■第1試合 結果
早稲田大学53（15） - 15（3）龍谷大学
■試合
なんか、しまりのない試合だった。早稲田、ぼろぼろ、あたふた、よろよろ。結果的に大差がついているけれど、これは実力以上。実質的には、もっと差がない。いや、ひょっとしたら、龍谷にも目があった。
前半の30分ぐらいに入ったら、15-0で早稲田リード。しかし、早稲田は攻めあぐねている。ぴりっとしない。じゃあ龍谷がいいかっていうと、とくにそんな風にも見えない。そういう龍谷を攻めきれない。なんかな。ちゃらちゃらしたラグビーで、見ていて面白くない。両チームとも、蹴りすぎじゃないの? ハイパンとか。タッチは狙わないんだ。だから、ラインナウトがほとんどない。ちゃらちゃらと軽い試合。ボールに対するアタックは早稲田の方が速い。ルーズボールと見るやががっとくることは来る。だから、早稲田マイボール率は高い。でも、オープンに展開するとか、内へ切れ込むとか、そういう見せ場がない。戦略がないみたい。ばらばら。で、龍谷はなんか真面目すぎるというか、早稲田にボールをどうぞと献上しているみたいな感じ。もう少し執着心があってもよかった。こういうのは、ラグビーのスタイルなんだろうか。こすっからくやったほうが勝ち、みたいな試合だった。
レフェリングも、どちらかというと早稲田に甘く龍谷に辛いような感じがした。15-10と追い上げた龍谷が、その勢いをそがれなければ（いいところで反則をとられていた）、状態は変わったかも知れない。30-15というスコアの後、いとも簡単に2トライを許してしまったのはちと情けなかったけど。やる気をなくするようなスコアじゃなかったのにね。なんか、理由があるのかな?
試合後、龍谷はバックスタンドへ挨拶に。早稲田は、疲れはてたようにクールダウンへ。試合の中身を象徴するようだ。
■第2試合結果
法政大学91（49） - 12（5）日本体育大学
■試合
もの凄い大差だけれど、試合は面白かった。法政のいいところと悪いところがよくでた。日体はいいところひとつもなかったけれど、途中で切れたりせずに、最後まで身体は動いていた。
ラグビーのスタイルは、どっちも同じ感じ。スピードと、展開、バックスの走り。で、それが格段に上回っていたのが、法政。その法政に、個人のパワーでもスピードでも、完全に下回っていたのが、日体。法政は、鋭いステップで日体ディフェンスをかわしたり、見せ場がたくさんあった。日体も、守ってはいるんだけど、及ばず。でも、スコンと抜かれたりはしてなかったような・・・。個人のスキルとパワーが上がれば、全体としてのまとまりは悪くないんだから、そこそこやれると思う。
それにしても、法政は速い。あっという間にマイボール。ひゅんひゅんパス回し。が、このパスでよくミスっていた。ハンドリングがいまひとつ。サインが上手くいってないのかな。個人の力量に差があったりするからなのかな? わからん。
試合開始後、日体はモールでコラプシングとられる。スクラムでもコラプシングとられる。さらに、オフサイド・・・ここで、ペナルティトライの宣言。おお。いきなりこれだ。（昨日、NHK BSでアジア大会ラグビー決勝があった。韓国vs日本戦。タイのレフェリーは、韓国の執拗な故意の反則の山にペナルティトライをとれなかった。それへの嫌味かな? なんて憶測）相田レフェリーとの相性が悪いんだろうか? これで、出鼻をくじかれた感じがある。また、日体のアクシデンタルオフサイドを試合開始後すぐにとった。これで思ったんだけど、早稲田も同じように味方同士ぶつかっていたように思うんだが、とっていなかったような・・・。うーむ。
めげずに最後まで走った日体。ノーサイド寸前に、あと5cmでトライ、ってなチャンスがあったんだけど、止められた。残念。来年がんばってね。
■出来事
2週間行ってなかった秩父宮。アジア大会があったりで、試合がなかったりもしたしね。黄金色の銀杏並木はをみるチャンスを失った。もう、ほとんど落葉していた。あらら。歩道が、踏みしだかれた黄金色の葉っぱで埋もれていた。
早稲田vs龍谷の<試合で、龍谷が初トライを奪うと、うわー、という声と凄い拍手があがった。早稲田、評判悪いね。他の学校のファンも、龍谷に声援を送っていたぞ。BR>
そんなに寒くなかったので、メインスタンドの端で見た。3時過ぎると、やっぱ寒い。
チケットが、いつものじゃなくて、チケットぴあの素気ないものになっていた。つまんないな。
■客の入り
2万人ぐらいかな。こんな試合に、よく入ったねえ。天気もいいし、ひなたぼっこに来たのかな?
■天気
小春日和のあったかーい一日でした。