい。とくに第2試合に入って冷たくなった。

[2003.01.03]

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