関東学院大学
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45
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24
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−
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8
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25
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明治大学
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21
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−
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17
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■試合
後半の最後に明治が1トライ。つづいてロスタイムに1トライ。これで17点追加。結果的にダブルスコアに近い点差になったけれど、実際は45-11ってところが正確な力の差だろうと思う。
意外と関東が手こずったって印象がある。最初に関東がトライしたけれど、そのあと明治の逆襲があった。かなり関東は攻められて、難儀。もっとも、そこで耐えてしまうところが関東なんだけど。
手こずったとはいえど、関東は手厚かった。一方の明治は、軽かった。なんかちゃらちゃらしてる感じ。ミスが多くボールが手につかない。どーも、かつての王者の風格がない。とくに後半は明治の足が止まってしまい、可哀想なぐらいだった。明治のタックルは甘く、マイボールになってもすんなりターンオーバーされてしまう。なんか、情けない。
関東は横綱試合なのだろうか? よく分からん。ラック、モールを押し込むようなトライが多くて、見ていてつまらなかった。もっと走って、力強く、相手をなぎ倒すようなトライを見せて欲しかったねえ。
この試合も、単調で退屈だった。
■結果
早稲田大学
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67
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41
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−
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5
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12
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京都産業大学
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26
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−
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7
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■試合
圧倒的に早稲田が有利だと分かっていたから、京産がどれだけがんばれるかが見所だった。ところが、さっさと早稲田にトライを許して「こりゃあ一方的になるな」とがっかりさせてくれた。ところが、そのあと一気に早稲田陣を陥れて、1トライ返す。「おお。これは面白くなるかな?」と思ったのは一時のこと。あとはもう、ずるずる・・・。まったくもう一方的になってしまった。情けなや。
京産はフランカーがほとんどボールにからまない。仕事をしていないのだ。それに、SHが相手SHとボールを競わない。8→SOだったりする。だから、SHが次のポイントに間に合わず、うろうろしていたりする。なんかなあ。それが作戦なのか知らないが、変だろ、それ。
ボールに対する執着心も、早稲田に比べると、ない。ルーズボールをたらたらジョギング走りで追っていて、後方から早稲田の選手に脅かされたりする。どーも基本がなってないんじゃないかあ? と思わせるような動きぶりだったなあ。
早稲田は、組織的にはいまひとつ。かなりミスが多かった。その代わり、個人のスキルで見せるシーンが多々あった。相手DFを次々とかわしていく様子は、見ていてかっこいいしスピーディ。だけど、個人プレーだけに頼っていては、関東には太刀打ちできんだろ。
後半は少し競ったけれど、大差がついてしまったあとだからなあ。いまひとつ盛り上がりにかけるし、退屈な試合でもあった。
■出来事
銀杏並木は、ほとんど葉が落ちてしまっていた。
大学選手権の1回戦で、A、B2つのグループに分かれてもリーグ戦。その1回戦目。いずれも大差が予想されたけれど、その通りになってしまった。この日行われた同志社vs帝京はロースコアだったけれど、法政vs東海も大差がついた。いっちやなんだけど、東海、京都産業大あたりは8強の名に値するのか、疑問。関東が飛び抜けて早稲田、法政がつづき、明治、同志社、帝京がそのあと。ここまでと、東海・京産の差が開きすぎだ。ひょっとして、16強で負けてしまった慶応や流通経済、日大なんかの方が、面白い試合ができたんじゃないか? なんて思ったりしてしまう。
「三脚を使った撮影、望遠レンズを使った撮影はご遠慮ください。お客様のご理解とご協力をお願いします」というアナウンスが流れた。北側スタンド最前列から、アマチュアカメラマンがいなくなってしまった。その代わり、"STAFF"のプレートをぶらさげた係員がたむろっていた。大の男がカメラマンを追っ払う仕事している姿は、なんか嘆かわしく哀しいものがあるねえ。そんなことするぐらいなら、他にたくさんするべき仕事はあるだろうに。
■客の入り
なかなかに入っていた。といっても、とても満員にはほど遠いけれどね。南北のスタンドは、がらがら。メインもかなり空席が目立つ。私は、バックスタンドのインゴールの上の方に座った。周囲は40%ぐらいの入り。第2試合になると客が減って、しかも、早稲田が南側に攻めることになったら、周辺から人がいなくなってしまった。
■天気
快晴。ぽかぽかと暖かい。風もないし、とっても気持ちがよかったぞ。
[2003.12.22]