早稲田大学 vs 同志社大学
関東学院大学 vs 法政大学
2004年1月10日(土)

国立競技場


■結果

早稲田大学
38
31

14
33
同志社大学
7

19

■試合
諸般の事情により、前半のもう最後の頃から観戦。同志社が28-14で負けている。早稲田がPGを決めて31-14。これは力の差かと思ってしまった。
ところが後半は同志社が猛反撃。あれよあれよと3トライ連取で31-33と逆転してしまった。いったい何なんだ? 早稲田のディフェンスの甘さが露呈したのかな。それにしても、妙な崩れ方だ。同志社がとくに素晴らしいプレーがあったとかいう分けじゃない。同志社の一所懸命はつたわってきたけど、無骨な攻めでしかなかったのにね。
結局、最後に早稲田がトライを決めて再逆転して終わる。
でも、後半38分ぐらいからの同志社の攻撃は面白かった。ほとんどミスなく何度もボールをつなぎ、隅に同志社の選手が 2人駆け込んで、パスがよければトライ! ってな場面になった。残念ながらタッチを割ってしまって、そこでノーサイド。惜しい。でも、フツーここで笛を吹くか? いくらロスタイムは2分だとしても、それを数十秒過ぎていたとしても、もう1プレーさせるだろう。なんか、早稲田を勝たせちまおう、というレフェリーの意図が見えたような気がするぞ。

■結果

関東学院大学
48
33

7
21
法政大学
15

14

■試合
いや、たまげた。キックオフ直後、40秒ぐらいでボールを押し込んでトライ。関東の圧倒的な強さを見せつけられてしまった。さらに5分ぐらいに再びトライ。落ち着いたプレーというか、まるで大人と子供がしあいをしているみたい。いずれも場内は静まりかえったままだ。拍手や歓声もない。ここまで強いと、みんな呆れかえってしまうのかも知れない。だから、法政にボールが回ると、判官贔屓の声が挙がるほど。関東は完全に憎まれ役になってしまった。
関東の選手が、ほんとうに根が生えたみたいに倒れない。がつんがつんとぶつかって法政ディフェンスをなぎ倒し、ゴールラインに迫ればカラダごとインゴールに倒れ込んでいく。法政なすすべなし。
法政も反逆したけど、なんか、そのときには関東はダレていた。完全に力が抜けていた。ここまで力が違うと、一所懸命にやってられないんだろうな。とくに後半は関東やる気なし。完全に受けに回って、得点しようという気持ちがなくなっていた。見ていてちょっとつまらない。
まあ、法政に2トライ挙げられて点差が縮まり、ちょっと奮起したのかな。最後に関東が1トライして試合は終わった。ダブルスコアよりちょっと離れたような点差だけれど、これは見かけ上のこと。本当に関東が80分間本気を出したら、こんなものじゃすまないだろうな。関東と社会人との試合が、楽しみだねえ。

■出来事
入り口で手荷物検査をしていた。「ご協力をお願いします」といっているけれど、見せなければ中に入れない。実際は強制的な検査で、義務化している。割と念入りにやっていた。自衛隊のイラク派遣に対してアルカイダが「日本もテロの目標」といっているので、それへの対策だろう。協会が主体的にやっているとは思えないなあ。関係筋から、するように、というようなお達しを受けたんじゃないかと思う。でも、見るのはカバンの中だけ。手ぶらの人はフリーパス。ポケットの中はノーチェックだ。たいして意味がない。ま、とりあえず検査しました、ってなことで満足=安心しちまうんだろう。

■客の入り
大学選手権の準決勝。その割には盛り上がりに欠ける。去年までと違ってトーナメントじゃなくてグループ→リーグ戦を行なって4チームを決めたからだ。いろんな試合が見られるのはいいけれど、チームの実力がはっきり分かりすぎて、試合の結果もほとんど見えてしまうことが多いせいだろう。本日の早稲田vs同志社のような試合は、先週の早稲田vs法政以外になかった。その早稲田vs法政も、消化試合の意味合いが強くて関心をもつ人も少なかったはずだ。
今年もゴールポストの裏は、入場できないようになっていた。あまり客が入らないことを前提として席がつくられている。まあ、3万人も入ってないんじゃないか。私はバックスタンドの北側、インゴールの上の方に座った。周囲にはあまり客が入っていない。らくちん。

■天気
快晴。風がないから気持ちがいい。ま、それほど暖かくもないけどね。

[2004.01.10]

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