三洋電機 vs  東芝府中
1998年11月21日(土)

秩父宮ラグビー場


■結果
三洋電機34(21) - 21(14)東芝府中

■試合
見るべきところのない、レベルの低い試合だった。とにかく、ミスが多すぎる。ぼろぼろこぼして、試合になるはずがない。ディフェンスもいい加減。スピードもない。見ていて、まったくわくわくしない。こういう試合は、時間がたつのがとんでもなく遅い。だらだらと、時間ばかりかけて、つまらない試合を見せられて、私はとっても不愉快である。
東芝府中は、薫田、安田、村田、森田らが出ていない。どーしたんだろう。三洋は、知ってる選手がシナリ・ラトゥしかいない。でも、期待はしたんだよね、ピリッとしたゲーム展開になるんじゃなかろーか、と。NECに負けても、王者東芝だし。一方は、ノーマークで近ごろ力が落ちているといわれているけど、今期無敗の三洋。数年前までは、事実上の決勝戦などといわれて、多くの客を呼んだものだが。
ところがどっこい、両チームともしまらない試合を見せてくれました。
でも、見た感じでは、三洋の方が勢いがあった。積極的というか、しつこいというか。逆に東芝は、淡白。後半にマコーミックの意地が見えたけれど、どーも欲が見えてこない。なんかな。期待はずれだったな。
でもまあ、とにかく、東関東社会人リーグ、これで1位。ラトゥはきっと嬉しいだろうな。

と、以上は21日当日に書いた感想。
で、翌日の新聞には
●朝日新聞
「しつこさ新たな武器に」というタイトル。「走り、つなぎ、しつこい防御。姿を変えた三洋ラグビーが、そこにあった。東芝は変化に富んだサインプレーで突破を試みてきた。それを防御ライン全体を伸縮させるような動きで我慢の守り。当然、ときにラインは破られる。だが、そこにFWが走り込み、網をかける。相手のミスが出るまで、集中力を切らさずに守って見せた。例年と比較にならない春からの走り込みが、粘着質の防御を生み出した。さらに、走力とタックルを選手選考の基準としたことで、全体の意識が結集した」とあった。
●日経新聞
「守りから攻撃ながれスムーズ」というタイトル。「春から取り組んできたランニングラグビーが結実した。FWとBKが一体となって守りを固め、東芝府中の突進を低いタックルで早めにつぶす。ナンバー8ラトウが突破力を生かして攻撃の起点を作ると、BKがわき出るようにしてボールをつないだ。攻撃から守り、再び攻撃へというスムーズな流れは、一度の逆転も許さずに試合を支配した」
というわけで、私の観戦記がいかにとんでもなくいい加減であるか、わかっちゃうのだが。
でもなー、新聞の記事だけ読んだ人は、とんでもなくいいゲームが見られたんじゃないの? なんて思うんだろうなあ。まあいいや。

■出来事
別にないけどね。そういや、ハーフタイムに穴ぼこ埋めをやってたね。
4歳ぐらいの男の子がバックスタンド前のグラウンドに入り込んでしまい(?)、係のおにーさんに追われていた。

■客の入り
5,000人も入ったでしょうか。

■天気
始まる直前まで晴れていたが、すぐ曇りに。ちょっと、寒かった。銀杏並木は、やっと黄色く色づいてきた。イエロー30%ってとこだな。


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