筑波大学 vs 立教大学
帝京大学 vs 明治大学
2003年11月30日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果

筑波大学
38
12

0
5
立教大学
26

5

■試合
前半のスコアが12-0。意外なロースコアに驚いた。よくは知らないが、筑波は1本目をだしていないんじゃないのか? そうでなくては説明がつかない。
でも、筑波と立教の力の差は明白。立教は攻撃のオプションがほとんどない。マイボールにしてもクラッシュしてポイントをつくって、ボールを出して再びポイントをつくって・・・というような、大概のチームがとるような戦略ができていない。ボールを持っても窮してしまい、結局、ポーンと蹴って開いてボールにしてしまう。なんか、情けない。まあ、そういう攻撃の中から後半、ラッキーバウンドをキャッチして唯一のトライを生んだのではあるが、それにしたって偶然の産物。もっと戦略的に得点したいもんだ。
筑波はどーしちゃったのか。立教ディフェンスに思い通りにできないでいた。やっぱり2本目なのかな。そうだとしたら、層が薄いとしか思えないなあ。

■結果

帝京大学
36
10

13
20
明治大学
26

7

■試合
明治がPGで先制し、一時は10点リードした。けど、後半になって逆転されると、もう帝京の攻撃を止めることのできない明治。正々堂々と力負けしていた。帝京は明治を威圧していた。たとえば。ゴール前でPGのチャンスをもらったのに、そこでスクラムを選択したのだ。PGでも7点差となって1トライ1ゴール差。これで十分じゃないかと思ったのだけれど、スクラム。そして、その攻撃でスクラムを押して見事にトライに結びつけた。おお。素晴らしい。まあ、それだけ明治は見くびられる存在になっちまったってことだよなあ。
帝京は、ここまでやれるのだから、早稲田相手にももうちょっとがんばって欲しかった。ま、大学選手権では完成度を高めてくるとは思うのだけれど。

■出来事
バックスタンドに座ったのだが、第二試合が始まる前に周囲に青年男女がわさわさと増えてきた。しかも、その中心人物は2人の子連れの中年男性。と見ると青年男女は、中年オヤジに黄色く小さな紙を渡している。中年オヤジが「先生」と呼ばれていることから、この紙が出席カードで授業の一環としてやっているらしいことが分かった。青年男女は帝京大学の学生だった。生徒の大半はラグビーを見たことがないようだったけれど、先生はそこそこ見ているらしい。しかし、先生の息子(ハーフっぽい顔をしていた)の小学校低学年らしき少年が、ルールに詳しいのだった。帝京が攻勢になったり点を挙げると、盛大に応援していた(生徒の一部だけど)。明治が50mのPGを決めたときは拍手をしていたぞ。なかなかよろしい態度だ。なんか、生徒たちはみんな、よい子風だったなあ。

■客の入り
第一試合は寂しかったけれど、第二試合になってもたいして客足は伸びず寂しかった。カードとしては魅力的なはずなんだけど、やっぱり帝京自体に人気がないんだろうなあ。もったいないことだ。

■天気
前日からの雨が午前中も降りつづく。けれど、昼近くになって小降りに。じゃあ傘は要らないかな? と、傘をもたずにでかけた。着いたのは1時ちょっと前。第一試合の後半が始まって2分過ぎぐらいだ。

[2003.12.2]

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