日本IBM vs 豊田自動織機
関東学院大学 vs 釜石シーウエイブス
2004年2月21日(土)

秩父宮ラグビー場


■結果

日本IBM
50
12

7
14
豊田自動織機
38

7

■試合
秩父宮に着いたのが12時50分前で、ちょうどハーフタイム時。試合は後半から見た。IBMの力が、全体に上。個人技も手伝って、圧倒した。外国人選手の力が、ぬきんでていたな。オフサイドの位置で選手同士がもみあったり(でも、殴り合いにはならない)、オフサイドっぽいのではないかと思えるシーンも多々あった。けど、レフェリーはなにもせず。なんか、コントロール仕切れていない気がした。

■結果

関東学院大学
14
7

7
13
釜石シーウエイブス
7

6

■試合
関東が釜石を一蹴するんじゃないかと思っていた。ところが、関東は防戦一方。釜石の1トライを含め、30分過ぎまで攻める場面がほとんどなかった。たまにマイボールになっても、すぐボールを奪われる。で、ターンオーバーされてしまう。どーしちゃったんだ? 関東。まあ、それでも自陣ゴールライン前でディフェンスし、オフサイドも多かったけれど(ペナルティトライを宣言されても文句は言えないなあ、ってなところもあった)守りきったのは評価できるけど。
で、前半の35分ぐらいだったか、走って、ちょん蹴りしてそのボールを拾って、関東がトライ。で、同点。なんだ、走れば関東の方が速いじゃないか。と、自信をつかんだか、関東が釜石を攻める展開に。結局、7-7で前半を終わる。
さて、後半は関東が盛り返す? ところが、そうはいかなかった。釜石は10分ぐらいにマコーミックを含めて4、5人変えてきた。釜石の優先は変わらない。やっぱ、接点での力の差がでてくる。簡単にターンオーバーされちゃうのだよ。関東はマイボールにできず、走ることもできない。プレッシャーがきつくて、釜石の背後にボールを蹴り込むような戦法しかとれない。ううむ。なんか、打つ手がないなあ。その間に、釜石はPGを2つ決めて13-7に。
このまま終わっちゃうのかよ。花園では早稲田がコカ・コーラに勝ってるっていうのに、関東はここで消えちゃうのか? ここで1トライ1ゴールで逆転ってなわけにはいかんのか? と思いつつ、ロスタイム4分のアナウンス。ちょっとがっかり。というところで、何が起こったのだろう。ふわっと関東がオープンに展開して、するするっとインゴールに走り込んでいった。おお。これで13-12。ちょっと角度のあるGが、決まった! 劇的な逆転。1分あまりのロスタイムに釜石が猛攻するが・・・、時間切れノーサイド。
いやあ。行き詰まる戦いだった。とっても面白かった。それにしても、この試合の審判(田中敦夫)は、よくノットストレートの笛をふく人だった。謹厳実直なのかもね。

■出来事
第1試合はそんなに入ってなかったけれど、だんだん客がふえてくる。北側スタンドには大漁旗をつなげた幕。あちこちで大漁旗が振られ、声援も凄い。いや、うるさいぐらい。バックに座ったんだけど、周囲に釜石ファンばかりで「がんばれ!」の声が試合中ひっきりなし。関東の応援がほとんど聞こえず、さびしい思いがした。でも、下品だったり中傷的な声が少なかったのが救いか。
試合後の春口さんがオーロラビジョンに映った。なんか照れたような笑顔だった。「勝った」というより「勝たしてもらった」「勝ちを拾った」みたいな感じ。
第2試合前に、花園の結果がアナウンスされる。早稲田がコカ・コーラWJに32-29で勝ったという。おお、と歓声が上がり拍手も起きた。第2試合のハーフタイムには、九州電力がトヨタに14-12とリードしているとアナウンス。またまた、おお、と歓声。もっとも、後半にトヨタが逆転したけれど。
第2試合終了後、マコーミックが場内を一周。ときおり一礼しながら、途中で釜石の旗をふりながら。で、最後は胴上げされていた。これが日本での最終戦。引退だ。笑顔が大きく映し出されていた。

■客の入り
1万人は入っていなかったような気がする。

■天気
晴れのち曇り。でも暖かかった。風もないし。

[2004.02.22]

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