第5回 東日本大学セブンズ選手権大会
2003年5月5日(月)

秩父宮ラグビー場


■結果

大学セブンズ1回戦組み合わせ
試合番号

対戦カード

KickOff
1 流通経済 40− 0 専修 8:50
2 中央 12−29 東海 9:07
3 筑波 0−38 慶應義塾 9:24
4 帝京 31−17 青山学院 9:43
5 大東文化 43− 0 東北学院 10:00
6 日本 21−15 武蔵工業 10:17
7 日本体育 59− 0 東大 10:34
8 早稲田 31− 7 山梨学院 10:51
9 明治 48− 0 立教 11:08
10 関東学院 24− 5 新潟 11:25
11 法政 56− 0 北海道 11:42



チャンピオンシップ
                                         
    10の勝者 5                
    関東学院         19 13:58 31        
    5の勝者 31              
    大東文化                     27            
    6の勝者 14       16:14 17  
    日本 13 12:16 12            
    2の勝者 26 21 7      
    東海           13:58                  
    9の勝者 24              
    明治                             31 早稲田  
    8の勝者 31       17:30    
    早稲田             23                  
    3の勝者 26 15:06 50      
    慶應義塾 15 12:50 7            
    7の勝者 7                    
    日本体育                     29 26  
    4の勝者 0       16:48            
    帝京 17 13:24 28              
    1の勝者 38 25 0        
    流通経済           15:40                    
    11の勝者 19                
    法政                                    



コンソレーション
                                         
    10の敗者 17                
    新潟         18 13:41 12        
    5の敗者 22              
    東北学院                     26            
    6の敗者 14       16:57 38  
    武蔵工業 12 11:59 26            
    2の敗者 24 20 29      
    中央           14:15                  
    9の敗者 14              
    立教                             30 中央  
    8の敗者 7       17:05    
    山梨学院             22                  
    3の敗者 66 14:49 15      
    筑波 14 12:33 10            
    7の敗者 0                    
    東京                     28 14  
    4の敗者 14       16:31            
    青山学院 16 13:07 31              
    1の敗者 21 24 5        
    専修           15:23                    
    11の敗者 5                
    北海道                                    

↑の対戦表は、関東ラグビーフットボール協会のHPからの無断借用

■試合
東海大学。意外とスピーディ。でも、もっと積極的にいってもよかったんじゃないの。明治戦では、抜けた、というような状況でもスピードを緩めてしまうシーンがあった。そのまま突破できるかも知れないじゃないか! と、ちょっとイラだった。
慶應に負けた日体。なんとなく復活の期待が感じられた。
その慶應は、意図的なオブストラクションが目だったなあ。といっても、囮になって相手ラインの裏へ走り抜けるような行為は、他のチームもやっていた。セブンズでは常識なのか? そんなことはないと思うんだけど。
帝京って、セブンズはこんなに弱かったっけ? 流通経済のセンスが光っていたからって、完封はないよなあ。
で、流通経済はアンダーソンという選手の動きが俄然めだってた。すごくセンスがいい。チーム全体としてもまとまりがあったしね。早稲田戦は、ペナルティをとられての逆襲にリズムが狂ってしまったみたい。どうせ早稲田びいきの笛はあたりまえなんだから、それを前提にした戦略をたてないとなあ。真面目すぎかも。
その流通経済に競い負けしたのが法政。トーナメント1回戦で消えたのは惜しかったね。関東には勝てただろうし、明治とも互角以上だったかも知れない。それにしても、流通経済と法政の試合は面白かった。
関東は、なんかYC&ACやジャパンセブンズのときのチームじゃないみたい。からきし弱かった。
大東は、トンガ(?)のロトゥ・フィリビネが突破力あり。しかし、7人のうち2人がトンガ人っていうのもなあ・・・。と思う反面、7人全部トンガ人ってチームでもつくってくれたら、日本のチームのレベルアップにつながるかも知れないな、なんて思ったりした。早稲田に負けてしまったけど、これもいささか早稲田びいきの笛って感じ。ちょっと見にはトリッキーなプレーがあったり、だらだら省エネ作戦をとっているように見えるけど、走るときは走る、やるときはやる、ってところも見せてくれた。せっかくトライしたのにパンチ一発でシンビンをくらってしまったのが残念。しつこい早稲田の選手をふりはらうつもりだったと思うけど、審判がどちら側に厳しい笛を吹くか分かっているのだから、自粛しないとね。っていうか、ペナライズされやすい状況にある、ってことを前提に試合しなくちゃ。
で、優勝した早稲田は、あいかわらずスピーディ。全力でDFに行き、テキパキひゅんひゅん動くのが見ていて気持ちいい。だから、審判が無意識にせよ早稲田びいきの笛を吹く必要はないんだよなあ。むしろ、早稲田のオフサイドっぽいディフェンスをちゃんと見たら、といいたくなってしまう。ごく普通のジャッジでもちゃんと勝てる力はもっているはずなんだから。
東北学院。トライを取れるシーンで損をしていることがあるぞ。フォローに行っていながら、こっちにパスしろ! と声をかけない。それはないだろう。もうちょっと基本的なチームの連係を考えるべきだなあ。
新潟、北海道の両校はよくわからず。がんばってください。
中央。強いように見えないのに、コンソレーションで優勝してしまった。なんか、特長もないのに、どーして?
立教。その中央に善戦したけど、やっぱり小粒だね。見かけも小さい。
山梨学院。なんか、強そうな気配。
東大。なんか、俄然、弱くなったみたいだなあ。
青山学院。専修に負けたけど、力がついてきたような感じ。

■出来事
この大会のことは、関東協会のHPにはトピックスとして掲載されていただけ。試合日程には、大会直前にリンクされた。当然、トップページの今週の試合にも掲載されていない。なんか、ままこ扱いだ。料金のことも書かれていなかったので、前日にメールで問い合わせたのだけれど、返事はいまだにない。なんてことだ。だいたい、有料か無料かも分からないのだ。ひょっとしたら無料化も知れないし、無料だと青山門が開かれていない可能性もあるからと問い合わせたんだけどね。
というわけで、HPには電話番号も書かれていなかったので、仕方ない。当日、12時30分に外苑前から出向いた。いつもは青山一丁目で降りて青山門から入るんだけど・・・。と、入場券売場があるよ。やれやれ。いくらだろ。2000円だったりしたらやだな。そしたら入るのやめようか・・・なんて近づいていったのだけれど、1500円なのでとりあえずホッとした。といっても、個人的にはこの手の大会は無料にしてもいいと思うし、無料は問題だとするなら500円ぐらいにしたっていいとすら思う。だって、集客運動もたいして行っていないんでしょ? って、別に集客行為をしていないから安くしろ、っていうんじゃなくて、1500円っていうのは高いし、これじゃ人も入らないよ、ってことだ。
というわけで、スケジュールと試合時間はわかっていた。チャンピオンとコンソレーションを分ける第1試合は9時ぐらいからはじまるけど、とてもそんな早く行く気はしない。というわけで、秩父宮に着いたのは12時30分。試合No.13の日大vs東海の試合をやっている途中だった。それから6時近くまで席を動くことなく(トイレも行かず)5時間30分ほど見つづけた。陽射しは上から注いできて、暑い。そして、光がとてもまぶしかった。途中で飛行船が飛んできた。先だっての夜、UFOと間違えられたやつかな。
芝のコンディションは、悪い。中央部分が半径数メートル禿げていて、土が見えている。土埃も断つ。なんとかならないものかね。
試合は休憩もなく淡々と進む。もちろんパレードや客席へのボール投入もない。メインスタンドには出場しない部員なのか一団になっているところがあって、運動部らしい声援を送っている。どーも開かれた大会という感じではない。運動部の大会って感じだ。観客席には関係者らしき人も多くて、一般の客はかなり少ないような気もした。まあ、集客しないんだからこんなものなのかも知れないけど。チーム数が少ないのと、第一試合とトーナメントを1日でやってしまおうというせいか、合いが進むにしたがって試合間隔が短くなるのが気の毒だった。チャンピオン、コンソレーションともに、準決勝から決勝まで、片方のチームは1試合分(つまり、15分)しか間隔を置かないのだ。これでは息が上がってしまうだろう。しかし、その時間をおかずに試合をした中央と早稲田が各優勝しているのだから面白い。
こういう試合でも、早稲田への声援ががぜん高まるのが興味深い。まるで大東大が悪役のようだった。
出場選考基準がはっきりしないけれど、武蔵工業、新潟、東北学院、北海道という、普段見かけない地方リーグの学校がでているのが特徴的。といっても、レベルはかなり低くて、チームとしての完成度は低い様子。
チーム数が4の倍数ではないので、トーナメントで有利不利がでるのも気になったなあ。どうせならあと2チームふやして24チームにしちゃえばいいのに。

■客の入り
2000人いたでしょうか。いなかったのではないのかなあ。

■天気
晴れ。日焼けしてしまった。4時過ぎると、それでもちょっと寒くなった。

[2003.05.06]

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