日本代表 vs 韓国代表
2004年5月16日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果

日本代表
19
12

5
19
韓国代表
7

14

■試合
試合終了後の選手たちは、呆然としていた。「こんなはずじゃ」「なんで?」「どうしたんだ」といっているみたいだった。場内からもため息が漏れていたように思う。バックスタンドに挨拶に来た選手たちは精彩なく、かたちばかりの挨拶をして引き上げていった。ほんとうに、どうしてこんな結果なの? である。
試合は、日本の押せ押せで進行した。開始後すぐにモールで押し込み、バツベイが飛び込んだときは、こりゃいただき。大差で勝てるなと思ったものだ。ところがさにあらず。だらだらと膠着状態がつづき、セットプレーで正面にトライできたものの、前半は12-5。感心できたスコアではない。
韓国はとても強そうには思えなかった。ハイパントを上げ、それをキャッチする日本人選手めがけて突撃疾走するという、恐怖感を与えるような攻撃というか作戦をとるなど、正攻法では来ていなかった。しかも、その攻撃法も1度アーリータックルをとられてからは、なくなった。それに、試合全般を通じて故障者が続々でるなど、選手個人の体調というかフィットネスにも問題あり。こんな、バラバラで無茶苦茶なチームに勝てないのは、なんでだ?
大きな原因のひとつに、バックスのパスミス続発がある。まあ、試合から離れていて感覚がつかめないだとか、普段一緒でないメンバーだからと言い訳はあるだろうけれど、なんかな。個人技でも突出したところが見られない。ときどき小野沢、向山あたりが走るぐらいで、大畑は完全に封殺されていた。フォワード。伊藤剛臣はよくやっていたと思うぞ。斎藤祐也も動いていた。どうしてこの斎藤を変えてしまったのかな、後半で。バツベイも変えてしまった。入れ替わった2人は、ちゃんと代わりを務められていたか?ちょっと選手起用や交代の時期に疑問ありでもあるぞ。
同点にして大喜びの韓国。意気消沈の日本。こんなんでいいのかね。

■出来事
サポーターのためのメンバー会員になれ的キャンペーンが激しさを増してきたな。しかし、会員証だのバッヂなんかいらないから、2万円で1年間あちこち球場の自由席フリーのようなチケットをつくってくれた方がうれしいぞ。
入るとき、応援用のボードをくれたが、いらないので返した。あんなものは、金のムダだと思う。客を舐めとんのか。そんなんじゃなくて、まず、いい試合をすること。観客席の満足度を高めること。たとえば、この日は試合中の映像もわずかに流れたけれど、ずっと試合中ながしてくれてもいいんだよ。妙なイベントなんかはそこそこにして、本当にファンが喜ぶようなことをやってくれ。これまでは入場者全員が対象だったプレゼントが、メンバー会員だけが対象になっていたけれど、そういう、搦め手から会員を増やそう的姑息な手段は、協会の了見の狭さを露呈させているだけだ。ということに、気がつかないんだろうな、ずっと。
南側の屋根のあるスタンドに、韓国サポーターがたくさんいて、プレーのたびにキャーキャー騒いでいた。なんか、可愛いね。韓国ラグビーは、お嬢さん方に人気があるのかな。

■客の入り
10000人も入っていないんじゃないのか?

■天気
小雨。ずっと降りつづく。

[2004.05.18]

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