アメリカ代表 vs ロシア代表
日本代表 vs カナダ代表
2004年5月30日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果

アメリカ代表
41
23

8
11
ロシア代表
18

3

■試合
12時8分ぐらいに着いたので、つまりはキックオフから8分くらいということだ。まだ0-0だった。
なんか、大味な試合展開。ロシアはたびたびサインプレーを試みたり、意外と繊細な攻撃を仕掛けたりするんだけど、これがアメリカには通じない。ほとんどディフェンスされてしまう。アメリカは、何も考えていないような大雑把なプレーに見えるんだけど、ロシアの突破を許さない。なかなか厚い守り。
奔放なアメリカは、しばしばロシアのギャップをついて走り抜ける。いろいろ攻撃仕掛けてギャップをつくつた、っていうより、強引に走っているように見える。でも、そういうのが何度か通用して、着実に得点。
ロシアと大差がついたので、こりゃあ日本はカナダには勝てないなあ、と思ってしまったのだった。

■結果

日本代表
34
10

18
21
カナダ代表
24

3

■試合
カナダの序盤の動きは、凄かった。たんに力まかせでなく、パワーと展開力を備えたもので、切れ味が感じられた。キックオフ早々攻め込まれ、日本は防御一方。あっさりとトライされてしまう。こりゃあ負けるなあ、という思いが深まった。ところが、日本がカナダ陣に攻め込んでラインアウトからモール攻撃で箕内がトライ。おお。日本も力強いではないか。とは思ったけれど、先日の韓国戦を思い出した。あのときもこうやってモールで押し込んだけど、それは一瞬だけ。あとは展開ラグビーができずにずるずると同点で終わってしまった。
前半は、やっぱりカナダが圧倒して有利に展開。それでも10-18というロースコアに持ち込めたのは救いのような気がした。
ところが、後半になると戦況が一変。日本が積極的に攻めて攻めて展開して、大東がトライ。こんな攻撃の連続性を待っていたのだよ。いや、なかなかよかった。最後に大東にボールが渡ったときは、右オープンじゃないだろう、左ブラインドだろう、と思ったんだけどね。でも、結果的にギャップをついて大東がトライした。ま、ここでトライできなかったとしても、こういう攻撃ができるということを見せてくれたことが素直に嬉しかった。
以後は、おおむね日本が優勢に展開。なんだか、カナダは前後半で別のチームのようになってしまった。とくに後半も20分ぐらいになると、足が止まっていた。厚さもあったのだろうけど、体力がもたなかったんだな。一方の日本は、後半でスタミナ切れに陥ることもなく、よくテンションを保ちつづけたと思うぞ。
後半10分ぐらいに箕内を変えてしまったのはなぜだろう? 伊藤剛臣をずっと使いつづけるのはなぜだろう? いっとき控えにまわっていた元木を先発で使うのはなぜだろう? とかね。ちゃんと働いてはいるんだけど、神戸の選手が目立つような気がするなあ。
SHの池田は、チョンゲリのゴロを多用していたけれど、あれは有効なのか? むしろ相手ボールにしてしまう可能性が高くないか? それと、新聞でも評判のいいSOの森田だが、キックでゲインするのはよいとして、でも、相手ボールになってしまうキックというのは、いまどき評価されるべきなのか? マイボールで自陣からも展開するべきではないか?
相変わらず日本はミスが無茶苦茶多い。パスミスやノックオン。おまえら、ちゃんと練習していないだろう、って言われてもしょうがないような初歩的なミスがすっごい目立った。あれでよく勝てたもんだと感心するぐらいだ。
ロスタイムは3分と放送されたにもかかわらず、42分になる前にノーサイドになつてしまったぞ。おかしいなあ。レフェリーはアメリカ人らしいが、暑くて早く終わりにしたかったのかな。

■出来事
秩父宮で、初めて手荷物検査にでくわした。
日本は濃紺のセカンドジャージーだった。
抽選会があったけれど、またもやメンバーだけのもの。これからずっとそうなるのだろう。そうすれば会員がふえるという考えなのかも知れないけど、そうはならないと思うぞ。

■客の入り
1万5000人はいないなあ。Webには1万1679人とでていたが、そんなもんか。少ないね。

■天気
予報では曇りなのに、朝から猛暑。朝方には、午後には曇るといっていたのに、これも外れ。1日中カンカン照りで、30度を超えた模様。あまりの暑さのせいかメインスタンドの方が客が多かった。あっちには日陰があるからね。バックスタンドにずっといたのだけれど、中袖をまくっていたら手首だけが真っ赤になってしまった。やれやれ。たまに風が吹くのが気持ちよかったなあ。それにしても、プレーしている選手たちはとても大変だったろう。だって、まだ5月なんだぜ。

[2004.05.30]

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